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最新インタビュー

「駐在」という王道を外れて — 元外資コンサルがMatch Group(Tinder)のファイナンス職に就くまで
インタビュー

「駐在」という王道を外れて — 元外資コンサルがMatch Group(Tinder)のファイナンス職に就くまで

今回お話を伺ったのは、バンクーバーでMatch Group(Tinder等を運営する米国企業)のFP&Aとして働くudonさんです。日本では外資系コンサルティングファームL.E.K. Consultingを皮切りに、トリドール(丸亀製麺)の海外事業、PEファンド、ITスタートアップと4社で経営企画の経験を積んでこられました。 外資コンサル出身者が海外で働くケースは珍しくありませんが、そのほとんどは社内トランスファーや駐在です。udonさんはそのどちらでもなく、パートナーのカレッジ留学に同行する形でバンクーバーに渡り、ゼロから現地就職を果たしました。バンクーバーで同じ道を歩んだ日本人の前例はほぼ見つからなかったそうです。経営企画のキャリアをFP&Aとして再定義し、約60社に応募、73日でオファーを獲得。駐在でもリロケーションでもない、コンサル出身者の海外キャリアの切り拓き方を伺いました。 コンサルから丸亀製麺、そしてカナダへ Senna: まず簡単にバックグラウンドを教えてもらえますか。 udon: バンクーバー3年目で、こっちの会社でファイナンスの仕事をしています。日本で10年くらい働いたあと、3年弱前にこっちに来ました。日本生まれ日本育ちで、日本の大学を出て、4社経験して、仕事やめてこっちに来たって感じですね。 Ryo: ファイナンスって具体的に何をされてるんですか。 udon: FP&Aっていう職種で、Financial Planning and Analysisの略です。欧米でもここ10〜15年くらいの比較的新しい仕事ですね。日本だとFP&Aという職種で働いている人はあまり多くなくて、経営企画とか事業企画の人がカバーしている範囲に近いです。 Ryo: じゃあ日本でやってたことを英語で今やってるような感じですか。 udon: おっしゃるとおりですね。もちろん新しい領域はありつつ、基本的には日本でやってきたことの延長にあるんで、ゼロから学んでって感じではないです。 Senna: てっきり日本でもずっとファイナンスの人だと思ってました。コンサルも入ってたんですね。 udon: そうなんです。新卒が外資コンサルで、そのあと丸亀製麺の経営企画、PEファンド、直近がスタートアップ。ファイナンスという看板を掲げて働くのは今の会社が初めてです。 Senna: 丸亀製麺の経営企画をやってたから「うどん」なんですね。 udon: そうそう。アメリカにうどん屋を広げる仕事をしてたんですよ。ハワイが海外1号店で、オープン以来ずっと売上ナンバーワンの店なんですけど、そこからアメリカ本土にも出していくぞってタイミングだった。でもコロナで全部なくなっちゃって。 Ryo: 海外に行こうと思ったきっかけは? udon: 海外志向はお互いあって、5年以上前から「海外に住んでみたいよね」って話はずっとしてました。丸亀のアメリカ展開で行けるかなと思ってたけどコロナでなくなって。そうしてるうちに妻がBCITに留学するってなったんで、「わ、ラッキー、俺も行くわ」って感じで仕事やめて一緒に来ました。 Senna: パートナーの方がBCITでめちゃくちゃ忙しそうにしてる横で、udonさんはビール飲んでサッカーしてたと。 udon: 東京にいたときは週5、6で飲み会してたのが、こっち来たら週5、6で運動して。めちゃめちゃ体重減って、すごい健康的になってました。で、数ヶ月そうしてたら妻に「なんかしたら」って言われまして。 英語力は飲み会で鍛えた Senna: 英語はもう完全にできた状態でカナダに来たんですか。 udon: 元々できる方でした。最初の海外経験は5歳から7歳のときに親の仕事でドイツにいたこと。田舎だったんでインターも日本語学校もなく、現地校にぶち込まれて。「ハイはヤー、いいえはナイン、がんばれ」みたいな感じで送り出されて、半年後にはドイツ語ペラペラでした。でも日本に帰ったらすぐ忘れちゃうんですよね。 udon: 大学で英語をちゃんとやろうと思って、留学生と一緒の授業を取ったりしてました。グループワークでは全然貢献できないんですけど、飲み会のセッティングはめっちゃやるし、飲み会でよく喋る。飲み会イングリッシュで鍛えていきました。オーストラリアとオーストリアに交換留学もしています。 Senna: 英語の最初ってやっぱり自信をつけるところですよね。 udon: そうですね。ウィーンに留学したとき、ヨーロッパ人は英語できると思ってたけど「あれ、俺の方ができるな」って気づいて。劣ってはいないなっていう自信がつきました。 Ryo: 1社目のL.E.K. Consultingで英語はどうでした? udon: 仕事が全部英語で、コンサルという仕事もわからないなかで外国語っていう掛け算だったんで、最初の2年はかなり大変でした。でもそこで「英語で働くこと自体はもう全然いける」ってなりましたね。お客さんは日本企業なのに、全部英語なんですよ。 Ryo: 日本の企業が相手なのに全部英語? udon: そう、思うじゃないですか。でも全部英語なんです。ヘルスケア、特に製薬業界のクライアントが多くて、製薬業界って結構グローバルなんで、やり取りが全部英語でしたね。 友達がほしくて始めた就職活動 udon: 就活を始めた理由は、正直「友達がほしい」っていうのが大きいです。サッカーチームに入ったりジムに行ったりで友達はできてたんですけど、いまいち増えない。東京にいたときを振り返ると、やっぱり仕事を通して広がった同僚や同業の繋がりが大きかったな、と。そうか、仕事した方が友達できるな、って。 Senna: その自信がすごいですよね。 udon: いやほんと、英語めっちゃできるし、職歴もあるし、結構いい奴だし、仕事なんか見つかるだろうなっていう、すごい甘い想定で来たんですよ。で、応募してくんだけど全然返事が来ない。1、2週間経って「これはおかしいぞ」と。日本だと向こうからジョブが降ってくるじゃないですか。3週間くらい経って周りの人とも話しだして、「あ、前提が違うんですね」ってなりました。 Ryo: 最初からファイナンスで探してたんですか。 udon: 最初は「コーポレート・ストラテジー」で探したんですけど、全然ないんですよ。じゃあ日本でいう「元コンサル」の人はこっちで何やってるんだろうと思ったら、元コンサルっていう概念がそもそもない。マッキンゼーもBCGもベインもバンクーバーにオフィス持ってないし。結局、僕がやってきたことに近い職種がシニア・フィナンシャル・アナリストとかFP&Aマネージャーだったんで、2週目くらいから「ずっと10年ファイナンスやってます」みたいなキャラクターにレジュメを切り替えました。 Senna: バレませんでした? udon: 先週アメリカに出張したとき、上司に「Your resume was weird」って言われました。バレてたんですよ。すごいファイナンスの人です、ってすまし顔してたんですけどね。 Ryo: ATS対策もされてたんですよね。 udon: こっち来たときは当然ATSなんて知らなくて。ウェブセミナーとかに出るうちに存在を知って、ジョブスキャンに課金して対策しました。ファイナンス職はポジションが少ないんで、1つ1つの応募が勝負なんですよね。 udon: 結局60社くらい出して、面接呼ばれたのが4社。オファーもらったのが今の会社です。73日、約200時間かけました。 Senna: こっちの平均は半年から9ヶ月ですから、ずいぶん早いですよ。 udon: 運が良かったですね。でも面接まで呼ばれりゃ受かるだろうっていう乱暴な自信はありました。 Senna: ファイナンスの面接ってどんなプロセスですか。 udon: まずリクルーター面接。志望動機と自己紹介、「AIじゃなく人間なのか」みたいなチェックですね。次がビヘイビアルで、実務者からどういうモデリングしてたか、レベニューのフォーキャストはどうするか、みたいなことを聞かれる。そのあとにケース面接があります。コンサルの面接と似ていて、あるお題をベースにしたビジネスケースを解く。僕の場合はコンシューマー向けアプリのフィールドでした。 Senna: ケース面接って慣れでどうにかなりますか。 udon: 書籍もあるし、練習すれば対策はできます。僕はコンサル時代は面接する側だったんで、逆にしばらくやってなくて「やべえ」と思って。現役コンサルのマネージャーの友達を5人くらい引っ張り出して模擬面接しました。おかげで本番はするっといけました。 北米のファイナンスで働くということ Ryo: 北米で実際に働いてみて、日本との違いは感じますか。 udon: ファイナンスという立ち位置は結構いいなと思います。まずアクセスできる情報が多い。財務データはもちろん、事業責任者との議論にも入れるんで、上で何が話されてるかがわかる。「なんでこれをいつまでにやらないといけないのか」がちゃんと理解できるのは、仕事のモチベーションにつながりますね。 udon: あと、職種ごとの専門性がリスペクトされているのがいいです。日本のスタートアップだと「いい感じになんでもやってくれ」みたいなのがあったけど、こっちではファイナンスの人はファイナンスの仕事をするし、それが尊重される。「ファイナンスの人が言ってるからこうだよね」みたいなリスペクトがある。 Ryo: それはエンジニアもめちゃくちゃ似てます。日本だとエンジニアにもいろいろやらされるけど、こっちではプロとして任せてもらえる。 udon: そうですよね。で、こっちの方が職種によって年収の差はドラスティックだったりするけど、だからといってへりくだるとかは全然ない。