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業界未経験からカナダで就職し、3年で年収1,000万円まで到達したKeiさん

今回はバンクーバーのTech界隈なPodcastやYouTubeでは既にお馴染み、業界未経験から渡航されたKeiさんにお話を伺いました。

カナダ渡航時はテック業界とは異なる分野でキャリア形成を考えていたKeiさん。あることがきっかけでエンジニアを目指すことなり、カナダの専門学校に通った後にフロントエンドエンジニアとして現地就職を達成されています。

そんなKeiさんに

  • どのような経緯で現在、エンジニアとして働くようになったのか
  • キャリアチェンジ、海外留学に対する考え方

について熱く語っていただきました。

就職活動でのコツやどのようにカナダにてフリーランスの仕事を得たかなどのライターの僕も含めカナダにて現地就職を目指す方々にとって、日本でのエンジニア経験の有無を問わず大変参考にしたい内容となっています!

特に後半部分のキャリアチェンジや海外留学に関する考え方については、全日本人必見の内容になっているので、是非ご覧ください。

※カナダではWeb系エンジニアとしてDeveloper(デベロッパー)という言葉が使われることが多いのですが、本記事内では日本語でよく使われる”エンジニア”で表記しています

インタビュアー:Yuto、Senna

バンクーバーに渡航するまでの経歴

Senna: Podcastにて既に話していただいてますが、もう一度Keiさんの経歴を教えていただけますか?

Keiさん(以下敬称略): 高校卒業後4〜5年間はフリーターをしていました。英会話教室の受付をしていた時に福利厚生で英会話レッスンを受けていたのですが、そこで海外の文化に触れることで海外への憧れが強くなり海外留学を決意しました。そのおかげで英語に対する抵抗感は全くと言っていいほどありませんでした。

英会話学校時代の友人

Senna: 数ある選択肢の中でもバンクーバーを選んだのは?

Kei: 本当はイギリスに行きたかったんですけど、ワーホリビザが当選せず…。アメリカ留学は費用がかかるため断念しました。なので消去法的な流れでバンクーバーに来ました。当初はカナダだけではなく、数カ国を渡り歩こうと考えていました。日本にいる際にオーストラリアの知り合いからオーストラリアのことは聞いていたので、カナダ留学後はオーストラリへ行こうとしていたんです。

当初はFrogを使わずに渡航

Senna: 当初はFrogを使わずに渡航されたんでしたっけ?

Kei: 渡航時点ではテック系のことは全く考えていなかったので、違う留学エージェントに相談してカナダに渡航しました。

Senna: どのような計画でカナダに来られたんですか?

Kei: ワーホリを使って数ヶ月間はESLに通い、その後はバンフのホテルで働くというホスピタリティのコースを受ける予定でした。

Senna: なるほど。そこから、どのようなきっかけでエンジニアになろうと思ったのですか?

Kei: 少し長くなるんですけど、実際にバンクーバーに来てみて体験したことと、前のエージェントが言っていたことに多くの乖離があったんです。加えて、当然ですが語学学校生の英語はネイティブレベルではありません。授業で話す機会も極めて少ないこの環境で、英語を今以上に上達させることは難しいことに気づきました。そんな状況で「ここにずっといたら、理想とはかけ離れていく」と思い立つようになり、すぐ学校を辞めました。その後はお金を稼ぐために様々なバイトを掛け持ちする中で、スタバでも働いたりしましたね。

Senna: なるほど。スタバでも働かれてたんですね。

スタバ時代の同僚

Kei: スタバで働き始めた時は、周りがネイティブスピーカーなのでかなり圧倒されました。そんな彼ら、彼女達も学校に行くなどをしてキャリアを始めたり変えようとしていました。その時「英語が喋れるだけでは何のアドバンテージにもならないな」と思い、どんな仕事が人気なのかと調べているとプログラミングに辿り着いたわけです。

Senna: それで当時注目されていたテック業界のことについて知るきっかけとなり、エンジニアを”将来生きていくための手段”として見据えて専門学校に入学することとなったわけですね。

Kei: その通りです。

学校では最大限に機会を活かす

Senna: 学校での過ごし方について教えてください。Keiさんは専門学校以前にワーホリを使っており、就労できる期間はCoopの1年だけだったわけで、”未経験からの就職”を目指す人にとっては簡単ではない道ですよね。そこから就職及び就労ビザの確保までしていてかなりのレアケース。どんな過ごし方をしていたのかなと不思議で。要因としてはスタバで磨かれた語学力、置かれた状況を理解した上での行動量等が思い浮かぶのですが、やはりKeiさんご自身もコミュニケーションの部分が強かったとお考えでしょうか?それとも他に何かありますか?

