Frog
Frog Icon

Frogが選ばれるわけ

私達がご提案していることは、単に英語や観光のための海外渡航ではありません

圧倒的な海外就業実績

GAFAMやユニコーン企業、海外ローカル企業での就職実績を基に、日本では得られないキャリアの可能性をご提案します。

海外挑戦を支える大規模コミュニティ

現地で活躍する仲間との情報交換や人脈形成を通じて、コミュニティ不足という国外挑戦の最大の課題を解消します。

海外就職に特化した650名以上の実績

「英語ができるようになる」という漠然としたサポート実績ではなく、海外就職に特化した実績ならではの充実サポート

日本国内外を意識したキャリア提案

日本、カナダ、アメリカなどの国ベースのキャリア相談はもちろん、SaaS、エージェンシー、個人開発、スタートアップなど、あらゆる面からのキャリア提案が可能

FrogDevShop

Frogコミュニティのハイレベルな人材と、海外企業を繋げるDevShopプラットフォーム

サービスを見る
FrogDevShop

最新インタビュー

デロイト・AWSを経てバンクーバーへ。ポートフォリオで「AIエンジニア」の職を掴んだRyosukeさん
インタビュー

デロイト・AWSを経てバンクーバーへ。ポートフォリオで「AIエンジニア」の職を掴んだRyosukeさん

今回お話を伺ったのは、バンクーバーでAIエンジニアとして働き始めたRyosukeさんです。日本ではメーカー、デロイト、AWSと3社でエンジニアのキャリアを積み、6年以上の経験を経てカナダに渡りました。ダグラスカレッジの2年間のプログラムを卒業し、ポスグラ(卒業後就労許可)を得て現地就職しています。 デロイトやAWSといった華やかなキャリアの中で、あえて「コンサルタント」ではなく「エンジニア」の道を選び続けてきたRyosukeさん。そして就活では、150社に応募しながらも、レジュメや面接対策を徹底する“王道”とは少し違うルートを通りました。2年前には存在すらしなかった「AIエンジニア」という生まれたての職種に狙いを定め、自作アプリのポートフォリオでオファーを掴んだのです。 なぜキラキラしたコンサルの道ではなくエンジニアを選んだのか。ビッグデータへの憧れ、UBCのマスターを目指した英語学習、そして新しい職種の波の掴み方まで。Podcast「海外キャリアログ」でのインタビューをお届けします。 「メーカー、デロイト、AWS」日本で積んだエンジニアの6年 Ryo: まず簡単に経歴を教えてもらえますか。 Ryosuke: 今はバンクーバーでエンジニアとして最近働き始めたんですけど、その前は日本で6年ちょっとエンジニアをやっていました。日本での経験を経てダグラスカレッジの2年のプログラムに入り、卒業してポスグラ(卒業後就労許可)を得て、今カナダで働き始めた、という流れです。 Ryo: キャリアがすごいことになってますよね。デロイトのあとにAWS、みたいな。日本時代を少し振り返ってもらえますか。 Ryosuke: 日本では3社経験しています。最初は大学の先生の繋がりで、メーカーの中でエンジニアとしてキャリアをスタートしました。インターンも含めて3年以上いたんですけど、かなり特定の領域にフォーカスした仕事ばかりだったので、もっと幅広い視点を得たいなと。ちょうどコンサルティング会社がエンジニアを募集していたので、そこへ移りました。 Senna: そこでは何エンジニアになるんですか。 Ryosuke: フルスタックエンジニアです。データサイエンティストのチーム、デザイナーのチームがあって、それ以外の「何でもやります」というエンジニアのチームがあって、そこに入った感じですね。 Ryo: デロイトのコンサルのエンジニアって、何でもやるといってもどの辺を指すんですか。 Ryosuke: ちょうどDX(デジタル・トランスフォーメーション)がバズワードだった時期で。コンサルタントがクライアントに提供するプロフェッショナルサービスも、デジタルアセットを使えばもっと付加価値が高くなるし、サブスクみたいにストック型の収益にもなる、と当時の経営陣が考えてできたチームなんです。いろんな部署のコンサルタントから「こういうアプリをお客様に提供したいのでPOCから作ってくれないか」と依頼が来て、0から1にする仕事もあれば、1を10、20にしていく仕事もある。デロイトはクライアントが幅広いので、作るアプリも本当に幅広かったですね。 Senna: ソフトウェアエンジニアとコンサルは、仕事が明確に分かれているんですか。 Ryosuke: できたての頃はきっちり分かれていました。でも、仕様をお客さんから聞いて作れるエンジニアと、実際に実装するエンジニアと、役割はいろいろあった方がいいよね、と。組織もアジャイルに進化していこうという流れがあって、後半は半分コンサルタントのようにコミュニケーションを取る人と、実装する人とに柔軟に分かれていきました。 キラキラのコンサルではなく、エンジニアを選んだ理由 Senna: 日本ってコンサル業界がめちゃくちゃキラキラしてるじゃないですか。大学生の行きたいランキングにもデロイトやアクセンチュアが入ってくる。デロイトにいたらそのままコンサルの道もあったと思うんですけど、そうならずにエンジニアの方に行った理由ってあるんですか。 Ryosuke: 実は僕、大学院を出たときはコンサルタントになりたくて就活していたんです。