カスタマーサポートの人とMLエンジニアで年収が3〜4倍違うかもしれないけど、みんな同じようにリスペクトし合ってる。そこはすごく働きやすいです。 Senna: ファイナンスってエンジニアよりレイオフされにくいんですか。 udon: ファイナンスが守られてるとは全然思わないです。ただ、僕がやってる仕事は社内のコミュニケーションが結構求められる立ち位置なんで、リプレイスしにくい要素はあるかもしれない。エンジニアだとうわっと倍増して景気が悪くなったら切る、みたいなことが起こりうるけど、ファイナンスのヘッドカウントが急に倍増するってことはそもそもないんで。 udon: コンサル時代から感じてたんですけど、意思決定を動かすのって結局エモい部分なんですよね。M&Aのデューデリジェンスも、会社が買いたいかどうかってだいたい決まってて。恋愛と一緒で、「あの子めっちゃ好きだけど軽々しく好き」って言えないときに、ロジカルな理由を外から持ってきてあげて背中を押す。「お前行けよ、コクれよ」って言ってほしいだけなんだから。そういうエモい部分の仕事は、AIうんぬんに限らず長持ちする機能なのかなと思います。 これからのキャリア — 「どこまでいけるか」 Ryo: これから長期でカナダにいたいと思いますか。 udon: 永住するぞっていう気持ちはないけど、今すぐ帰りたいとも思わない。ボードゲームみたいな感覚で、「どこまでいけるか」を試してみたいんですよね。バンクーバーにはビジネス系で高い位置にいる日本人ってあまりいないんで、じゃあ自分はどこまで食い込めるか。昇進とか、面白いポジションとか、年収もそうかもしれないけど、ゲーム的に面白い。 Senna: ファイナンスだったらトロントの方が良さそうですよね。 udon: いや、本当にそう思います。バンクーバーはジョブも飲み会もないですからね。自然しかない。就職が第一だったら絶対トロントの方がいいと思いますよ。ただ僕の場合は妻がBCITに来たのがきっかけだし、バンクーバーの気候が好きなんで。 Senna: ビザの面ではどうなんですか。 udon: 最初は妻の配偶者ビザで来て、今は会社にビザを出してもらって働いてます。配偶者ビザが切れるタイミングで相談したら、割とあっさり出してくれて。 Ryo: ワーホリから来て仕事ゲットして、そのままワークビザ出してもらえるっていうのは朗報ですね。 udon: それはあり得ると思います。ただ最初からビザなしの状態だと厳しいかな。僕も1年以上働いて「こいつ悪くねえな」って認めてもらった状況だったから出してもらえた部分はあると思います。 udon: 最近、毎週金曜にやってるモーニングコーヒーで妻と話したんですけど、「海外行きたいって僕の方が言ってたのに、結局自分でプランしてなかったよね。サンキュー」って言ったら、向こうは「この人はサバイバル能力が高いから、何かしらの手段で連れてきゃ仕事とか私より見つけるだろうと思ってた。作戦通り」って。 Senna: すごい。よく見てますね。 外資コンサルや経営企画の経験を持ちながら、駐在でも社内トランスファーでもなく、現地就職という形でカナダでのキャリアを切り拓いたudonさん。先輩がほぼいないなか、自身のスキルセットを現地市場に合わせて「ファイナンス」として再定義し、短期間でオファーにつなげた柔軟さと行動力がとても印象的でした。 準備と情報収集を怠らず、ポジショニングを柔軟に変えること。そして「面接まで呼ばれりゃ受かる」と信じて動き続けること。udonさんの経験は、駐在以外のルートで海外キャリアを模索している方にとって、具体的なヒントになるのではないでしょうか。 このインタビューはPodcastでも配信しています。ぜひ合わせてお聴きください。 Spotifyで聴く udonさん関連リンク udonさんのパートナーが運営するPodcast udonさんのnote udonさん個人ページ

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映画で海外に憧れた少年の海外就職!車上生活を経て、データエンジニアとして掴んだ海外キャリア
インタビュー

映画で海外に憧れた少年の海外就職!車上生活を経て、データエンジニアとして掴んだ海外キャリア

今回は、中学時代にアメリカ映画に憧れて海外を志し、高校留学、アメリカの大学でマーケティングを専攻した後、データエンジニアとしてキャリアを切り拓いたMizukiさんにお話を伺いました。日本でのスタートアップ勤務やアクセンチュアでの勤務を経て、「やっぱり海外に行きたい」という想いからカナダへ渡航。現在はバンクーバーを拠点に、アメリカのスタートアップでフリーランスのデータエンジニアとして活躍されています。 Frogのメンバーの中でも珍しいデータエンジニアという職種での海外就職、そしてバンクーバーでの5ヶ月間の車上生活という強烈なエピソード——マーケティングからエンジニアへの転身の決断、データエンジニアの転職市場のリアル、英語学習のコツ、そして「思い立ったら行動」という生き方まで、たっぷりと語っていただきました。 マーケティングからデータエンジニアへ Mizuki: 高校の時に海外留学に行きたいなと思って、海外留学制度のある高校に入り、1年間アメリカに留学しました。日本の高校に帰ってきて卒業した後、大学どうしようかなとなった時に「やっぱりアメリカの大学がいいな」と。アメリカの大学で4年間、CSとかじゃなくて普通にマーケティングを専攻してました。 Ryo: なるほど。 Mizuki: 4年間終わったらOPTっていう1年間アメリカで働ける制度があるんですけど、そこでインターンとかやってたら「マーケティングだけっていうのは違うな」と思って。OPTが終わって日本に帰った時にプログラミングのブートキャンプに行って、データサイエンスのコースを取り、そのままスタートアップにデータエンジニアとして就職しました。日本で2、3年働いた後に、やっぱり海外に行きたいなと思って、一番学生ビザが早いなと思ったCo-opでカナダに来ました。 Ryo: マーケティングで「ちょっと違うかな」って思ったのは、海外に出ることを考えてエンジニアだと出やすいなと思ったのか、マーケティング自体が自分の領域じゃないと感じたのか、どちらですか? Mizuki: どっちもですね。マーケティングのコンセプト自体は好きだったんですけど、実際にインターンで働いてみて、デイ・トゥ・デイでやることがちょっと面白くないなと。その時に「スキルってすごい大事だな」と思って、マーケティングと相性がいいスキルを考えた時に、データサイエンスがいいのかなと思って、日本に帰ってからブートキャンプに行きました。 Senna: じゃあ職歴としてはほぼ全部データエンジニアっていうことですね。 Mizuki: そうですね。ブートキャンプのネットワーク会で来ていたスタートアップに最初は入って、1年ぐらいした時に財政難でレイオフがあって。スタートアップの環境自体は好きだけど、このネガティブな面はそこまで考えてなかったなと。次いつ自分の番が来るかを考えるストレスがすごくて、もうちょっと安定したところに行こうかなと。プラス「名前」ってすごい重要だなと思ってたんです。元々2、3年後には海外に行きたいという気持ちがあったので、履歴書に知られた名前があった方が有利かなと。そこでLinkedInでリクルーターからメッセージをもらって、アクセンチュアに入りました。 データエンジニアの仕事、3つのタイプ Ryo: データエンジニアって結構広いんじゃないかなと思ってるんですけど、具体的にどういう仕事をされてるんですか? Mizuki: 僕的には3種類あるのかなと思ってて。1つ目がBI系——ビジネスのデータを取って、ビジネスのインサイトになるようなデータを作るタイプ。2つ目がアプリケーションに使われるデータを作るタイプ。3つ目がマシンラーニング用のデータを作るタイプ。アクセンチュアの時はBI系で、最初のスタートアップと今の会社ではアプリケーション系のデータを扱っています。 Ryo: うちの会社(Asana)だと、Mizukiくんみたいな仕事はデータサイエンティストって呼ぶこともある。どういうふうにログを取るかをエンジニアに協力してもらったり、ABテストの設計をしたり、結果のデータをもとに意思決定するような働き方。会社の規模によって呼び方も業務範囲も変わるよね。 Mizuki: データサイエンティスト界隈ですごく有名なピラミッドがあって、一番下がデータエンジニア(土台を作る)、真ん中がデータアナリスト(データを分析して今の状況を把握する)、一番上がデータサイエンティスト(これからどうなるかを予測する)。バジェットがある会社ならこう分けられるけど、小さい会社ならデータサイエンティストが全部やる、みたいな感じになります。 データエンジニアの転職市場 Senna: Frogにもデータエンジニアで就活したいという方が結構来るんですけど、なかなか前例がなくて。転職市場としてはどんな感覚ですか? Mizuki: データエンジニア自体の数は普通のソフトウェアエンジニアに比べると少ないけど、仕事の数も少ない。ただ元々のデータエンジニアの母数も少ないから、わりと需要は高いというイメージです。ただ、LinkedInとかで仕事を探すと、圧倒的にソフトウェアエンジニアの募集が多い。バックエンドとかフロントエンドできたらいいなと思うことも正直あります。 Ryo: データエンジニアの難しさって、英語力と技術力のバランスにもあると思うんですよ。小さい会社だとデータエンジニアがPMとも経営層とも話す必要があるから英語力が求められる。逆に技術寄りのポジションは英語力はそこまで必要ないかもしれないけど、技術力をつけるのがそもそも大変。ソフトウェアエンジニアみたいに「JavaScriptが書ければまあまあいける」というわけにはいかない。 Mizuki: コミュニケーション面で言えば、僕の場合はコード書くのが8〜9割で、残りの1割が何か問題があった時に相談する程度。