業界経験4年目からカナダで即フリーランス業務を獲得しフルタイムへ、転職も間近という理想キャリアの歩み方

日本で4年ほどの開発経験を積み、カナダ・バンクーバーの私立カレッジCICCCに留学したYutoさん。渡航後まもなく、Upwork経由で初めての海外案件を受注。その実績をもとに継続的な契約を獲得し、就学中にフルタイム雇用へと繋げられました。
さらに、元々はワーホリだけで現地就職予定だったYutoさん、直前でFrogの説明会を経てプランを変更し、ビザの猶予期間が十分に残っており戦略を持って臨んだ結果、2社目の現地企業からオファーを受け、現在は転職直前のタイミングにもあります。
Yutoさんの実践的なアプローチには元々あった行動力はもちろん、即座に方向修正し、柔軟な思考で現状を楽しむ姿勢には、これから北米での就職を目指すエンジニアにとってのリアルな学びが詰まっています。
Senna: では今日はよろしくお願いします。
Yuto: はい、よろしくお願いします。
Senna: Yutoさんは以前実はFrogのYouTubeの方にも1回出ていただいたっていうのもあるので、そちらを見て頂いた方には不要かもしれませんが、改めて自己紹介お願いできますか?
Yuto: そうですね。日本で4年ほどWebのフロントエンドを主にやっていて、こっちに渡航したっていう感じですね。
Senna: フロントエンドの人でしたっけ?
Yuto: そうです。一応バックエンドをやったりとかPMやったりとかもちょっとあったんですけど、主にフロントエンドで、元々こっちでアプライしようと思ったっていう感じですね。
Senna: なるほどですね。ちなみに日本での話をするんだったら、大学とかって学校は結構エンジニア系の人ですか?
Yuto: いや、全くエンジニアじゃなくて、早稲田の文化構想学部っていうところ出身で、本当に文系の学部なんです。
Senna: なるほどですね。こっちに来た時は業界経験は4年でしたよね。ちなみに日本の会社って僕とか知ってる会社ですかね?
Yuto: いや、そんなめちゃめちゃ大手ではないですね。大手のグループ企業みたいな感じですね。
Senna: ポジションはフルスタック寄りですかね。こっちの就活はフロントエンドで行ってたんですか?
Yuto: そうですね。基本的にはもうフロントエンドでやってましたね。
Senna: なるほどですね。やっぱなんだかんだ言ってフロントまだまだ多いよね。
Yuto: フロント多いですねー。学校とか行ってもフロントの人ばっかりで、バックエンドの人はたまにしか見かけませんね。
海外を目指したきっかけ
Senna: 日本で文系の学校を出て日本で4年くらい働いている中で、何かしらのきっかけがあってカナダ行こうってなると思うんですが、海外行こう、カナダ行こうとなった経緯とかきっかけが何かあったら教えてください。
Yuto: もともとエンジニアになったのが海外で生活をするためでした。大学2年生の時にワーホリでオーストラリアとニュージーランドに留学に行きました。帰ってきた時点で、絶対海外で就職しようと思って。何がいいかなって考えた時に、永住権が取りやすいっていう観点で職種を考えてました。デザイナーとかライターのフリーランスもやってみたんですけど、全然自分に合っていなくて。
Senna: それでエンジニアに?
Yuto: エンジニアやってみて、めっちゃ面白いってなって、もうその時からですね。だから海外へという気持ちで言えば、結構前からになります。
Senna: それって年としてはいつ頃?大学とか社会人とか。
Yuto: そうですね、たぶん20とか21ぐらいですかね。
Senna: そうなんですね。この後喋るかもしれないけど、カナダに来た時から英語は結構得意でしたもんね。
Yuto: そうですね、基本的に英語の問題はそんなにないかなっていう感じです。
Senna: それはじゃあ、さっきお話しあったオーストラリアとニュージーランドでのやっぱり経験が大きかったってことですかね?
Yuto: そうですね。
Senna: でもオーストラリア、ニュージーランドにワーホリで行くっていうのも、もともと興味があったのかなって思いますが、そんなこともない?
Yuto: いや、中学3年生の時に修学旅行でイギリスに行って、それまでは興味がなくて、そこでめっちゃいろいろ喋ったりして、全く英語は喋れなかったんですけど、身振り手振りでコミュニケーションして、それがめちゃくちゃ楽しかったんです。それがターニングポイントっていう感じかもしれないですね。
Senna: イギリスか。中学校とか高校で海外に行くと、何も通じなくて海外怖いってなるパターンもありますけどね。
Yuto: 結構分かれますよね、どっちになるか。
Senna: Yutoさん的には超楽しかったってことですね。
Yuto: もうめちゃくちゃ楽しかったですね。
Senna: 素晴らしい。イギリスっていうことは、ブリティッシュアクセントに憧れとかある方ですか?
Yuto: いや、全くないです。
Senna: あ、そうなんだ。
カナダを選んだわけ
Senna: では次にカナダという選択肢についても聞ければと思うんですが、さっきビザが取りやすいという話はあったと思います。ただ、他にもいろいろ選択肢はあったと思うんですよね。オーストラリア、イギリス、ニュージーランド、もちろんアメリカも含めて。その中でカナダという選択肢に至った理由は?
