S級難度の就活を経験したMarieさんに聞く、エンジニアとしての生存戦略
みなさんこんにちは!FrogメンバーのHiroshiです。今回インタビューに応じてくださったのは、初めて現地就職してから約半年で転職して、Intermediateエンジニアのポジションに転職したというMarieさん。現在はOperto Guest Technologiesさんという、旅行業界向けのITツールを扱う会社さんで働かれています。
なんと未経験から就労後半年での昇格という快挙です!
Marieさんが就活を始めてすぐの頃にコロナウイルスが猛威をふるい始めた為、就活は困難を極めました。その一部始終はnoteの記事にまとめて下さっているので、まだ読んでいないという方は是非チェックしてください!
- コロナ禍で未経験から海外でエンジニアとして就職するまでの全記録〜概要・戦略編〜
- コロナ禍で未経験から海外でエンジニアとして就職するまでの全記録〜技術力編〜
- コロナ禍で未経験から海外でエンジニアとして就職するまでの全記録〜自己PR・面接編〜
未経験からカナダでのエンジニア就職を目指している人からすると途方も無い程にありがたい情報が満載の大長編ですが、なんと無料で公開して下さっています!
1度の転職もご経験されているとのことですが、今回のインタビューでは、就職後から現在に至るまでのストーリーを存分に語って頂きました。
今からエンジニアとしてのキャリアを歩み出そうとしている方にとっては、金言とも言える内容が全編にわたって散りばめられておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
Product Huntでのアプリリリースはどう響いた?
Hiroshi:本日はお時間頂きありがとうございます!Marieさんの記事はだいぶ前に拝見していて、今回改めて再読したのですが、未だに学びの多い記事です… 今回は、その記事の後日談というような形式で色々とお聞きできればと思います。
Marie:そう言って頂けると大長編を書き上げた甲斐があります!笑
Hiroshi:まずは、記事のハイライトとも言える、Product Huntでのアプリリリースについて、少し詳しく教えて頂ければ幸いです。
Marie:ご期待に添う内容の話ではないかも知れないのですが、結論から言うと、コロナ真っ只中の就活においては、それ自体は大した武器になりませんでした。私の今のスタンスとしては、個人開発を頑張るくらいなら、日本のフリーランスでもなんでも良いので職歴をつける方が優先順位としては高いかなと思います。
Hiroshi:なんと!やはりそれ程までに職歴というものは重要なんですね。
Marie:そうですね… パンデミック直前ぐらいまでは、ProductHuntに出したアプリをミートアップで軽くプレゼンしてフィードバックをもらい、その流れで実際に面接に進んだこともありました。ただやはり、COS(Frogの提携企業)さんや日本の会社から頂いた仕事でつけた職歴の方がだいぶ強い武器になりましたね。
Hiroshi:なるほど… ただ僕個人的には、個人開発のアプリをオープンな場所にリリースしてレビューを受けようというマインドがとても素敵だなと思いました。「初心者の私がつくったものなんて…」と臆してしまう人も多いであろう中、そこは色んな人が見習うべき点だと思います。
Marie:ありがとうございます!かなりシビアな世界ですからね、確かにハングリーなマインドを持っておくことはとても重要ですね。
就活について、補足情報
Hiroshi:確か1社目への入社は、LinkedIn上でメッセージをもらったことがきっかけだったんですよね。Marieさんのプロフィールが求める条件にぴったり合致していた、という内容だったとのことですが、具体的にはどのようなポイントがぴったりだったんでしょうか?
Marie:1社目での仕事内容は、言うなればUIデベロッパー的な感じだったんですよね。私が元々Webデザイナーをやっていたというのと、自分のポートフォリオでもかなりデザインに気を遣ったので、そこが彼らのイメージと合致したんだと思います。
Hiroshi:なるほど!そうだったんですね。
Marie:Webデザイナーといっても、派遣社員で業務内容は簡単なものばかりだったので、技術はほぼ独学で学びました。就活時は、LinkedInやレジュメにはきちんとプロフェッショナルに見えるように配慮した書き方をしましたけどね。
Hiroshi:職歴は職歴ですからね!