Kei: まずラッキーだったことが挙げられます。というのも、クラスのほとんどが業界経験者で、質問するのが僕くらいしかいませんでした。なので授業を僕のペースで受けることができたのが大きかったです。”僕が理解するまで次に進まない”みたいな。

Senna: なるほど。業界経験者が多かったのであれば、彼らにアドバイスを求めたりしてたんですか?

Kei: 正直に言うと全くしていなかったです。

Senna: してなかったんかい(笑)確かコースはモバイルアプリでしたよね。未経験者はWebコース、経験者がモバイルコースにいく風潮の中、なぜモバイルを選んだのですか?

Kei: D先生がモバイルを教えると聞いたので選びました!

Senna: 素晴らしい判断ですね(笑)D先生はいい先生だと僕の耳にも届いています。先生を上手く活用するという戦略の上でこれは一番大きいアドバンテージだったのでは無いでしょうか。

Kei: 間違いなくそうですね。

Senna: D先生がいることを理由にモバイルコースを選んだと思うのですが、その他にもモバイルアプリに興味があったんですか?

Kei: 授業が始まると同時にスタートアップの無給インターンでモバイルアプリの開発に関わっていました。なので当時からモバイルアプリ開発に対する抵抗自体はなかったですね。このインターンは偶然と英語力のおかげで入ることができました。最初は知らなかったんですけどクラスメイトが見つけたと聞いて、そこで教えてもらったインターンです。授業開始と同時に始めたので授業を受けていた期間で経験を積むことできました。

Senna: 無給インターンとはいえ、これはかなり良い経験ですね。業界未経験のレッテルをいかに早く剥がせるかは、本番の就職活動の際にも大きな差になりますしね。

在学中の1年間にD先生の授業とインターンで培った技術力と勉強のサイクル

Senna: 在学中、技術力はどのように身につけましたか?

Kei: 授業前にProgateでJavaとJavaScriptの基礎コースを終えていたので、ある程度のベースを理解した上で授業に臨んでいました。

Senna: なるほど。D先生との巡り合わせと、上述のインターン以外で学校で身についたことはありますか?

Kei: プログラミングそのものではないんですけどググり力がかなり磨かれましたね。色々なドキュメントを自分が納得するまで繰り返し読んでトライ&エラーの繰り返しをする習慣をつけることができ、これが今現在でも凄く役に立っています。いわゆる、自立する力でしょうか。

Senna: それが初心者と中級者の差ですよね。定義された問題に対し、どのように調べて情報の取捨選別ができるかどうか。これが現場に入れるか入れないかの違いの一つだと思います。もしかしてD先生はそういうことを教えるのが得意だったりするんでしょうか。

Kei: D先生に教わったのもそうですが、インターンシップでの経験が大きいですね。チーム開発なので指示が飛んできたらやるしかなかった。ここでエラーに遭遇→エラーメッセージを読む→調べる→調べた解決策をトライ&エラーというエンジニアとしてのコアサイクルを確立し、独力で勉強する力を早めに身につけることができました。そのおかげもあって、座学終了時では授業だけ受けていた人と比べてかなり差がついていたと思います。

Senna: 自分で問題解決することができる能力はエンジニアとしての必須スキルの1つですからね。

Kei: あとは2、3日くらいで達成できるコンスタントな目標がある環境だったので挫折することなく走り切ることができました。

Senna: ちなみに1つのエラーを解決するにしても、様々なプロセスがあるので(初心者だと)どれが効率的なのかわからないじゃないですか。どれがベストプラクティスなのかって、これは経験者に聞かないとわからない部分もあるかもしれないのですが、その辺りもD先生に聞いたんですか?

Kei: 自分からは先生に聞いてなかったと思います(笑)

Senna: 逆にすごいな!(笑)

Kei: あくまでも習慣を作ることができただけであって、今とは違いベストプラクティスまで深堀はしていなかったです。とにかく、前へ進むことだけを意識しました。こういった小さな成功体験の積み重ねが自身に繋がっていくんだと思います。

就職できる人&できない人

Senna: 授業を受けていても明らかに就職できる人と、できない人がいると思います。例えば「授業についていけてない」や「成果物を出していない」など、お二人が思いつく就職出来る人との違いって何だと思います?