エンジニア寄りの働き方ですね。 バンクーバーという土地でのデータエンジニア事情 Ryo: バンクーバーって場所柄、シアトルやサンフランシスコのハブみたいな感じで、支社を出す時にウェブのポジションは多いけど、データ系やインフラ系のポジションは少ないんですよね。 Mizuki: そうですね。マシンラーニングやBIをやってるところは基本的に大きい企業。だからある程度の規模にならないとデータエンジニアを必要としない。一方で、僕が入った2社はどちらもデータを土台とするサービスを作ってるスタートアップだったので、なくはないけど多くはないですね。 Senna: メインストリームじゃないっていうイメージですかね。 Mizuki: 多くはないですね。 英語、シャドーイング3日間の効果 Senna: 英語の苦労はありましたか? Mizuki: 今でもスピーキングには苦労してます。ボキャブラリーがすごく小さくて、小さい言葉を巧みに使いながらっていう感じ。こないだPTE(英語テスト)を受けたんですけど、やっぱりスピーキングが一番ダメでした。 Senna: 逆にスピーキングが得意なタイプかと思ってたから、ちょっとびっくりしました。仕事での英語はどうですか? Mizuki: 仕事に関しては正直特にないですね。データに関する問題を説明する時は文面でやることが多くて、一回バーッと書いてChatGPTに投げて綺麗にしてもらって、Slackで送る。AIが来てからすごく楽になりました。 Mizuki: 一つだけ言っておきたいのが、シャドーイングはマジでやったほうがいい。3日間やっただけで、4日目から「あれ?ちょっとペラペラになってるかな?」って思うぐらい。 Ryo: どういう教材を使ったんですか? Mizuki: YouTubeですね。大好きなユーチューバーを見つけて、キャプションをオンにして、その人が喋ってることをひたすら真似する。感情も込めると、ナチュラルになる。実際にシャドーイングした人の喋り方に自分もなると思います。 バンクーバー車上生活 Senna: 車上生活の話がインパクト強すぎて。カナダに来た時はまずどんな生活だったんですか? Mizuki: 最初の1ヶ月は普通にシェアハウスで一室を借りてました。住所が色々必要になるから。本当は最初から車で行く予定だったんですけど、お母さんに「最初の2ヶ月は家にして」と言われて。 Senna: お母さんからしたら車での生活なんて許可すらしてなさそうだけど。 Mizuki: すごく怒ってましたね。 Ryo: 車はどこで手に入れたんですか? Mizuki: Facebookマーケットプレイスで、60万円ぐらいで。アメリカにいた時も同じぐらいの金額で車を買って、半年使って同じぐらいで売れた経験があったので、資産として考えてました。……と思って買った車が、エンジンぶっ壊れてて。 Senna: え? Mizuki: 買って3日後ぐらいに後ろからすごい煙が出て、メカニック持っていったら「もうダメだわ」って。ほぼ運転せず、ずっと「家」ですね。 車上生活の実態 Ryo: どこに停めてたんですか? Mizuki: アパートの地下駐車場をマンスリーで月300ドルぐらいで借りてました。バンクーバーは車上荒らしがひどいので、ガレージじゃないとパソコンとか取られたら意味ない。学校とバイト先がダウンタウンだったので、近くに停めたかったんです。 Ryo: お風呂、洗濯、食事はどうしてたんですか? Mizuki: お風呂はジムのシャワー、洗濯はコインランドリー、ご飯はバイト先のまかないとチポトレですね。チポトレは全部2倍にしても同じ値段なんですよ、プロテイン以外は。だから全部2倍にして、半分を昼ごはん、半分を夜ごはん。 Senna: トータルで車上生活は何ヶ月ぐらい? Mizuki: 5ヶ月ぐらいですね。頭の中では2年ぐらいやるつもりだったんですけど、途中で「あれ?これ全然節約できてなくない?」と気づいて。駐車場代300ドル、ガソリン代、ジム代……Frogのマーケットプレイスで400ドルの部屋が流れてきたりするのを見ると、「あれ?」ってなりますよね。 車上生活から一転、エンジニア職をゲット Mizuki: 元々は「時間がいっぱいあった方がいい」というマインドセットで、お金がなくても時間がある方を選んでたんです。でもやってるうちに、お金があれば誰かにお金を払ってやってもらえばいいじゃん、っていう方向にマインドシフトがあって、エンジニアの仕事を探し始めました。結果的に1ヶ月〜1ヶ月半ぐらいで見つかりました。 Ryo: いや、最初からそれやればよかったんじゃない? Mizuki: いや、僕も正直そんなに早く見つかると思ってなかったんですよ。3ヶ月から半年ぐらいかかるかなと思ってたんですけど、わりと早かった。 Senna: Frogでもよく言ってることだけど、渡航してすぐにチャンスが巡ってくるか、それが2年後なのかは誰にも予測つかない。行動力に裏打ちされた運だとは思いつつ、どれだけ頑張っても1年間就活してる人もいる。でもその車上生活をしちゃうようなマインドセット、軽いフットワーク。そういう人生経験が面接で話せたり、人として面白いと思ってもらえることもあると思うんですよね。 これからの目標、ビーチとキャリアブレイク Ryo: 今後のキャリアや目標はありますか? Mizuki: オーストラリア行きたいですね。やっぱりビーチが好きで。エンジニアをやっていて、それなりにいい給料をもらってるけど、1日終わって「すごい疲れた、誰とも話したくない」みたいな気持ちで終わることがあって。これをずっと続けていいのかなと思って、自分が担っていることに手を出してみてもいいのかな。ビーチの近くのカフェで働くとか。お金なくなったら、また戻ってくる可能性もありますけど。 Senna: その取捨選択ができるのも、エンジニアみたいな仕事のいいところですよね。北米ではギャップイヤーもそこまで気にされないし。 これから海外を目指す人へ Mizuki: やっぱり**「思い立ったら行動」**ですね。何かやりたいなって思ったまま、どんどん考えて一歩が出ない時ってあると思うんですけど、自分の頭の中に「これがちょっとやりたいかな」って思った時点で、多分やりたいんです。やってみて嫌いだったら、次のことをすればいい。 僕も「カナダ行きたいな」って思った時に、YouTubeでパッと調べてFrogのことを知って、多分その週には毎週土曜の質問コーナーに行ってました。誰かにコンタクトしてみるっていう、何か一歩を踏み出してみるのはすごくいいんじゃないかなと思います。 技術面で言えば、今はAI系の知識があるとすごく有利。求人を見てもAI関連のものが増えてきているので、そこのスキルを高めていくのはいいんじゃないかと思います。 マーケティング専攻からデータエンジニアへの転身、車上生活という型破りな選択、そしてバンクーバーからアメリカ企業でのリモートワーク。Mizukiさんのキャリアは、一見すると突拍子もないように見えて、その根底には「思い立ったら行動する」という一貫した姿勢がありました。データエンジニアという、ソフトウェアエンジニアに比べてポジション数が限られる職種でも、英語力と技術力、そして行動力があれば海外で道を切り拓けるということを、身をもって示してくれたインタビューだったのではないでしょうか。 Mizukiさん、貴重なお話をありがとうございました。 ※当記事はPodcast海外キャリアログでも収録されている内容です

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元営業職、毎日3時間の英語学習を3年間継続!カレッジ卒業前にバンクーバーのAI企業に就職を決めたTomoharuさん
インタビュー

元営業職、毎日3時間の英語学習を3年間継続!カレッジ卒業前にバンクーバーのAI企業に就職を決めたTomoharuさん

今回お話を伺ったのは、青山学院大学を卒業後、新卒で営業職として3年間勤務したのち、独学でプログラミングを学び、フィンテックスタートアップでソフトウェアエンジニアとして4年間のキャリアを積んだTomoharuさんです。 営業マン時代から「海外で働きたい」という夢を持ち、エンジニアとしてのスキルと英語力を武器にカナダ渡航を決意。IELTS対策として毎日3時間の英語学習を3年間継続し、ランガラカレッジのコンピュータサイエンスコースに入学しました。在学中からFrogの成功事例を徹底分析して就職戦略を練り上げ、80社に応募して卒業前にバンクーバーのAI受託開発企業に内定を獲得。現在は年収約1000万円でソフトウェアエンジニアとして活躍しています。 「問題を悩みに変えてはならない」という考え方を軸に、着実な準備と行動力で海外就職を実現したTomoharuさんの経験は、これから渡航を考えるエンジニアにとって多くの学びがあるインタビューです。 キャリアの歩み:営業職からエンジニアへの転身 Ryo: 今回はバンクーバーにソフトウェアエンジニアとして就職したTomoharuさんに来ていただきました。簡単に経歴から教えていただいてもいいですか? Tomoharu: 皆さんこんにちは、Tomoharuです。よろしくお願いします。経歴は、新卒社会人になって、まず3年間営業として働いていました。その後フィンテックのスタートアップでエンジニアを4年間。で、そのあと日本を出て、カナダに来ました。カナダのランガラカレッジでコンピュータサイエンスを2年間履修していたんですけど、そのうちの後半1年間をフリーランスとして日本の会社で働いて。ランガラを卒業すると同時にその会社も辞めて、今の会社が見つかったので、そこに転職したっていう感じです。 Ryo: 日本でのエンジニア4年間は、どんな技術を使われていたんですか? Tomoharu: 本当にバリバリのSaaSアプリを作っていて。プロダクトの言語って意味だと、表がJavaScriptで、裏がRubyです。フレームワーク的な話をするとReactとRuby on Railsっていう感じです。 