Marie:そうですね。もちろんウソはいけないんですが、相手の求めていることに合わせて伝え方を変えるというのは非常に大事だと思います。あとは、先程も少しお話しした、COSさんや日本の会社から頂いたお仕事の経歴についても併せてアピールしていましたね。
Hiroshi:LinkedInでの活動において何か意識されていたことってありますか?
Marie:これは、意識してたこと…とはちょっと違いますが、さっき話題にあがったProduct Huntのアプリを見て下さった「LinkedInマスター」みたいな人からメッセージをもらったことがありまして。笑 その方に、見やすいプロフィールの書き方についてzoomでアドバイスをもらいました。
Hiroshi:それは素晴らしい!やはり一定の数の人の目にはとまったんですね。
Marie:他には、Frogメンバーの中に人事経験が豊富な方がいらっしゃるのですが、その方にレジュメへのフィードバックを頂いたりもしましたね。その時に言われたのが、今までやってきたことをすべて棚卸しして、応募先企業に合わせてピックアップするのが良い、ということでした。
Hiroshi:採用担当の人が候補者のレジュメに目を通す時間は平均で6秒程度と言われていますからね。情報量を詰め込みすぎないのは確かに重要そうですね。
Marie:そうですね。レジュメについては、その方だけでなく、複数の方にフィードバックを頂きました。
Hiroshi:他にも色々な求人に応募されていたとは思いますが、応募先の選定基準等はなにかありましたか?
Marie:個人的には、技術スタックをかなり気にしてました。トレンド的に、Reactが使いたかったので、それを軸に選んでました。
Hiroshi:求人はどのプラットフォームで探されてましたか?
Marie:Google検索で出てくる求人欄を見ることがほとんどでしたね。あそこって、色々な求人サイトからデータが集まってきているので。あとは、Slackのコミュニティにもくまなく目を通してましたね。有名なところだと、React in Vancouverとか、Vancouver Developersとかですね。
エンジニアとして就労開始、しかし…
Hiroshi:Marieさんは確かCOOPビザでの就労開始でしたよね?
Marie:はい、CICCCを卒業後、COOPで就職し、COOP期間の終了とともにワーホリビザに切り替えました。
Hiroshi:なるほど、じゃあ働ける期間は2年確保できてたということですね。1社目での仕事内容について、もう少し教えて頂いてもよろしいでしょうか。
Marie:かなり特殊な環境だったと思います。入った時点で技術担当の人数は3人でして、私と、週3ぐらいで働くパートタイムのシニアの方と、CTO兼CEOの方がひとりでした。CEOを兼任している方は当然非常に忙しく、さらに、私が入ってから3週間くらい経った頃、そのパートタイムのシニアの方が抜けちゃったんですよね…
Hiroshi:なんと!じゃあもう実質ひとりになっちゃったというわけですね。
Marie:そうですね。笑 デザイナーさんは別にいらっしゃったのですが、その方から上がってきたデザイン案をひたすらReactで実装し続けるという…もう個人開発みたいな感じでしたね。スクラムもくそもない。笑
Hiroshi:なるほど… 1度転職のご経験があるとのことでしたが、やはりそのような労働環境が転職を後押ししたのでしょうか?
Marie:そうですね。結局、そこで働いていた期間は半年くらいでした。
Hiroshi:でも、その環境下にありながら半年働かれたというのは、何ともガッツのある話ですね。
Marie:就活がとても長引いてしまったこともあって、貯金があんまりなかったんですよね。かれこれ1年くらいやってたと思います。なので、次が決まる前に辞める、というのは選択肢にありませんでした。また、かといって事業の進捗を止めることもできないので、そうこうしている間に半年が経過した…という感じですね。自分の進捗が事業そのものの進捗、という状態に近かったですし。
Hiroshi:入社前の時点で、情報はどの程度開示されてたんですか?そういう状況だと事前にわかってたら、入社をためらったかも知れませんね。
Marie:そこは何とも言えませんね…やはり就活の期間が長かったので、藁にもすがる思いでした。とにかく職歴をつけることが最優先でしたね。
Hiroshi:それは確かにそうですね。もしこれから就活を始められる方々に対して、情報収集に関するアドバイスをするとしたら、どのようなものがありますか?