Kei: うーん、、Yutoさん先言ってください(笑)

Yuto: えーっと、就職できないだろうなと思う人の特徴として真っ先に思い浮かぶのが『学校に来て座っているだけの人』や『わからなくても先生に質問しない人』ですかね。ただ学校に来ることが目的になっている人。それ以外の時間はバイトしてるみたいな。そうじゃない人は授業は復習として使っていますし、授業時間外も勉強して個人開発もしているので差は歴然としていますね。

Senna: なるほど。その人にとって何が足りないかと言ってしまうと『時間』となってしまうのかと思いますが…ちなみにKeiさんはどう思いますか?

Kei: ITって生きる上で必須のスキルかと言われるとそうでもないじゃないですか。なので向き不向きもあると思います。学校に来ているだけの人ってもしかしたらその業界に向いていない人なのかもしれないし。

Senna: その見切りっていうのも大切ですよね。熱意や興味の有無もあって、いくら前例や事例を紹介しても、その人に響いていないことがたまにある。

Kei: なので、そういう人に対して何か言える事があるとすれば、早いうちに学校辞めて、自分に合ったスキルを英語で学んだ方が可能性が広がるということだと思います。

Senna: テック業界が色んな人によって良い方向にも悪い方向にも有名になってきていて、『テック業界に入れない=人生の終わり』のような感覚を持っている人がいるのも辛いですね。

Kei: ヨーロッパでよくあるギャップイヤー*が主流になれば選択肢が増えると思うんですけどね。

※ヨーロッパでは高校卒業から大学入学、大学卒業から就職までに数ヶ月の期間があり、その間に海外に留学したり旅行をすることが多い。その期間を数ヶ月か1~2年にすることもある。

最初の就職先は学校からの紹介

Senna: Keiさんは現在は転職されてバンクーバーで2社目かと思うのですが、1社目はShotaさん(Shotaさんのインタビュー記事)と同じ会社で働かれていましたよね?

Kei: そうですね。

Senna: お二人って同級生でしたっけ?

Kei: 僕よりも先に卒業はしていたんですけど、同じタイミングで入社しました。

Senna: ということは採用プロセスにおいても情報交換等はされていたんですか?

Kei: いや、入社後に知りました(苦笑)会社の人から「もう一人日本人が入社する」と聞いていて、初日に会いました。

Senna: どうやって、その会社を見つけたのですか?

Kei: 学校のSlackで見つけました。先生の知り合いの方が募集していて、先生のリファレンスも貰えたので応募したことがきっかけです。当時、それ以外でも3~4社ほどインタビューまで進んでいました。

Senna: なるほど。学校の紹介と先生のリファレンスのセットということですね。

Kei: そうです。ただ、その仕事を紹介してくれた先生の授業は一度も受けたことがなかったんですけどね…

Senna: そうなんだ(笑)採用プロセス自体は順調に進んでいきましたか?

Kei: コーディングインタビュー以外は順調だったと思います。正直、当時の技術力ではかなり苦戦しました。

Senna: 間違ってたら申し訳ないんですが、あの会社の給料ってジュニアの平均値よりも低かったですよね?他の会社は考えなかったんですか?

Kei: 確かに低かったですね。他の会社はオファーが出ていたかはわかりませんがコーディングインタビューも通ったという話は聞いていたので、もう少し粘っていれば違う選択肢もあったかもしれないです。

Senna: その中でもあの会社を選んだのは、何か特別な理由があったのですか?

Kei: ビザに対する焦りや一番最初のオファーだったので色々な感情が入り混じっていました。それに就職活動ってかなりストレス溜まるじゃないですか。そこから逃れたかったというのもあります。最優先事項はビザだったので、給料よりも”就労ビザを出してくれるか”を重視していました。結果、出してくれなかったんですけどね(笑)

Senna: それは予想外でしたよね…

Kei: 給料に関してもオファーを貰えた際に経験者であるKoheiさん(Koheiさんのインタビュー記事)に相談しました。そこで「新しいキャリアをスタートさせる際は、スタートが早ければ早いほどお金以上の価値になる。」と言われたので決めました。良いこと言うな〜って思いました(笑)

Senna: 良いこと言いますね〜!いつもはゲームばかりしてる印象なのに(笑)でも、そのアドバイスはかなり的確ですね。最近海外就職した人たちを見ていると、特にできる限り早くスタートラインに立つことの重大さを感じています。

Kei: 特に僕にとってはCoopの1年間という限られた期間の中で、直ぐに始められるっていうのはかなりのアドバンテージでした。

Senna: 当時はすでにワーホリ使っていましたもんね。その会社にはどのくらいの期間、勤めていましたか?

