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厳しい状況で応募数は約200社!その後世界トップクラスのLLM企業『Cohere』での就労機会を掴んだShigeoさん

厳しい状況で応募数は約200社!その後世界トップクラスのLLM企業『Cohere』での就労機会を掴んだShigeoさん

今回お話を伺ったのは、関西大学大学院で情報学を学び、新卒でSupershipに入社後、Webエンジニアからデータエンジニアへとキャリアを広げ、子会社ではデータチームのリーダーとしてマネジメントにも挑戦。その後カナダに渡航し、データサイエンスを学び直したうえで、現在はLLM企業・Cohereで「Senior Data Quality Specialist」としてグローバルプロダクトに携わっているShigeoさんです。

大学院時代のUISTやSIGGRAPHでの国際学会発表・ボランティア経験を通じて「海外は思ったほど遠くない」と感じるようになり、その際に築いた人脈が、後のバンクーバー渡航を後押しすることになります。渡航後はCICCCのデータサイエンスコースで学び直し、Kaggleや英語でのプレゼンテーションに取り組む一方、2024年のリセッション下で約200件の応募を重ねながら、日本の業務委託案件で生活を支えつつ現地就職を目指すという現実的な選択もしてきました。

Web、データ、マネジメント、そしてグローバルプロダクト。「データを軸にキャリアをどう広げ、海外経験をどう位置づけるか」という問いに対して、多くの示唆を与えてくれるインタビューです。

インタビューの全体像とキャリアの歩み

Senna: というわけで、改めましてになりますが、最近はキャリアの相談も含めてやり取りする機会が増えてきた一方で、ご本人からしっかり振り返ってお話しいただく機会は意外となかったなと思っていて。なのでまずは軽く、IT・テック系に従事してから現在までのキャリアについて教えていただいてもよろしいでしょうか?

Shigeo: IT・テック系に従事してからのキャリアとしましては、関西大学の大学院で情報学の修士号を取得した後、新卒でKDDIグループのアドテク関連の領域を担当しているSupership株式会社に入社しました。最初はRuby on RailsとReactを用いた広告配信プラットフォーム、専門用語でDSP(ディマンドサイドプラットフォーム)と呼ばれる「ScaleOut DSP」というプロダクトのダッシュボード開発を担当していました。そこに大体3年半ほど従事していました。

データエンジニアへの転向と「T字型人材」の定義

Shigeo: その後、社内でデータエンジニア職に転向したのですが、その経緯としましては、まずSupershipを選んだ理由として、「自社で大量のデータを持っている会社」を軸に就職先を選んでいたという背景があります。せっかくデータを大量に持っている会社に入社したからには、そのデータを扱う仕事をしてみたいと思っていましたし、会社側としても新卒にいろいろな職種を経験させてT字型人材を育てたいという方針があったので、会社の意向と自分の希望が一致する形で、社内転職という形でデータエンジニアにキャリアチェンジした、という流れになります。

Senna: なるほど。素晴らしい。ちなみにすみません、僕の知識不足で恐縮なんですが、「T字型人材」って改めてどういう意味なんですか?

Shigeo: T字型人材は、トランスファーではなく、アルファベットの「T」のイメージですね。特定の分野について深い専門知識を持ちつつ、他の分野についても横に広く知見を持っている人材のことを指します。

Senna: ああ、なるほど。一本深い軸があって、その上に横に広がる知識が乗っている、というイメージでT字って言うわけですね。

Shigeo: そのイメージです。

Senna: 素晴らしい。全然ちゃんと理解していなかったので助かりました。ありがとうございます。なるほどですね。で、データエンジニアとしての職歴についてですが、改めて会社名をもう一度いいですか?

Shigeo: Supershipですね。

Senna: Supershipか。じゃあそのSupership社内にいらっしゃるときに、開発のポジションからデータエンジニアのポジションに「転向した」という理解で合っていますか?