でも、いわゆるビッグ4の会計系ファームや日系の大きいところを受けても、目標にしていた会社には入れなくて。それがエンジニアとしてのスタートでした。ただ1社目でエンジニアとして色々やる中で、DXの流れもあって、「エンジニアの方が個人的にはかっこいいな」と気持ちが切り替わっていって。 Senna: へえ、逆の印象です。 Ryosuke: コンサルタントの方って、入社してすぐみっちり研修して、パワポもすぐ作れるし、クライアントワークも上手で、何でもできる。そういう人たちと働く中で、今から自分がそこになるのはオーバーヘッドが大きいなと。それに、DXという文脈ではエンジニアはなくてはならない存在だという認識があったので、リスペクトはしつつも、自分の道はエンジニアなのかなと何となく思うようになりました。 Ryo: コンサルって、年齢を重ねて続けていくのに壁があるという話を聞きますが、経験のない僕からするとイメージがつかなくて。40でも50でもやれる仕事なんじゃないの、と思っちゃうんですよね。 Ryosuke: 向いている人は本当にとことんのめり込むように仕事をしていますね。年齢は関係なく。僕がいたチームでも、ディレクターやパートナーに進めると言われている人が、あえてシニアマネージャーに留まって、フィールドでお客様と一緒にプロジェクトを進めることに喜びを感じていたり。そういう人は土日になろうが関係ない、という感じでした。 Senna: コンサルって残業も多いし、マネージャーになるまでは残業代で稼ぐみたいな文化もある。飲みも多くて、結構体育会系なんですよね。ライフステージが変わると厳しいなと思う人が多い。 Ryosuke: コンサルタントは、オンでもオフでも「コンサル脳」で仕事を考えるのが好きな人なのかなと。逆に、仕事があっても土日は自分でラズベリーパイをいじったり、チームでKaggleをやったり、サイドプロジェクトに興味がある人は、エンジニアになった方がQOLが上がると思います。僕はどちらかというとそっち側だったので。コンサルタントの人は「すごい人たちだな」という感じですね。 Senna: 仕事ばっかりするのがかっこいいんじゃなくて、ちゃんとお金を稼いで、ちゃんと休日があって、仕事は4時5時で終わるのがかっこいいんだよ、というのを大学生には言いたいですね。 ビッグデータへの憧れから、AWSのBIエンジニアへ Ryo: 次はAWSで、ビジネスインテリジェンスエンジニアという、なかなか聞き慣れない職種ですよね。転職のきっかけは。 Ryosuke: デロイトのプロジェクトはPOCや0→1がメインだったので、大きいデータを触る機会があまりなかったんです。1万レコードを超えることすらほぼない。最初はダミーデータを入れて、初期の数社のお客様に使っていただくくらい。もともと一貫してデータに関わる仕事をしてきたので、やっぱりビッグデータへの憧れがあって。事業会社で自社のデータを使ってインサイトを出す、みたいなことは今のチームではできないな、と思って転職を考え始めました。 Senna: ビジネスインテリジェンスエンジニアって、データアナリストとデータエンジニアの間みたいなイメージですか。 Ryosuke: まさに間くらいですね。AWSジャパンはほぼ営業の方しかいなくて、純粋なSDE(ソフトウェア開発エンジニア)はいないんですけど、営業向けの社内セールスダッシュボードを、AWSのQuickSightというツールで作ったり、それにまつわるETLパイプラインを当時はAirflowで実装したり。データをエンジニアリングというより、セールスに活かす仕事でしたね。 Ryo: AWSのビジネス全体を把握した上で、営業さんにツールとして提供する。作りもするしアナライズもする、ビジネスの根幹のポジションを2年ほど、ということですね。 UBCのマスターを目指して、ダグラスカレッジへ Ryo: これだけデロイトもAWSも経験して、6年近いキャリアがある方が、なぜわざわざカナダのカレッジに行こうと思ったんですか。 Ryosuke: 実は、UBCのマスターコースを狙っていたんです。ただ、IELTSのスピーキングがどうしても0.5点足りなくて。オーバーオール7で、全科目6.5以上あれば出願できたんですけど。もう少し勉強してもよかったんですが、それよりも早くカナダでキャリアを積みたい、日本で英語の勉強だけに留まる理由もないな、と思って。 Senna: 英語はもともと使っていたんですか。 Ryosuke: 日本ではほぼ使わなかったですね。リーディングとリスニングはできるけど、アウトプットが全然ダメという、典型的な日本人の能力分布で。1社目がちょっと面白い会社で、TOEICで900点を取るとボーナスが増えるんですよ。600点から900点になると月給で1.5万円くらい上がって、ボーナスも入れるとトータルで20万円くらい上がる。 Senna: 日本で20万上がるならいいですね。 Ryosuke: それでTOEICは勉強していたので、リーディングとリスニングはそこそこに。スピーキングとライティングは、DMM英会話をずっとやっていました。ネイティブキャンプも試したんですけど、いろんな国の講師と話せて、バリエーションが豊富だったのがDMMだったんです。ちょうどコロナ禍で仕事もリモートだったので、駅前の英会話よりオンラインがいいな、という理由もありました。 