Ryo: 結構モダンなテックスタックだったんですね、日本にいた時も。 Tomoharu: そうですね。転職する時に結構こだわっていたところで。なるべくモダンなところがいいのと、自分が勉強していた言語がたまたまRubyだったので、営業マン時代に.それがフィットするかなっていうところで、マッチしたのでそこに行ったっていう感じです。 Ryo: LinkedInを見させてもらったら、大学はCSではない感じなんですよね? Tomoharu: 全然全然。 メンターとの出会いと独学プログラミング Ryo: じゃあ、新卒で入ってそこで学びながら仕事をして、みたいな感じなんですか? Tomoharu: そうですね。エンジニアとして受託会社をやっていたり、CTOをやっているようなエンジニアの方がたまたま知り合いになって、その人のところで弟子入りして、3年間どっぷり浸かりながら、裏でプログラミングの勉強をずっとしていました。 Ryo: フィンテックの会社の前のことですか? Tomoharu: 前です。 Ryo: どんな感じで勉強したんですか? Tomoharu: その時作りたいサービスが友達と決めたものがあったんですよ。「これ作りたいね」みたいな。それをRubyで作っていたんですけど、分からないんですよ。当時はAIとかも全くなかったから。Qiitaとか見て。でもやっぱり分からないので、その人のところに行って、「ここちょっと分からないです」って聞きまくって作っていました。 Ryo: じゃあもう本当に、メンターとの関係は自分からドライブしていた感じなんですね。 Tomoharu: そうです。自分から見つけたというか、その人に自分からもう「教えてください」って毎回行く、みたいな感じで。 フィンテックスタートアップでのエンジニア経験 Ryo: どのぐらいのレベルになってからフィンテックの会社に就職したんですか? Tomoharu: 就職できた時は、まずReactは全くできなかったんですよ。フロントエンドのフレームワークは一切できなくて、JavaScriptは多少できたんですけど。Rubyは、ユーザーがログインして、何か投稿して、それを他の人が見れる、ぐらい。本当によくあるToDoアプリのちょっと延長線上ぐらいのレベル感で。今だったらAI使えばもう10分ぐらいで作れちゃうぐらいの。デプロイするとかも分からなかったです。 Ryo: じゃあその会社的には半分ポテンシャル採用的な感じで入れてもらった? Tomoharu: そうですね。当時はまだ日本のエンジニア市場がそんなに競争激しくなかったんですよ。まだちょっと人気になりたてぐらいの時代だったので、なんとか滑り込めたかなっていう感じでした。 海外で働きたいという夢とFrogとの出会い Ryo: どんな流れで海外に来ようと思ったんですか? Tomoharu: 元々営業マン時代から「海外で働きたい」というのがあったんですよ。だけど、そこの営業マンの会社だと海外行くのがちょっと遠くなりそうで。本当に40歳ぐらいの年齢でっていう話になるので。遠いな……もっと早く行きたいな、と思って。自分の人生に影響を与える変数が少ないうちに色々やりたいよねっていう気持ちがあって。あとは元々英語も好きだったし、漠然とその時は海外に行ってみたいなって思っていました。 Tomoharu: で、ある時、まだ当時はTwitterでしたけど、りょうすけさんという元AWSの方が「DM解放してるんで、海外興味ある方ぜひ連絡ください」みたいなことを言っていたんですよ。そこにDMして「どうすればいいですか?」って聞いたらFrogを紹介されて、そこから連絡しました。 Ryo: 時系列的にはエンジニアになってからですか? Tomoharu: なる前から漠然と「海外に行きたい」というのはありました。たまたま自分がエンジニアとしてやってみて、フィンテックの前にアプリ作っていた時に「エンジニア面白いじゃん」という風にも思って。たまたまちょうど重なったんですよ。「英語、海外で働きたい」というのと、たまたま見つけた「エンジニア」という職業も「これでも海外で働けるじゃん」みたいな。英語とエンジニアがマッチして「海外行ける」という感じになった流れですね。 Ryo: じゃあ別に「海外行きたいからエンジニアになる」ってことを選んだわけではなくて。 Tomoharu: たまたまです。場所を自由に選べて、もっと自分の可能性を広げることができたので。あとは海外で経験積んだら結構価値高くなるんじゃないかなと、人材として。その時は本当にふわっと思ってただけだったんですけど。 Ryo: カナダを選んだのは基本的にFrogを紹介されて、そこからですか? 他の国とかも考えたりしていました? Tomoharu: ニュージーランドとかも考えましたね。 毎日3時間の英語学習を3年間 Ryo: 英語は元々やりたくて海外で働きたかったということで、そんなに苦手ではなかったと思うんですけど、ランガラに行かれてるじゃないですか。当時からIELTS何点はないといけないみたいなのがあったと思うんですけど、それに対する勉強は特別したりしたんですか? Tomoharu: めちゃめちゃやっていましたよ。日本でのエンジニア時代4年間。ランガラはIELTS オーバーオール6.5が必要なんですよ。それをまず取らなければいけないことになって。元々リーディングとリスニングは大学受験で結構やっていたから、一回プライオリティを落としていい。IELTSはもう2つ、ライティングとスピーキングがあるので、それをやらなきゃダメだということになり。 Tomoharu: ちゃんと「テストに受かる」というゴールなので、フィードバックをもらえるようなサービスを日本で探して。単に英会話ができるだけじゃなくて、IELTSに向けての「こうやって勉強したほうがいいよ」というのをちゃんと教えてくれるような英会話のサービスを選んで勉強していました。月1万〜1万5千円ぐらいのサービスでした。 Tomoharu: 特にスピーキングが一番できなくて。多分日本人が苦手だと思うんですけど。で、先生に聞いて、教科書とかテストをやっていると新しい英単語が出てくるじゃないですか。それが出てきたらCambridge Dictionaryの英英辞典で調べると例文が出るんですよ。それをノートに書くんです。一単語につき一例文みたいな感じでバーっと書いていって。 Tomoharu: そうすると例文がバーっと書かれているので、それを4個か5個ぐらいに分けて、線を引いて。その分けられた文章群を一チャンクとして毎日読む。一文につき3回音読して、最後の1回は見ないで読む。これを一チャンクごとに5回繰り返す。一チャンク全部読み終わったら上にチェックマークをつけていって、5回チェックマークがついたら終わり、というのをやっていたんです。これが結構効果があって、だんだん話せるようになってきました。 Ryo: どのぐらいの期間やられていたんですか? モチベーションが続かないっていうのが結構あるあるだと思うんですけど。 Tomoharu: エンジニアをやっていた時代は、一日3時間を3年やりましたね。毎日です。 Ryo: すごい。スピーキングの英単語調べてっていうのを中心に、他の技能もやっていた感じですか? Tomoharu: 他の技能もやっています。先生との英会話の授業もあるし、ライティング、リーディングやリスニングとかも全部やらなきゃいけない。全部やって。 Ryo: ちなみに最初のIELTSの得点は何点だったんですか? Tomoharu: 最初はオーバーオール6でしたね。勉強し始めて2年半後に一回テストを受けてみよう、と思って受けたら6だった。 Ryo: IELTSの勉強って日本でするとリソースがあまり種類なくて大変じゃないですか。ウェでもその先生を見つけられたっていうのが結構大きいですよね。ちなみにランガラに必要なのはIELTSのアカデミックとジェネラルのどちらですか? Tomoharu: アカデミックです。論文とか読まないといけなくて。ライティングがちょっと違うんですよね、ジェネラルと。グラフの内容を述べよ、みたいな問題がある。 Ryo: ランガラに行きたい人たちがIELTS 6.5の壁を超えるのってだいぶ準備するか、英語漬けの毎日をある程度日本で作らないとしんどいですよね。 Tomoharu: そうですね。しかも僕は元々文法はやっていたから、IELTSの勉強を始めた時に読み直しても「はいはい」って感じだったんです。もし全くゼロからのスタートだったら、もっと大変だと思います。 Ryo: 今はDuolingoのテストがあって5000円〜7000円ぐらいでオンラインで受けられるし、AIとかもあるし、リソースは無限にあるのかなって感じがします。今の時代いいところもあれば、学校の英語のバーは全体的に上がってきているから、ちょっと大変なこともありますよね。 婚約してから一人でカナダへ渡航 Ryo: 実はTomoharuさんのパートナーとバレーを一緒にやっていて、来る前に婚約していたと聞いたんですけど、一人で来たんですよね。結構家族で来る人とかパートナーと来る人って増えていると思うんですけど、その中で婚約したのに一人で来た理由みたいなのがあるんですか? Tomoharu: 単純にこっちの生活がどんな感じになるのか分からなかったっていうのが一番。僕一人でもまずサバイブできるのか、というところもあったし。最初ホームステイだったから、その時どうするの、みたいな話だったり。あとは、単純に仕事を見つけていない状態で収入がない中、二人で住むっていうのはちょっときつい。 Ryo: パートナーの方はびっくりされましたよね? Tomoharu: そうですね。でも婚約をするって言わなかったら多分別れていたと思います。 Ryo: でもそのあとやっと生活も落ち着いて、呼べることができたんですよね。 Tomoharu: そうですね。呼べることができました。今はもうこっちにいます。 Ryo: こっちだと日本と比べてワークライフバランスを大切にするから、一緒にいる時間が増えて夫婦の仲がよくなったっていう人も結構いますよね。