Yuto: やっぱりビザが一番大きい理由ですね。ドイツもちょっと考えてましたし、もともとはニュージーランドで永住権取りたいと思ってたんですが、すでにワーホリを使ってしまっていたので、最初から就労ビザを取るのは難しいなと思って。
Senna: なるほどね。
Yuto: ドイツはベルリンだったら英語だけでいけるって話を友達から聞いてたんですけど、実際には募集要項に「ドイツ語も少しは話せること」って大体書いてあって。時間を語学に使うより、技術力を高めたいと思って。あと、ニュージーランドとカナダって自然があって、都市部もあるところが似てるかなと思って。バンクーバーならちょうどいいなと。
Senna: なるほどね。シンプルに僕がニュージーランドに詳しくないだけだけど、例えばカナダでいうCoopやポスグラみたいな、外国人が働きやすい制度ってニュージーランドにはなかったんですか?
Yuto: 僕が知る限りニュージーランドにはなかったんじゃないかと思います。自分が知らないだけかもしれないですけど、ニュージーランドには有名な方が1人いて、向こうでエンジニアとして就職してPR取ったっていう人がいたんですけど、その人も3年か4年くらい学校に行かれていたそうなので。
Senna: なるほどね。まあでも、やっぱりワーホリを既に使ってしまってたっていうのが大きかったということですね。
Yuto: そうですね。
Frogに相談して急転直下のプラン変更
Senna: ありがとうございます。じゃあそういった選択肢はいろいろありつつ、最終的にカナダに決めたということかなと思いますが、その時点でFrogには連絡いただいたんですかね?
Yuto: 実はカナダ渡航を考えた時はFrogを使って渡航する予定じゃなかったんです。正直留学を考えだしたタイミングはFrogのことをよくわかってなくて。なので、最初は特に誰かに相談することもなく、ワーホリだけでPR(永住権)を目指すつもりでした。
Senna: そうだったんですか?
Yuto: で、渡航の飛行機も取って、こっちに来る1ヶ月前ぐらいのタイミングで「一応聞いてみようかな」と思ってFrogに相談してみたら「いや、流石にそれはやばいのでは?」って言われて(笑)「うわぁ、マジか、楽観しすぎてたわ」と思って、とりあえず学校行くかって決断して学校に通うことにしました。
Senna: 一ヶ月前って急転直下過ぎる(笑)
Yuto: 時期としては2024年の3月にはもう飛行機を取っていて、仕事も辞めており「よし行くぞ」と思ってたタイミングだったんですよ。で、時間ができたので「ちょっと連絡してみようかな」って思ったら、「おーやべえやべえ…」ってなって(笑)
Senna: 「おーやべえやべえ」で済むのか(笑)
Yuto: でどう考えても予算オーバーするので、家賃を浮かすためにタイに行くかってなって、タイとベトナムに行って、日本からフリーランスの仕事をもらいながら3ヶ月だけ働いて、学校が9月からだったので、それまでフリーランスやりながら、家賃浮かせながら楽しみながらって感じでやってました。
Senna: 臨機応変さがすごい、よくそんな柔軟に動けましたね。
Yuto: いやー、本当に運がよかったです。何回「金が尽きる…」って思ったかわかんないですけど。
Senna: ちょっとタイムラインを整理させてもらうと、3月くらいにFrogに連絡いただいて、その時点ではもう会社も辞めてて「これは自分の計画だとなかなか大変そうだな」って気づいたってことですよね。ワーホリだけだとちょっときついかもって思って、そこからカレッジに申し込みし直したと。で、なんでタイとベトナム?
Yuto: もともとエンジニアになってやりたかったのが、永住権を取ることと、東南アジアで仕事しながらバックパッカーすることだったんですよ。で、カレッジ入学のタイミングまで時間があったので「ちょうどいいタイミングだな」って思って。
Senna: 逆に急なプラン変更がいいタイミングになったと。
Yuto: そうですね、そんな感じです。
Senna: ちなみに、その時の気持ちを思い出して教えてほしいんですけど、どの辺で「これは厳しいな」って思いました?今、特にワーホリが2年間使えるようになるってニュースもあって、「ワーホリだけでいけそうだな」って思う人が増えてるんですよ。実際、僕らも「2年になったんだったらワンチャンあるかも」って思ってたぐらいで。Yutoさん的に、どのタイミングで「これは1年じゃきついな」と判断したんでしょう?