Ryo: カレッジはなぜバンクーバーに、そしてダグラスに。 Ryosuke: 日本から近いのと、ランガラとダグラスに出願して、ダグラスが最初にアクセプトしてくれたので、もう決めちゃおう、と。出願する頃に一度カナダに来てみたんですけど、それが初めての渡航で。思っていたより中国系も含めてアジア系の人が多くて、初めての海外生活をするなら過ごしやすそうだな、と感じたんです。もっと白人ばかりだと思っていたので。 Senna: バンクーバーって悪いところが少ないんですよ。刺身もラーメンも食べられるし、長い目で見ると永住しやすい。アメリカ大陸の中で一番アジアに近い、という感じですね。 Ryo: 2年間やってみて、今振り返るとどうですか。 Ryosuke: 結構ミックスですね。最近のAIで誰でもプロレベルのコードが書ける状況を踏まえると、2年間が本当に必要だったかは言い切れない。ただ、その2年間をある種のモラトリアムとして、自分でアプリをリリースしたり、プロジェクトを立ち上げたりできたのは幸いだったなと。もし今2026年に新しくチャレンジするなら、2年より1年とか、もう少し短いところを選ぶと思います。 卒業1ヶ月前から。150社に応募した就活 Ryo: 2年のカレッジだと就活の開始時期も気になります。準備はいつから。 Ryosuke: 今の仕事のために動いた期間は結構短くて、3月の中頃から始めました。卒業の1ヶ月前ですね。今思うと、なめてるなという感じなんですけど。 Ryo: ポジションがオープンになったタイミングと被った、みたいな感じですか。 Ryosuke: というより、個人的な都合が大きくて。ビジネスインテリジェンスエンジニアやデータアナリスト、それにAIエンジニアみたいな仕事を狙っていたんですけど、ソフトウェアエンジニアとしてちゃんと経験したという実感がなかったので、ポートフォリオとして動くアプリを作った上で就活したかったんです。それができたのが3月中頃だったので、「よし、ポートフォリオを引っ提げて行くか」と。 Ryo: 就活全体では何社くらい応募したんですか。 Ryosuke: 応募だけで言うと150社くらいです。返事が返ってきて、インタビューに進んだのは10社ちょっとですね。ほとんどが、ソフトウェアエンジニアリングをメインにするSaaS企業というより、別のインダストリーがあってそこにAIを活用していこう、という部署を作った会社や、新しくできたベンチャーでした。 「AIエンジニア」という新しい波に乗る Senna: 3社目まで来ると、僕はもうポートフォリオを作ることがなくなってきて、経験で何とかなっちゃってるんですけど。今回ポートフォリオを作ってよかったと思いました? それとも、ワンチャンいらなかったな、と。 Ryosuke: AIエンジニアに関しては、結構助かった部分がありました。AIエンジニアって、ソフトウェアエンジニア+AIエージェントのアプリを作る、みたいな役職なんですけど、面接を受ける中で、コーディングよりもシステムデザインに重きを置いている印象があって。自分でアプリを作って、RAGやLangGraphといった実装まで含めて技術要素をちゃんと説明できることが、コーディングよりも重視されていました。面接で実演も含めて「こういうアプリを作りました」と話す機会が結構あって、そこがかなりポジティブな結果につながったので、ポートフォリオをフル活用した印象です。 Ryo: フロックの中でも考え方が二分するところで。個人開発がきっかけで受かる人もいれば、レジュメや面接対策を徹底的にやってキャリアを築く人もいる。AIエンジニアという文脈でポートフォリオが重要視されたというのは、結構新しいお話ですね。 Ryosuke: 本当に勘が当たっただけで、ラッキーといえばラッキーなんですけど。AIエンジニアの求人票を見ると、必ずLLMがあって、LangChainやLangGraphがあって、オブザーバビリティのLangSmithを使った、とか、RAGといったキーワードが出てくる。その手の職種は、多分2年前には存在すらしていなかったんですよ。だからこそ、出たての仕事にはチャンスがあるというか。攻め方次第では、一般的なソフトウェアエンジニアリングのコーディングテストやかっちりしたシステムデザインとは違うプロセスもあるんじゃないか、と勝手に想像して始めたら、部分的にはその通りだった、というお話ですね。 デロイトやAWSという華やかなキャリアを歩みながら、周囲の「キラキラ」や空気に流されず、QOLや手を動かす楽しさという自分の価値観でエンジニアの道を選び続けてきたRyosukeさん。カナダでは2年間のカレッジで一度立ち止まり、その時間をモラトリアムとしてアプリづくりに充てました。 そして就活では、レジュメや面接対策を磨き上げる王道だけでなく、「AIエンジニア」という生まれたての職種に狙いを定め、選考プロセスの定石がまだ固まっていない領域で、自作ポートフォリオと実演を武器にオファーを掴みました。新しい波は、掴み方次第でチャンスになる。Ryosukeさんの歩みは、そんなことを教えてくれる、示唆に富んだお話でした。貴重なお時間、ありがとうございました。 このインタビューはPodcast「海外キャリアログ」でも配信しています。毎週月曜更新、Spotify・Apple Podcast・YouTubeなどでお聴きいただけます。ぜひ合わせてお楽しみください。