Kei: なんだかんだで1年以上いましたね。

Senna: あれ、そんな長かったっけ?てっきり半年くらいかと思ってた。てことは、その会社でCoop期間は満了したって事ですよね?

Kei: そうですね。その時期に友人からFrogを紹介してもらいました。それでセカンドワーホリの存在を知るという流れですね。

Senna: そうか、うちのセカンドワーホリ*を使ったのか。あの少ない枠を取っていったのがKeiさんだったんですね。忘れてました(笑)

※セカンドワーホリ(ROワーホリビザ):カナダ政府から認定を受けた期間を通して申し込むことができる特別なプログラム。ワーホリ経験済みでも18~35歳であれば申請が可能。しかし枠が少なく確実に当選する保証がない上に、費用も発生する。

Kei: そうです。もしセカンドワーホリが無理だった場合はオーストラリアに行こうとしていました。なのでその頃からFrogとそのネットワークにはお世話になっています。

残り少ないCoop期間の中、転職し就労ビザを獲得

Senna: そうなると、セカンドワーホリを使って転職活動をされたんですか?

Kei: いいえ、転職してから使いました。Coop期間が残り2ヶ月しかない中で現在の会社に転職したので、今考えると完全にギャンブルでしたね(笑)一応、入社時にビザサポートの話はあったですが不透明だったので入社後1ヶ月も経たない内にセカンドワーホリを申し込んだという流れです。

Senna: なるほど。もしかすると会社からビザが出ていた可能性があったかもしれないですね。にしても残り2ヶ月しかない中で、よく転職できましたね。会社からするとかなりリスクを取っていたように思うんですが、ビザのことは聞かれなかったんですか?

Kei: 最終面接までビザの話は全く出てきませんでした。どんな企業でも採用プロセスの最後にCEOか人事のマネージャーと給与等の待遇の話をする機会があると思うんですが、そこで初めてビザサポートの話をしました。そしたら会社側も「ビザサポートするよ。ちなみに期間はどれくらい残っている?」って聞かれて「2ヶ月なんですよ…」って返したら「…ちょっと確認させて」と言われ1〜2日経ったところでビザサポートをしてもらえると返答がありました。

Senna: よく会社もサポートしたな〜。

Kei: おそらく前職の給料が低く、現在の会社からのオファー額もそれほど高額じゃなかったのでビザサポートを含めてもコスパは良いって思って貰えたのかもしれません。1年後にはグイグイ交渉してくるとも知らずに(笑)

Senna: 給料を上げろとかね(笑)

Kei: でも、それくらい貢献はしたと思ってます。

Senna: 素晴らしいですね。外国人はとにかくビザや英語の差が現地のカナダ人と比べても多い上、ビザの制約もあるので入社時点だとなかなか交渉しにくいのですが、キチンとパフォーマンスを示した後だと会社側も当然残って欲しくなるわけなので交渉もしやすくなりますよね。

職場環境について

Senna: 現在のお仕事について伺えればと思うのですが、ポジションはWebのフロントエンドデベロッパーでしたよね?

Kei: 今はSoftware Developer Engineer IIというIntermediateのポジションにいます。

Senna: 事業内容について話せる範囲で教えてもらっても良いですか?

Kei: はい。Generacという会社でソーラパネルやバッテリー、インバーターを取り扱う会社で、ハードからソフトまで全て取り扱っています。太陽光発電で得た電気をバッテリーに貯めておいてインバータからの指令でそれを災害時に利用するか、夜に利用することで”電気代をかなり抑えることができますし、発電した電気を売ってお金に変えることもできる”というサービスを展開しています。分野でいうとスマートホームソリューション×クリーンエナジーです。

Senna: ハードまで取り扱っているんですね。

Kei: そうです。今は天気予報と連携してインバーターが自動で先の天気に合わせてバッテリーに対して指令を出すことで、持ち主は何もすることなく常に電気を使える状態でいることができる仕組みを提供しています。

会社のイベントで参加した野球観戦

全ての日本人に伝えたいことは日本人のキャリアチェンジに対する価値観とワーホリという貴重な権利を使うタイミング

Senna: ここからはKeiさんが一番語りたいことを好きなだけ語ってもらおうと思うのですが、過去の自分に向けるとして特に何を語りたいですか?