Yuto: そうですね。自分はFrogのカウンセリングの時に結構具体的な状況を説明して質問させてもらって、実際のビザのポイント計算を一緒にしてもらった時ですね。
ワーホリで就労して永住権に対して十分なポイントを得るためには、ワーホリのプランだと「1日目から速攻で働かないとポイント足りない」って状況だと判明しました。でも自分はわりと楽観視するタイプなので「観光ビザで3ヶ月あるし、その間に仕事見つけて、1日目から働けばいいか」ぐらいに思ってたんですけど、Frogはもちろんのこと他の人に聞いても「いや、それは難しいよ」って言われて、「まあ、そりゃそうだな」と(笑)
Senna: なるほどね。でもそれは本当に早めに気づけてよかったですね。就労年数が全然足りなくて、ポイントが足りないって話は表に出てこないけど未だに多いですからね。
Yuto: いや、本当そうですよね。
ついて回ったお金の問題
Senna: じゃあそういうのも含めて、最初はワーホリだけって考えていたけど、カレッジに切り替えるという判断をされたと。やっぱりお金も時間もかかるし、結構大きな決断だったと思いますが、その辺どうでした?
Yuto: そうですね。お金は「あーやばいな」と思ったんですが、フリーランスでの収入が普通に働いていた時よりも少しよかったこともあり、固定費がかからないし、タイとか行けばなんとかなるかなと。それで「あれ?これ完璧じゃん!」って思って。東南アジアを巡ることにしました。
Senna: へー、なるほどね。ということは、もともとの3月時点の予算感からタイとベトナムに行って、生活費を落としつつフリーランスやって、その間に学費分は稼げたってことですか?
Yuto: いや、学費はもう4月に払わなきゃいけなかったんで、もともとワーホリで使うつもりだった費用を学校の学費に充てて、それで「このままだとカナダで生活するお金がないぞ」と思って、それで生活費を稼ぐために東南アジアに行ったという流れです。
Senna: 面白いですねそれ。学費だけ払って生活費は東南アジアで稼ぐ、真似する人が増えそう(笑)
Yuto: 絶対やめたほうがいいです。危なすぎます(笑)。
Senna: 食いつなげるかどうかが博打ってこと?
Yuto: そうですね。今回、仕事を得るために自分がいろんな博打を打ちすぎてて、参考になるのかすら怪しいです。東南アジアでフリーランスの仕事を探したんですけど、思ったよりもなかったですし。
Senna: FrogのSlackにあるjob-searchとか見てると、日本の案件とかリモート案件が流れてきてるのを見て、「みんな簡単に見つかってるんだろうな」って思いがちなんですけど、実際には「リモートOK」とか書いてあっても「日本国内に限る」とか、「東南アジアからはNG」とかってのもありますもんね。
Yuto: そうそう。やっぱり会社側としても、PCを海外に送るのはリスクだし、自前のPC使われるのもセキュリティ的に不安だっていう話、よく聞きます。
Senna: で、そのフリーランスの仕事はすぐ見つかったんですか?
Yuto: そうですね、めちゃくちゃラッキーでした。3週間くらいで見つけられたので、本当に良かったです。
Senna: なるほど。じゃあ、東南アジア生活を経て実際にカナダに来たのは去年の8月末くらいってことですね?
Yuto: はい。
Senna: で、今もう仕事も見つかってるってことは…え、まだ滞在8ヶ月ってこと?
Yuto: そうですね、先月の頭からフルタイムを始めたので、8ヶ月ですね。

カレッジの評価は?
Senna: あなたの通っていたコースはどちらでしたっけ?CICCC?
Yuto: CICCCのUIUXです。
Senna: あ、そうか、半年だけ通うやつか。
Yuto: はい、そうです。
Senna: だからか。なんか就職早いなって思ってたけど、そういうことだったんですね。もともとの計画としては「半年の学生期間+半年のCo-op+1年のワーホリ」みたいな2年計画で現地就職と永住権の足がかりを目指してたってことですか?
Yuto: そうですね。
Senna: なるほど。それでUIUXを選んだ理由は?
Yuto: 逆にUIUXしかなくね?って思ってて(笑)ウェブ開発はもう日本でやってたし、もう一回やるのはつまらないと思って。だったら新しいスキルを得た方がいいし、フロントやってたので、そこから広げるならデザインが一番自然かなって。
Senna: ちなみに、UIUXのコースを半年間振り返ってみてどうでした?つまんないとかなかったですか?
Yuto: いやもう100点満点でした。
Senna: マジ?ほんと、おめでとう!だいたいFrogの人だと「知ってることばっかりだった」とか「面白くなかった」とかカレッジ卒業生から聞かされまくってる身として、100点ってのはかなりレアですね。
Yuto: いやもう最高でしたね。めちゃめちゃ勉強になったし、実際にフリーランスの仕事でFigma使ってデザインやらせてもらってるのもカレッジで学んだことが大きいです。アウトプット重視の授業で、質問もしやすいし、質問できる人にはすごく向いてるコースだと思います。
Senna: なるほど。コミュニケーション得意な人とか、そういう人には特に良さそうですね。
Yuto: はい。
Senna: UIUXに関してはまた後でもう少し掘って聞いていきたいと思いますが、次の話題に入っても大丈夫ですか?
Senna: 一応、半年とはいえCo-opのセクションがあるから、学校からの紹介とかもあんのかなと思いましたけど、仕事紹介とか特になかったですか?