家族やパートナーと来るっていうのは増えてきているし、いいオプションかもしれないですね。子供のこともカナダだと育てやすかったり、補助金がいっぱい出たりもしますし。 ランガラカレッジのコンピュータサイエンスを選んだ理由 Ryo: ランガラで2年じゃないですか。Tomoharuさんの場合だともう4年間の技術経験があり、英語も割とよかったわけですよね。その中で、ビザを1年くれるっていう学校を選ずに、ランガラっていうところでちゃんと学びに行ったのはどういう理由があるんですか? お金も結構かかるじゃないですか。 Tomoharu: 一つはPGWP(ワークビザの一つ)ですね。ビザが3年間取れるというのがあるのと、もう一つが単純にコンピュータサイエンスを学びたかったというモチベーションがあったんです。日本のフィンテックの会社にいた時に、結構周りの方が工学部とか情報学部の人たちだったので。みんな学んできて。たまに会話についていけない時とかがあったんですよね。それがちょっと悔しかったのと、仕事をしていると「これどうなってるんだろう」みたいな裏側の仕組みが気になったんですよね。 Ryo: 体系的に学びたかったんですね。 Tomoharu: そうですね。当時は記事とかを読むと「強いエンジニアはみんなコンピュータサイエンスをやってる」みたいな記事が結構あって。メモリとは何か、CPUがどう動くかみたいな話。やったほうがいいのかなと思いました。ランガラのコンピュータサイエンスだとCSの勉強もできるし、PGWPもゲットできる。一石二鳥だなと思って入ることにしました。 CS教育の意義と面接での実用性 Ryo: 結果的には割と早く仕事は見つけられたじゃないですか。CSの勉強2年使ってやったということは、就職やPGWPの3年あるとか抜きにすると、行ってよかったですか? Tomoharu: CSで学んだことって割と面接で出るんですよね。例えばコンピュータサイエンスの授業で絶対アルゴリズムとデータストラクチャがあるんですけど、それもゴリゴリに面接でLeetCodeとか。あとはシステムデザインの話。例えばデータベースでインデックスがあるとなんで早くなるの、みたいな。インデックスの仕組みがどうなっているか理解していないと話せなかったりする。これってデータストラクチャの話で、B-Treeとか色々ありますね。CSの知識があると面接突破対策になるっていうのはありますね。 Ryo: このCSのコースって、今までポッドキャストに出てくださったランガラに行っていた方とは違うコースですよね。 Tomoharu: 違うコースだと思います。皆さんはどちらかというと「作る」ことが中心で、アプリ制作がメインという印象ですね。 Ryo: このコースは結構理論的なことが多かったんですか? Tomoharu: そうですね、理論が多かったです。 Ryo: 僕は割と「いらないでしょう」って思っている立場なんですけど。面接は勉強すればいけるかなと思いつつ。でもPGWPもらえるならいいですよね。ただ、もしかりに1年行ったら、その分働き始めたのが1年前になって、永住権取れていたとかもあるじゃないですか。だから必ずしも長いが正解ではないのかなっていうのもある。聞いた感じだとTomoharuさんは自分でやりたいことやる派だから、行かなくてもどっちみち勉強したんじゃないかなって思ったんですけど。 Tomoharu: おっしゃる通りで、やっていたんですよ、実は。やっていたんですけど、やっぱり強度がそんなに高くないんですよ。CSの本買って読むだけみたいな。「これ身についてるのかな」みたいな。 Ryo: 自分で体系的にやるって、やったとしてもなんか自信がないというか。 Tomoharu: そう、アウトプットしていない感じ。ランガラに行くとテストがたくさんあるじゃないですか。そういうのがあったほうが勉強するんだよなっていう。 Ryo: その強制力みたいな意味では学校はありですよね。 AI時代のCS教育の価値 Ryo: 今AIの時代になって、ChatGPTに聞けば結構効率的に情報集められる時代になったじゃないですか。今の時代背景であったとしても、ランガラのCSを勉強したと思いますか? Tomoharu: すごいいい質問ですよね。PGWPの比重がかなり大きいですね。今はランガラでPGWPを取るにはコンピュータサイエンス系に行くしかないようです。アプリ系のコースはサスペンドされたみたいで。でもAIが出たとしても、一回理論はやっておこうとは思いますね。まだあと何年かは完全にCSの知識が全く要らなくなるということは全然ないと思うので。AIがほぼ完璧に何も間違えないよねぐらいになってきたら、もうAIで学んでAIでテストして、みたいなことができるようになるから、そしたらカレッジに行かなくてもいいかもしれませんけど。 ランガラでの学校生活 Ryo: よくある話で、英語で学んでクラスメートと一緒に勉強してキラキラ生活を思い浮かべて行ったら、実は日本人以外はあまり勉強しないし、グループワークとかも全然やってこなくて、結局日本人のグループになっちゃうみたいなのが割とあるあるなんですけど、どうですか? Tomoharu: まず日本人がほぼいないんですよ、このコース。本当に最後のセメスターでしか日本人に出会ったことがないんです。6セメスターあったんですけど、ラストセメスターでしか日本人を見なくて、それ以外ずっと海外の人に囲まれていたっていうのが一点。そしてもう一点が、割とみんな真面目でした。 Ryo: やっぱりランガラはちゃんとテスト受けないと単位がダメとかありますよね。 Tomoharu: あとやっぱりUBCやSFUにトランスファーできるんで、ランガラって。UBCやSFUに行きますっていう子が結構いるから、ガチっている人が多い。グループワークも授業によりますけど、あります。 学費とカレッジ選びの現実 Ryo: ちなみに授業料はおいくらだったとか覚えていますか? Tomoharu: 日本円で360万〜400万ぐらいかな、2年間で。 Ryo: 高い。貯金していたんですね、日本で働いている時に。 Tomoharu: 営業マン時代にそこそこあったんです。入学金も一括360万ではなくて、毎セメスター数十万みたいな感じなので、一発で出せる必要はないですけど、卒業するとなるとそのぐらいになります。 Ryo: 30歳までに来てワーホリを2年使いたいみたいなのとかも考えると、再現性って意味だと日本時代で結構稼いでいて入学金を払える、プラス英語がちゃんと良いところないといけないみたいな感じだから、結構難しいですよね。 Tomoharu: そうですね。こっちでアルバイトできるかっていったらそんな軽いわけではないので、やっぱり先に準備して生活費も残して、という感じになると思うから、相当お金は貯めてこないとダメなのかなと思います。 Frog成功事例の徹底分析 Ryo: 就職活動についてちょっと聞いていきたいなと思うんですけど。2年ランガラは通ったんですよね。座学の期間が終わった瞬間から就職活動していった感じですか? Tomoharu: 就職のための準備期間はランガラに入って半年後ぐらいから始めていました。一つ目にやったのがとにかくFrogの成功事例の記事を全部読むこと。僕は2023年にこっちに来たんですけど、まず2020年までの全ての記事を読んだんですよ。 Ryo: すごい。 Tomoharu: 読んで、何が成功パターンで、何が失敗パターンで、成功パターンの中でどれなら自分が取り入れられそうか、逆に「この失敗パターン自分やらかしそうだから、これはやらないようにしよう」とかを全部紙に書いた。そこから色々抽出して計画を立てて、どんなポジションでどんな会社を狙おうかな、その会社に行くためには何をしなきゃいけないかみたいなのをバーっと計画を立てたのが一番最初です。 Ryo: 失敗体験ってあんまり出てこないのかなって思うんですけど、それはどういうところから情報を集めたんですか? Tomoharu: 記事に割と書いてありましたよ。「これやったほうがよかった」とか。成功した人の中でもよかったことと悪かったことがある。 Ryo: Tomoharuさん調べだと、どういうのがよかったんですか? Tomoharu: 当時はまずATS(Applicant Tracking System:採用管理システム)ですよね。割とそれが出てきていた頃だったので。あとはネットワーキングも人気なやり方の一つだったので、そういうやり方もあるんだと。あとはこっちの市場環境も結構書いてあった。とにかくたくさん出さないと受からない。数打ちゃ当たるって意味ではなくて、日本みたいに3社出せば返ってくるような環境では決してないよ、っていうところが学べました。 Tomoharu: もう一つの準備として、僕がこの就職を成功させるためにやらなきゃいけないなと思ったのが「英語」と「アルゴリズム」と「システムデザイン」。この3つは一朝一夕で身につかないだろうなと思ったので、カレッジ在学中からちょこちょこ時間を使って勉強していました。 ATS対策とレジュメ作成の工夫 Ryo: ATSのハックみたいなのはどういうことをやられたんですか? Tomoharu: まずJobscanというATSアナライザーを契約して。月3000円ぐらいするんですけど、登録して。毎回出したい会社のジョブディスクリプションを入れて、自分のレジュメを書いて、足りなかったら書き足す、っていうのをやっていたんですけど。途中でめんどくさくなったので、他のFrogメンバーの方が書いていた記事を参考にして、「こういう単語がJDに出てきたら、この文章」っていう対応表をスプレッドシートで作ったんですよ。 Tomoharu: これ一回作っちゃえばずっと使えるんで。よくある「クリエイティビティ」とか出てくるじゃないですか、ジョブディスクリプションに。だからクリエイティビティが出たらこの文章みたいな対応表を作って。最後の方はもうそれで検索して、ピピピって入れていた。