Kei: かつての僕のような、日本にいる人間がどうするべきかを語りたいです。それこそSennaさんの書いた記事にもあるハイグイ化とか、1年間も現地人と対等な立場(オープンワークパーミット)で来れるワーホリの価値をもっと認識してほしいと思っています。あと、Sennaさんと同意見で語学留学の必要性は薄いと思っています。

Senna: ワーホリの使い方に関しては人それぞれだけど、ここカナダに関しては僕ももう少し意識を変えて欲しいと思いますね。例えばオーストラリアであれば同じ雇用主の元で半年以上働くのは基本的に出来ないし、イギリスは抽選が厳し過ぎる。その点カナダに関してはそのようなことがなく、どの会社で働いても良いですし給与交渉ももちろん可能です。おまけに永住権申請の際に必要なポイントも加算されるなど、他国と比べてワーホリの持つ意味が違い過ぎる。

Kei: 価値が全然違いますよね。それに語学留学はワーホリを使わなくても観光ビザで通えますし、それに元英会話教室で働いていたのでわかるんですけど、語学留学するくらいなら日本国内の英会話教室に通っても、ネイティブスピーカーとも話せるのでコスパは良いと思います。ネイティブの他にはフィリピン人などの第二言語の先生方から、とても安い値段でマンツーマンレッスンを受けることができるサービスもあります。語学留学というのは友達ができたり、先生が教えてくれる場であって英語を実践レベルに持ってく場ではないと思うんですよ。バケーション感覚で行くのならまだしも、人生をかけて行くものではないですよね。

Senna: めちゃくちゃ同意です!

Kei: かつての僕のようなフリーターの人や日本の有名な大学に行っていない人にとっては、このカナダ留学はその状況を逆転するための数少ない方法の1つなんです。
仮に日本で未経験からデベロッパーになったとしても、それなりの地位を得るには日本の社会の構造上、4~5年はかかると思います。カナダでも同じだけの期間はかかりますが、キャリアのプログレスも早いですし、給与面も比較的高いです。日本でSESを4年ほどやっている人を知っていますが「給与は横ばいでスキルアップもできていない」と聞きました。
カナダに来れるだけのお金と大胆さがあれば自分のキャリアを好きな方向に180度変えられますし、仮に日本に帰ってきたとしてもカナダでプログラミングを勉強してきた事実は無くなることはないですし、その時点でキャリアチェンジの大きなステップを踏んでいるんだと思います。

Senna: 職歴があればもちろん尚良いですけど、その事実は決してマイナス要素では無いですよね。

Kei: 極端に言えばカナダに来てカレッジにて英語でプログラミングを勉強したという時点で勝ちが決定しているわけで、これだけキャリアチェンジが比較的簡単な国や制度がある中で、それが難しい日本に残って安い労働力として使われてしまうのが今の日本の悲しいところだと思います。なのでカナダに限らず、どんどん海外に羽ばたいて英語で専門知識を学んでほしいです。それを学び終えた上で一回り大きな人材になって日本に帰るか、僕たちみたいに海外でキャリアを形成していくかを選べたら、自然と若者のキャリアチェンジに流動性が生まれ、日本全体の底上げになると思います。

Senna: それを実際に体現しているKeiさんが言うと説得力がありますね。日本ではフリーターをやっていた人がカナダに来てキャリアチェンジした結果、たった3年で年収およそ1,000万円に到達してるわけですし。

Kei: 流石に来た人が全員、すぐそうなれるわけではないですけどキャリアチェンジに成功しやすいのは確実ですよね。日本のキャリア形成、キャリアチェンジの難しさが閉鎖的な空間を作る原因だと思っていて、その影響でフリーターや日雇い労働者の増加に繋がっているとも考えています。もし、この方々が人生のうちの1~2年間だけでも海外に行くとなったら、それだけで日本のスタートアップも海外展開を目指しやすくなると思います。

Senna: 海外に日本人コミュニティが形成されていれば、企業も進出し易いですよね。

Kei: このフローを作ることができればSennaさんの記事のハイグイ化の土台が出来上がると思います。もし、日本で思うようにいかなくても一度海外に出てキャリアを変えることができるということを日本の義務教育で教えてほしいです(笑)

Senna: 一方で『日本とカナダ、どちらがキャリアを積みやすいか』と聞かれれば、流石にビザの制限もなく母国語が同じ日本じゃないかと僕自身は思っていて、ビザのことを考えつつ母国語でない英語圏でキャリアを積むことは、それなりの覚悟が必要だと思います。そういう意味で、中にはKeiさんに対して反対意見を持っている方もいるかもしれません。

