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不況(リセッション)の中でも行動力で3件のリファラルを獲得し、未経験からの就職を達成したHiroshiさん

今回は、このFrogインタビュー記事のライターでもあるHiroshiさんにお話を伺いました。バンクーバーにある公立カレッジのLangara Collegeに通った後、未経験からの現地就職を成し遂げ、現在もフロントエンドエンジニアとしてご活躍されています。

Hiroshiさんは先日Podcast「バンクーバーのえんじに屋」でもカナダ渡航前から現在に至るまでの出来事を語ってもらっています。お聞きになっていない方は、このインタビュー記事と併せて聞いてみてください!

本記事では上記Podcastと重複する部分もありますが、Podcastで話しきれなかった部分でもある英語力や学校のこと、ご自身の将来のことについて語っていただきました。

日本でのエンジニア経験は無い中、カナダにてキャリアチェンジを成功させたHiroshiさんは、僕がこれまでインタビューさせていただいた方々とは少し異なる戦略で就活を成功させたんだなと感じました。ですので、経験の有無を問わずこれからカナダに渡航し就活をされる方全員に有益な内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!


インタビューする側からされる側になったことについて

Yuto: Hiroshiさんは僕同様にFrogのインタビューを記事を書かれていましたが、今回はインタビューされる側となられましたが、今の心境はいかがですか?

Hiroshiさん(以下:Hiroshi): やっぱ嬉しいですね。ずっと「インタビューされる側になれるのだろうか?」と思っていました。なんとか周りの方々の助けもあって、ここまで来れましたが、まだまだスタートラインという気持ちでいます。

Yuto: 1つのマイルストーン(目標地点)的な感じですよね。Podcastにも出られて。

Hiroshi: ありがたいことに「Podcast聞きました!」と言ってくださる方もいるのですが、内心はとても恥ずかしいです(笑)

カナダに渡航しようとしたきっかけ

Yuto: 改めてカナダもしくは海外に出ようと思ったきっかけを教えていただけますか?

Hiroshi: はい。実はこのインタビュー前にメモを書いて準備してきました。

Yuto: おお!!さすがHiroshiさん!!(めっちゃ感心)

Hiroshi: 昔から「海外に住みたい」や「海外で働きたい」という願望はありました。映画が好きなこともあって、初めは映画業界でVFXやCGに関する仕事に就きたいと思っていました。そこで、色々と調べていくうちにバンクーバーはかつてNorth Hollywoodと呼ばれていて映画産業が盛んであることを知りました。

Yuto: なるほど!!今はモントリオールがその位置付けになってますよね。そこからエンジニアとして転職すると決意された裏にはどのようなことがあったのでしょうか?

Hiroshi: デジタルハリウッドの説明会に出たり、バンクーバーにあるVFX・CG関連の就職支援エージェントともお話を進めていくうちに、仕事内容が僕がやりたいことと乖離していることに気がつき始めました。「サッカーボールが1回バウンドする映像を3日間かけて作る」とか、VFX関連って自分の想像以上に根気が必要とされるお仕事だってだんだんわかってきたんですよね。

しかし、色々と調べていくうちにバンクーバーはVFX以外にもテック産業が盛んであることが分かってきました。ちょうど当時働いていたベンチャー企業でエンジニアの方々と一緒に働く機会が多かったこともあり、少しコードも書いていて、「これ面白いな」と思っていた時期でもありました。

Yuto: 上手いことに巡り合わせがあったわけですね。

Hiroshi: はい。そこからはバンクーバーでエンジニアとして就職する方法について調べていくうちにFrogに辿り着き、説明会にも行きました。そこで全てが一気に現実味を帯びてきたので、資金計画や渡航時期について考え始めました。

Yuto: ワーホリの使用を考えたことはありますか?

Hiroshi: 少しあります。ただ、ワーホリについて色々調べていくうちに、ちょっとこれでは自分が思うようなキャリアのスタートはできなさそうだな…と思ったんです。

Yuto: せっかくなので、もう少し聞かせてください。カナダ以外にもオーストラリアやニュージーランド等も行くことができますが、それらも考えなかったのですか?

