学歴なんて関係ない、一秒でも早い行動を!12年の業界経験を活かしカナダのヘルスケア企業に就職したSengaさん
皆様こんにちは、今回インタビューに応じて頂いたのは日本でWeb開発のエンジニアを12年という長期経験された後、バンクーバーのヘルスケア企業にシニアエンジニアとして就職されたSengaさんです!
技術者として英語圏への挑戦を夢見つつ、カナダへ渡航し現地就職するまでの切磋琢磨や、Amazonでの技術面接、現地のハッカソンに参加されたりと実は活動的な経緯を経て現地企業に就労するまでの過程は必見です!
日本での業界経験が長ければ長い程、やはり企業側が期待する期待値も大きくなるので、コミュニケーションの面やその期待に答える技術面の向上などは気に掛けるべきポイントかもしれませんね。
インタビューの中でも強く伝えたいメッセージもあり、是非沢山の方に読んで欲しい内容になっているので、是非ご覧ください!
Yuto: 本日はよろしくお願いいたします。
Senga: はい、よろしくお願いいたします。
Yuto: 事前にLinkedInを拝見しましたが、Sengaさんは日本で長く経験を積まれた後、カナダへと移住されたんですね。
Senga: はい、その通りです。
Yuto: それまでの経歴を簡単に教えていただけますか?
Senga: 日本では約12年間、Web開発の経験をしており、最初はPHPのバックエンドから始めて、後にフロントエンドに移行し、その後しばらくしてからカナダに来ました。
Yuto: その12年間で、バックエンドとフロントエンド、どちらの経験が長かったのでしょうか?
Senga: 半分半分くらいです。実際には、私が開始した当初はフロントエンドのポジションが存在しなかったので、両方を一緒に行っていました。しかし、時間が経つにつれてフロントエンドがホットになってきたこともあり、約6年間はフロントエンドに特化していました。
Yuto: なるほど、ありがとうございます。日本で12年間という長い間働かれていた中で、バンクーバー、もしくは海外に移住することを考えたきっかけは何でしたか?
Senga: 最初に海外への興味を持ったのは、新人の頃に、技術的に躓いた時に先輩から教えてもらった英語のウェブサイトを見てからです。最初は英語が読めず、そこから英語の勉強もし始めました。その後本や雑誌も読み始めて、新しい技術が主にアメリカ圏などの海外から来ていることを知り、いつかそういうホットなところでやってみたいという憧れの気持ちから、海外での経験を積むことに興味を持ちました。
Yuto: そして、バンクーバーに移住することを決意されたのは、どのような経緯でしょうか?
Senga: 当時雑誌の中でFrogのManaさんや、Sennaさんのブログ(バンクーバーのうぇぶ屋)を目にしていました。今から5-6年前くらいに海外で働きたいなと思った時に、そういったバンクーバーで働いている人のことを思い出してググっていた時に、Frogを見つけました。その後、日本でのFrogの説明会に参加し、バンクーバーへ移る運びになりました。
Yuto: ちなみに、バンクーバー以外で考えたことのある候補地はありましたか?
Senga: 一番行ってみたかったのはやっぱりアメリカでした。ただ、学歴が必要なH1Bビザを取得するのは難しいと知り、どうしようと思いながら時間が過ぎていきました。Frogの説明会で、バンクーバーだとBCPNP等のプログラムを通じて永住権を狙えるということも知り、この選択をすることにしました。
Yuto: なるほど、アメリカのビザ取得が難しいという点を考慮し、バンクーバーを選んだわけですね。バンクーバーはアメリカ企業のブランチも多く存在していますし、そこからアメリカへのトランスファーも考えられるので、確かにそれも戦略ですよね。
Senga: その通りですね。
英語や技術の向上について
Yuto: さて、日本でのキャリアを始めてからじきに、英語の記事や雑誌を読まれていたとのことですが、当時、英語の勉強はどのように行っていましたか?
Senga: テキストや単語帳などでの勉強も多少しましたが、あまり続きませんでした。カナダに来る4-5年前に、初めての海外旅行でオーストラリアに行ったのですが、当時カタコトの英語でもどうにかなる場面が多かったので、これは勉強すればいけるな!と思いました。その後日本に帰国後、文法書を読み始めたりしたのが、ちゃんと英語の勉強をし始めた時ですね。海外で働くにはまず英語をどうにかしないとと考えていて、その後東京のシェアハウスに住んだことで、英語を練習する環境に身を置きました。
Yuto: そのシェアハウスには、色んな国籍の方が住んでいたのですか?