続きを読む
「駐在」という王道を外れて — 元外資コンサルがMatch Group(Tinder)のファイナンス職に就くまで
インタビュー

「駐在」という王道を外れて — 元外資コンサルがMatch Group(Tinder)のファイナンス職に就くまで

今回お話を伺ったのは、バンクーバーでMatch Group(Tinder等を運営する米国企業)のFP&Aとして働くudonさんです。日本では外資系コンサルティングファームL.E.K. Consultingを皮切りに、トリドール(丸亀製麺)の海外事業、PEファンド、ITスタートアップと4社で経営企画の経験を積んでこられました。 外資コンサル出身者が海外で働くケースは珍しくありませんが、そのほとんどは社内トランスファーや駐在です。udonさんはそのどちらでもなく、パートナーのカレッジ留学に同行する形でバンクーバーに渡り、ゼロから現地就職を果たしました。バンクーバーで同じ道を歩んだ日本人の前例はほぼ見つからなかったそうです。経営企画のキャリアをFP&Aとして再定義し、約60社に応募、73日でオファーを獲得。駐在でもリロケーションでもない、コンサル出身者の海外キャリアの切り拓き方を伺いました。 コンサルから丸亀製麺、そしてカナダへ Senna: まず簡単にバックグラウンドを教えてもらえますか。 udon: バンクーバー3年目で、こっちの会社でファイナンスの仕事をしています。日本で10年くらい働いたあと、3年弱前にこっちに来ました。日本生まれ日本育ちで、日本の大学を出て、4社経験して、仕事やめてこっちに来たって感じですね。 Ryo: ファイナンスって具体的に何をされてるんですか。 udon: FP&Aっていう職種で、Financial Planning and Analysisの略です。欧米でもここ10〜15年くらいの比較的新しい仕事ですね。日本だとFP&Aという職種で働いている人はあまり多くなくて、経営企画とか事業企画の人がカバーしている範囲に近いです。 Ryo: じゃあ日本でやってたことを英語で今やってるような感じですか。 udon: おっしゃるとおりですね。もちろん新しい領域はありつつ、基本的には日本でやってきたことの延長にあるんで、ゼロから学んでって感じではないです。 Senna: てっきり日本でもずっとファイナンスの人だと思ってました。コンサルも入ってたんですね。 udon: そうなんです。新卒が外資コンサルで、そのあと丸亀製麺の経営企画、PEファンド、直近がスタートアップ。ファイナンスという看板を掲げて働くのは今の会社が初めてです。 Senna: 丸亀製麺の経営企画をやってたから「うどん」なんですね。 udon: そうそう。アメリカにうどん屋を広げる仕事をしてたんですよ。ハワイが海外1号店で、オープン以来ずっと売上ナンバーワンの店なんですけど、そこからアメリカ本土にも出していくぞってタイミングだった。でもコロナで全部なくなっちゃって。 Ryo: 海外に行こうと思ったきっかけは? udon: 海外志向はお互いあって、5年以上前から「海外に住んでみたいよね」って話はずっとしてました。丸亀のアメリカ展開で行けるかなと思ってたけどコロナでなくなって。そうしてるうちに妻がBCITに留学するってなったんで、「わ、ラッキー、俺も行くわ」って感じで仕事やめて一緒に来ました。 Senna: パートナーの方がBCITでめちゃくちゃ忙しそうにしてる横で、udonさんはビール飲んでサッカーしてたと。 udon: 東京にいたときは週5、6で飲み会してたのが、こっち来たら週5、6で運動して。めちゃめちゃ体重減って、すごい健康的になってました。で、数ヶ月そうしてたら妻に「なんかしたら」って言われまして。 英語力は飲み会で鍛えた Senna: 英語はもう完全にできた状態でカナダに来たんですか。 udon: 元々できる方でした。最初の海外経験は5歳から7歳のときに親の仕事でドイツにいたこと。田舎だったんでインターも日本語学校もなく、現地校にぶち込まれて。「ハイはヤー、いいえはナイン、がんばれ」みたいな感じで送り出されて、半年後にはドイツ語ペラペラでした。でも日本に帰ったらすぐ忘れちゃうんですよね。 udon: 大学で英語をちゃんとやろうと思って、留学生と一緒の授業を取ったりしてました。グループワークでは全然貢献できないんですけど、飲み会のセッティングはめっちゃやるし、飲み会でよく喋る。飲み会イングリッシュで鍛えていきました。オーストラリアとオーストリアに交換留学もしています。 Senna: 英語の最初ってやっぱり自信をつけるところですよね。 udon: そうですね。ウィーンに留学したとき、ヨーロッパ人は英語できると思ってたけど「あれ、俺の方ができるな」って気づいて。劣ってはいないなっていう自信がつきました。 Ryo: 1社目のL.E.K. Consultingで英語はどうでした? udon: 仕事が全部英語で、コンサルという仕事もわからないなかで外国語っていう掛け算だったんで、最初の2年はかなり大変でした。でもそこで「英語で働くこと自体はもう全然いける」ってなりましたね。お客さんは日本企業なのに、全部英語なんですよ。 Ryo: 日本の企業が相手なのに全部英語? udon: そう、思うじゃないですか。でも全部英語なんです。ヘルスケア、特に製薬業界のクライアントが多くて、製薬業界って結構グローバルなんで、やり取りが全部英語でしたね。 友達がほしくて始めた就職活動 udon: 就活を始めた理由は、正直「友達がほしい」っていうのが大きいです。サッカーチームに入ったりジムに行ったりで友達はできてたんですけど、いまいち増えない。東京にいたときを振り返ると、やっぱり仕事を通して広がった同僚や同業の繋がりが大きかったな、と。そうか、仕事した方が友達できるな、って。 Senna: その自信がすごいですよね。 udon: いやほんと、英語めっちゃできるし、職歴もあるし、結構いい奴だし、仕事なんか見つかるだろうなっていう、すごい甘い想定で来たんですよ。で、応募してくんだけど全然返事が来ない。1、2週間経って「これはおかしいぞ」と。日本だと向こうからジョブが降ってくるじゃないですか。3週間くらい経って周りの人とも話しだして、「あ、前提が違うんですね」ってなりました。 Ryo: 最初からファイナンスで探してたんですか。 udon: 最初は「コーポレート・ストラテジー」で探したんですけど、全然ないんですよ。じゃあ日本でいう「元コンサル」の人はこっちで何やってるんだろうと思ったら、元コンサルっていう概念がそもそもない。マッキンゼーもBCGもベインもバンクーバーにオフィス持ってないし。結局、僕がやってきたことに近い職種がシニア・フィナンシャル・アナリストとかFP&Aマネージャーだったんで、2週目くらいから「ずっと10年ファイナンスやってます」みたいなキャラクターにレジュメを切り替えました。 