Shigeo: そうですね。社内転職という形で、Webエンジニアからデータエンジニアにキャリアチェンジした、という形になります。

Webエンジニアとしての技術スタックと転向のきっかけ

Senna: なるほど。最初に入社したときは、情報系の大学院を出たあとで、ダッシュボードの開発を担当されていたということは、完全にWebエンジニアとしてのスタートだったわけですよね。

Shigeo: Webアプリケーションの開発を担当していました。具体的には、jQueryで実装されていた既存のUIをReactで作り直すプロジェクトを担当したり、Railsのバージョンアップ作業を行ったり、そういったことをしていました。

Senna: データエンジニアになりたいと考えたきっかけは、Shigeoさんからの発信だったのか、それとも会社の意向が強かったのか、どちらでした?

Shigeo: 自分はそれまで「データエンジニア」という職種があること自体を恥ずかしながら知らなかったんです。データを扱う職種としては、データサイエンティストやデータアナリストという職種があるのは知っていたのですが、データエンジニアはSupershipに入って初めて知りました。ちょうど社内でデータエンジニアのポジションに空きが出たタイミングがあり、そこで機会をいただけた、という形です。

子会社への出向とマネジメントへの挑戦

Senna: なるほど。そこがデータ系、データエンジニアとしての最初の出会いであり、キャリアのスタートだったわけですね。Supershipの後って、どこかに転職されていましたっけ?

Shigeo: 転職ではなく、子会社に出向する形でした。Supershipとテレビ朝日と電通が共同出資している会社がありまして、そこに出向しました。

Senna: なるほど。じゃあその共同出資の子会社的なところに、一旦は「出向」という形で行かれたということですね。

Shigeo: Supershipに籍を置いたまま、その子会社に出向する形でした。転籍ではなく出向ですね。

Senna: うんうん。日本だとそういう出向って、どのくらい一般的なんでしょうね。あまり他社だと聞かない気もしますけど。SIerやSESだと、親会社からの出向という形はよくありますよね。

Shigeo: メーカー系のSIerなどであれば、親会社から上司が出向してくる、というのはよくある形だと思います。それと似たような形かもしれません。

Senna: 体系としてはそれに近いイメージですね。ちなみに、その出向になったのはShigeoさんの希望もあったんですか?

Shigeo: 自分の前任でSupershipからその子会社に出向していた方が退職されまして、そのタイミングで「代わりに来ないか」と会社から声をかけていただきました。ちょうど自分としても、マネジメントの経験を積んでみたいなと前から思っていたので、挑戦してみることにしました。その出向先である株式会社UltraImpressionは社員がほとんどおらず、親会社からの出向者と業務委託の方々でほぼ構成されているような小規模な環境で、そこでデータチームのリーダーを務めるというポジションでした。

技術者からマネジメント層へ:キャリアプランの意図

Senna: へえ、なるほど。いわゆる「エンジニアっぽい」技術一本勝負なキャリアではなく、結構しっかりマネジメントにも踏み込んでいった形ですよね。エンジニアの方だと「マネジメントなんてやりたくない」という人も少なくない印象があって、その中で「やってみたい」と思えたのは、業務内容への興味が大きかったのか、それとも今後のキャリアプラン上でマネジメント経験が必要だと感じていたのか、そのあたりのきっかけはどうだったんでしょう?

Shigeo: きっかけとしては、今後のキャリアの方針として、技術だけでなくマネジメントにも力を入れていきたいと前から考えていたところが大きかったです。Supershipに在籍していた頃も、新卒向けのインターンシップの企画・運営など、小さなプロジェクトのマネジメントを担当する機会はありましたが、ウルトラインプレッションでのポジションは、より恒久的なプロジェクトのマネジメント、チームリーダーとしての役割を担える貴重な機会だと感じました。そういった背景から、そのお話をお受けした形です。

Senna: いやあ、素晴らしいですね。だいぶキャリアの流れがクリアになってきました。エンジニアの中には「自分はマネジメントする器じゃないので」と言って避ける人もいますけど、器の問題ではないですしね。むしろこういう経験を取りに行けるのはすごいなと思います。で、そのウルトラインプレッションでの経験も経て、その後がカナダですよね?

