帰国寸前?!迫りくるビザの期限にも動じず信念を貫き現地企業にフロントエンドデベロッパーとして海外就職成功を掴んだMasayukiさん
今回はバンクーバーにてフロントエンドデベロッパーとして現地就職を果たしたMasayukiさんからお話を伺います!
略歴としては日本の企業にてデザイナーとコーダーとして働いた後、バンクーバーにてコミュニティ・カレッジへ。現在はバンクーバーに拠点を構える企業にて就職されました。迫りくるビザの期限や英語に対する葛藤も乗り越え、自らの力で現地就職を掴み取ったMasayukiさん。普通の人なら諦めてしまいそうな局面でも愚直にやり切り、『諦めなかった』からこそ得ることのできた成功体験を体現されている貴重なお話です!
僕自身も未経験から現在カナダにて現地就職を目指す身として、経験問わず大いに参考にしたい内容となっています。
Frogメンバーの定番である専門学校+ワーホリの流れから大きくはずれた参考事例としても是非多くの方の参考にして頂ければと思いますので、是非ご覧ください!
経歴
ーー初めまして!まずはこれまでの経歴について教えてください。
今はアイスホッケーのアプリを作っている現地企業にてフロントエンドデベロッパーとして働いています。
ーーとなるとホッケー得意なんですか?
いや、まったくです。スケートすらも今までやったことがなかったので・・・。
でも僕以外のメンバーはみんなホッケーができますよ。いつもメンバーに連れまわされていることもあって少しずつ上達してきました。笑
ーー日本でもスケートリンクは多くないですもんね!日本ではエンジニアとしての経験はあったんですか?
日本では ウェブデザイナーを2年、コーダーを2年の計4年程経験がありました。その当時はサイト制作ぐらいの経験しかなかった状態でしたね。
ーーちなみに学生時代にWeb系の学校へ通っていたりしたんでしょうか?
それがまったく通っていなくて、高校の時に情報系のコースだったので多少は勉強しただけで、スキルは『独学』と『現場』で身につけたようなものですね。
ーーええ、独学と現場ですか。
日本にいる時はほとんど勉強していなかったのでほぼほぼ『OJT』で身につけたようなものです。
ーーOJT懐かしいですね笑
ちなみに、バンクーバーへ来るきっかけは何だったのでしょうか?
最初はざっくりと海外に行きたいというのがあったのですが、当時Frogのセナさんとマナさんの座談会が日本であって、参加したんですよね。その時はまだ海外への実感がなかったのですが、友人が『どうせならやらかしちゃえよ!』っていうふとした言葉に『ああ、じゃあやらかしちゃうか!』と自分自身で決意しちゃって。笑
ーーとなるとあまりカナダ渡航に対して悩んでた期間も少なかったんですか?
そうですね。行くか、行かないかの2択だったんですよね。行くと決めた瞬間にFrogに連絡をしました。
ーーFrogの存在があったこともカナダという選択肢を選ぶきっかけにもなったわけですね。
北米はITの最先端ですが、アメリカは厳しいですし、Frogの存在はやはり大きかったですね。バンクーバーの街並みを見てすごく興味がありましたし。
ーーでは海外就職では良く言われている『スキル』『英語』『ビザ』の状態は渡航時点でどうだったでしょうか?
前述の通りスキルは前職の経験がありました。英語力は皆無で、ビザに関しては
最初はギリホリで入ろうと思っていたんです。ワーホリ申請開始日と誕生日が近かったこともあって最初は『いけるんじゃないか』と考えていたんですが、運悪く申請開始が後ろ倒しになり、結果として誕生日を超えてしまったことでワーホリビザの申請ができなかったんですよ。
ーーマジですか!ではそのあとの学校の学生ビザとCo-opビザを取ったわけですね。
そうなんですよね。
英語について
ーー英語力が皆無だったということですが。
当時のFrogの担当の方に『英語の勉強しなさすぎでしょ』と怒られたぐらいですよ。カナダに渡航する3ヶ月ぐらい前になって焦って日本で英会話に通い始めました。
で、バンクーバーで3ヶ月のESLを受けただけですね。
ーーカナダに来てからの英語はぶっちゃけどうでしたか?