Senna: バレませんでした? udon: 先週アメリカに出張したとき、上司に「Your resume was weird」って言われました。バレてたんですよ。すごいファイナンスの人です、ってすまし顔してたんですけどね。 Ryo: ATS対策もされてたんですよね。 udon: こっち来たときは当然ATSなんて知らなくて。ウェブセミナーとかに出るうちに存在を知って、ジョブスキャンに課金して対策しました。ファイナンス職はポジションが少ないんで、1つ1つの応募が勝負なんですよね。 udon: 結局60社くらい出して、面接呼ばれたのが4社。オファーもらったのが今の会社です。73日、約200時間かけました。 Senna: こっちの平均は半年から9ヶ月ですから、ずいぶん早いですよ。 udon: 運が良かったですね。でも面接まで呼ばれりゃ受かるだろうっていう乱暴な自信はありました。 Senna: ファイナンスの面接ってどんなプロセスですか。 udon: まずリクルーター面接。志望動機と自己紹介、「AIじゃなく人間なのか」みたいなチェックですね。次がビヘイビアルで、実務者からどういうモデリングしてたか、レベニューのフォーキャストはどうするか、みたいなことを聞かれる。そのあとにケース面接があります。コンサルの面接と似ていて、あるお題をベースにしたビジネスケースを解く。僕の場合はコンシューマー向けアプリのフィールドでした。 Senna: ケース面接って慣れでどうにかなりますか。 udon: 書籍もあるし、練習すれば対策はできます。僕はコンサル時代は面接する側だったんで、逆にしばらくやってなくて「やべえ」と思って。現役コンサルのマネージャーの友達を5人くらい引っ張り出して模擬面接しました。おかげで本番はするっといけました。 北米のファイナンスで働くということ Ryo: 北米で実際に働いてみて、日本との違いは感じますか。 udon: ファイナンスという立ち位置は結構いいなと思います。まずアクセスできる情報が多い。財務データはもちろん、事業責任者との議論にも入れるんで、上で何が話されてるかがわかる。「なんでこれをいつまでにやらないといけないのか」がちゃんと理解できるのは、仕事のモチベーションにつながりますね。 udon: あと、職種ごとの専門性がリスペクトされているのがいいです。日本のスタートアップだと「いい感じになんでもやってくれ」みたいなのがあったけど、こっちではファイナンスの人はファイナンスの仕事をするし、それが尊重される。「ファイナンスの人が言ってるからこうだよね」みたいなリスペクトがある。 Ryo: それはエンジニアもめちゃくちゃ似てます。日本だとエンジニアにもいろいろやらされるけど、こっちではプロとして任せてもらえる。 udon: そうですよね。で、こっちの方が職種によって年収の差はドラスティックだったりするけど、だからといってへりくだるとかは全然ない。カスタマーサポートの人とMLエンジニアで年収が3〜4倍違うかもしれないけど、みんな同じようにリスペクトし合ってる。そこはすごく働きやすいです。 Senna: ファイナンスってエンジニアよりレイオフされにくいんですか。 udon: ファイナンスが守られてるとは全然思わないです。ただ、僕がやってる仕事は社内のコミュニケーションが結構求められる立ち位置なんで、リプレイスしにくい要素はあるかもしれない。エンジニアだとうわっと倍増して景気が悪くなったら切る、みたいなことが起こりうるけど、ファイナンスのヘッドカウントが急に倍増するってことはそもそもないんで。 udon: コンサル時代から感じてたんですけど、意思決定を動かすのって結局エモい部分なんですよね。M&Aのデューデリジェンスも、会社が買いたいかどうかってだいたい決まってて。恋愛と一緒で、「あの子めっちゃ好きだけど軽々しく好き」って言えないときに、ロジカルな理由を外から持ってきてあげて背中を押す。「お前行けよ、コクれよ」って言ってほしいだけなんだから。そういうエモい部分の仕事は、AIうんぬんに限らず長持ちする機能なのかなと思います。 これからのキャリア — 「どこまでいけるか」 Ryo: これから長期でカナダにいたいと思いますか。 udon: 永住するぞっていう気持ちはないけど、今すぐ帰りたいとも思わない。ボードゲームみたいな感覚で、「どこまでいけるか」を試してみたいんですよね。バンクーバーにはビジネス系で高い位置にいる日本人ってあまりいないんで、じゃあ自分はどこまで食い込めるか。昇進とか、面白いポジションとか、年収もそうかもしれないけど、ゲーム的に面白い。 Senna: ファイナンスだったらトロントの方が良さそうですよね。 udon: いや、本当にそう思います。バンクーバーはジョブも飲み会もないですからね。自然しかない。就職が第一だったら絶対トロントの方がいいと思いますよ。ただ僕の場合は妻がBCITに来たのがきっかけだし、バンクーバーの気候が好きなんで。 Senna: ビザの面ではどうなんですか。 udon: 最初は妻の配偶者ビザで来て、今は会社にビザを出してもらって働いてます。配偶者ビザが切れるタイミングで相談したら、割とあっさり出してくれて。 Ryo: ワーホリから来て仕事ゲットして、そのままワークビザ出してもらえるっていうのは朗報ですね。 udon: それはあり得ると思います。ただ最初からビザなしの状態だと厳しいかな。僕も1年以上働いて「こいつ悪くねえな」って認めてもらった状況だったから出してもらえた部分はあると思います。 udon: 最近、毎週金曜にやってるモーニングコーヒーで妻と話したんですけど、「海外行きたいって僕の方が言ってたのに、結局自分でプランしてなかったよね。サンキュー」って言ったら、向こうは「この人はサバイバル能力が高いから、何かしらの手段で連れてきゃ仕事とか私より見つけるだろうと思ってた。作戦通り」って。 Senna: すごい。よく見てますね。 外資コンサルや経営企画の経験を持ちながら、駐在でも社内トランスファーでもなく、現地就職という形でカナダでのキャリアを切り拓いたudonさん。先輩がほぼいないなか、自身のスキルセットを現地市場に合わせて「ファイナンス」として再定義し、短期間でオファーにつなげた柔軟さと行動力がとても印象的でした。 準備と情報収集を怠らず、ポジショニングを柔軟に変えること。そして「面接まで呼ばれりゃ受かる」と信じて動き続けること。udonさんの経験は、駐在以外のルートで海外キャリアを模索している方にとって、具体的なヒントになるのではないでしょうか。 このインタビューはPodcastでも配信しています。ぜひ合わせてお聴きください。 Spotifyで聴く udonさん関連リンク udonさんのパートナーが運営するPodcast udonさんのnote udonさん個人ページ