Senga: はい、コンセプトシェアハウスというような感じで、例えば10人いたら5人日本人、5人違う国の人がいて、英語でコミュニケーションを取るような環境でした。そこでの経験が、英語を話すことに対する障壁をある程度は低くてくれましたね。
Yuto: なるほど、シェアハウスでの経験も、カナダ移住の後押しとなったわけですね。実際にカナダに来られてから、言語面では苦労されましたか?
Senga: はい、想像していたくらいは苦労しましたね。相手が言っていることはなんとなくわかるし、相手が聞き取ってくれようとすればコミュニケーションは成立するのですが、自分の意思をしっかりと伝えることは、今でも時々難しい時はありますね。
Yuto: 確かにそうですよね。自分の詳しくない分野のことを説明する時などは、語彙の問題で難しく感じることもありますよね。技術力の面は、どのようにして向上させましたか?
Senga: 日本での実務経験が大きいです。日本って、経験ゼロでもエンジニアとして働き始められる小さい会社があったりするので、そういうところを見つけて、色々と教えてもらいながら、実践的に技術を磨いてきました。
Yuto: それは素晴らしいですね。学び方としては、どのような方法を取っていましたか?
Senga: 本で学ぶのが好きなので、新しい技術や知識を学ぶ際は、主に書籍を利用しています。動画だと見ているだけで頭に入ってこないことが多いので。今でもそうですね。
Yuto: なるほど。日本での教育歴はどうでしたか?専門学校や理系の大学に通われましたか?
Senga: 実は、私は高校すら中退しており、それでもカナダが受け入れてくれたので、すごくラッキーだったと感じているんです。
どんな人にもチャンスがある、それがカナダ
Yuto: なるほど、そういった経緯だったのですね。
Senga: はい。実は学歴の部分は今回のインタビューでお話したいと思っていました。この仕事を始めた頃に、当時有名だった、レンタルサーバーなどで知られているロリポップの家入一真さんという方の本を読んだのですが、実はその方も高校を中退されていたそうです。そこから成功されて社長にまでなったという話を知って、勝手ながら勇気をもらっていました。多分、高校卒業しないで海外に来るのは珍しいと思いますが。私は本当に運が良かったと思っています。
Yuto: やってやるっていう気持ちがあれば、学歴関係なく成功している人は多くいますよね。カナダに来てからは、日本の会社でのリモートワークを続けながら、カナダの学校にも通っていたんですよね?
Senga: そうなんです。カナダに来てからはCICCCという学校に通っていて、座学期間が1年間ありました。その期間も特にアルバイトなどをすることもなく、日本のリモートの仕事を通して自分の技術力を上げられるという良い環境でした。
Yuto: 素晴らしいですね。学校の授業やプロジェクトと、日本の仕事の両立は難しかったですか?というのも、日本の企業によってはコアタイムだったり、この時間にミーティングに出てくださいといった場合もあると思うのですが。
Senga: 仕事については、日本の会社はとても理解があって、融通を利かせてくれました。必要なミーティングは、時差の関係上カナダ時間の夜だったりしますが、週に1、2回だけ。それ以外はコードを書いていたので、柔軟に働けました。
Yuto: それは助かりましたね。学校の方はどうでしたか?