Hiroshi: 当時、行ったワーホリの説明会で「やけに楽しそうすぎて逆に不安だなー」と感じました。語学学校に行き、課外活動で山登り!など、やけに楽しい留学生活を説明されました。それでは1年間遊んで終わってしまって海外で就職なんて夢のまた夢だと考え、違う道を探そうと思いました。そこで見つけたのがバンクーバーでした。

Yuto: なるほど。

Hiroshi: バンクーバーという都市は、外国人にとって就職の門戸が広く、テック業界は特にその傾向が強いんですよね。かつ、シリコンバレーも近いので最適解だと感じ、それに僕も倣いました。

Yuto: 仰る通りでバンクーバーってテック業界が盛んだと感じることがあって、ミートアップ等で凄いエンジニアの人達と出会うきっかけが多いです。

英語力は2つの方法で伸ばし、現在もインプット/アウトプットを怠らない日々

インド人の友人に(なぜか)抱え上げられた時の写真
インド人の友人に(なぜか)抱え上げられた時の写真

Yuto: 今でこそ、お仕事もされて、ミートアップに参加して英語で積極的にコミュニケーションを取られていますが、その英語力は元々備わっていたのですか?それとも、渡航してから伸びた部分が大きいですか?

Hiroshi: 渡航当初は授業中に当てられると「当たった、、ヤバい」みたいな感じでビビリ散らかしてました。当時と比べると上達したとは思いますけど、今でも完璧だとは思っておらず、日々勉強している身です。

Yuto: Hiroshiさんにもそんな日々があったんですね。そこからどのように伸ばしていきましたか?

Hiroshi: 僕個人的に英語力を伸ばす方法は2つあると思っていて

  1. アドレナリンが出る状況を英語で乗り切る
  2. 間違いをしっかりと気にする

この2つの方法で僕は伸ばしてきました。

IELTSの勉強法についての記事をnoteで書いたので、ご覧いただけると嬉しいです。

あれはあくまでもテストなので、ある程度のハックは可能だと思っています。

Hiroshiさん直伝!!IELTSのスコアを1ヶ月で6.0→7.5に上げた勉強法

Yuto: 僕もどこかのタイミングでIELTSは受けたいなと思っているので、拝見します!

Hiroshi: はい、ありがとうございます!先ほどの話の冒頭にあった2つの方法ですけど、まずは「アドレナリンを出る状況を英語で乗り切る」から説明していきます。

アドレナリンは何かの危険から逃げる時に分泌されるホルモンで、生命維持のためのホルモンなんです。なので、このアドレナリンが出ている時は自分の能力が一時的に上がるんです。いわゆる、火事場の馬鹿力とか締切効果というような。

パッと思いつく場面としては、「みんなの前で英語でプレゼンする」とか「英語を使って異性と出かける」とかでしょうか。ただ、キャパシティが上がるとはいっても、体にはかなり負担がかかるのでやりすぎるのはオススメできません。

学校の授業でもプレゼンをする時に「誰か初めに発表したい人いる?」って聞かれるじゃないですか?

Yuto: ありますね。一回も手を上げたことないです(笑)

Hiroshi: 僕は準備ができていなくても、0秒で手を挙げていました。

Yuto: なんか、めっちゃHiroshiさんっぽいエピソードだ(笑)

Hiroshi: チームメイトは「え、何してんの?」って言うんですけど、僕は「ええから、やんねん」って言ってやっていました。でも内心では「ヤバい、ミスったらヤバい」っていう強いプレッシャーを感じていて、それをなんとかして英語で切り抜ける状況を繰り返して行くと、ハートも強くなりますし、英語脳の回転も早くなっていきます。

学校のプロジェクトの中間発表の際にチームメイトが誰も来ず、僕しかいないという状況が発生し絶望したんですけど、その時でも一番に発表し乗り切りました。

Yuto: 凄いですね!(この人に怖いものなどあるのだろうか)

Hiroshi: もう一つの「間違いをしっかりと気にする」というのは、「英語は伝えれば良いから、細かい間違いは気にしなくて良い」という論調には心から賛同できないという意味です。というのも、細かい間違いを気にするということは信用に響いてくると考えてるからなんです。

例えば、能力値がとても似通った2人がいたとして「よろしくお願いします」と言う人と「よろしくお願いしますです」と言う人がいたら、前者に仕事を依頼すると思うんです。

Yuto: 仰る通りです。日本語で例えるとわかりやすいですね。

Hiroshi: あと、間違いを気にする≠間違いを恐れるで、ミスを恐れずに積極的に発言するけど、後で自分でしっかり反省会をする、というのが良いアプローチなんじゃないかなと思います。ボテボテの英語で人前に出て喋って、後で「うわ〜、あん時ミスったな〜」って傷つきながら反省会をするというような。痛みや恐怖というのは何かを学ぶ上で一番重要だと思います。

Yuto: No pain, no gainっていう言葉もありますしね!