Yuto: 一応あるにはあるんですけど、やっぱり完全にデザイン未経験だと厳しいのかなって思いましたね。あと、実際に入ってみた感想としては、思ったより仕事紹介は少なかったという印象です。そこに頼ってた人も多かったと思うので、ギャップを感じていた人もいたかもしれません。
Senna: UI/UXのコースについて、これはちょっと完全に僕の情報収集になるんですけど、日本人どのくらいいました?
Yuto: 結構多かったですね。クラスが20人くらいだったんですけど、そのうち7人くらいが日本人でした。
Senna: Frogの人たぶんあまりいませんよね?
Yuto: そうですね。Frogのメンバーは自分と、もう1人Kenという人の2人だけでした。
Senna: そうなんだよな。UI/UX系ってうちはどうしてもエンジニアが多いから、まだまだカバーできてない領域なんだけど、実は思ったより受講してる人がいるっていう話も聞いてて。
Yuto: 一応UI/UXコースって1年コースもあるので、もしウェブ開発を選ぶ理由が「1年間あるから」ってだけなら、UI/UXでも全然ありだと思いました。
Senna: それは面白い。エンジニアだったらある程度わかってる分野だから、「英語でやってもなんとなくわかるだろう」と思って、エンジニアのコースを選ぶ人も多いのかなと思うけど。
Yuto: 確かに、それはありますね。
Senna: でも、Yutoさんの場合はやっぱり英語の素養というか、もともとわかってた人だからこそ、新しい分野を英語で学ぶことに抵抗がなかったのかもしれないですね。
Yuto: それはちょっとあるかもしれないですね。完全に知らない単語とか、日本語でも知らないような単語が出てくることもありますし。
Senna: 今後UI/UXの受講もおすすめしてみようかなと思いました。エンジニア経験が日本にあって、英語もある程度できる人、あとはDiplomaがいらない人には特にいい選択肢かもしれないですね。
Yuto: 間違いなくオススメです。
渡航してすぐフリーランスの案件獲得
Senna: ありがとうございます。またその辺も後でいろいろ聞かせてください。それで半年間の授業が終わって、その後は就活ですよね?この記事読んでる人やYouTube見てる人も気になるところだと思うんですが、Yutoさんはカナダに来てからすぐフリーランスとして働いてましたよね?あれはフリーランス?パートタイム?
Yuto: こっちに来てからは、こっちの会社でフリーランスとして働いていました。
Senna: あれ、確かUpwork(アップワーク)で仕事見つけたんでしたっけ?
Yuto: そうです、そうです。
Senna: それはかなり理想的なパターンですよね。こっちに来て、「仕事見つかるかな…パートタイムなんてあるの?」って不安に思う人多いけど、実際に行動して結果出してる人の話は本当に参考になります。実際やってみてどうでした?やっぱり仕事探し大変でしたか?
Yuto: そうですね。自分も最初は「パートタイムってあるのかな」って思ってたんですけど、求人見たら本当に無くて。フリーランスもやらずに来てたので、ちょっと絶望しました(笑)それでもいろいろ足広げて、Upworkも試して、その一方でカフェの仕事も視野に入れたりして、いろいろ探してたんですよ。そんな中でたまたまバンクーバーの企業からオファーを貰えて「うわー耐えたー!」って感じでしたね。
Senna: Upworkって、自分から応募するイメージなんだけど、オファーって向こうから来たんですか?
Yuto: 基本的には掲載されているジョブに自分から申し込む形なんですけど、自分の場合は向こうからオファーが来ました。
Senna: えーすごいね。デザイナー系だったら、ポートフォリオ見てオファー来るって話は聞いたことあるけど…エンジニアでもあるんだ。
Yuto: めちゃめちゃポートフォリオ載せて、プロフィールのSEOも考えて、
「このワードを入れればこのタグとマッチする」みたいなことを徹底的に分析してました。
Senna: えーそれ、もし暇な時でいいからぜひFrogでも共有してもらえませんか?
Yuto: 学校で一度ワークショップをやったんですよ。その時のノートがあるので、もし必要なら共有します!
Senna: それはむちゃくちゃありがたい。質問多いんだよねその辺。Frogでも最近Upworkを紹介すること増えてるけど、「知ってるけど仕事が見つからない」って声が本当に多くて。「オンラインのポートフォリオどうすればいいの?」って聞かれることも多いから、もし反響多ければFrogのオフィスで勉強会やらせてもらえますか?
Yuto: わかりました。
Senna: ありがとう。やっぱりUpworkでも自己アピールの方法が鍵なんですね。
Yuto: そうですね。YouTubeとかでも情報収集しまくりました。
Senna: へー面白い。じゃあ、アピールしてから実際にオファーが来るまで、どのくらいかかったんですか?
