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バンクーバーの3Dモデラー(Sony Pictures Imageworks)が語る、ハリウッドに通用するクリエイターになるまで

shinya

Frogはメンバーの構成上、どうしてもWEBに特化したクリエイターのサポートがメインでこれまで運営してきました。しかし、この度、バンクーバーのSony Pictures Imageworksに在席、以前はDreamWorksBlizzard Entertainmentでも活躍し、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『オズ – はじまりの戦い』等の超有名なハリウッド映画の数々を世に送り出してきたShinya氏から、北米で3Dクリエイターとして活動するためのノウハウを教えて頂けるようになった事をキッカケに、今後は多くの映像クリエイターの方を対象とした留学プランニングも提供していけるようになりました。

近年バンクーバーは「北のハリウッド」と称される程、映像分野のクリエイターに注目され続けている街として知られており、Frogにも多くの映像クリエイターからの問い合わせが殺到し、その注目度は私達の目にもハッキリと映る程の人気っぷりです。Vancouver Film School等の北のハリウッドへの登竜門的な名門校の存在もあり、毎年ローカルエコノミーだけで見ても10億ドル以上の経済利益を生み出しています。北米全土で見ても映画・テレビ産業はロサンゼルスやニューヨークに次いで北米第三位の規模を誇ります。

今回はそんなバンクーバーの映像業界で現役で活動するShinya氏のインタビューを交え、ハリウッドに通用するクリエイターに求められる事を当記事を通して皆さんにも知っていただければと思います。


Shinya氏が制作した場面を集めたデモリール。細部にまでこだわった3D映像をご覧ください!

夢への計画

――ハリウッドを夢見て、まずは何から始めたんですか?

ハリウッド映画を作りたい!と突き詰めていった末にCGがあり、アメリカへ渡り、本格的に語学の習得を目指しました。最初に行ったのはサウスキャロライナ州です。日本人がいない環境で英語の勉強のみに集中したかったので、スターバックスもないような田舎に半年くらい滞在しました。その後、紆余曲折しながら大学へ行くためカリフォルニアへ移りました。

――大学はどのように選んだんですか?

僕の目標は大学に行くことではなく、その先のハリウッド映画を作る事でした。「レミーのおいしいレストラン」という映画を見て、「これを作りたい!」と思ったのがきっかけです。とにかく大学を卒業したらすぐハリウッド映画を作りたかったんですよ。そのため就職先はハリウッド映画を作っている大手の会社しか考えていませんでした。そう、誰もが知っているピクサーです。そんな大手企業に就職するには、やはり名前の通っている有名校であり、ピクサーで現役で働いてる人が教えるという事でも知られていたAcademy of Art Universityに行くのが近道だなと思って、なんとか入学できました。

しかし入学できたのはいいものの、そんな名門校にいる生徒はバケモノだらけなんですよね。「この人にはなれないな」と、もう才能の違いを痛感したというか…。でもそこで諦めたわけではありません。その人にはなれないけど、自分ならどうやったらそこに辿り着けるかを考えたんです。技術がないなら、他の人にはない、別の要素があればいいんじゃないか?大学に行っている間に、企業での実務経験があれば戦えるのでは?就職活動の時のポートフォリオの中に映画で使われてるシーンがあればインパクトがあるんじゃないか。

あれこれ悩んだ末、4年間ある大学の中で、4年目にインターンシップとして実務経験を積むことを目標に大学生活を送ることに決めました。そして逆算して計画をたてたんです。

4年目にインターンシップするなら、3年の時にインターンシップ用の就職活動が必要。3年目はポートフォリオ制作と就職活動に専念しよう。そのためにはコネクションも必要。2年の時はコネクションづくりに専念しよう。僕は日本人だし、カリフォルニア近辺にいる日本人アーティストを中心に話を聞いてみたい。でも同じ日本人だからと言って、素人なんて相手にしてもらえないだろう。1年目は基礎知識や、こまかい計画をたてることにしよう。

こんな感じで4年間の計画をざっくりたてたわけです。その一年分の計画を分割して、一ヶ月にするべきことを決め、それができたら更に週単位に分割。こうやって細かく分割して、具体的にするべきことを挙げていきました。もちろん計画したことをすべて実行するのは困難ですし、計画にズレも生じます。それでも少しずつ実行していけば、最終目標に近づけました。

インターンシップ

――インターンシップ先はすぐに見つかりましたか?

