MicrosoftエンジニアYuさんと考える「Forward Deployed Engineerになるには?」勉強会
「Forward Deployed Engineer」という新しいポジションについての勉強会

昨今、海外就職が決まったFrogメンバーからも「今後のソフトウェアエンジニアとしてのキャリアに迷っている」という声を聞く機会が増えてきました。
そんな中で先日、Ryosuke氏に登壇頂いた「AI、LLM時代をソフトウェアエンジニアがどう生きていくべきか皆で考える会」を開催させていただき、AIやLLM時代において、私達のような開発に携わる人間が、これからAIの時代においてどう価値を提供していくべきなのか、何を学んでいくべきなのかなど、様々な側面から意見交換をさせていただき、周りのソフトウェアエンジニアがどう生きていくのか、情報交換ができる非常に良い機会だったのでは無いかと思います。
そんななか、Ryosuke氏からも共有頂いていた「Forward Deployed Engineer」という新しいポジションについてのお話を、FrogのSennaがMicrosoftエンジニアのYuさんとお話をする機会を頂き、是非これはより多くの方と情報共有や意見交換がしたいと考え、今回オンラインイベントとして開催させていただく事になりました。
参加者ターゲット
- ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアパスを模索している方
- ビジネスサイドで開発を学ぶべきか迷っている方
- FDEというポジションに興味がある方
なぜ今、FDEなのか?
AIによるコーディング支援が進む中、単なるコードを書く力だけでは評価されにくくなっています。
“技術+ビジネス視点+現場での解決力”を融合するFDEのようなスキルセットが、今求められているのです。
a16zが提唱する「Services‑Led Growth」では、AI SaaS製品における“導入から価値実現までの伴走”がビジネス成長の鍵とされ、これこそFDEの真骨頂になります。
Trading Margin for Moat: Why the Forward Deployed Engineer Is the Hottest Job in Startups
SES大国日本に可能性は?
日本ではSES(システムエンジニアリングサービス)スタイルが主流ですが、FDEの役割との親和性が高い可能性は高いかもしれません。
SES vs FDE の共通点 | SESで活きるFDE視点 |
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顧客常駐による要求理解 | 実案件で迅速に課題を掴み、即プロトタイピング |
顧客業務に寄り添う対応力 | ビジネスコンテキストに対する洞察と提案力 |
顧客折衝、調整力 | “解くべき問題”を技術とビジネスの両面から捉える視点 |
日本企業の多くがSES提供の中で育成する「現場対応力」は、FDEとして求められるスキルと重なる部分が多い可能性が高く、主催のFrog側にはSESに居た人材がいないため、このあたりはSES経験者の方からもご意見を伺いたいところですね。
イベント背景・進め方
- Yuさんは現時点ではFDEではなく、FDEを目指しているMicrosoftの現役エンジニアです
- この会は「答えを聞く場」ではなく、「FDEになるための戦略や準備、気づきを参加者と一緒に整理する対話型会」です
- 日本的なSES経験がどうFDEに活きるか、FDEへ転向する道など、カナダやアメリカ、日本に住むエンジニアがボーダーを越えて意見交換する場を目指しています
- 最初の20~30分程度でFDEについてSenna、Yuさんの知る情報の提示、Yuさんに意見を伺う形でのFDEに対する印象、期待値、今後の展望などを聞いて、そこからは座談会形式で参加者の皆様と意見交換
是非、このイベントをFDEを含む、ソフトウェアエンジニアとしての方針について皆様と意見交換する場とさせて頂ければと思います。同時に、FDEの特性上ビジネスサイドにいる方の参加も重要なご意見をうかがえる場となる可能性があるので、是非ご参加頂ければ幸いです。
イベント概要
- 日付: 7月22日(火)19:00 PDT(カナダBC時間)
- 日本時間 2025年7月23日(水)11:00 JST
- オンライン
- 参加方法:Zoomウェビナーへ登録
Frogへ相談する方法
Frogは様々な相談方法で皆様からの相談にお応えします