Marie:定番ですが、Glassdoorでの評価に目を通すことですかね。あとは、実際に働いている社員さんにLinkedIn上でメッセージを送ってみるとかも良いと思います。あとは、マネジメントの立場にある人に、技術に関する知識があるかないかも、可能な限り確認した方が良いかも知れませんね。
Hiroshi:ほう、それは何か具体的な経験に基づいていそうなご意見ですね。
Marie:まさにその通りです。今の職場のPM(プロジェクトマネージャー)は、技術の知識はないのですが、その人がタスクを定義するんですよね。なので、タスクが私達のところに振られてきた時点で、不明瞭な点が結構あったりするんです。それで、「これってどういうことですか?」って改めて聞かないといけなかったりするので、コミュニケーションコストが余分にかかっちゃってるんです。
Hiroshi:なるほど。それは非常にまどろっこしいですね。
転職について
Hiroshi:転職先はどのように見つけられたんですか?
Marie:たまたまLinkedInで良い感じの求人を見かけて応募しました。2〜3件応募して、今のところに受かったという流れです。
Hiroshi:2〜3件!そんなに少なかったんですね!
Marie:そうなんです。1個でも職歴がついた瞬間に、リクルーターからくるメッセージの量がむちゃくちゃ増えました。選ばれる側から、一気に選べる側になったという感じですね。
Hiroshi:もちろん、Marieさんのご実力もあるでしょうが、職歴というのはこれほどまでに重要なものなんですね。転職時の給与交渉はどのようにされたんですか?
Marie:正直、今の会社に受かると思ってなかったので、練習的な感じで、軽い気持ちで受けてたんですよ。そしたら思いのほか早く受かっちゃって、給与を聞かれた時に、今の給料に10Kぐらい乗せとくか〜みたいな感じで適当に回答しちゃったんです。
Hiroshi:ご自身でも予測できないほどのスピード採用だったんですね。笑
Marie:そうなんです。Intermediateポジションでの採用だったんですが、後々調べたら、10K乗せたぐらいだと相場よりも低い給料になっちゃうって気づいたんです。それで急いでSennaさんに相談したんですが、「そういう交渉でためらう必要は別にない」という心強いアドバイスを頂きました。
Hiroshi:安売りになっちゃうと良くありませんしね…給与相場を事前にリサーチすることは重要ですね。そこからどういう風に再交渉なさったんですか?
Marie:「他にも選考を受けてる会社があって、そこからもうちょっと良い条件のオファーが出そうで…」と切り出しました。実際に選考は受けてましたしね。
Hiroshi:なるほど!それだとうまく進められそうですね。
Marie:そこから、「でも御社のカルチャーとか事業内容にはものすごく惹かれているので、もしもう少し載せて頂けるのであれば…」と続けました。そして交渉成立。
Hiroshi:相手方へのリスペクトも忘れず、非常に素敵な交渉の流れです!転職の際、リファレンスチェックってあったんですか?
Marie:それがなかったんです!1社目の時もたまたまなかったんですが、周りでリファレンスチェックを求められている人も当然いるので、これは本当に偶然だったと思います。
今のお仕事の内容について
Hiroshi:では今のお仕事について、もう少し具体的なお話を聞かせて頂きたく思います。ポジションの名前的には、Intermediate front-end developerという感じでしょうか?
Marie:そうですね。Reactを使ってWebアプリを作っています。旅行業界向けなんですが、ざっくり言うと、ホテルの予約・チェックイン・フロントとのやりとり、ドアのロック解除、室温の調整、などをそれ一つでコントロールできます。ゆくゆくは、周辺施設の広告も掲載できるようになる予定です。
Hiroshi:むちゃ便利そう!欲しい!笑
Marie:肩書はフロントエンドではあるんですが、最近はJavaを使ってAPIを作ったりもしてますね。SalesforceとかStripeを社内システムとつなぐ、みたいなこともやりました。これはむちゃくちゃ大変でしたが。笑
Hiroshi:もうフルスタックですね。
Marie:というのも、うちのチームはちょっとチーム編成が特殊でして、バックエンド側の人が多いんですよ。フロント専任は私ぐらいだと思います。今はあんまり、フロントをきれいに整えよう!みたいな仕事がなくて、どちらかというと、さっき話したような、外部システムとの連携とかそういう仕事が多いです。
Hiroshi:Marieさん的に、話が違う!!みたいなことにはなりませんでしたか?