レジュメの作成時間が半分ぐらいになりました。結構おすすめです。 Ryo: カバーレターとかも同じ戦法ですか? Tomoharu: カバーレターは書いたり書かなかったり。最後の方は全然書いていなかったですね。多分2、3社しか書いていないかも、トータル。本当に行きたい会社には書いていますけど、そんなに変わらないんじゃないかなっていう感じです。 Ryo: 日本の経歴をレジュメに移すのって結構大変だったりするじゃないですか。日本だったら「ReactとJavaScriptとRubyを使ってフィナンシャル系のアプリを作りました」って書くだけでも、英語だとそれじゃ全然こっちのレジュメでは良くないですよね。そこはどうしたんですか? Tomoharu: 元同僚に聞いていました。「これ数字的にどうだったっけ」みたいな話とか、どうにかして数字を捻出しましたね。どういう課題があって、こういう技術でどういう風に解決して、結果こういう数字が出ましたよみたいな、一番よくあるSTARメソッド(状況、課題、行動、結果)に落とし込めるように情報をかき集めて作成しました。 Ryo: こういう話を聞くたびに、普段仕事している中でちゃんとログを取っておかないといけないなって思いますよね。転職のことを考えるなら、日々どれだけ成果を出せたか、どういうチャレンジがあったか残しておくべきです。 Tomoharu: 僕もAI使って書いていました。自分の経験を「こういう経験があったので、面接で言えるようなフォーマットに直して」ってプロンプトに投げるだけみたいな。割と楽でした。 応募から内定へ:80社に応募し卒業前に内定獲得 Ryo: どのぐらい応募して、どのぐらいの期間就職活動をされたんですか? Tomoharu: 座学中にもう就職活動をやっていたんですよ。卒業4ヶ月前ぐらいから始めて、全部でレジュメを出したのは80社ぐらいです。 Ryo: どのぐらい返ってきました? Tomoharu: 10分の1。10回出したら1回返ってくる。 Ryo: 最初の就活だったらめちゃくちゃいい感じですね。面接まで実際に進んだのはどのぐらいだったんですか? Tomoharu: Dev(開発)面接だと2個か3個ぐらいかな。 Ryo: まあそんなもんですよね。返事が来たあとにゴーストされたり、最初の電話面接で緊張してあまり言えず先に進めなかったり。 Tomoharu: やっぱりリクルーター面接は電話だから聞き取りづらいんですよね。文字起こしとかしていましたね。文字起こしとかしていました。でも結局座学中だったから、卒業する時期がまだ先だったからっていう理由でダメだったりもしました。 Ryo: 今の会社に入った時の面接の流れについて教えてもらっていいですか? Tomoharu: 大枠の流れは、レジュメを出して、いきなりリードエンジニアとエンジニアマネージャーの2人と1対2で面接。同時にホームアサインメント、宿題が出されるのでそれを期限までに提出。最後にPMと1対1でオンライン面接。それでめでたく内定です。 Ryo: ホームアサインメントはどんな感じの内容でしたか? Tomoharu: 本当によくあるバックエンドのAPIを作るやつです。図書館のアプリケーションで、本を貸し出したり借りたり、誰が借りたかどれぐらい貸し出していたかみたいなのを全部裏でJSONデータで作って返すようなよくあるやつでした。 Ryo: 対面の面接ではコードを書いたんですか? Tomoharu: 対面はコード書くのではなくて、テックへの知識を問われる感じ。シニアのポジションだったので、アルゴリズムとかじゃなくて、システムデザイン的な話。パフォーマンスが悪い時どう改善するか、テストカバレッジ何%を目指すべきか、さっき話に出たB-Treeインデックスの話とか。これまさにカレッジでやった内容だなと思って。 Ryo: PMの人との面接はどんな感じでしたか? Tomoharu: そこは結構よくある人間関係のコンフリクトの話とか。どちらかというとビヘイビア面接はそっちでした。今一緒に働いているPMです。 Ryo: PMが面接に出てくるのは珍しいですね。PMの決定権が大きい会社なんですかね。 Tomoharu: PM面接が終わって2、3日後にメールが来て、「オファー出します」と。そこから契約書を急ぎ作ってもらった流れですね。 Ryo: 最初はパートタイムだったんですか? Tomoharu: 最初カレッジ在学中に決まったので、「ごめんパートタイムでやらせてくれ」って。3月末ぐらいから働いて、5月中旬ぐらいに卒業して、PGWP速攻で切り替えて正社員に。Pythonもやっていますね。 Ryo: 最後に、「公開しても大丈夫」ということだったので年収を教えてもらっていいですか。 Tomoharu: ざっくりですけど、日本円で大体1000万ぐらい。 Ryo: 一社目からそれは凄いですね!なんか準備したことがちゃんと実って、カレッジ卒業前にちゃんと仕事を決めて、パートタイムで働かせてもらって卒業して入社。すごく良い感じですね。 Tomoharu: 運です。本当に運がよかったです。 Ryo: いやでもそれを支える準備だったり真面目さとか、英語の勉強とかもすごいちゃんとしているなって感じだったので、聞いてる側としては納得ですね。 バンクーバーでの働き方:自由で柔軟な環境 Ryo: 今バンクーバーの会社で何ヶ月目ですか? Tomoharu: もう9ヶ月ぐらいかな。 Ryo: 働いてみてどうですか?幸せですか? Tomoharu: めちゃめちゃ楽しいですよ。とにかく「自由」って感じが好きです。 Ryo: 日本で働いてた時もSaaS企業ですし、日本の中では割とホワイトな感じじゃないですか。それに比べてどうですか? Tomoharu: その時に比べても柔軟性のある会社かなって感じがしますね。例えば「この日めっちゃ働くから、この日働かなくていいですか?」みたいなことも自由。日本ではなかななそんなことはできなかったです。 Tomoharu: あと本当に場所も決まっていなくて。今働いている会社って世界中に支社があるんですよ。だからバンクーバーにいる人が「今ちょっとあっちの国に行ってる」みたいに、時差がズレるても全然オッケーみたいな。それは自由だなと思っています。 Ryo: いいですね。会社ってそもそも何の会社ですか? Tomoharu: 業態としては受託なんですけど。世界中で案件を取ってきて、それに対してプロダクトを作っていく。「作って終わり」というよりはずっとメンテしていく感じの会社で。違いとしてはほぼ必ずAIが入っているんですよ。AIの導入中心としてガンガン前に出してやっている受託会社みたいな。 Ryo: 本社はどこなんですか? Tomoharu: 本社は上海で、あとニューヨークとパリとバンクーバーと、渋谷にもあるんですよね。エンジニアもいます。こないだ渋谷の日本人の方からSlackが来て、「帰ってくることがあったら遊びに来てください」みたいなのがありました。 Ryo: 日本で働くのとバンクーバーから働くのとだと、金額違ってたりするんですか? Tomoharu: ちょっと聞いたんですけど、多分違うらしいです。国とか街によって調整は入っているみたいですね。 Ryo: バンクーバーのほうがジョブセキュリティ(雇用の安定)は強いですよね。Asanaでも、レイオフはやっぱり給与の高い都市(アメリカ)からされるから、カナダ側で働いてるとちょっと安全だよねっていう良さはあります。 Tomoharu: なるほど。あとは週4でリモートもできて、会社に行くとその代わりに交通費とか食事代が出るので、そういう自由なところがすごくいいなっていうところだったり。あとやはり優秀な方が多い。AIの会社なので機械学習とかもやらなきゃいけないんですよね、メンバーの中に博士の人とかもいるんですよ。そういう人達の元で働けるのはすごいいいなと思います。 Tomoharu: あとはいいことがあるとお昼からお酒飲んだりするんです、みんなで。それがバンクーバーあるあるなのか分からないんですけど、僕は割とびっくりしましたね。日本と比べたら。 Ryo: 割とこっちだったら普通にお昼ご飯行って、一杯二杯飲んで帰ってきてまた仕事するとかはありますもんね。私はマネージャーとの1on1でずっとお酒飲んでいました。キッチンにケグ(樽)があって。割と北米あるあるかもしれないですね。 労働時間と柔軟なワークスタイル Ryo: 「時間」みたいなところはどうですか? 結構みんな長い間働いている感じですか? Tomoharu: 全然ですね。基本7時間。うちの会社はあまり長く働くことを良しとしていないんですよね。エンジニアマネージャーの人も、あまり長く働いて人生しんどい思いして欲しくないみたいなスタンスらしくて。なるべく短い時間で成果を出す、みたいな。 Ryo: 受託開発だと、クライアントとの兼ね合いでデッドラインが近くなったりバタバタするとかもありそうですけど。 Tomoharu: あるんですけど、その場合はもう別の時間で「この日休んでいい」とかそういうのが全部申請できる。振り替えですね。 Ryo: プロジェクトはどれぐらいのサイクルで変わるんですか? Tomoharu: 私はまだそんなに変わっていなくて。今のプロジェクトだと他のメンバーはもう数年やっているんじゃないかな。結構長期的なプロジェクトです。 一日のタイムラインと業務の流れ Ryo: 「よくある一日」みたいなタイムラインで言うとどんな感じですか? Tomoharu: まず会社に入って、最初にコーヒーを入れるんですよ、ウォーターサーバーで。コーヒー飲みながらまずメール何来てるかなと。あとはサーバー側で深夜に動くジョブとかあるので、バグっていないかなとか確認して。バグっていたらチケット落としてやったり。特になければメールを見て緊急でやらなきゃいけないタスクの依頼があるかを確認して。そういうのもなければ、自分が次にやらなきゃいけないタスクを進めていく感じですね。