Senga: 実は、私の担任の方がとてもゆるい先生で、夜のクラスだったのですが、私の事情を伝えたところ、授業も聞かなくてOKになって、卒業前のプロジェクトもほとんど手を付けずに卒業できました。こちらもすごく融通を利かせてくれました。私と同じ頃に、マシンラーニングやAIのコースを学校とは他に取りながら、CICCCの授業を受けている方もいたのですが、その方もAIの勉強がメインであることを理由に、CICCCの授業はほとんど聞かなくてもOKとなっていました。
Yuto: それは驚きですね。でも、そのような取り組みを尊重してくれる先生だと有難いですね。
Senga: はい。その先生は、他の学生からはあまり教えてくれない等、評判が良くなかったようですが、学生の状況や目的を理解して、柔軟な対応をしてくれたので、私のような生徒にとってはとても良い先生でした。
Yuto: そうなんですね。最近はFrogでカナダに渡航する方もエンジニア経験者が多く、日本での仕事をリモートで続けてコードを書きながら、バンクーバーの学校に通うケースが増えています。
Senga: そうなんですね。それでも私は未経験から挑戦するのは、間近でそういう友人をみたりしていて本当にすごいなと常々思います。ただでさえ英語だったり新しい環境で大変なことがある上に、新しい挑戦なので。
Yuto: 私も未経験で来ましたが、本当に日々忙しいので、この2年間ほんとあっという間でした。1ヶ月くらいに凝縮されたような。でも やっていけるんで。充実しているとも言えます。
就職活動について
Yuto: それでは、就職活動について教えていただけますか? 学校に通いながら、どの段階で、どのような準備をしていたのかなど。
Senga: 学校が5月始まりで、終わるのが1年後の5月でした。実際に真剣に就活を始めたのは、学校の卒業前の1月や2月頃です。ゆっくりと履歴書やカバーレターを書きながら、いくつか企業に応募してみました。最初の面接で、英語でのコミュニケーションにつまずいてしまったので、これではダメだと思い、英語のコースを取り始めました。また当時はコロナ前でしたが、多くの企業が集まるキャリアフェアのような対面のイベントがあって、そこでAmazonのブースがありました。せっかくだからと思い履歴書を渡しておいたら、なんと後日連絡をもらえました。しかし、Amazonのような会社は技術面接でアルゴリズムの問題が絶対あるじゃないですか。当時その勉強をしていなかったので、3ヶ月間は忙しいので無理ですという風に伝えて(笑)そこからどうにか頑張って勉強をしました。それが初めてのちゃんとした技術面接でしたね。
Yuto: 3ヶ月待った後にAmazonの面接を受けたということですよね?
Senga: そうです。それがコロナ禍になっていく時期でした。それもあり、学校が卒業時期を3ヶ月くらい延期してくれました。その時間を利用してゆっくりとアルゴリズムの勉強をしながら、他の企業へも応募しました。
Yuto: その中で特に印象的だった出来事はありますか?
Senga: アメリカベースの会社からオファーをもらった時です。最終面接が通りオファーはもらいましたが、書面ではなく口頭のみでした。その後1ヶ月ほどビザがについて確認中ということで待ちましたが、最終的にはビザが取れないという理由でオファーが取り消されてしまいました。そこでビザをなんとかできないかという相談をCOSに相談したりしているうちに、今の会社からオファーをもらえて、ギリギリセーフという経緯でした。
Yuto: なるほど。2020年の3月〜5月あたりの頃かなと思いますが、そのコロナ禍での求人の状況はどうでしたか?経験者であっても難しかったですか?
Senga: コロナが始まった当初は、求人数がかなり少なかったです。でも学校の卒業が延期された3ヶ月が経った頃には、だんだん求人数も増えていて、結局54社に応募しました。
Yuto: 50社以上応募されたんですね。それでも未経験者組ですと何百社も応募したりしていますが(笑)
Senga: そうですよね。
実際業務に参加してみて
Yuto: その後ずっと今の会社で働かれているということですが、実際初めてカナダの会社で働いてみて、第一印象や感想はどうでしたか?
Senga: 初めての海外での仕事で、また日本の会社でリモートワークの経験はあるものの、初日からリモートというのは初めてだったので、新しいことだらけで最初は戸惑いました。最初は英語でのコミュニケーションが一番ネックでした。しかしそのリモート環境のおかげで、テキストでもコミュニケーションは取れるし、通話時はヘッドホンをつけてを聞きやすい状態にできたので、そういう意味ではリモートでよかったです。
Yuto: 業務内容はどうでしたか?
Senga: 業務面では、日本の会社と比べてものすごく大きな違いというのは感じていません。小さい会社というのもありますが、割とみんな自由にやっている雰囲気です。この会社はヘルスケアの会社で、コロナ関連で使われるサービスを提供しています。コロナ禍で人々が学校や出社前に症状がないかをチェックするような形で、大学などの大きな組織が利用してくれていました。当時コロナの対応のための、政府からのレギュレーション変更が毎週のような頻度であり、その対応のためにかなり忙しい日々が続きました。聞いていたカナダ企業は働きやすいというような話とはだいぶ違う状況でした(笑)ただそれが終わってからは、落ち着いて働きやすい環境になりましたね。
Yuto: なるほど。コードを書くという面と会社のスケールで言えば、日本の会社とあまり大きな違いはなかったということですね。会社の雰囲気や風通しという面では、日本の会社との違いはありましたか?