Shigeo: Supershipでデータエンジニアとして1年、ウルトラインプレッションでデータチームのリーダーとして1年程度働いた後に、カナダに渡航した形になります。

海外への意識:国際学会とSIGGRAPHでのボランティア

Senna: なるほどですね。カナダに行こうと思ったきっかけって、人によって本当にそれぞれだと思うんですが、Shigeoさんの場合、どんなところから「海外」を意識し始めたんでしょう?

Shigeo: 海外に行こうと思ったきっかけは、大学院時代にまで遡ります。国際学会で発表した経験がありまして、最初は不安しかなかったのですが、実際に行ってみると「意外といけるな」と感じました。そこから、CG系の国際カンファレンスである「SIGGRAPH」という学会の存在を知って、海外のカンファレンスに興味を持つようになりました。

Senna: SIGGRAPHって、どこで開催されていましたっけ?シンガポールとかマレーシアとか、そんなイメージがありましたけど……。

Shigeo: シンガポールでは自分は行っていなくて、自分が初めて参加したSIGGRAPHは、2018年にバンクーバーで開催された回ですね。

Senna: そうか、今年もバンクーバーでありましたよね。誰かが「シンガポールでボランティアをずっとやっていた」という話をしていたのを覚えていて、勝手に結びつけていました。失礼しました。バンクーバーのSIGGRAPHってもう3〜4回くらいやってる印象がありますね。

Shigeo: 自分が初めて参加したのが2018年で、その時にスチューデントボランティアとして参加したのがバンクーバーでした。

Senna: 素晴らしいですね。その時に仲良くなった人たちもいて、人脈もできたからこそ、バンクーバーを選ぶ上での安心感にも繋がった、というイメージでしょうか。

Shigeo: UISTというユーザーインターフェース関連のカンファレンスでの発表経験も含めて、徐々に海外が身近に感じられるようになっていきました。UISTは「User Interface Software and Technology」の略で、カナダのケベック・シティで開催された2017年の回でポスター発表をしました。そこが初めて英語で発表した経験でした。

Senna: へえ、なるほど。UIST 2017ですね。いま検索して見ていますが、「ユーザーインターフェース・ソフトウェア・アンド・テクノロジー」って、そのままの名前でちょっと面白いですね(笑)。ここに北村茂生(Shigeo Kitamura)として載っているわけですね。

Shigeo: ACMのライブラリの方には論文が掲載されています。

Senna: うわ、これはちょっと誇らしいですね。リンク貼りたくなります(笑)。Frogの中でも「英語で学会発表したことがある」という人は本当に少ないと思っていて、まずそこがすごいです。しかもポスター発表だと、登壇のように原稿を読み上げるというより、その場で質問にリアルタイムで答えないといけないですよね?

Shigeo: ポスター発表だったので、来場者の質問にその場で答える形式でした。

「ノリと勢い」で挑んだ英語での登竜門

Senna: 英語での質疑応答がいきなり求められるって、英語の「最初の登竜門」としてはかなりハードルが高い印象なんですが、その時点で英語はけっこう得意だったんですか?

Shigeo: その時点では受験英語がメインだったなという感覚です。ちゃんと海外に出たのはその時が初めてでした。

Senna: ええ、それはさすがに心配になりませんでしたか?