Yuto: 自分は本当に運が良くて、3週間くらいで1件目のオファーが来ました。でも基本的にはUpworkって、Upwork上での経験を重視されるんですよ。以前の正社員での実績とかは、あんまり見られないです。
Senna: あー、なるほど。Upwork内で実績ゼロだと基本的に声かけてもらえないけど、Yutoさんの場合はバンクーバーにいる人を探してたクライアントで、たまたま条件が合って声がかかったと。
Yuto: そうですね、本当にラッキーでした。
Senna: でも、バンクーバーにいるUpwork利用者って結構いると思うんですよ。なんでYutoさんが選ばれたんですかね?
Yuto: 実はそのオファーを受けるときに先方から質問50個くらいあったんですよ。最初やめようかと思ったんですけど、「これ全部答えたら逆にいけるんじゃないか」って思って。3時間くらいかけて全部答えました。
Senna: すごいなー。50個ってなると作る側も大変だろうけど、それに全部答えたっていうYutoさんがすごい
Yuto: いやー、やってやりましたね(笑)
Senna: で、そのフリーランスの仕事の内容ってどんな感じだったんですか?
Yuto: 完全にウェブのフロントエンドと、Figmaを使ってデザインもやってました。授業と並行してたので、学んだことをすぐに実践に投入してましたね。
アプリ自体はMVPのチャットアプリケーションで、WebSocket使ってDiscordみたいな感じのものを作る仕事でした
Senna: なるほど。スタートアップの本当の初期メンバーって感じですか?
Yuto: そうです。社員は自分と社長の2人だけでした。
Senna: それはレアケースですね。スタートアップ初期と言っても、普通は10人くらいはいることが多いから、まさかのマンツーマンでスタートだったとは。流れとしてはこっちに来たのが9月で、そこから3週間で仕事が見つかって、9月中にはもう働き始めてたってことですよね?
Yuto: はい、そうです。
フルタイムのための就職活動は
Senna: で、今に至るわけだけど、その後ちゃんと就活もしてたって話でしたよね?Upworkだけじゃなくて、フルタイムの仕事を目指して動いてたと。
Yuto: そうですね。2月にはFrogの履歴書イベントに参加して、そこでインプットとアウトプットの重要性を知り、詰め込みまくって。今までの経歴を全部英語で書き直して、履歴書のマスター版を作って、3月には応募しまくってました
Senna: 返事はありましたか?
Yuto: 応募を始めた2~3月は全く無かったです。ただ、なぜか4月に入ってから、3月に応募した企業から一斉に返事が返ってきたんです。
Senna: やはり!僕もびっくりしてXでも投稿しました!4月に謎の大量雇用が起こったんだよね。
Yuto: 本当に謎でした。全く理由がわからなかったです。
Senna: 俺も「Frogの代表なら何か知ってるでしょ?」みたいに言われるんだけどマジで理由がわからない(笑)
Yuto: 本当にすごかったですね。
Senna: そうですね。あのタイミングでちゃんと就活しておいて本当によかったですよね。こういう時期に就活してるかどうかってもはや運でしかないので。
Yuto: 本当にそう思います。
Senna: レジュメ会も参加されていたということですが、参加してみてどうでしたか?
Yuto: めっちゃくちゃよかったです。結局自分もレジュメについては独学だったので、やるべきこと、取り組むべきことがかなりハッキリした非常に良い会でした。
Senna: 僕自身もめちゃくちゃ勉強になりました。かなり実践的でしたよね。
Yuto: そうですね。僕も前の職場の人にも話を聞きながらまとめ直して、しっかり取り組みました。
Senna: ちゃんとレジュメ会でのインプットを受けて、それを実行に移されたってことですね。
Yuto: はい、そうですね。
Senna: よかったよかった。で、イベントの影響もあったと思うけど、Yutoさん自身の就職活動の頑張りも当然あったと思います。フリーランスのお仕事からフルタイムになり、3月に応募しまくって4月に一気にお返事が来たということで現在に至ると思うのですが最終的に仕事はどちらに決まったんですか?
Yuto: そうですね。ちょっと流れがややこしいんですが、4月からもともとフリーランスでやってた会社でフルタイムとして働くことになって、今もその会社で働いているんですが、先ほどお話しした4月にお返事いただいた別の会社から新たにオファーをもらって、5月中旬からそっちの会社で働くことに決めました。
Senna: そうか、フリーランスからフルタイムに移った4月の時点ではオファーはまだ来てなかったんですね。
Yuto: はい、そのときは全然音沙汰なしの時期だったので、フリーランスからフルタイムに変わった時は普通に「やったー!」って思っていました。オファーが来たのはそのあとだったんです。
Senna: タイミングと運も味方したんですね。
Yuto: 本当にそう思います。全部ラッキーだったなって。
Senna: でもね、Frogでこうやってインタビューしてる人、みんな「ラッキーだった」しか言わないんですよ(笑)でも、そのラッキーな時期に適切な場所と努力と計画をしていたということが重要だと思うので、運は前提ではありつつ、それだけの話でもないと思うんですよね。
Yuto: ありがとうございます。
Senna: さて、就活で具体的に何をしたのかっていう話も、ちょっと深掘りして聞いてみたいんですけど。結局、2月にレジュメ会に出て、履歴書をアップデートして、3月に応募しまくって、撃沈して、4月に返信が一気に来たっていう流れだったんですよね?