もちろんすぐには見つかりませんでした。夢であったピクサーには月に一度のペースで応募していましたし、友人がピクサーで働いていたのもあって、彼に案内してもらって本社に入って顔を覚えてもらおうと必死になったりもしました。ピクサー社員から「最近あいつこないねー」と言われるまで入り浸ったんですけど、残念ながら就職はできませんでした。その他アメリカ、シンガポール、ニュージーランド、イギリス、オーストラリア、カナダ等、地域を問わず100社くらいに応募しました。SIGGRAPHに参加して自分のデモリールを見せたり、名刺を配ったりもしましたね。しかし、その内返事があったのは2社。それでもへこたれませんでしたよ。

それでも雇ってくれるという映画CGの制作会社からオファーを頂き、そこでインターンをすることになりました。

――ついにインターンシップ開始ですね!

はい!ただ、その会社がロサンゼルスにあったんですよね。大学はサンフランシスコで、まだ週に2回は大学に通わないといけなかったんです。オンライン受講もできなかったので、思い切って週3回、サンフランシスコからロサンゼルスまで一時間半くらいかけて飛行機で通うことにしました!そうしてでもインターンでの経験は後から自分に返ってくるだろうと信じて、自分へ投資しました。もちろん保障はありませんでしたけど。本当に大事なことを決める時は、お金のことは省いて考えるべきです。お金は後からついてくるはず。まぁ、このあたりから自分の予算が狂ってきましたねw 今だから笑い話にできますけど、僕は経理には向かないみたいですw

――インターンシップ後はどちらに就職されましたか?

卒業と同時に現在在籍している、当時ロサンゼルスにあったSony Pictures Imageworksに就職しました。他にもDreamWorksBlizzard Entertainmentでも働く機会がありました。その後再びSony Pictures Imageworksからオファーを頂き、バンクーバースタジオに就職しました。

これまでに手がけた作品リスト

日本でもおなじみの映画の制作に携わりました。

日本と北米の違い

――実際に働いてみて感じた、日本と北米の違いはありますか?

北米の映像業界は作業工程が分業型なのでそれぞれの分野の特化したスキルが求められます。例えばモデラーやテクスチャー等。分業したほうがひとつのことに集中できるので、全体のクオリティがあがると思います。学校ではひと通りすべての事を教えますし、全部できればそれにこしたことはないと思いますけどね。

――就職活動用のポートフォリオも、見せ方が変わってきますね。

北米では分業なので、どこのポイントをやったのかという点だけを見せます。カテゴライズしてデモリールを見せるのか、ジェネラリストとして全体を見せるのか、自分のやりたいことや会社から求められているスキルによって見せ方を変えた方がいいかもしれません。

――同じ北米でも、ロサンゼルスとバンクーバーでは違いがありますか?

今、ロサンゼルスにはとにかく仕事がありません。バンクーバーのあるBC州政府がデジタルメディア業の税金を免除する等の優遇制度を打ち出したおかげで、ロサンゼルスが閑散としてきたんですね。バンクーバーはワーキングホリデーもあって働くためのビザが取りやすいですし、映像制作の仕事をするチャンスは沢山あります。映像関係でアメリカでの活動を考えている人は、映画が作りたいのか、それともアメリカに住みたいのか、どちらが大事なのか、一度考えた方がいいです。僕は絶対にバンクーバーをおすすめします

Frogハウスに集まったみんなに、熱く夢を語るShinya氏

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海外での活躍を目指すなら

――海外就職に大切なことはなんですか?

海外で働くとなると、ビザの問題が避けて通れないと思います。でも、ビザに縛られる生活はだめ。自分の価値をあげて、向こうからオファーが来るようにスキルを高めることが大切です。かと言って技術だけがすべてじゃない。コミュニケーション能力も大事です。仕事は人と人との繋がりですからね。技術や英語力がないなら、そういう違う事で埋めるべきです。そうやって英語やスキル、コミュニケーション能力を高めて、それでもビザで悩むなら、それは自分の努力が足りていないんです。

―― これから留学を考えている皆さんにメッセージをお願いします!

常に思っていることなんですが、何をするにしても夢はでっかく!目標をものすごく高く設定しましょう!そこまで辿りつけなくても、それを目指してがむしゃらでやるだけで、その次のレベルくらいには辿り着いているはずです。夢は非現実的に。夢に到達するまでのプロセスは現実的に考える。それなら必ず達成するはず。夢は逃げない、逃げるのは自分だ!

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