Marie:そんなことはありませんよ!バックエンドに触れてみたい、と提案したのは自分からですし。
Hiroshi:え、そうだったんですか!
Marie:当時、フロントの仕事が少なくなって、逆にバックエンドの仕事が増えてる時期だったんですよ。それで、会社の利益に沿うようにこちらから提案してみた、という感じですね。
Hiroshi:すばらしい姿勢です!特に苦手意識とかはなかったんですか?
Marie:そこまでありませんでしたね。興味はありましたし、今も面白いと感じています。バックエンドって、初めはとっつきづらいかも知れませんけど、一度「型」のようなものを覚えると、それ以降結構楽だったりします。今は、フロントの方がやること多くてしんどいんじゃないかとすら思ってます。笑
Marieさん流、「壁」の乗り越え方
Hiroshi:お仕事で「壁」にぶち当たった時は、どのように乗り越えられていますか?
Marie:まず「壁」というものを感じるのって、自分の課題が漠然としていて、明確化しきれていない時だと私は思うんですよね。何が課題か明確化できていれば、それに対する打ち手がわかるわけですし、その「なんだかモヤっとした不安」みたいなものが「壁」の正体だと思っています。
Hiroshi:なるほど、確かにおっしゃる通りですね。
Marie:なので、壁を感じた時は、まず目標をしっかりと確認して、そこまでの道筋を細かいマイルストーンに分解するところから始めるのが良いんじゃないかと思います。そのプロセスは他の人に手伝ってもらっても良いですしね!また作業を進めていると別の壁にぶち当たると思うので、その繰り返しですね。
Hiroshi:これ、かなりたくさんの人の腑に落ちそうな話なような気がします。
Marie:それに加えて、分解の際に、「わかること」と「わからないこと」に分類しておくのも大事だと思います。手順を分解した上で、わからないところまで特定できていれば、「手順3まではわかってるんだけど、手順4がわからない…」と他人に説明もできますしね。
Hiroshi:確かに、分解・分類の徹底ですね。
Marie:あと、自分の思考プロセスを文章化する、というのもやるようにしてます。「ここがわからないのでこうやって調べた」とか「調べた結果これがわかった」とか、Slackとかを使ってメモしていくんです。そうすると、わかりやすい質問ができるようになると思います。
Hiroshi:なるほど、確かに、質問力って、エンジニアにとってはとても重要な能力のひとつですよね。
Marie:当然ですが、自分だけではどうしてもわからない時はたくさんあります。「こんな質問をしたらバカだと思われるかも」と思って、質問をすることを躊躇しそうになることもあります。でも、冷静に考えると、自分一人で長い時間をかけて完璧を目指すより、チームで助け合って早く成果を上げた方が良いですよね。時間がかかってしまっている時は「(バカだと思われたくなくて)完璧主義に陥っていないか?」と自分に問い直すように心がけてます。
Hiroshi:僕個人的には、自分の力でできるところまでやりたいという想いはあるものの、どこまでやればいいんだろう、っていうのはいつも悩んじゃいますね。チーム全体の進捗に悪影響を与えるのは良くないですし。
Marie:かく言う私も、実は結構自分で抱え込みすぎちゃう節はあるんですけどね。笑 まあ自分だけの力で頑張るのは、大体15分ぐらいで見切りをつけることが多いです。ただ、先程話題にあげたように、何がわからないのかを「分解」することには時間をかけても良いことにしています。「何がわからないのかがわからない!」という状態では、質問された相手が困ってしまうので。最低限、どこで詰まっているのかを言語化してから周囲に質問をするようにしています。
Hiroshi:どれぐらいやったら一旦諦める、という基準をしっかり持っておくことは重要ですね。
Marie:先程、社内のシステムとSalesforce・ StripeをJavaを使って連携させる仕事をした、という話をしましたが、これをやったことがある人が社内に一人もいなかったんですよ。笑 なので、こればっかりはかなり時間をかけて細かく調べるしかありませんでした。
勤務形態・就労環境について
Hiroshi:今の勤務形態はどのような感じなんですか?出社はされてますか?
Marie:ハイブリッドですね。大体週2〜3回はオフィスに出社しますけど、それも強制されているわけではありません。
Hiroshi:そのあたりはとてもフレキシブルなんですね!社員さんはどのくらいいらっしゃるんですか?