Kei: 『キャリアを積む』という言葉の定義によりますね。僕はカナダで誰もがシニアやリードのポジションまで登りつめることができると言っているわけではなくて『エンジニアになることができる』ということを強調したいと思っています。
僕にとっては日本でエンジニアを目指すよりも遥かに良い環境だと思っていますし、もし英語でドキュメントが読めて、カナダ国内での職歴があれば日本に戻っても良い会社に入るのは難しく無いですよね。
もちろん、キャリア形成の意味が『シニアやリードになる』という意味なら、日本でキャリア形成を進める方が良いと思いますけど。僕はジュニアポジションとしてキャリア形成を始める人のことを指しています。

Senna: Frog内にはKeiさん以外にも未経験からエンジニアとして就職した人が何人もいますが、その方々からも結構な頻度で耳にするのは「日本で経験を積んでから来た方が、より良い環境や会社に行けたのではないか」という話です。もちろんカナダで0から始めるよりも良いのは間違いないと思いますが、Keiさんがアドバイスするとしたらなんていいますか?

Kei: これは難しいですけど、こっちで必ず就職したい場合は日本で経験を積んでから来た方が良いと言います。でもキャリアチェンジが目的なのであれば絶対に必要だとは思いません。もちろん日本で経験を積んでくる選択も、自分のキャリアを念頭に置いて計画的に動いているので、とても素晴らしいことだと思います。

Senna: なるほど。レジュメに書ける経歴があればプラスに働くのでもちろん良いですよね。ただ実際にはそうやって『一旦日本で経験を積んでから渡航しよう』と決意した人の大半は、実際にカナダに来ないまま日本に残るケースが多いです。日本でキャリアを積みだすと日本でのキャリア形成にフォーカスしてしまうので、よっぽどカナダに思い入れがないと来ないんですよね。そうなると、その人の海外への可能性を閉ざしてしまっていないかとジレンマがあって。

Kei: それはSennaさんやFrogが悪いのではなくて、日本の社会の問題だと思います、

Senna: かといって、経験なんていらないなんて言えるわけもないのが悩みどころです。

Kei: それってゴールの捉え方に少しギャップがあるのかもしれないです。ゴールはあくまでも”キャリアチェンジ”であってカナダで成功することではないと思うんです。なのでカナダでうまくいかなくて日本に戻るってなっても、何も恥ずかしいことではなくて、むしろ成功していると思うんです。

Senna: なるほど、一方でCoopで働けて職歴を積むことができると8割以上の人はそのまま永住権まで進めています。実際にカナダのビザ制度がそういう風に出来ているので、Coopで経験を積めている時点で永住権か日本に帰るの2つ選択肢ができているのとほぼ同義になります。
そうなると『Coopで働けるのか』が渡航する人の一番の焦点になっていて、実際にカナダに来て学校へ通った後に「やっぱり日本で経験を積んでから来ればよかった」と後悔することもあると思います。そういう流れで日本で経験を積んでからくるようアドバイスをすると…

Kei: …カナダに来ないと。難しい問題ですね。本人が『北米でキャリアを成功させたい』のか『キャリアチェンジ』をしたいのかにもよりますね。

Senna: 長くなりましたが、つまるところKeiさんの考えとしては『若くて時間がある若者は日本から海外に出ようぜ!』ってことですね。

留学を考える人にアドバイス

Senna: Keiさんが本当に伝えたかったことは、かつてのKeiさんのような境遇にいたとしても”海外でキャリアチェンジができる”ということですか?

Kei: その通りです。英語力や技術力が低かったとしても”海外に出ることで人生を変える可能性がある”ということですね。


さて、いかがでしたでしょうか。

Keiさんはインタビュー中、常に物腰柔らかでしたが内にはしっかりと自分の芯をしっかりと持っていて驚かされました。

常に自身の置かれた状況を冷静に判断し、トライ&エラーを繰り返すことで身につけた自走力と培った語学力を活かすという戦略は同じく未経験から現地就職を目指している僕をはじめ、多くの方も応用できるものです。

カナダでの就職活動以外にも今後の日本が歩むべき道、日本でかつてのKeiさんと同じ状況にいる人でも”海外に出てキャリアを変えることができる可能性がある”という言葉には非常に重みが感じられました。

Keiさんは今回の記事にも他にもPodcastやYouTubeでも何回も出演しているのでそちらもチェックしてみてください。

YouTube

Keiさん出演回

Podcast

Keiさん出演回

Senna執筆(インタビュー内でも取り上げられました)

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