Hiroshi: その通りで、これをいかに自分に課していけるかというのが英語学習において大切なことだと思います。血肉になりますしね。

Yuto: その体験が一緒になると、頭にしっかりと残りますよね。慣れるまではかなりしんどいですけど、本と睨めっこしているよりは成長速度は段違いですよね、

Hiroshi: はい。間違えても命を取られることはありませんしね。

Yuto: 今はどのように英語の勉強をされていますか?

Hiroshi: 毎日、英語のインプット/アウトプットの時間を取るようにしています。英語のニュースレターを読んで、フォーマルな英語に触れる機会を増やしています。結果的に「Hiroshiの英語は硬すぎる」って言われることもあるんですけど、カジュアルすぎるよりは良いかなと思いながら続けています。

それに加えて、朝の時間にPodcastのシャドーイングをしています。

Yuto: 僕もシャドーイングは毎日やってます。

Hiroshi: シャドーイングは効果的に英語を鍛えることができますよね。僕は朝一番の脳が空っぽのタイミングで行うのが良いと思っていて、そこに英語を入れて、その英語を口から出すといった流れです。このルーティンを始めてから、英語を喋る際の口の動きが良くなった感じがします。

最後に、YouTubeとかで「ネイティブっぽい英語の言い回し」といった10~15分くらいのTipsの動画も見ています。こういうのが好きなんですよね。

日々の英語学習は、この3つくらいですかね。

Yuto: なるほど!YouTubeのそういう動画は見たことがないので、見てみます!

持てる時間を最大限に利用して、深い技術力を身につける

Yuto: カナダ渡航前から技術力はどのように伸ばされてきましたか?

Hiroshi: HTML/CSS/JavaScriptの基礎は渡航前からやっていました。Langaraのカリキュラムって1から学ぶ初心者でもついていけるようになっているので、その状態を利用して授業は復習という環境を作り上げていました。

なので、課題に丁寧に取り組み、しっかりとした理解をするように心がけていました。例えば綺麗なコードを書くように心がけるとか。なんとなくで進むことを良しとせずに、使える時間を最大限、有効に活用するようにしていました。

それに加えて、技術記事をニュースレター登録して勉強していました。現在はJavaScriptの技術書を読み込んで、基礎力を上げていっています。

Yuto: なるほど! ある程度、納得するまで理解を深めていったということですね。個人開発はされていましたか?

Hiroshi: していないですね。学校の先生経由で色々仕事を頂いていたので、個人開発の時間を作ることができなかったです…

Yuto: Langaraだと課題の多さや忙しさも耳にしますし、経験者も多いので、そこから学べることも多いですしね。

Hiroshi: 間違いないです。本当にそこは恵まれていました。

ソフトスキルを駆使して、人気者だった学校生活

Langaraでの最終プレゼン終了後のチームメイトとの写真

Yuto: 学校はLangaraのWMDDのコースに通われていましたが、どうでしたか?誰からも慕われていたとPodcastで聞きました!!

Hiroshi: そうらしいですね、、嬉しいです(笑)LangaraにはCS(コンピュータサイエンス)卒生や大学院まで行った人達が多いので、そういう人達とは技術力で正面から勝負しても、勝算がないと思いました。勿論、技術力を磨くのは大前提です。でも、それだけでは輝けないなとと思い、学校が始まる前から「ソフトスキルでぶっちぎりに輝きたい」と思っていました。なので、日本にいる時からソフトスキル講座というものを受講していました。17万円くらいしたんですけど、今でも役に立っていると実感しています。

例えば、オンライン授業ではカメラをONにしたり、毎回、質問をするだとか。対面授業の時は迷わず一番前に座るとか。当時はコロナがまだあったので先生から「もう一列、後ろに座ってくれる?」って言われたこともありました(笑)

Yuto: またまた、めっちゃHiroshiさんっぽいエピソードだ。

Hiroshi: Slackで先生の投稿に反応したり、ビザ周りのニュースで皆が知らなさそうなことを投稿したりしていました。そういうことを続けているうちに、周囲の人達の印象がよくなっていったのかな、と思っています。

Yuto: それは好かれますよね。前の席に座って、質問もしてくれると先生からしたら嬉しいですもん。

Hiroshi: リモート授業だと、カメラがOFFの場合はイニシャルが表示されるだけじゃないですか?あれに向かって話すのって、とてもしんどいと思うんですよ。僕はそれが嫌いなんで、カメラをONにしていました。先生の気持ちになってやってただけなんですけどね。