Senga: カナダのカルチャーの違いは感じますね。年1〜2回の会社のみんなが集まるイベントがあって、例えば皆んなでボートを漕ぐようなアクティビティがあったりしました(笑)そういう辺りは日本とカルチャーの違いを感じます。風通しという意味では、リモートワークという環境からも、聞けば答えてくれるけど、アナウンスで何かをみんなに伝えるというようなことはあまりないです。
Yuto: ずっとリモート環境なんですね。
Senga: そうですね。数ヶ月に一回オフィスに皆んなで集まる日があったり、他にも以前はチームごとに毎週この曜日は出勤、などがありましたが、最近は出勤はしていないですね。オフィスはありますが、ほとんどの方はリモートです。
現在の業務内容
Yuto: 今の会社での具体的な業務は、どのような内容ですか?
Senga: 私は一応フルスタックで開発をしています。一応とつけたのは、インフラ関連等、多少自分でできる範囲ではやりますが、それには別の担当チームがいます。なので基本的に私は、アプリケーションのバックエンドとフロントエンドの実装をしています。また、システムのバグでアラートが上がった際に対応する、週交代のオンコールシフトや、UBCやSFU等の現地の大学からのCo-opの学生のメンター、また採用時の面接を担当させてもらったこともあります。ずっとリモートなこともあり、8〜9割の時間はコードを書いていますね。
Yuto: コードのレビューもされますか?
Senga: はい。プルリクエストベースなので、お互いにレビューを行います。
Yuto: 肩書や役職についてはどのようなポジションにいますか?
Senga: 今はシニアデベロッパーです。以前プロモーション(昇進)があったのですが、シニアデベロッパーからシニアデベロッパーに昇進するという、よくわからない状況になっています(笑)
Yuto: 日本とカナダの給与に関しての違いは感じますか?
Senga: 日本では年間の給与の上がり幅が1万円や2万円などの場合が多いと思いますが、カナダではそもそもそういった形の給与の上昇はないようです。ただ、プロモーションで肩書が変わると一気に給与が上がります。なので正直「こんなに貰って本当に良いのかな?」と嬉しい反面少し戸惑っています。
Yuto: そうなんですね。カナダでも毎年昇給というような形だと思っていたので、初耳でした。
Senga: 物価の上がり具合等による調整で給料が上がることはあるのですが、毎年の評価によって昇給するのはないと聞いていています。ただ今のところ、毎年プロモーションなどがあるので、少しずつ上げてもらってはいます。
Yuto: 会社によって違ったり、景気に左右される部分もあるということですね。
Senga: そうですね。
Yuto: 今はヘルスケア業界で働かれていますが、今後挑戦してみたい業界や事業がありますか?
Senga: それは最近考えていることでもあります。実際に、ヘルスケア業界での仕事は意図して選んだわけではありませんが、ご縁があり働いてみて、実際にどこまで役に立っているかはわかりませんが、誰かが使ってくれているということと、少しでも人の役に立っているという実感が得られるのはすごく嬉しいと感じています。それ以前は広告など、目立って派手な業界に惹かれていましたが、今はどこかで役に立つものを作ったり、携わることができたらいいなと思います。
Yuto: 素晴らしいですね。具体的にどういった業界かというのを模索されているのですね。
Senga: そうですね。今の会社で働いてそろそろ丸3年経ちますし、転職も視野に入れています。実際に今の転職市場はどう見えますか?
Yuto: 私が見る限り、シニアもしくはインターミディエイト以上のポジションの求人が多いようです。未経験組からすると、厳しいと思います。例年夏の時期に求人数が増えるとよく聞きますが、あまり増えていなかったですね。そもそもジュニアの募集が無かったり、不況を受けて採用をストップしていたり。
Senga: そうですよね。それもあって、今下手に動いてしますのもどうかと考えたりもします。特にソフトウェアは多くの企業が乱立している印象を受けます。
他のFrogメンバーのメンターもしていた
Yuto: それは興味深いです。話は変わりますが、Frogのインタビューで同様に記事になっているKaoriさんの、メンターをされていた時期があるんですよね?