まったくダメでした。でも英語がわかる日本人がいたこともあって助けてもらいました。正直英語でのやりとりはすごく億劫でした。
ーーESLの授業はどうでしたか?
授業自体は楽しかったですね。ただその後に役に立ったかと言われると、うーんという感じです笑
正直ESLを受けていた時は結構喋れていたのに、本科に入ると周りが結構喋れる人が多くて圧倒されて徐々に喋らなくなりました。
ーー結果的に英語力は伸びましたか?
多少は伸びたと思います。もっとその時に勉強しておけばよかったという後悔も少しありますが。
専門学校
ーーESLを受けた後に専門学校へ行かれたんですか?
はい。最初はBCITへの入学考えていたのですが、カリキュラム的にも結構忙しいと聞いて断念しました。というのもリモートで働きながら両立させようと思っていたこともあって。なのでITDへの入学を決めました。
ーー実際にMasayukiさんが受けられていたコースはどうでしたか?
ずっと学長が授業を教えていました。理由は他に教える人がいなかったかららしいです。笑
その学長も時間が経つにつれて知識も古いし、教え方も下手だしあまり良い先生じゃないことがわかりました。クソでした。笑
ーーその言葉、どこかで聞き覚えがありますが・・・。
先生がライブコーディングをするんですがバグを出しまくって1時間半ぐらい授業が進まないみたいなことはありましたよ!
ーー提出物などで成績を取るのが難しいということもなかったですか?
まったくないです、適当に作って提出すれば普通に6割ついちゃうぐらいでした。逆にみんなはそれを利用して学校の宿題をそれなりにこなして、後は自分の好きなことをやっていました。
課題も多くなかったですし、レベルもそんなに高くなかったので。
ーー1年間はWEBの勉強をされたんですか?
Graphic and Web Developmentというコースだったのですが、Photoshop・Illustratorの使い方やデザインの歴史など基礎的なことをやった後にC、C+、C#、PHP、ASP、.NETと全くWebに関係ない内容でした。
正直JavaScript(以下”JS”と省略)もほとんどやってないですよ。
ーーそのコースはバックエンドに特化している訳ではないですよね?笑
ではないです!笑 なので最初はWebのことがやりたいのに『なんでC言語やってんだろう?』と思ってました。
ーーほとんどWebのフロントエンドを勉強した期間が少ないんですね・・。
最初の2、3週間HTML、CSS、 JSさらっとやって終わっちゃいました。
ーーとなると学校でカバーされてない分野を独学で学習されたんですか?
そうですね。フロントエンドデベロッパーになりたかったので学校外では完全にJSに全振りをして勉強していました。ちょうど良いUdemyのチュートリアルをやり始めて一気に火がつきました。(その後にVue.jsのチュートリアルをやったりして)
ーーまずはJSから勉強し始めたわけですね。学校はどうでしたか?
クソでしたね。唯一メンバーよかったなという印象です。笑
緩さがだけが利点でした。
ーーなるほど、わかりました。笑
個人的にMasayukiさんのポートフォリオが好きなんですが!特にトランジションとか!ポートフォリオはいつごろから作成し始めたんですか?
学校が終わる2ヶ月前ぐらいから始めました。Vueで作りました。周囲はReactというワードを良く聞いたのですが、JSXが気持ち悪いし、Vueの方が楽しかったので。
今ソースコード見るとぐちゃぐちゃで理解するのに時間がかかりそうですが・・・。今思えば一度作り変えたいですけどね!
ーーわかります。自分が書いたコードなのに少し見ない間にすぐに忘れちゃいますよね。 なんでこれ書いたんだろうみたいな。笑
就活について
ーー就活はいつごろから?