Shigeo: 不安はありました。ただ、もう「ノリと勢いで何とかしよう」という気持ちで行きました。もちろん答えられない部分もありましたが、教授も隣でサポートしてくれていましたし、「意外となんとかなるな」という感覚を持てたのが大きかったです。それまでは大学受験やTOEICの点数を取るための勉強しかしていませんでした。

Senna: 普通に考えたら、受験英語しかやったことがない人に「英語で学会発表してきてください」って言っても、ほとんどの人は断ると思うんですよね。でもそこで実際に行ってみて、「意外となんとかなる」という感覚を得られたのは大きいですね。チャレンジ精神がかなり旺盛なんだな、と改めて感じます。なるほど。そこから国際学会やSIGGRAPHでのボランティアなどを通じて国際交流の経験を積んで、「海外って意外と近いのかもしれない」と感じるようになった、という流れなんですね。

Shigeo: そういった経験を経て、海外に出てみたいという気持ちが強くなっていきました。

バンクーバーに導いた人脈と安心感

Senna: ケベックでの発表やSIGGRAPHのボランティア経験などを踏めて、最終的にバンクーバーに決めたのも、その流れの延長線上という感じですか?SIGGRAPHの影響が大きかった?

Shigeo: SIGGRAPH Asia 2018がバンクーバーで開催された時に、初めて海外でボランティアをするという経験をしました。その時、右も左も分からない自分にとてもよくしてくれた、カナダ在住の中国人の方がいて、その人の存在が大きかったです。

Senna: おお、その方とはどんな関係性だったんですか?

Shigeo: 自分はスチューデントボランティアとして参加していて、その方がスチューデントボランティアのチームリーダーでした。その方がいろいろサポートしてくれて、帰国後も連絡を取り合うようになりました。

Senna: なるほど、じゃあ2018年のSIGGRAPHのボランティアでできた人脈が、カナダに来る時にも活きた、ということですね。

Shigeo: その方がいたこともあり、「バンクーバーに行けば頼れる人がいる」という安心感がありました。ただ実際には、自分がカナダに来る年に、その方のビザが切れてしまい、レイオフされて中国に帰られてしまったのですが……。高校生の頃からずっとカナダに住んでいると聞いていたので、てっきり永住権を持っているものだと思っていましたが、そうではなかったようです。

Senna: 生々しいですね……。多分ビザをつなぎつなぎで頑張ってこられたんでしょうね。ただ、その方がさらに友達を紹介してくれたりもしたんですよね?

Shigeo: その方が自分に友人を紹介してくれました。紹介してもらった友人と一緒に山登りに行ったり、そのまた知り合いの中にリクルートメントエージェントの方がいて、実際に就活をするときにそのエージェントを紹介してもらったりと、そうした築いてきた人脈からのサポートをかなり受けられたと思います。

Senna: なるほどですね。やっぱり長く住んでいるチャイニーズコミュニティの方々の人脈って、本当にすごいですよね。そういう意味でも、そのSIGGRAPHでのボランティアリーダーとのご縁は大きかった、と。

Shigeo: 知っている人がいるという安心感は、やはり全然違いました。

Shigeoさん

都市選びの比較:なぜバンクーバーだったのか

Senna: とはいえ、ビザの関係でその方は帰国されてしまったけれど、そこから紹介された人たちとの繋がりは残った、と。バンクーバーに決めた理由としては、そういった人脈以外に、たとえば「テック系がそれなりに進んでいそう」という印象もありましたか?

Shigeo: テック系の仕事もある程度ありそうだと感じていましたし、人脈の面でもバンクーバーが一番メリットが大きいと感じました。他の都市も検討はしていたのですが、それらの要素を総合的に見て、バンクーバーに決めた形です。

Senna: 他の都市はどのあたりを候補にされていたんですか?

Shigeo: 最初はワーホリで調べていたので、オーストラリアなども候補に入っていました。日本ワーキングホリデー協会に相談に行ったりもしました。ただ、いろいろな国の選択肢はありつつも、「頼れる人がいる」というメリットを超える要素は他の都市にはないと感じたので、最終的にバンクーバーに決めました。

Senna: いやあ、よく分かります。知っている人がいるかいないかって、心理的ハードルが全然違いますもんね。ありがとうございます。ちなみにFrogに最初にお問い合わせいただいたのって、いつ頃でしたっけ?