Yuto: はい、そうですね。
Senna: その中で他の人がやってなさそうなことって、何かありました?
Yuto: 2つあるかなと思ってて、1つ目は応募の手段ですね。みんなLinkedInとかIndeedから応募する人が多いと思うんですけど、自分はその会社の公式サイトに行って、そこに書いてあるメールアドレスを見つけて送るっていうのをやってました。加えて、LinkedInでエンジニアやHRに直接申請してDMを送って、「リファラルください」と頼むようにしてました。それで実際に何件かリファラルもらったんですけど、そこからは決まらなかったですね。
Senna: おお、素晴らしい。でも、リファラル経由では面接には繋がらなかったってこと?
Yuto: そうなんですよ。1件も面接には繋がらなかったです。
Senna: 最近、リファラルの効果って弱くなってる気がするんですよね。前だったら、「リファラル=30〜40%面接通過」くらいの感覚だったのが、今はもう「一次選考がちょっと有利になるかな?」くらいのもので。やっぱりリファラルが当たり前になってきてるのかもしれないですね。
Yuto: なるほど…。
Senna: まあ、そうは言っても、やれることは全部やるのが海外就職の基本ですしね。LinkedInでのDMも、公式メールも、「うざがられるかも」って思う人もいるみたいだけど、別に迷惑になるわけでも、禁止されてるわけでも無いので。
Yuto: 自分もそう思ってやってました。「うざがられるかも」って考えるより、動いて認識される方が絶対にいいなと思って。
Senna: 素晴らしい。オンライン応募+公式応募+LinkedInで接触って、三段構えで動いてたってことですね。
Yuto: そうですね。
Senna: で、2つ目のポイントは?
Yuto: Jake's Templateっていう、アメリカとかカナダでも使われてるエンジニア用の履歴書フォーマットがあって、それを使いました。たぶんFrogメンバーのKeiさんが紹介してたやつです。
Senna: Keiさんか!いろいろ発信してくれてましたもんね。
Yuto: そうです。Jake's Templateを使って、最初は自分の工夫やこだわりを履歴書に書いてたんですけど、そこを全部やめて、1行ずつで実績を書く形式に切り替えたんです。
「これをしたから、これが得られた」という成果型で、1ページにとにかく詰め込んだら、めちゃめちゃ反応が良くなりました。
Senna: 素晴らしいね。Frogの中でもけっこうみんな使ってるんですねJake's Template。
Yuto: 自分も紹介したら、「それ知ってるよ」って言われて、ちょっと恥ずかしくなって黙ってました(笑)。
Senna: いやいや、それどんどん伝えてってください(笑)
Keiさんが広めてくれた情報って、本当に連鎖してて、それで救われた人も多いと思う。Frogらしいエコシステムですよね。
Yuto: そうですね。
Senna: じゃあ、その2つの工夫が就活で大きな武器になったということですね。
Yuto: はい。
Senna: ちなみに、就活って言っても、言うほど長くはやってないですよね?どのくらいの期間でした?
Yuto: 応募してたのは、だいたい3週間くらいです。1ヶ月なかったと思います。
Senna: それが2月〜3月くらい?
Yuto: はい、そうです。
Senna: その間もフリーランスの仕事は続けながらだったわけですし、レジュメ会とも丁度時期が被ってたってことですね。
仕事内容について
Senna: お仕事内容も少し触れていただきましたけど、最初に話されていたDiscordみたいなやつ作ってたっていうのから、内容は変わったりしてるんですか?
Yuto: サービス自体は変わってないです。ただ、もともとバックエンドとインフラを担当していた別のフリーランスの方がコストの都合で契約終了となって、その業務も自分が引き継ぐ形になりました。
Senna: え、じゃあインフラもバックもフロントも全部Yutoさんがやってるってこと?
Yuto: はい。でもスキルも伸びるし、やりがいがあるので楽しくやってます。
Senna: スタートアップならではの経験ですよね。ジョブディスクリプションにとらわれず、いろんな業務に関われるというのは。
Yuto: 本当にそうですね。
Senna: チームって5人くらいでしたっけ?その構成ってどんな感じなんですか?
Yuto: 自分以外に3人がいて、その方たちはデータのスクレイピングやパイプライン構築を担当しています。もう1人がPM兼エンジニアのボスで、ウェブ開発は自分一人で担当している形です。
Senna: ビジネスモデル的にはどういった領域の会社なんでしたっけ?
Yuto: ヘルスケア系のSaaSです。複数のチャネルに散らばっている医療情報を集約して表示するようなツールを作っていて、ニュースとチャットを組み合わせたような、ディスコードとポータルサイトの中間のようなサービスですね。
Senna: なるほど。ヘルスケア関連の情報を一元管理するようなシステムですね。確かに少し大きめの会社からすると便利かも。
Yuto: そうですね。入社パッケージとかに含まれる保険や福利厚生の情報がバラバラに存在していて、見づらいっていう課題を解決するようなイメージです。
Senna: 面白いですね。じゃあ、今後取り組んでみたい業務やチャレンジしたい領域ってありますか?