就活は学校が終わった1ヶ月後から始めました。それまでの1ヶ月間は就活の準備期間としてポートフォリオサイト作成に時間を費やしていました。
ーーレジュメやカバーレターはどうでしたか?
色々な関連記事を探したり、Hidetoさんが自分のポートフォリオのデザインに合わせてレジュメ・カバーレターを作成していたこともあり自分も参考にしてましたね。
ーーそういうことですね。ちなみにポートフォリオやレジュメ・カバーレターは誰かに相談したりしましたか?
基本的に自分で作成しました。ポートフォリオについては一度セナさんに見せたことはありました。
ーーポートフォリオの見せ方についてなんですが、やはり自分がアピールしたい技術やデザインは意識されてポートフォリオに落とし込んだのですか?
もちろんそれは意識しました。簡単に言うと、自分が魅せたいスキルとデザイン、趣味も含めたの集大成といったところでしょうか。
当初からSPA( Single Page Application )で作りたいなと考えていました。デザイン自体にも1ヶ月以上費やしましたね。色々なサイトを見たり、彼女がデザイナーということもあってアドバイスをもらいながらデザインを組んでいきました。
ーーMasayukiさんのポートフォリオはデザインエージェンシーからも好評だったと思うのですが、もし初心者が一から作る場合に心がけた方がいいことはありますか?
今できる全ての技術を余すことなく詰め込むことなんじゃないですかね。多少できるかなぐらいのところもカバーして頑張ることが大事です。
ーー未経験だとできないことが多いのでポートフォリオ作成が結構後になってしまいますが、作りながら勉強するほうがスキルの定着は個人的にも大きいのかなと思いますね!あとは僕みたいな未経験の人はなるべく早くポートフォリオ作成は始めたほうがいいですよね?
それは間違いないと思います!もし基礎的なスキルがまだ無いようであれば先に勉強にフォーカスするほうがいいのですが、早いに越した事はないですね。
ーー就活の話に戻りますが、就活前の意気込みはどうでしたか?とういうのも僕自身が未経験ということもあって、決まるのかなという不安が結構大きくて・・・。
正直そこまで不安は当時なかったです。JSもやったし、Vueもやったし『今のままでいけるっしょ!』と思ってました。笑
ーー求人の時に方向性を決めて応募してたんですか?
そうですね。必要スキルの項目で特に難しそうでなければ片っ端から送っていました。ただ一番気になったのが『Great Communicator』といういわゆるコミュニケーションが円滑にとれる人というパソナリティーの部分ですかね。笑
見た瞬間『うっ・・・。』って感じですよ。
ーースキルセットやレベルはあまり気にせずですか?
大きく外れていない限りは選びすぎず送ろうと思っていたので『経験年数3年〜』や『Intermidiate』レベルであれば自分のスキルセットと照らし合わせながら応募していました。
ーーなるほど。ちなみに応募する企業群は絞っていたんですか?例えばデザインエージェンシーやソフトウェア系の会社など。
はい。最初はデザインエージェンシーだけを重点的に応募していました。ただ就活を始めた最初の3ヶ月ぐらいまったく返信がなかったんですよね。
ーーそれってやっぱり時期的な影響ですか?ちょうどUBCやBCIT等の大学の就活と被ってしまうタイミングだったとか。
多分それもあると思います。8月から初めて3ヶ月ぐらいなんで来ないんだろうと思いながらもポートフォリオのブラッシュアップをしたりWordPressやReact.jsのワークを作ったりしてました。その後11月ぐらいにやっと返信がありました。
ーーその3ヶ月間はデザインエージェンシーを意識したワーク作成などをしていたということですね。
デザインエージェンシーは結構WordPressのスキルが必要だったりするので、ポートフォリオを作成し終わった後すぐにWordPressのワーク作成に移りました。
ーーデザインエージェンシーに最初こだわっていた理由はありましたか?