今プロジェクトを2つ掛け持ちしているので、午前中はAプロジェクト、お昼の後はBプロジェクトという感じです。 Ryo: スタンドアップだったりスプリントみたいなミーティングはあるんですか? Tomoharu: ありますね。バンクーバーチームでは週に1回月曜日にやるんですけど。あとはプロジェクトごとに週1とかでスプリントミーティングがあります。 Ryo: 毎日じゃないんだ。「ミーティング多いな」って感じたりします? Tomoharu: 全然ないですし、なんならPMがそこをすごく気を使っているんですよ。「なるべくみんなの仕事する時間を奪いたくない」みたいな。「なるべくこんな会議はしたくない」みたいなスタンスなので。 Ryo: 超良いPMじゃないですか。 AIを活用した仕事内容 Ryo: プロジェクト的にはAIが関わってくるということだったんですけど、どういう仕事になるんですか? Tomoharu: AIの文脈だと2つあって。一つは大きいベンダーが作ったAIをインストールして、それを学習させてなるべくいい結果を出すようにトレーニングするというよくあるやつ。もう一つはLLM(大規模言語モデル)とAPI繋いでそこに投げるみたいな連携機能とか。 Ryo: じゃあ受託しているお客様が抱えているペインに対してプロダクトを作って、その中にAIソリューションが組み込まれているみたいな感じですか。 Tomoharu: はい、そういう感じです。結構新しいものを取り入れていくタイプの会社ですね。AIの前はブロックチェーンもちょっとやっていたらしいんですよ。今はもうやっていないですけど。とにかく受託だけじゃなくて新しい技術をガンガンプロダクトに取り入れていこうという会社です。 仕事で使う英語には意外と困らない Ryo: 学校に入る前、2、3年前の時点でIELTS 6.5あったと思うんですけど、働いてみて英語で「簡単だな」とか「結構苦労している」とかありますか? Tomoharu: まずメールのやり取りとかSlackのやり取りはそんなに難しくない。エンジニアの仕事って大体使う動詞とかが「これしかない」みたいなのがあるので。あと昨今だとメールとかもGeminiとかで書けるじゃないですか。Gmailの中でもGeminiに指示を出せる場所とかあるので、そこに書いてメールを完成させたりすると、あんまりライティングで苦労することはないですね。 Tomoharu: スピーキングも表現がだんだん固まってくるのでそんなにコミュニケーションで困ることはないです。 Ryo: よく聞くのだと、仕事の中では表現が決まってくるから全然言えるけど、休み時間だったりスモールトークだったりで苦労するっていう話もあるんですけど。 Tomoharu: 意外とないかも。もちろん分からない時は分からないですけど、そしたら聞き返せばいいし。コミュニケーションでそこまで困ることはないかもしれない。ただ人によりますね。速い人はめっちゃ速いし、アクセント強い人とかもいたりする。 Ryo: 僕の昔話になるんですが、前の会社でGCPのサポートエンジニアと喋ったんですけど、その人のアクセントが強くて全く何も分からなかったんですよ。僕のマネージャーはバンクーバー出身のネイティブなんですけど「Ryo、ごめん、僕も彼が何を言ってるか全く分からなかった」ってSlackが来て。ネイティブでも分からないことがあるんだなーって思いました。 海外生活の苦労:遠距離恋愛とフリーランス探し Ryo: 海外生活で苦労していることはあるんですか? Tomoharu: やっぱりパートナーとの遠距離が一番きつかったかな。あと日本の仕事を探すのもちょっとしんどかったですね。 Ryo: フリーランスの仕事のことですか? お金が尽きた感じだったんですか? Tomoharu: 尽きてはいないんですけど、早く見つけないと尽きちゃうなっていうプレッシャーがあったのと、日本の案件なら割と簡単に見つかるだろうと思っていたんですが案外見つからない。カナダの会社が見つからないのは覚悟していたので、そんなにダメージは来なかったんですけど、日本が見つからないのは結構「マジか」ってなっていましたね。 Ryo: ちょうどリモートがなくなり始めた時期みたいなのもあったのかもしれないですよね。 Tomoharu: そうですね。完全リモートで時差もあってってなると本当になくて。実際来てくれるんだったら全然あったんですけど、本当にフルリモートだと本当になかったです。 Ryo: 前のフィンテックの会社とかはダメだったんですか? また今度はフリーランスでっていう。 Tomoharu: 検討したんですけど、何社か経験しているほうがレジュメ的にいいかなと思ったんですよ。なのでちょっとチャレンジした感じですね。 Ryo: そのフリーランスではどんな感じの仕事をしたんですか? Tomoharu: 普通にアプリ開発していました。PMが仕様を作ってくれて、それに対して作るっていうよくある感じのやつですね。 Ryo: 遠距離はなんでつらかったんですか? Tomoharu: 連絡を取る頻度とか、やっぱりこっちとしては就活に集中したい中でも遠距離だから話す時間は必要だし、そのバランスを取るのが結構難しかったんです。 メンタル管理のコツ、1000社KPIと「問題を悩みに変えない」 Ryo: なんか優等生であまり苦労話が出てこない……。カナダで就活しているときの苦労とかはなかったんですか? Tomoharu: 多分苦労していないと思うのは、単純に僕がその苦労に対してメンタルを元々強く持っていたというのが一個あるかもしれません。カナダの就活はめっちゃきついっていう想定があったので。最初のアプライするKPIを1000社に設定していたんですよ。 Ryo: 1000個! Tomoharu: 1000社にしていて。1000社だから、50個ぐらい落ちても特に何もしんどくなかった。みんなきついじゃないですか、ガンガン出しても落ちるから。それが50、60と積み重なってくるとマジでしんどいけど、1000社申し込むことをゴールにすると、受かろうが落ちようが別にどうでもいいから、とにかく1000件出すみたいな脳みそになるんですよ。 Ryo: 確かに、100件落ちたくらいじゃへこみはしないかもしれない。それはめちゃくちゃいいアドバイスかもしれない。 Tomoharu: そうそう。「まだ10分の1なんだけど」みたいな感じになるので。そこを持っていたのが、苦労ってほどしんどくなかったのかもしれないですね。 あと、昔からコツコツやるのが全然苦じゃないタイプなので。英語の勉強とかを日本にいる時から毎日3時間できるっていう……なんだろう、コツコツやるべきことをこなすことで壁を壁と感じずに超えているのかもしれないですね。 昔友達の社長さんから聞いた言葉で、「問題を悩みに変えてはならない」「問題は問題として解決しなければならない」って言われたことがあって。悩みってちゃんと分析しないでいると、フワフワしているじゃないですか。何が原因で何をしなければならないのかを決めないで放っておくと、悩みになる。だけど、ちゃんと「これは何でこんなことが起きてるんだろう」「自分は今この問題に対して何をしなければならないんだ」っていうのをちゃんと考えると、意外とアクションプランまで落とし込めるじゃないですか。そうなるともうあとはやるだけ、ってなるんで、あんまり悩まなくなる。そのメンタルは結構あってよかったなと思いますね。 Ryo: バンクーバーでメンタル管理が大変っていう人がよくいるんですけど、「ちゃんと問題をしっかり見て、問題を悩みにしちゃいけないよ」っていうのはめちゃくちゃいいアドバイスですね。それ奥さんが悩んでいても同じアドバイスします? Tomoharu: いやそこはほら……やらないです(笑) Ryo: やらないなら大丈夫です。「悩みじゃなくて問題だからちゃんと見て」「アクションプランさえできれば悩みなんてない」みたいに言ったら嫌われそうですもんね(笑) 今後のキャリア目標:世界を股にかけるエンジニア Ryo: 9ヶ月働いてみて慣れてきた頃だと思うんですけど、これから今の会社で取り組んでみたいこととか、キャリアの上でやっていきたいことがあれば教えてください。 Tomoharu: まず今の会社でやりたいこととしては、今やっているのが主に3つあって。アプリケーション開発と、DBがちょっと大きいのでパフォーマンスチューニング、最後がさっき言った機械学習やAI周り。今までどちらかというとアプリケーション開発をたくさんやってきたので、パフォーマンスチューニングと機械学習のスキルを上げていきたいですね。今後需要も増えそうだし、パフォーマンスチューニングってレジュメ書きやすいじゃないですか。 Ryo: 「やりたい」って言ったらやらせてくれそうな環境ですか? Tomoharu: 問題が発生している前提ではあるんですけど、発生していたら全然「これやってもいいですか?」って言ったらやらせてくれる感じですね。むしろそれを推奨されている感じだし。プロベーション(試用期間)が終わった時も「チャレンジングな姿勢がすごくいい」って言われました。パフォーマンスってユーザーに直結する部分だったりするので、受託だとユーザーに対して価値がダイレクトに行くんで、結構やらせてもらいやすいですね。 今の会社じゃなくても、という意味だと、僕の将来の目標が「世界を股にかけるエンジニア」になること。また別の国に行って、同じポジションじゃなくてガンガンポジションを上げていって、世界中をポジションを上げながら股にかける。いろんな国に行くっていうのがやりたいことですね。 Ryo: 日本とカナダだけだとまだ股をかけたことにはならない。次に狙う大陸は? Tomoharu: アジアかヨーロッパあたりになるかなと思っているんですけど、アジアは後からでも行けそうなので、年を取っても日本から近いし。じゃあヨーロッパかな、みたいなのを考えたりとか.まだ全然本当に行くのかどうかもまだ考えてないですけど、行きたいですね。 Ryo: ぜひ実行してほしいですね。