Yuto: そうですね。来月から新しい会社に移るので、そこではデザインシステムの部署に入ることになってます。今まではUIそのものを作ってきたんですけど、今度は共通コンポーネントや再利用可能な設計をしていく仕事になります。
Senna: おお、より設計寄り、アーキテクチャ寄りなフロントという感じですね?
Yuto: そうですね。なので可読性が高くて拡張性のあるコードを書くことをもっと意識しないといけなくて。コードの質を高めつつ、デザイン側も尖らせていきたいと思ってます。
Senna: 素晴らしい。ちなみにその会社はどんな会社なんですか?
Yuto: 受託系の開発会社で、いろんな企業のプロジェクトを請け負ったり、自社サービスもいくつか持っている会社です。正式名称はちょっと長いんですけど、「Pacific Programming & Tech」という会社です。社員数が50〜200人規模の会社なので、スタートアップよりは安定感もあるし、待遇も良かったです。
Senna: で、ここの会社でのお仕事が来月、つまり6月からスタート?
Yuto: はい、そうです。
Senna: じゃあ今働いてる会社は…?
Yuto: 今月15日までで一旦フルタイムとしての契約を終了して、その後はパートタイム/フリーランスとして継続する予定です。
Senna: え、じゃあ新しい会社のフルタイム+今までの会社のパートタイムってこと!?
Yuto: はい、その通りです(笑)。
Senna: 体力大丈夫!? いつ寝てるの!?
Yuto: 全然寝てますよ。毎日8時間寝てます。
Senna: いやすごいな…しかもちゃんと遊びにも行ってるって。どんなスケジュールと体力してるんだ(笑)
Yuto: いえいえ(笑)
Senna: いやあ、すごい人だ…。アップワークからの仕事獲得、即戦力としてのフリーランス起用、そして複数社勤務。どれもFrogでもレアケースだと思います。
Yuto: そうなんですかね。
Senna: 本当にありがとうございました。スーパーマンみたいな働き方をされていて、正直驚きました。
Yuto: いえいえ、こちらこそありがとうございます。

カナダと日本の働き方の違い、そして今後のキャリア
Senna: 最後に少し、日本とカナダの違いみたいなところも聞いてみたいと思います。
ゆうとさんは日本でもエンジニアとして働かれていたご経験があると思うのですが、実際に日本とカナダの両方で働いてみて、感じた違いって何かありましたか?
Yuto: そうですね、よく言われる話かもしれないですが、自分の意見をちゃんと発信しないといけないというところは本当に感じました。
Senna: うん、確かに。
Yuto: 日本ではエンジニアって、あまり喋らない寡黙な人が多い印象があるんですが、
こっちでは筋肉ムキムキのボクサーみたいなエンジニアが普通に発言してリードしてくるので(笑)。やっぱり主張しないとつぶされちゃうというか、埋もれちゃう感覚はありますね。うちのチームはそこまで大きくないですが、それでもみんなよく喋ります。
Senna: わかります(笑)。指示に従うことがエンジニアの仕事って思ってる人も日本にはまだまだ多いですしね。
Yuto: そうですね。あとはビジネスの背景を理解していないとレジュメも書けないなって思いました。日本でただ上司の指示に従っていたような働き方だと、こっちのレジュメでは「結局何を達成したの?」ってなるので。
Senna: なるほどね、バックグラウンドや意図を理解せずに提案すると、逆に信用を失うってこともあり得るわけですね。
Yuto: そうです。「この技術使いたいです」っていうだけじゃなくて、なぜ使いたいのか、どうしてその選択肢になるのかを説明できることが求められると思います。
Senna: 素晴らしい視点ですね。ビジネス理解と発言力の重要性、確かにそれは大きな違いですね。
今後のキャリアと個人開発への想い
Senna: 来月から新しい職場が始まるというところで、ちょっと時期尚早かもしれないですけど、長期的にはどんなキャリアを考えているんですか?
Yuto: 長期的にはまず、当面は転職せず次の職場で落ち着きたいと思ってます。
やっぱりビザのこともあるので、しっかり信頼を得て、LMIAとかビザサポートに繋げていければと。
Senna: うんうん。
Yuto: で、PRが取れて落ち着いたタイミングで、ビッグテック系に行ってみたいなと思ってます。それまでは今やっているフリーランスの仕事や個人開発にも力を入れて、経験値を積みながら、いずれそれらをまとめて次に繋げていきたいというイメージです。
Senna: 素晴らしいですね。ちなみにその個人開発、FrogのSlackにも投げてくれてた「ResumeDev」のことですよね?あれすごいなと思いました!
Yuto: はい、あれは就活が終わった次の日からすぐ着手して、1週間くらいで作りました。
Senna: 1週間!?(笑)
Yuto: 友達と2人でやって、自分がフロント、友達がAWSやAPI周りを担当してくれたんです。フロントはCursorとか使って開発しました。
Senna: いや、新しいFrogメンバーにも紹介できるような実用ツールですよね。自分のレジュメ管理ツールとして本当に便利そう。
Yuto: そうなんですよ。就活やってみて気づいた不便さをそのままツールに落とし込んだ形なので、使ってみてくれる人がいれば嬉しいです。
Senna: ありがとうございます。是非紹介して回ります!