Marie:うちの会社の社員が9人と、その他にコンサル会社から派遣されているエンジニアが10人います。会社としては組織を拡大していきたいフェーズなんですけど、求める人材の確保が難しいという理由で派遣を利用しているという背景です。なので、採用ができ次第随時派遣の方をうちの社員とリプレイスするという計画みたいです。
Hiroshi:なるほど。チーム分けはどうなっているんですか?
Marie:各システム毎にチームが分かれています。エンドユーザー向けWebアプリ、管理者向けのアプリ、外部サービスとの繋ぎ込みを担当するチームという感じで分かれていて、それぞれのチームにフロントエンド、バックエンド、QA(品質管理)の担当が所属しています。ちなみに、フロントエンドはReact、とReact Native、バックエンドはPHPとJavaを使っています。
Hiroshi:その中で、Marieさんはどのチームに位置づけされているんですか?
Marie:管理者向けアプリのフロントエンドです。入社した当初はもっとチーム分けが曖昧で、私もモバイルアプリの開発に関わったりしてましたね。ただ時間が経つにつれて、区分けがくっきりしてきた感じです。
Hiroshi:組織が成熟している証拠ですね!
Marie:そうだと信じています!笑
これから就活を始めるという方へのアドバイス
Hiroshi:公開されているnoteの記事にプラスして、これから就活を始める方々に対して何か伝えたいことはありますか?
Marie:就活では、私は全力で行動し続けたのは間違いありません。ただ、ひとつ後悔しているのが、もう少し市場分析に時間を割いてもよかったかな…という点です。
Hiroshi:そうなんですか?記事を読む限り、かなり綿密に分析なさっていたように見えた…
Marie:確かに、複数の求人から技術スタックを集計して…といことはやりましたが、これはもっと初めの段階でやっておくべきだったなと思います。
Hiroshi:確かに、初めにそこに着手すると立ち回り方がだいぶ変わりますね。
Marie:ただもちろん、かといって行動量を減らしても良い、とは思ってないんですよね。市場分析が甘くても私がなんとかうまくいったのは、とにかく行動してたからだと思いますし。
Hiroshi:おっしゃる通りです。
Marie:私の元々の性格としては、事前にしっかりと計画を立てるタイプなのですが、今の時代は変化がとても早いので、計画している間に状況が変わっていることはよくあります。なので、計画に時間をかけすぎるのはお勧めしません。一定の分析の後に仮説が設定できたら、躊躇せずにガンガン行動して、うまくいかなければ適宜軌道修正していく、という流れが良いんじゃないかと思います。
Hiroshi:失敗を恐れない、という意味ですね。とても重要です。
Marie:事前に市場分析をするというのは、「あらかじめ地図を手に入れておく」みたいな感覚に近いのかなと思います。
Hiroshi:非常にわかりやすい例えです!言ってみれば「アタリをつける」みたいな感じですね。
Marie:まさにそうです。すっごい色々頑張ったあとに、「あれ、もしかしてこれ別にやらなくてよかったやつ…?」ってなったとしたら、それって時間のロスむっちゃ大きいじゃないですか。
Hiroshi:考えただけでも身の毛がよだちます。笑
Marie:「なんとなく」でやらないことが大事ですね。KoheiさんやTogashiさんも、データを取りながら就活を進められていたようなので、彼らの行動もまた参考になると思います。
Hiroshi:おっしゃるとおりです!本日はお時間頂きありがとうございました!多くの人にとって参考になるお話がたくさん聞けました。
いかがでしたでしょうか?
Marieさんは初めての就活でかなり大きな苦労を経験されましたが、そんな逆境を行動量でねじ伏せ、今は目をみはる勢いでエンジニアとしてのステップアップを重ねていらっしゃいます。
最近働き始めた私Hiroshiにとっても非常に参考になる情報が満載のインタビューでした。
エンジニアという職業における、構造化の習慣と俯瞰視点の重要性がよくわかる内容だったかと思います。
最後までお付き合い頂き有難うございました!
今回のインタビューが少しでもみなさんのお役に立てば幸いです。
ではまた次回のインタビューもどうぞお楽しみに!
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