先生にも生徒にも感じよく接するようにしていました。

Yuto: 周りがやれそうでやれないことHiroshiさんは自然にやれていたのが凄いと思います。それがきっと、Hiroshiさんを今いる環境に導いた要因の一つだと思います。

Hiroshi: 結果的にいろんな人からの質問が来るようになりました(笑)ポスグラ(公立カレッジ卒業後に発給される就労ビザ)に関する質問やレジュメの添削まで色々と。結果的にリファラルの話を3つもいただくことができました、そのうちの1つで現在は働いています。

Yuto: Hiroshiさんのソフトスキルが巡り巡って、リファラルになったと言っても過言ではないですね。学校生活で学んだ中で、現在の仕事でも役に立っていることってありますか?

Hiroshi: ほとんど全部役に立っていますね。思うことはTypeScriptやNext.jsを学校で学べたらよかったなと思います。LangaraはJavaやMobileもカバーするので、全ての技術を網羅することはできないんです。でも無駄なことは何もなかったと思っています。

デザインの授業もあったのですが、UIを見た時に違和感を感じて指摘することもできているので、エンジニアとはいえ、デザインの基礎原則について学べたことは感謝しています。

Yuto: この手の質問では「学校で学んだことはほとんど使っていない」という解答が多かったので、少し驚きました。

Hiroshi: 僕は結構、「何事も無駄じゃない」って考えたくなるタイプっていうのもあると思います。ある種のバイアスがかかっていると思っていただければ(笑)

Yuto: さすが、世界一ポジティブなHiroshiさん。でも海外に出て、色んなことをマイナスに捉えていると心身ともに疲れてしまうので、そういう姿勢は大事ですよね。

鬼の行動力の源は健康であること

Yuto: ここまで話していただいてHiroshiさんの行動力が凄いというのが思っているところで、その行動力は昔からあったのか、ある時に目覚めたものなのか、どう思いますか?

Hiroshi: 幼い時は、今みたいな感じではなかったと思います。きっかけがあるとするならば健康に気を使い始めたことだと思います。睡眠や食生活等に気を遣うようになってから、かなり行動力が上がった気がしていて。

それと、たくさん行動している人の情報に触れることですね。そういう人の記事を読んだりして刺激をもらっています。世の中には波乱万丈の人もいるので、そういう情報に触れていると「こんなことしている場合じゃない!」って自分に言い聞かせることができるんですよね。

Yuto: なるほど!意外だなと思ったことが、Hiroshiさんって生まれてから今の今まで心身共にパーフェクトなコンディションを保っている人だと思っていました(笑)

Hiroshi: 全然、そんなことないです(笑)かつては時間にもルーズでしたし、食生活も乱れていました。夜、YouTube見ながら寝落ちするなど、、、散々な日々でした。そういう日々を過ごしていくうちに、体調をかなり崩すことがあって、そこで生活にメスを入れ始めました。

Yuto: Hiroshiさんはルーティンを絶対に崩さないですしね。

Hiroshi: 世の中には、「私なんて、、、」と自身のことを蔑んでいる人が少なくない印象なので、そういった人達にも希望を与えることができれば嬉しいと思っています。あんな、怠惰な生活を送っていた僕でも今こうして、カナダでエンジニアとして働いているので、人間は後から変わることができると伝えたいです。

Yuto: 同じ境遇だった人のエピソードを聞くと、とても勇気づけられますよね。時間はかかるけども諦めなければ不可能ではないと僕も思っています。

Hiroshi: 自分自身を変える時って3段階あると考えていて、以下のようになっていくと思うんです。

  1. 意識が変わる
  2. 行動に移す
  3. 習慣化する

この「2.行動に移す」と「3.習慣化する」ことの間には、物凄く分厚い壁があると思っています。これは人それぞれなので、一概に言えませんけど、自分自身で期待値の調整をしておくと良いと思います。例えば「10回中2回出来ればいいや」というような。そうすることで失望することがなくなると思うんです。

小さいことから少しずつ始めていくと良いんじゃないかなと思います。

Yuto: 焦らず、人と比べずにやっていくことが習慣化のコツですよね。

Hiroshi: あくまでも比べる対象は過去の自分です。

EVの充電ネットワーク会社にてフロントエンドを担う

Yuto: 現在はEV(電気自動車)関係の会社で働かれているようですが、お話しできる範囲で業務内容を教えていただけますか?