Yuto: ありがとうございます!
就活の現場で感じた「管理の難しさ」が、ResumeDevの着想に
Senna: ちなみにResumeDevって、1週間で友達と作ったとおっしゃってましたけど、もともと何か課題感があったんですか?履歴書の管理が大変だったとか。
Yuto: そうですね、完全に自分自身がペルソナでした。さっき話したJake's Templateをベースにして、自分用にカスタマイズできるものだったので、「自分だったらこう使いたい、こう管理したい」というのをイメージしながら作りました。
Senna: 今だとGoogleドキュメントで管理してる人が多いですよね。
Yuto: そうですね。なので、Google DocsからGeminiのAPIを使ってResumeDevにコンバートする機能もつけました。簡単にインポートできるようにしています。
Senna: ResumeDevってFrogの中でもど真ん中のニーズだと思うんですよ。みんな就活する時、レジュメのバージョンがバラバラになって、何がどれかわからなくなる問題を抱えてるし。
Yuto: そうですね。自分も3週間で何十社も応募していて、マスターファイルがどんどん増えて、どれが最新版かわからなくなったんです。履歴書のバージョン管理の必要性を強く感じました。
Senna: Gitのリポジトリみたいにブランチ切りながら管理するような感覚だよね。でもエンジニアじゃない人はそのイメージ湧かないし大変ですよね。
Yuto: そうなんですよ。ResumeDevは、そんな人でも簡単に履歴書を管理できるようにしたかった。
Senna: Frogのショーケースページに載せてもいい?説明会とかセミナーでも紹介したいなと思っていて。
Yuto: もちろんです!使ってもらってフィードバックくれたら、すぐ土日で対応します!
Senna: 一緒に開発された方もFrogの方?
Yuto: いえ、日本の友達です。エンジニア仲間で、AWSやバックエンドをやってもらいました。
Senna: ぜひその方にも感謝の気持ちを伝えさせてください!
海外就職を目指す人へ:最新情報を、自分の頭で判断して
Senna: 最後に、これから海外就職を目指す人に向けてアドバイスをお願いしてもいいですか?昔の自分に向けてでも大丈夫です。
Yuto: 一番伝えたいのは、「昔の情報を鵜呑みにしないで、最新情報をちゃんと見て判断すること」ですね。自分も楽観的な性格なので、「昔の人ができたから、自分もいけるだろう」って思ってしまってたんです。
Senna: うん、わかる。
Yuto: でも今はBCPNPも取りづらくなってるし、Express Entryも厳しくなっている。
仕事も、先月と比べても明らかに取りづらくなってる実感があります。
Senna: 本当にそうだと思う。
Yuto: 英語ももちろんだけど、話す力がないと話にならないし、技術力もめちゃくちゃ大事。その上で、ちゃんと準備して、現実的に判断して動くことが大事ですね。「来ればなんとかなる」じゃなくて、現実を見据えておかないと、すぐ帰国ってことになっちゃいます。
Senna: 本当にそうだと思います。2022年の情報を見て、「海外いけるっしょ!」って来ちゃってる人、多いんですよね。楽観視も大事だけど、過信は危険。
Yuto: そうですね。自分も楽観タイプだったからこそ来れた面もありますが、今はもう少し慎重に見た方がいいかもしれないですね。
Senna: でも、すごい成長ですよ。就活開始3週間でフリーランスを掴み、ResumeDevを個人開発して、来月からは新しいフルタイムの職場にも就く。全部、自分の足で勝ち取った経験だからこそ、説得力があると思います。
Yuto: ありがとうございます。
Senna: ではぜひ、来月の新職場が落ち着いたらまたお話を聞かせてください。よろしくお願いします!
Yuto: ぜひ!楽しみにしています!
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いかがでしたでしょうか?「ラッキーでした」と何度も語るYutoさんの言葉の裏には、周りに頼りつつ必要な情報収集と柔軟な考えの元で即行動する力、そして何より挑戦を楽しむ姿勢を強く感じました。海外就職と移住を「戦略的に取り組むべきプロジェクト」として捉え、英語力・技術力・ネットワーキングを駆使してキャリアを切り拓いてきたその歩みは、これから北米を目指すすべての人にとって大きなヒントになると思います!
履歴書テンプレートやUpwork攻略法、さらにはResumeDevの開発と、誰かの役に立つ情報を惜しみなく共有してくれる姿勢も「循環する経験知」の好例となってくれたように思います!次のステージである新たな職場でも、Yutoさんの柔軟さと前向きさがきっと大きな力になることでしょう。
海外就職や移住に「正解」はありませんが、Yutoさんのように「動きながら考える」姿勢が、きっと次のチャンスを連れてくるはずです。読者の皆さんの挑戦にも、良い波が訪れることを祈ります!
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