続きを読む
映画で海外に憧れた少年の海外就職!車上生活を経て、データエンジニアとして掴んだ海外キャリア
インタビュー

映画で海外に憧れた少年の海外就職!車上生活を経て、データエンジニアとして掴んだ海外キャリア

今回は、中学時代にアメリカ映画に憧れて海外を志し、高校留学、アメリカの大学でマーケティングを専攻した後、データエンジニアとしてキャリアを切り拓いたMizukiさんにお話を伺いました。日本でのスタートアップ勤務やアクセンチュアでの勤務を経て、「やっぱり海外に行きたい」という想いからカナダへ渡航。現在はバンクーバーを拠点に、アメリカのスタートアップでフリーランスのデータエンジニアとして活躍されています。 Frogのメンバーの中でも珍しいデータエンジニアという職種での海外就職、そしてバンクーバーでの5ヶ月間の車上生活という強烈なエピソード——マーケティングからエンジニアへの転身の決断、データエンジニアの転職市場のリアル、英語学習のコツ、そして「思い立ったら行動」という生き方まで、たっぷりと語っていただきました。 マーケティングからデータエンジニアへ Mizuki: 高校の時に海外留学に行きたいなと思って、海外留学制度のある高校に入り、1年間アメリカに留学しました。日本の高校に帰ってきて卒業した後、大学どうしようかなとなった時に「やっぱりアメリカの大学がいいな」と。アメリカの大学で4年間、CSとかじゃなくて普通にマーケティングを専攻してました。 Ryo: なるほど。 Mizuki: 4年間終わったらOPTっていう1年間アメリカで働ける制度があるんですけど、そこでインターンとかやってたら「マーケティングだけっていうのは違うな」と思って。OPTが終わって日本に帰った時にプログラミングのブートキャンプに行って、データサイエンスのコースを取り、そのままスタートアップにデータエンジニアとして就職しました。日本で2、3年働いた後に、やっぱり海外に行きたいなと思って、一番学生ビザが早いなと思ったCo-opでカナダに来ました。 Ryo: マーケティングで「ちょっと違うかな」って思ったのは、海外に出ることを考えてエンジニアだと出やすいなと思ったのか、マーケティング自体が自分の領域じゃないと感じたのか、どちらですか? Mizuki: どっちもですね。マーケティングのコンセプト自体は好きだったんですけど、実際にインターンで働いてみて、デイ・トゥ・デイでやることがちょっと面白くないなと。その時に「スキルってすごい大事だな」と思って、マーケティングと相性がいいスキルを考えた時に、データサイエンスがいいのかなと思って、日本に帰ってからブートキャンプに行きました。 Senna: じゃあ職歴としてはほぼ全部データエンジニアっていうことですね。 Mizuki: そうですね。ブートキャンプのネットワーク会で来ていたスタートアップに最初は入って、1年ぐらいした時に財政難でレイオフがあって。スタートアップの環境自体は好きだけど、このネガティブな面はそこまで考えてなかったなと。次いつ自分の番が来るかを考えるストレスがすごくて、もうちょっと安定したところに行こうかなと。プラス「名前」ってすごい重要だなと思ってたんです。元々2、3年後には海外に行きたいという気持ちがあったので、履歴書に知られた名前があった方が有利かなと。そこでLinkedInでリクルーターからメッセージをもらって、アクセンチュアに入りました。 データエンジニアの仕事、3つのタイプ Ryo: データエンジニアって結構広いんじゃないかなと思ってるんですけど、具体的にどういう仕事をされてるんですか? Mizuki: 僕的には3種類あるのかなと思ってて。1つ目がBI系——ビジネスのデータを取って、ビジネスのインサイトになるようなデータを作るタイプ。2つ目がアプリケーションに使われるデータを作るタイプ。3つ目がマシンラーニング用のデータを作るタイプ。アクセンチュアの時はBI系で、最初のスタートアップと今の会社ではアプリケーション系のデータを扱っています。 Ryo: うちの会社(Asana)だと、Mizukiくんみたいな仕事はデータサイエンティストって呼ぶこともある。どういうふうにログを取るかをエンジニアに協力してもらったり、ABテストの設計をしたり、結果のデータをもとに意思決定するような働き方。会社の規模によって呼び方も業務範囲も変わるよね。 Mizuki: データサイエンティスト界隈ですごく有名なピラミッドがあって、一番下がデータエンジニア(土台を作る)、真ん中がデータアナリスト(データを分析して今の状況を把握する)、一番上がデータサイエンティスト(これからどうなるかを予測する)。バジェットがある会社ならこう分けられるけど、小さい会社ならデータサイエンティストが全部やる、みたいな感じになります。 データエンジニアの転職市場 Senna: Frogにもデータエンジニアで就活したいという方が結構来るんですけど、なかなか前例がなくて。転職市場としてはどんな感覚ですか? Mizuki: データエンジニア自体の数は普通のソフトウェアエンジニアに比べると少ないけど、仕事の数も少ない。ただ元々のデータエンジニアの母数も少ないから、わりと需要は高いというイメージです。ただ、LinkedInとかで仕事を探すと、圧倒的にソフトウェアエンジニアの募集が多い。バックエンドとかフロントエンドできたらいいなと思うことも正直あります。 Ryo: データエンジニアの難しさって、英語力と技術力のバランスにもあると思うんですよ。小さい会社だとデータエンジニアがPMとも経営層とも話す必要があるから英語力が求められる。逆に技術寄りのポジションは英語力はそこまで必要ないかもしれないけど、技術力をつけるのがそもそも大変。ソフトウェアエンジニアみたいに「JavaScriptが書ければまあまあいける」というわけにはいかない。 Mizuki: コミュニケーション面で言えば、僕の場合はコード書くのが8〜9割で、残りの1割が何か問題があった時に相談する程度。エンジニア寄りの働き方ですね。 バンクーバーという土地でのデータエンジニア事情 Ryo: バンクーバーって場所柄、シアトルやサンフランシスコのハブみたいな感じで、支社を出す時にウェブのポジションは多いけど、データ系やインフラ系のポジションは少ないんですよね。 Mizuki: そうですね。マシンラーニングやBIをやってるところは基本的に大きい企業。だからある程度の規模にならないとデータエンジニアを必要としない。一方で、僕が入った2社はどちらもデータを土台とするサービスを作ってるスタートアップだったので、なくはないけど多くはないですね。 Senna: メインストリームじゃないっていうイメージですかね。 