BCITがWeb系に特化したコースとしてFull-Stack Web Development(FSWD)を設立
さて、Frogは過去に何十名ものBCIT生をサポートしてまいりましたが、コース選びの悩みの種として、Web系エンジニア職を目指したコースが今までなかったことがありました。
弊社経由で日本から渡航された方々(カナダでは外国人という立場)で現地就職率が高い職種として『Webエンジニア』が注目されていました。これは、マーケットでの需要、業界の流れの早さ、就労先企業の規模、就労ビザ交渉の難易度などの要素が『Webエンジニア』に有利に働いていることが背景にあります。
これまではBCITでのコースの選択肢と言えば、Computing学部に所属しているCST (Computer Systems Technology)やCIT (Computer Information Technology)等あるが入学の敷居が高い。New MediaやD3などのコースはBusiness色が強すぎる。どのコースも選択授業やカリキュラムの一部にWeb系を含んではいても、特化しているわけではない。(ビザ交渉など外国人ならではの条件を除けば、システム、ソフトウェア系が人気職であるからという理由もあり、CSTやCITはWebに特化していなかった。)
もちろん、講師の質やコネクション、3年のポスグラビザが取得出来るなど就活のしやすさという点からはBCITの利点は大きく、これまではWeb専門コースが無かったとしても入学する価値はありました。一方、学費の高さと比較すると若干及び腰になってしまう方が多かった現状がありました。
そんなBCITが2019年9月より『Full-Stack Web Development (FSWD)』のコースを新たに開講する事となり、注目を集めています。ここで弊社が現在把握している概要を簡単にまとめさせていただきます。
コース詳細(2019/03/12 Tue更新)
- 期間:2年間
- 前期申し込み時期:4月末まで
- 後期申し込み時期:5月末まで
- 定員:25名程
- 募集要項:
- IELTS 6.5以上(6.5を取得しても入学できる保障はありません)
- 数学のスコアの提出が必要
- カリキュラム方針(変動の可能性あり)
- 全体:Full-Stackというコース名の通り、Web開発のフロントエンドやバックエンドを中心に学ぶ。開発系の授業に関しては他にもOSやコンピューティング数学などのソフトウェア開発の基礎の部分もしっかり押さえるコース内容となっている。
- フロントエンド:HTML, CSS, JavaScriptの基礎はもちろんのこと、Angular.jsやReact.jsなどのJavaScriptのフレームワークを使った実践的な開発を通し、卒業後に実際の現場で働けるk技術を身につける。
- バックエンド:近年よく開発現場で採用されるNode.jsなど比較的あたらしい技術を学びながらも、従来よく使われていたPHPやASP.NETの技術を通してWeb開発の全体像を掴む。
- その他:開発系の授業以外に、ビジネス基礎、アジャイル開発手法、デザイン基礎などの周辺知識も学ぶことで、企業への入社後もスムーズに開発業務に取り組める準備をする。
- キャンパス:Downtownキャンパスのみの予定
- 卒業後のポスグラビザ発行期間:3年間
- 留学生用学費:約CAD$49,000(約400万円)
CST/CITにおける変化
また、FSWDの登場により、これまでCST/CITにありましたオプショナルコース「Web and Mobile」等が廃止され、FSWDに統合されます。CST/CITはNew mediaやD3と異なりComputing学部に所属するコースであるため、以前よりカリキュラム内容は限りなく開発者寄りでしたが、今後より一層システムやソフトウェア開発に寄った授業構成となることが予想されます。
まとめ/今後について
FSWDへの入学難易度も決して低いわけでは無く、英語力、数学力が一定のレベルに達している必要がありますが、2019年は募集初年度という事もありCST、CITと比べると倍率も落ち着く見通しとなります。(CST、CITの倍率は現在4倍、しかもこれはカナダ人を含めた数値であることから、外国人の倍率は更に高まります)
しかし今後、Web系を軸にキャリアを積む方の募集がFSWDに殺到してもおかしく無い内容ではあるため、倍率、入学難易度ともに高まる事も予想されるため、ご検討の方はお早めにご連絡頂ければと思います。
つきましては、今後BCITを検討する皆様に向けたBCIT専用の留学相談フォームをご用意致しましたので、今後BCITを希望校の一つとして留学を検討される方々はご利用いただけますと幸いです。業界目線での現実的な留学相談、海外就職相談を心がけて参ります。
BCIT以外も含めた提案
もちろん、弊社インタビュー記事などをご覧頂ければお分かり頂けるとおり、BCIT以外にも他の専門学校やワーホリ期間での現地就職の実績、事例も非常に多いため、BCIT以外の学校についても今後積極的に情報発信をしていく所存ですので、TwitterやFacebookなども併せて宜しくお願い致します。
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