Senga: はい、何か質問や相談があれば答えるという関係でした。
Yuto: なるほど。彼女とは学校の時期が重なっていたのですか?
Senga: いえ、彼女が学校に入学したのは、私が既に卒業して働き始めてからでした。
Yuto: 相談の内容は、就活についてでしたか?それとも技術的な質問でしたか?
Senga: 一番最初に、何を勉強すれば良いかという話がありましたね。その後、学校の課題のわからない部分の質問を受けたりしました。
Yuto: 他にも、学生からの質問や相談を受けることはありましたか?
Senga: はい、あとTomohiroさんという方からも連絡を受けたことがあります。直接会ったことはありませんが、彼もわからないところがあれば答えるというような形でやりとりをしていました。
Yuto: 複数人のメンターをされてたのですね。先ほど話のあった、就活時に英語力を伸ばすために英語のコースに通われていた件ですが、Kaoriさんも同様のことをしていたと思います。何かこの件でアドバイスなどされたんですか?
Senga: そうですね、コミュニケーションが大事だと思うって話はした覚えがあります。僕が困ったところはそこだったので。
Yuto: なるほど。話は変わりますが、学校に通われていた当時のクラスについて教えてください。経験者と未経験者の割合はどのようでしたか?
Senga: 経験者の方が若干少なかったですかね。CICCCの場合、途中でWebとモバイルに分かれていますが、私が選んだモバイル開発の方には経験者が3人ほどで、Web開発の方にはもう少し経験者がいました。ですが、全体的には未経験者の方が多かったです。
Yuto: 近年の傾向として、モバイル開発の方が経験者が多くなる傾向があり、私の時はモバイルは経験者7人:未経験社1人で、Webはその逆というような状況でした。
学生経験の中で得たもの
Yuto: 学校での経験の中で、特に良かった点は何でしたか?
Senga: 友人関係を築けたことが大きかったです。
Yuto: 学校は新しい友達を作る良いチャンスですよね。実際、学校で知り合った友人とは今でも連絡を取り合っています。
Senga: 僕の場合は、学校で知り合った友人が現地のハッカソンに誘ってくれて、そしたら同じ学校から別の方もハッカソンに参加していて、同じ学校の人同士でチームで取り組んだりしたのは良い思い出です。
これから渡航する方にアドバイス
Yuto: 素晴らしいですね。それでは最後に、これから留学や渡航される方へのアドバイスをお願いします。また、過去の自分にアドバイスするとしたら、何を伝えたいですか?
Senga: 私が一つ後悔していることは、もう少し早くこちらに来ていればよかったということです。なかなか踏み切れなくて、日本でも仕事はあるし、別に不満があったわけではなかったので「どうしようかな」とずっと踏み留まっていたんですけど、来てみたらそれこそ業界未経験で来てる人もいれば、英語が全然しゃべれなかったけどフィリピン留学を経由してサッと来た人も居たことに驚きました。そういう道もあったなと思うと、もっと早く行動していれば、それこそコロナにもひっかからなかったかもしれないし。もっと早く行動を起こしていればよかった思います。
Yuto: Sengaさんにもそういう後悔があったんですね。時間は巻き戻せないですし、思い立った時が、モチベーションも上がっているし、一番良いタイミングかなと思います。その勢いで行動に移して、状況はその時次第ですが、来てしまえば何とかなるという面もあると思います。
Senga: 本当にそうなんですよね。あとは、日本の仕事を続けながら来れたのは、僕にとってすごく良かったですね。もしそういう働き方が可能な状況であるなら、僕はオススメします。
いかがでしたでしょうか?
学歴なんか関係ない、誰にでも門出が開かれているカナダを強く感じることが出来る記事でしたね。それと同時に、たった一つ後悔していることが「もう少し早くこれていたら…」というのが非常に印象的でした。
長年の経験があり、無事シニアエンジニアとして現地就職も果たして万事上手く言ってるように見えるSengaさんですら、踏み留まっていたことを後悔されているというのは正直意外でした。思えば他のFrogメンバーの記事を読んでいても、思い立ったら即行動な人かと思いきや、実はずっと悩んでいたという人も多いように思います。こういう事例や過去の挑戦者の話が、読まれている皆さんの背中を押す結果になれば嬉しいですね!
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