Mizuki: 多くはないですね。 英語、シャドーイング3日間の効果 Senna: 英語の苦労はありましたか? Mizuki: 今でもスピーキングには苦労してます。ボキャブラリーがすごく小さくて、小さい言葉を巧みに使いながらっていう感じ。こないだPTE(英語テスト)を受けたんですけど、やっぱりスピーキングが一番ダメでした。 Senna: 逆にスピーキングが得意なタイプかと思ってたから、ちょっとびっくりしました。仕事での英語はどうですか? Mizuki: 仕事に関しては正直特にないですね。データに関する問題を説明する時は文面でやることが多くて、一回バーッと書いてChatGPTに投げて綺麗にしてもらって、Slackで送る。AIが来てからすごく楽になりました。 Mizuki: 一つだけ言っておきたいのが、シャドーイングはマジでやったほうがいい。3日間やっただけで、4日目から「あれ?ちょっとペラペラになってるかな?」って思うぐらい。 Ryo: どういう教材を使ったんですか? Mizuki: YouTubeですね。大好きなユーチューバーを見つけて、キャプションをオンにして、その人が喋ってることをひたすら真似する。感情も込めると、ナチュラルになる。実際にシャドーイングした人の喋り方に自分もなると思います。 バンクーバー車上生活 Senna: 車上生活の話がインパクト強すぎて。カナダに来た時はまずどんな生活だったんですか? Mizuki: 最初の1ヶ月は普通にシェアハウスで一室を借りてました。住所が色々必要になるから。本当は最初から車で行く予定だったんですけど、お母さんに「最初の2ヶ月は家にして」と言われて。 Senna: お母さんからしたら車での生活なんて許可すらしてなさそうだけど。 Mizuki: すごく怒ってましたね。 Ryo: 車はどこで手に入れたんですか? Mizuki: Facebookマーケットプレイスで、60万円ぐらいで。アメリカにいた時も同じぐらいの金額で車を買って、半年使って同じぐらいで売れた経験があったので、資産として考えてました。……と思って買った車が、エンジンぶっ壊れてて。 Senna: え? Mizuki: 買って3日後ぐらいに後ろからすごい煙が出て、メカニック持っていったら「もうダメだわ」って。ほぼ運転せず、ずっと「家」ですね。 車上生活の実態 Ryo: どこに停めてたんですか? Mizuki: アパートの地下駐車場をマンスリーで月300ドルぐらいで借りてました。バンクーバーは車上荒らしがひどいので、ガレージじゃないとパソコンとか取られたら意味ない。学校とバイト先がダウンタウンだったので、近くに停めたかったんです。 Ryo: お風呂、洗濯、食事はどうしてたんですか? Mizuki: お風呂はジムのシャワー、洗濯はコインランドリー、ご飯はバイト先のまかないとチポトレですね。チポトレは全部2倍にしても同じ値段なんですよ、プロテイン以外は。だから全部2倍にして、半分を昼ごはん、半分を夜ごはん。 Senna: トータルで車上生活は何ヶ月ぐらい? Mizuki: 5ヶ月ぐらいですね。頭の中では2年ぐらいやるつもりだったんですけど、途中で「あれ?これ全然節約できてなくない?」と気づいて。駐車場代300ドル、ガソリン代、ジム代……Frogのマーケットプレイスで400ドルの部屋が流れてきたりするのを見ると、「あれ?」ってなりますよね。 車上生活から一転、エンジニア職をゲット Mizuki: 元々は「時間がいっぱいあった方がいい」というマインドセットで、お金がなくても時間がある方を選んでたんです。でもやってるうちに、お金があれば誰かにお金を払ってやってもらえばいいじゃん、っていう方向にマインドシフトがあって、エンジニアの仕事を探し始めました。結果的に1ヶ月〜1ヶ月半ぐらいで見つかりました。 Ryo: いや、最初からそれやればよかったんじゃない? Mizuki: いや、僕も正直そんなに早く見つかると思ってなかったんですよ。3ヶ月から半年ぐらいかかるかなと思ってたんですけど、わりと早かった。 Senna: Frogでもよく言ってることだけど、渡航してすぐにチャンスが巡ってくるか、それが2年後なのかは誰にも予測つかない。行動力に裏打ちされた運だとは思いつつ、どれだけ頑張っても1年間就活してる人もいる。でもその車上生活をしちゃうようなマインドセット、軽いフットワーク。そういう人生経験が面接で話せたり、人として面白いと思ってもらえることもあると思うんですよね。 これからの目標、ビーチとキャリアブレイク Ryo: 今後のキャリアや目標はありますか? Mizuki: オーストラリア行きたいですね。やっぱりビーチが好きで。エンジニアをやっていて、それなりにいい給料をもらってるけど、1日終わって「すごい疲れた、誰とも話したくない」みたいな気持ちで終わることがあって。これをずっと続けていいのかなと思って、自分が担っていることに手を出してみてもいいのかな。ビーチの近くのカフェで働くとか。お金なくなったら、また戻ってくる可能性もありますけど。 Senna: その取捨選択ができるのも、エンジニアみたいな仕事のいいところですよね。北米ではギャップイヤーもそこまで気にされないし。 これから海外を目指す人へ Mizuki: やっぱり**「思い立ったら行動」**ですね。何かやりたいなって思ったまま、どんどん考えて一歩が出ない時ってあると思うんですけど、自分の頭の中に「これがちょっとやりたいかな」って思った時点で、多分やりたいんです。やってみて嫌いだったら、次のことをすればいい。 僕も「カナダ行きたいな」って思った時に、YouTubeでパッと調べてFrogのことを知って、多分その週には毎週土曜の質問コーナーに行ってました。誰かにコンタクトしてみるっていう、何か一歩を踏み出してみるのはすごくいいんじゃないかなと思います。 技術面で言えば、今はAI系の知識があるとすごく有利。求人を見てもAI関連のものが増えてきているので、そこのスキルを高めていくのはいいんじゃないかと思います。 マーケティング専攻からデータエンジニアへの転身、車上生活という型破りな選択、そしてバンクーバーからアメリカ企業でのリモートワーク。Mizukiさんのキャリアは、一見すると突拍子もないように見えて、その根底には「思い立ったら行動する」という一貫した姿勢がありました。データエンジニアという、ソフトウェアエンジニアに比べてポジション数が限られる職種でも、英語力と技術力、そして行動力があれば海外で道を切り拓けるということを、身をもって示してくれたインタビューだったのではないでしょうか。 Mizukiさん、貴重なお話をありがとうございました。 ※当記事はPodcast海外キャリアログでも収録されている内容です