ありましたね。最初はインタラクティブなWebサイトを作りたいと思っていたんですよね。あとセナさんにポートフォリオを見せた時に『このポートフォリオであればエージェンシー系の方がいいんじゃない?』というアドバイスもありました。
ーー僕の勝手な印象なんですが、デザインエージェンシーってそんなに多くないと思っていて、実際結構応募されたんですか?
確かにバンクーバーにデザインエージェンシーは多くないです。なのでHidetoさんからもらったエージェンシーリストを使いつつ、自分でもグーグルで検索して求人が出ていなくても良さそうと思えば応募していました。
その中で1社返信があったんですよね。ちょうどFrogのメンバーが働いている会社でCEOも僕のことを気に入ってくれていたみたいなんですが、採用していないということでその時断られたんです。でもなんと今働いている会社が決まった後に連絡が来たんですよ!笑
『さすがにおせーよ』ってなりましたよね。
ーー確かに!タイミングが遅すぎる。でもやっぱり就活もタイミングが大きいですよね。
ーーどれぐらいの期間エージェンシーに絞って受けていたんですか?
Co-opが切れる半年後の2月あたりまでずっとエージェンシーだけで動いていました。今思えばそれが失敗の元だったかもしれないですね。
あともっと学校を活用すれば良かったなと思いました。就活期間中は学校とやりとりをまったくしていなかったので、インターンの紹介とかも無かったですね。
ーーもしかしたら学校のからの紹介からのチャンスもあったんじゃないかということなんですね。
完全に1人で就職しにかかりましたよね。同じクラスメイトは学校紹介から就職先を見つけた子もいたので。
多少妥協できるものなら学校紹介の求人でも食いついたほうがいいです!
ーー確かに。企業側はその学校に対して求人しているのでライバルも比較的に少なくなりますもんね。結果として今は現地企業で働かれているわけなんですが、どのタイミングで就活の方向性を変えられたんですか?
Co-opビザが切れる2月の段階で学生ビザが半年残っていました。ただ学校側からビザを切られる可能性があったのでダメ元でポスグラを申請してみたんですが、ダメでした。
Co-opビザ切れた後の2ヶ月間はスキルを磨くことに決めて就活を一度休止した後、4月末ぐらいから就活を再開しました。
ーーおお、結構期間も迫っていて限られていたんですね。僕だったらもう諦めてます・・・。その時に自分の就活についても一度振り返られたんですか?
そうですね。改めて自分のスキルセットを見直した時に『あれ?おれデザインエージェンシーじゃなくない?』ということに気づきました。
ーー自分の方向性とスキルセットの擦り合わせをしたわけですね!
完全にサービス系の会社の方が合っていることをその時に気づきました。
ーーここは一番気になるところなんですが、その時のモチベーションはどうやって保っていたんですか?
今思い返せば、めっちゃメンタルに来てましたよ。 笑
でもどうしても『日本には帰りたくない』という想いがとても強かったんですよね。
ーー『日本に帰りたくない』という想いだけがモチベーションだったということですか?!
本当にその想いだけが自分のモチベーションを保っていて、諦めず頑張ることができました。
ーーすごい・・・。本当にその想いが強かったんですね!信念に近いもので、普通の人にはできないような気がします。
確かにそうですね。ここが最後の粘りに繋がったと思っていて、自分の芯の中で『もういいかな〜、日本に帰ればいいかな!』っていう気持ちがあると絶対どこかで折れますよね。
ーーCo-opビザが切れて残りの期間が迫ってくる中で焦りがあったんじゃないかなと思うのですが正直どうでしたか?
それが案外冷静でした。この就活で人生が終わるわけではないということを心の底に置きながらも、やっぱり日本に帰りたくないという面で冷静にいられたのかもしれません。
ーーカナダにいればいるほどカナダの環境がMasayukiさんにフィットしている実感が強かったんでしょうね!
そうですね。確実にカナダの方が働きやすいですしね。夏も涼しいし。笑
ーーちなみに何経由で何社ぐらい応募されましたか?