Shigeo: 去年の2月中旬くらいだったと思います。

Senna: 去年の2月ですよね。今、当時いただいた最初の相談メールを見ているんですけど、覚えてます?(笑)

Shigeo: はい、もちろん残しています。

Senna: さすがですね。当時の内容を見ると、「TOEICの英語力証明はいつまでに必要か」といったかなり実務的な相談もあれば、「1年滞在された方が日本で就職活動をして成功された例があれば教えてほしい」といった、日本に帰国したときのことまで踏まえた質問もされているんですよね。渡航当時から、ある程度「日本に帰る」ことも視野に入れていたんだなと。

Shigeo: 一定期間海外で働く経験を積んで、その上で日本に戻りたいという気持ちは最初からありました。

Senna: なるほど。Frogの中だと「永住権を取りたい」という方も多いですが、Shigeoさんの場合は、ベースとなるキャリアは日本という前提がありつつ、「実際に住んでみてカナダの方が良ければ永住権も検討する」というスタンスだったわけですね。

Shigeo: 将来的に日本に帰ろうかなと思ってはいたものの、実際にカナダに住んでみて、もしカナダの方が自分に合っていると感じれば永住権も検討しよう、という考えでした。

カナダから見た日本の魅力と雇用の安定

Senna: 今の時点で、「やっぱり日本がいいな」と思う瞬間ってありますか?

Shigeo: まずはご飯が美味しいというのが大きいですね。

Senna: 分かりやすい(笑)。他にはありますか?

Shigeo: あとは、こちらではレイオフの話をよく耳にするので、雇用の安定という面で不安を感じることがあります。日本の方が今は売り手市場なところもありますし、需要がある環境に身を置きたいという気持ちはありますね。

Senna: なるほどですね。食の部分はどうあがいても抗えないですよね。僕も飯のために日本に帰りたいくらいなので(笑)。では、そういった経緯でSIGGRAPHや国際学会の経験、人脈、バンクーバーのテック環境などを踏まえてバンクーバー渡航を決めて、Frogにご相談いただいたのが2024年のタイミングだったという流れになりますね。この時点で、すでにカレッジ進学も視野に入れていましたよね?

Shigeo: その時点で、カナダに行く場合は「ワーホリ」か「Co-op付きのカレッジ」の二択になるだろうと自分なりに調べていました。最初は別のエージェントさん――スタディ・イン留学さん――にも相談しに行きました。

Senna: ああ、スタディ・インさんですね。全然名前出していただいて大丈夫です(笑)。

Shigeo: そのエージェントさんと話してみた印象としては、まず自分のエンジニアとしての仕事をあまり理解されていないなと感じました。また、そのタイミングでは「うちは今ワーホリしか紹介していない」と言われまして。

Senna: なるほど。ちょうどビザ制度の切り替えなどもあって、カナダ中心という感じでもなかったですしね。いろんな国を扱っているエージェントさんなので、エンジニア視点の相談とは少しズレることもありますよね。

Shigeo: 色々な国のワーホリや留学を扱っている、というイメージでした。

Senna: そこから、エンジニア・IT寄りに理解のあるエージェントを探す中でFrogにたどり着いていただいた、という感じですかね。

Shigeo: エンジニアやIT関連に理解のあるエージェントにお世話になりたいと思って探していたところ、Frogさんを見つけて、ご連絡させていただきました。

データサイエンスコース:学び直しの目的と現実

Senna: ありがとうございます。いらっしゃいませ、という感じですね(笑)。正直、その辺をちゃんと理解している留学エージェントってあまり無いと思うので。そこから、Co-op付きのカレッジ進学を前提に話を進めていったわけですが、最終的に選ばれたのはデータサイエンスのコースでしたよね。これは、もともとやりたい仕事がデータエンジニア周りだったから、という理由が大きかったのでしょうか?