続きを読む

海外キャリアログ

Frog公認Podcast - 海外IT転職の実体験インタビュー

Googleマップで片っ端から応募?カナダからロスの就労ビザを掴み取ったグラフィックデザイナーAoiの北米キャリア戦略(後半)#53

Googleマップで片っ端から応募?カナダからロスの就労ビザを掴み取ったグラフィックデザイナーAoiの北米キャリア戦略(後半)#53

2026年7月12日 00:51:26
9年のキャリアを経て北米へ!「デザイナーは海外無理」を覆したアートディレクターの北米キャリア戦略(前半)#52

9年のキャリアを経て北米へ!「デザイナーは海外無理」を覆したアートディレクターの北米キャリア戦略(前半)#52

2026年7月5日 00:55:21
あえて役職を降りて現場へ!キャリアは「結果の轍」と語るCiscoテックリードの選択肢を広げるAI時代の生存戦略(後半)#51

あえて役職を降りて現場へ!キャリアは「結果の轍」と語るCiscoテックリードの選択肢を広げるAI時代の生存戦略(後半)#51

2026年6月28日 00:58:57
立ち上げ期のUber JapanからSFのテックリードへ!逆境を成長に変えるTakさんの“興味ドリブン”な北米キャリア戦略(前半)#50

立ち上げ期のUber JapanからSFのテックリードへ!逆境を成長に変えるTakさんの“興味ドリブン”な北米キャリア戦略(前半)#50

2026年6月21日 00:44:58
卒業1ヶ月前の崖っぷち就活?自作AIアプリを武器に内定を掴んだ北米AIエンジニアの就活戦略(後半)#49

卒業1ヶ月前の崖っぷち就活?自作AIアプリを武器に内定を掴んだ北米AIエンジニアの就活戦略(後半)#49

2026年6月14日 00:54:59
日本の外資キャリアを捨ててカナダへ?デロイト・AWSを経てバンクーバーで働くAIソフトウェアエンジニアの現地採用戦略(前半)#48

日本の外資キャリアを捨ててカナダへ?デロイト・AWSを経てバンクーバーで働くAIソフトウェアエンジニアの現地採用戦略(前半)#48

2026年6月7日 00:45:10

最新情報をチェック

SNSで最新情報を発信中。ニュースレターもご登録ください。

Instagram

日常の活動や
イベントの様子

フォロー

X

リアルタイムな
情報発信

フォロー

YouTube

イベント内容や
キャリア情報

チャンネル登録

Newsletter

最新情報を
メールでお届け