Hiroshi: はい。EV業界のスタートアップでフロントエンドエンジニアとして働いてます。会社としては、新たな充電ネットワークを作ろうとしていて、今まさにプロダクトを立ち上げている真っ最中です。

※EVの充電ネットワークとは:EVの充電器が属するネットワークのこと。携帯のキャリアと似た構図。利用者は各充電ネットワーク会社と契約することで、各ネットワークを利用することができるようになる。

Yuto: なるほど!ソフトとハードも両方とも取り扱う予定ですか?

Hiroshi: ハードはOEMで、ソフトを主に取り扱っています。

Yuto: リファラルをもらったと仰っていましたが、そこも含めて就活についても教えていただけますか?

Hiroshi: 僕は就活という就活はしていなくて、ネットワーキングに力を入れていました。短い時間で自分が何者かを証明する練習をしていました。エレベーターテストという概念があります。例えば、上司とエレベーターに乗った際に偶然、社長が居合わせたとします。そこで「エレベーターを降りるまでに自分の業務を端的に説明できなければ、降りると同時にクビになる」という都市伝説的な話です。

いつでもエレベーターテストに合格できるような準備をしていたイメージですね。

30秒くらいの短い時間を活かすことができるかどうかというのいは、かなり重要だと思っています。ミートアップにいくとそういう機会が多いので。

Yuto: 確かに、そこで簡潔に説明できる能力ってだいじですよね。ミートアップに行き始めて、つくづく感じます。

Hiroshi: チャンスというのは、いつどこから転がり込んでくるかわからないので、そういった準備を怠らないことは大事です。最近聞いた凄い話があって、8年くらいの経験がある凄腕のエンジニアが2次面接くらいで、リファラルに負けたって話を聞いて耳を疑いました。

カナダにおいて、リファラル文化というのは合理性を超越しているということは肝に銘じておいた方が良いです。

Yuto: それは極端すぎますし、その会社としても損失は凄いと思います、、、。いかにネットワーキング構築が大事なのかを考えさせられます。

短期的と長期的の2つの展望

Yuto: お話しできる範囲で、今後の展望を教えていただけますか?

Hiroshi: はい。最近、友人に起業に誘われまして、本業と並行してその仕事をしています。短期的な目標としては1年以内にエンジニアとしてIntermediateレベルの一歩手前くらいまでに成りたいと思っています。それと並行して手伝っている会社でマネタイズが出来ればいいなとも思っています。

長期的な目標に関しては明確なビジョンがなくて、大きく抽象的に持っておくようにしています。というのも、具体的に持ってしまうと自分の想像の範疇までしかスケールしなくなると思っているので。強いていうのであれば世界一魅力的な人間になるという目標を持っています。

Yuto: Hiroshiさんらしい解答で最高ですね!

これから渡航する方々へ

Yuto: これから渡航される方に一言いただけますか?

Hiroshi: とにかく健康に気を遣うことです。睡眠時間を削るというのはよっぽどのことが無い限りはオススメしません。日中を密度の濃い時間にできるように集中することです。

後はストレスを感じる要因をできる限り無くしていくことです。具体的に言うと資金計画です。僕は渡航前から当時Langaraに通っていた方に連絡を取り、教えていただいた生活費等の情報を元に「卒業後にはいくらくらい手元に残るか」という資金計画を綿密に立てていました。その読みが当たり結構計画通りの着地ができたんですよね。

なぜ、この話をしたかというと、頭の中で不明瞭なまま残ってしまっているものはノイズに変わってしまいます。そのノイズを極力無くしておいた上で渡航後は勉強にきちんと集中できる環境を整えていました。

Yuto: 事前の情報収集をしっかりとして、渡航前と渡航後のギャップを少なくしておくことは必須ですね。

Hiroshi: 仰る通りで、渡航後は全力疾走ができるようにしておくことが大事ですね。学校の先生が言っていた言葉で”If you fail to plan, you plan to fail”って言葉があるんですけど、面白く無いですか?

Yuto: 良い言葉ですね。日本語でいうと「計画立てに失敗するということは、失敗するための計画を立てているようなものだ」ということですけど、まさに計画、準備こそが全て。金言ありがとうございます!


いかがでしたか?

北米でのエンジニア就職においては技術はもちろんのこと、ソフトスキルやネットワーキングも重要な要素です。Hiroshiさんはそれをまさに体現していると言っても過言ではないということがわかる内容だったのかなと思います。

Hiroshiさんの話を聞いて、改めてライターの私Yutoも準備は怠らずに、気を引き締めていきたいと思いました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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