僕も一社目ぐらいの時は「次はポルトガルだ」って思ってたんですけど、ビザから永住権を取ったりとか、次の会社に行きたくなったりとかでちょっと腰が重くなってしまって。年を取るにつれて持つものが増えてしまいますよね。僕の同じぐらいに来たカップル、どっちもエンジニアなんですけど、子供が去年生まれて、去年12月にスペインのバルセロナに引っ越して。すごい行動力だなと思いましたね。 VPoEへの興味とマネジメントキャリア Ryo: エンジニアとしてのキャリアではどういうことをやりたいですか? Tomoharu: やっぱりテックリードとかそういうところはまず行きたいですけど。VPoEとかちょっと興味があった時期がありますね。Vice President of Engineering。 Ryo: CTOとは何が違うんですか? Tomoharu: VPoEはもうちょっとマネジメント的なほうで、エンジニアのマネジメント。CTOはもうちょっと技術で経営に携わるみたいな感じ。なんか自分の性格的にはVPoEのほうが合っていそうだなと思っていますね。人と接するのが好きなので。エンジニアマネージャーになってもテックのことは全然やるはずなので、そこはちょっといいなと思って。 Ryo: 後々日本に帰ってきてそういうポジションに就こうという感じですか? それともずっと海外でマネジメントに携わっていきたい? Tomoharu: 全然海外でやってみたいですよね。多分海外のほうがいろんな国でやっていたほうが経験値としていいのかなと。いろんな国の文化が違うところで全部マネジメントしてきましたって、結構難しそうだけど面白そうだなと思ったりします。 Ryo: マネージャー職をやるなら絶対海外のほうがいいと思います。日本のマネージャーってもう一生働いてるし、給料も固定給になってあまり上がらなかったりとか聞いたことあるので。こっちのマネージャーは比較的バランスが良いですよね。 これから渡航する人へ5つのアドバイス Ryo: 最後に、これから留学や渡航を考える人にアドバイスを聞きたいなと思います。 Tomoharu: 結構考えたんですけど、5つあります。 Tomoharu: 1個目が、「カナダでどんなエンジニアが需要あるのかをあらかじめ調べよう」というのがまず一つ目。LinkedInとか見ればジョブディスクリプションから「こういう感じなんだ」っていうのが分かると思うので。カナダでの転職を意識した日本での働き方ができる。どういうエンジニアが需要があるのかをあらかじめ調べるのは大事なんじゃないかなと思っています。 Ryo: Tomoharuさんから見て、AIの時代ってコンテキストの中でどういうことをすればカナダで優位性を得られると思いますか? Tomoharu: 僕の会社もゴリゴリでAI使いながら開発しているんですけど。Cursorなどをガンガン使っている中で思うのは、まず要件から設計まで全部できるのが大事かなと。あとは「ベストプラクティスが分かっている人」が大事かなと思っていて。AIは動くものは作ってくれても、「この書き方あんまりよくないよね」みたいなのがちょこちょこあるんですよね。例えばIf文がネストしているとか。それが何で悪いのかまで分かっていればAIに指示できるし、「この言語のフィロソフィーとしてはこういうものを好む」みたいなことも伝えられる。そういう技術のベストプラクティスを分かっておくと面接でも話しやすいですね。 Tomoharu: 2つ目が、「積極的に前に出ること」。特に就職活動中とか。こっちにHiredXっていうミートアップがあるんですけど、そのイベントにエンジニアもリクルーターも来るんです。そこで直接リクルーターと繋がれる。一回出た時に、目隠しをしたリクルーターの前で70人のエンジニアの中から3人選ばれて面接の受け答えをする、みたいな催し物があったんですけど。70人の前で自分の面接を見られるのってちょっと嫌じゃないですか。だけど、そういうところでなるべく手を挙げるように。考える前に手を挙げて。 Ryo: 絶対できないですね、僕たちは……。でもすごく大事なことですよね。 Tomoharu: こっちってみんな主張が激しい人が多いじゃないですか。謙遜する人っていなくて、全員「自分が一番だ」っていうスタンスで来る。「いや自分なんて」とか「いや私はちょっと」みたいな感じだと埋もれちゃう。そういう人たちに負けないために、「俺が俺が」のスタンスで前に出て手を挙げていくのが大事なんじゃないかなと思います。登壇とかもまさにそうだと思っていて、ガシガシやっていいと思います。 Tomoharu: 3つ目が、「就活中は持てる時間の全てを就活に注ぎ込む」。遊ぶ暇があるなら就活しなさい、っていうのが僕のスタンス。遊ぶ時間だけじゃなくて、お風呂の時間、トイレの時間、食事の時間、通学の時間も全部就活関連のことをやる。 Ryo: トイレの時間にどうやって就活関連のことするんですか? Tomoharu: 英語の本とか読めるじゃないですか。面接で言えなかったところを復習するぐらいだったらできる。ChatGPTと話すとか。お風呂の時間は独り英会話とかしていましたね。自己紹介とかそういうのをやったり。食事の時間は奥さんも一緒に英語を勉強してくれるので、Netflixとかで英語のやつを見るとか。 Ryo: ストイックですね……。僕は結構「自分に優しく」をモットーに生きてきてるんで。 Tomoharu: いや、遊んじゃうと頭に残るんですよね、就活のことがずっと。モヤモヤするじゃないですか。その間にも良かったポジションが他人に取られているのかなみたいになっちゃうのがすごくモヤモヤしてしまうので。 4つ目が、Frogにこれから入る方からよく聞くのが「いつカナダに行ったらいいですか?」っていう質問。正直いつ行ったらいいかはマーケットの時流によるので分からない。なのでどちらかというと、カナダのタイミングではなくて「自分の人生のタイミングで来ましょう」っていうこと。 僕も最初の方に言ったんですけど、自分の人生に影響を与える変数が少ないうちに来たほうがいいのは間違いなくて。例えば日本でもう家を買っちゃっていたら難しいじゃないですか。カナダに行くのをずっと待っていたら家を買っちゃう年齢まで来ちゃいましたっていうと、もうきついので。それだったら、もう自分が今一番行けるタイミングだから、カナダがどうなっていようが知らないっていうので来るのが結果的にいいのかなと。それでダメだったとしても後悔はしないと思います。 Ryo: めちゃくちゃ刺さります。僕が就活を始めた時はコロナのタイミングで、みんな「じゃあ日本に帰ります」っていう人が結構いたんですが、実はその後リモートの働き方が一般化し、仕事もいっぱいあった。あまりカナダに合わせて行く行かないとか帰る帰らないとか決めてもしょうがないのかなっていうのは僕もめちゃくちゃ思います。 下手に日本にいるうちにカナダがどうなのかって詮索しても、第三者の意見しか入ってこなくて。「この人が言ってるから行かない」ってなるのは自分の中で行きたくない気持ちもあって、第三者の意見に後押しされて行かないっていう感じになる。実際来てみて本当に嫌だったら一ヶ月で帰ってもいいわけだから。行動を起こすことも大事ですよね。 Tomoharu: 本当にその通りですね。ラストが、かなりプライベートな話なんですけど。もし結婚を考えている方がいたら、パートナーの方が海外に行ってもいいかどうかっていうところは、ガッツリ話し合っておいたほうがいいかなと。 Ryo: Tomoharuさん的にはうまくいったわけですよね。 Tomoharu: 僕の場合は元々僕の奥さんも海外に住むのが夢だった人なので。もう海外に来て多分僕より楽しんでいるんじゃないかなっていう感じです。おかげさまでメンタルケアとか特に必要なく、「バンクーバーがしんどい」みたいなことは一切聞きませんし、こちらとしても自分のやりたいことに集中できます。 ただこれがもしパートナーが全然海外に興味ないみたいなケースだと結構きついかなと。あらかじめそこは入念に話し合っておいたほうがいいですね。 Ryo: あるあるですよね。よくあるパターンだとエンジニアの方はすごいホワイトで海外のキラキラエンジニア生活で給料もめっちゃ上がったみたいになりつつ、パートナーは別についてきているだけだから英語も得意じゃないし、「帰りたい」みたいな。コミュニティもないし、家族も離れているし、そこでのパートナーとのギャップは結構あるあるですもんね。 Tomoharu: そこが大事かなと思います。 Ryo: 前半から後半にかけてやってきたことは本当に王道で、ちゃんとやれば上手くいくんだろうなっていう感じがすごくありました。聞く人にとってもめちゃくちゃ良いインタビューだったんじゃないかなと思います。ありがとうございました。 Tomoharu: ありがとうございました。 いかがでしたでしょうか?今回のインタビューでは、営業職から独学でエンジニアへ転身し、毎日の積み重ねを武器にカナダでキャリアを切り開いたTomoharuさんのお話を伺いました。 海外就職というと特別な才能や華やかな経歴が必要だと思われがちですが、Tomoharuさんの歩みは「地道な準備」と「継続」の力がどれほど大きいかを教えてくれます。IELTSの勉強を3年間続けたこと、Frogの成功事例を徹底的に分析して戦略を立てたこと、そして“問題を悩みに変えない”という姿勢。どれも再現性が高く、多くの人が取り入れられる実践的なヒントばかりでした。 また、ランガラカレッジでのCS学習や、AI企業での働き方、就労環境の違いについてもリアルな視点を語っていただき、これからカナダで挑戦を考えている方にとって、多くの気づきになったと思います。 挑戦の方法は人それぞれですが、どんな環境でも前に進む力を身につけることは誰にでもできます。今回のインタビューが、あなた自身のキャリアを考えるきっかけや、新しい一歩を踏み出す勇気につながれば嬉しいです。

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