主にLinkedin,、Indeed、 Glassdoorで70社くらいですかね。就活を仕切り直した時はバンクーバーだけでなくトロントやモントリオールなどエリアを問わず受けてました。
今働いているところはIndeed経由で決定しました。
ーーそこから面接に何社ぐらい進まれましたか?
ポートフォリオのおかげ反応だけは結構良くて、10社ぐらい返信がありました。
ーー70社中の10社だと引っかかりめちゃくちゃ良いですよね!
そうですね。ポートフォリオの食いつきは結構良くて、見られると比較的に通り易かった印象でした。
ただその後の面接での英語力がネックになりました。
ーー就活中に最も辛かったことはありますか?
デザインエージェンシーで結構良い感じの会社があったんですが、最終面接で3人ぐらいに囲まれて英語で技術的なことや志望動機など聞かれて、さらに自分の回答に対してさらにツッコミが入ったりして・・・。
それが一番辛かったですよ。電話面接であれば手元にスクリプトを置いて話せるんですけどね。
ーー今の会社の面接の時はどうでしたか?
それが今の会社の面接は会話もスムーズに進んだんですよ!
ーーなにかリラックスして面接に挑めた何かがあったということですか?
実は就活を再開して初めての会社で、『落ちてもいいから気楽に行こうかな』という気持ちで面接にのぞめた事が良かったのかもしれないですね。
ーー追い詰められたから焦るのではなく、気持ちを楽にして受ける事ができたということですね!ビザの延長が必須だったと思いますが、その点は会社側はすぐに受け入れてもらえましたか?
CEOとCTOの面接でビザの話になったんですが、最終的に社内で前例があったみたいですんなりビザについてはサポートしてくれるという流れになったんですよ。
ーー就職決定したタイミングでビザ期限はギリギリだったんでしょうか?
その時6月末までに決まらなければ7月末に日本に帰ろうと思っていました。でも結果的に6月2週目に今の会社からオファーを貰えることになったんです。
ーーおお、ギリギリ!カッコいい!やり切った感がすごいありますよね!
大体ほとんどの会社ではビザの話をすると断られたり、音沙汰がなく立ったりしていたので・・・。笑
ーーもし会社側のフィードバックをご存知でした伺いたいのですが、今回Masayukiさんを採用した決め手は何だったんでしょうか?
元々会社が作っていたプロダクトがAngularで作られていたのですが、ちょうどVueに移行しようとしていたタイミングでした。ちょうど僕自身のポートフォリもVueで作っていたのでそこを見てくれていたこともありますね。
後は立ち位置的なところで、デザイナーであるCo-Founderとディベロッパーとの間に入れて、且つUXがわかる人を求めていたそうで、ちょうどデザイン周りもやっていた経験もあり、その架け橋的なポジションにフィットしていたからだと聞きました。
ーーまさに会社側が求めていた人がまさにMasayukiさんだったということですね!バンクーバーでも比較的Reactの求人が多い中でVueを使った仕事に就けたというこことも個人的には驚きました!
確かに、当時は今よりVueの求人がなかったのでReactのワークを作ったり、Angularを勉強したりしたんですけどね。
ーー余談ですが、僕的には色々な言語にフットワーク軽く取り組まれているMasayukiさんが凄いなと思っていました!難しい逆境の中でもやり切りきることができたMasayukiさんの成功のカギはズバリなんでしょう?
シンプルに『諦めなかった』ことだと思います。
ーーどういう技術ではなく、愚直に諦めずにやることが重要だったということですよね。でもこれって全員が知っているようで、『諦めない』を実践することって簡単にできないことですよね。Masayukiさんだからこそ成功した部分もあるんだなと凄く感じました。
一番心がけたことは技術的な部分で自分が進む方向性をブラさなかったことかなと思います。例えば自分がReactで進んでいるのであればそれに合わせた準備や行動を取るみたいなことも大事なんじゃないかと。
ーー確かにFrogから現地就職をされている人達も早い段階から方向性を決めていたと聞きますもんね!
今後の目標・ビジョンについて
ーー現地企業への就職が実現したわけですが、今後の目標やビジョンはありますか?
今の会社は英語にも寛大で、色々学ばせくれる環境でもあるので、今思えば自分に一番フィットしている会社だと思っています。だからこそもう少し英語を伸ばして、社内でコミュニケーションを強化したり議論することが目標ですね。
英語力がないとデザインで押したいことも押せないんですよね。あとはアイスホッケーを上達させることです!
ーーなるほどですね!アイスホッケーも英語をさらに伸ばす良い機会になりそうですね!
後はアメリカの大学でComputer Scienceをオンラインで専攻する予定です。
ーーええ、すごいですね!そんなに簡単にいけるもんなんですか?!
ある程度の英語力と要件を満たしていれば大丈夫です!フル単位でBachelorまでしっかり取れるんですよね。最大10年の猶予があるので、地道にコツコツ単位を取得しようかなと考えています。
ーーなんだかこれから更に活躍の幅が広がりそうですね!
そうですね!将来的な目標では今彼女と話しているのは、近い将来ニューヨークに一緒に行こうと考えています。彼女がデザイナーなのでデザインの聖地で挑戦できることと、自分自身もGoogleへの就職を長期的に目指してみようかと思い立ちました。
ーーニューヨークのGoogleですか!めちゃくちゃカッコいい目標ですね!
もちろん簡単ではないですが、どうせ目指すなら高い方がいいし、その為に必要な勉強を自発的にしていくと思うので。
今はフロントエンドからソフトウェアへ徐々に転向できたらいいかなと考えています。
ーーその目標へのマイルストーンとして大学の専攻もするわけですね!
それと同時に今の会社のメンバーをまずは倒せるぐらいのスキルを付けることが短期的な目標でもあります。
ーー永住権を取得する予定はありますか?
ありますね。まずはバンクーバーで足場を固めて次への挑戦へ移りたいところですね!
ーー『もしカナダ渡航時に戻れたとしたら』何をしますか?例えば『もっとこうしておけば良かったな〜』みたいな。
もっと英語をやる!英語が無くてもこれたけど、絶対あった方がいいですね!あとはもう少しJavaScriptをやっておけば良かったなと思います。
ーーこれからカナダで現地就職を目指している方へ伝えたいことはありますか?
現地就職を目指される方は最初から会社を選びすぎず、相当スキルと乖離していなければ応募し続けることが重要です。
後は未経験問わず、英語は来る前にやっておきましょう!これだけは確実に言えますね!
ーーMasayukiさんの諦めなかったこその成功経験はこの記事を通して皆さんに伝わると思います!
『絶対俺は帰らない』ぐらいの強い信念を持ってやり抜くことが僕自身の成功のカギでもあり、これから挑戦される皆さんにも当てはまると思います!
ーー最後に一言!
海外就職はそんなに甘く無い!カナダを満喫する時間なんてありません!
でも来たいなら早く来た方がいいということを言いたいです。
ーーありがとうございます!
どうでしたか?
結果として現地企業にて就職成功ををされ、今では傍でアイスホッケーや趣味などに勤しまれ、仕事とプライベートの充実したカナダ生活を送られているMasayukiさんですが、そこに到る道のりは壮絶なものですよね。特に就活期間が1年という限られた残り少ないビザの中での快進撃は身を見張るもので、『日本に帰りたくない』というたった一つの信念だけで『諦めること』をせずに果敢に挑戦された姿勢や行動は今後参考にされる方はたくさんいるのではないでしょうか?
海外就職を目指す方は増えてきていますが、手探りで挑戦している方が多く、そんな中で就職を成就される方はまだまだ一部なんだと思います。Masayukiさんもその一人であり、『海外就職は簡単じゃない』という言葉はとても説得力がありましたね!
来たる成功のその日までひたすら耐え凌ぎ、強い信念と諦めない姿勢がスキル以上に重要なものなのだと改めて考えさせられたインタビューでした!
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