Shigeo: ウルトラインプレッションで働いていた時はデータチームのリーダーという立場でしたが、チームメンバーが全員業務委託で、自分より経験がある人ばかりという状況でした。その中で、技術的なマネジメントを十分にできていない感覚があって、悔しさもありました。そこで、もう一度基礎から学び直したいと思い、カリキュラムを確認したところCICCCのデータサイエンスコースであればデータエンジニアリングの基礎からデータアナリシス、データサイエンスまで一通り学べることが分かったので、そのコースを選びました。

Senna: データサイエンスコースは、たしか在学9ヶ月+Co-op9ヶ月の18ヶ月プログラムでしたよね。

Shigeo: 学校での授業が9ヶ月、その後のCo-opが9ヶ月のコースです。

Senna: 学費も確か1万4千ドル前後で、18ヶ月いられてCo-opも含まれると考えると、かなりコスパの良いコースだと思います。実際に卒業してみて、率直にどうでしたか?

Shigeo: まず良かった点としては、今まで「やってみたい」と思いつつ、なかなか機会を作れなかったKaggleのコンペティションに挑戦できたことがあります。英語環境でのグループプロジェクトや英語でのプレゼンテーションを何度も経験できたことも、とても良い経験になりました。

Senna: Kaggleの実績はプロフィールにも載せていましたよね。

Shigeo: そういった意味ではプラスの部分も多かったです。一方で、実際に入ってみると「データサイエンティストになりたくてこのコースに入った」という学生はほとんどいない、ということにも驚きました。

Senna: え、そうなんですか?じゃあ、みんな何を目的に入っていたんでしょう。

Shigeo: 特にメキシコ系の学生が多かったのですが、「とにかくカナダに住みたいから」という理由で、ビザ目的でいろいろなCo-opコースを渡り歩いているという人が多い印象でした。「データサイエンスって何?」というレベルの人も少なくありませんでしたね。

Senna: ああ、いわゆる「Co-op付きカレッジあるある」ですね。ビザのために通っている人が一定数いる、というやつ。コース自体も開設されたばかりで、運営面もかなり大変そうだと聞いていましたが、実際どうでした?

Shigeo: 実際に、インストラクターの方が2日目から来なくなってしまうという事態もありました。

Senna: それはさすがに「え、やる気ある?」って思いますね(笑)。データサイエンス系の講師を見つけるのはどこも大変そうですしね。キャリアアドバイザーさんはどうでしたか?

Shigeo: 学校にはキャリアアドバイザーの方がいて、レジュメの添削などはしてくれましたが、正直なところ、その方に自分のレジュメを見せたら「データエンジニア」という職種を知らなかったんです。最初は「データアナリストと間違えてませんか?」と言われまして。

Senna: カレッジのキャリアアドバイザーが「データエンジニア」を知らないのは、さすがに不安になりますね。

Shigeo: 正直なところ、そこに関しては少し不安を感じました。

2024年リセッション下の就活とサバイバル戦略

Senna: ありがとうございます。カレッジの話は、目的だった部分――Co-op期間や英語環境での勉強・プレゼンなど――は一応クリアできた、ということで次の「就職活動」の話に移れればと思います。就活自体はいつ頃から始めていましたか?

Shigeo: 就職活動に関しては、こちらに渡航して2ヶ月目くらいからアプライを始めていました。

Senna: 早いですね、素晴らしい。マーケットとしては2024年ですよね?

Shigeo: 2024年です。リセッションが続いている時期でした。

Senna: まだジョブマーケット的には完全にリセッションから抜けていないタイミングですね。

Shigeo: LinkedInやレジュメについて、先ほどのキャリアアドバイザーのアドバイスも受けながらブラッシュアップしてアプライしていたのですが、最初の頃はほとんど反応がありませんでした。

Senna: 渡航したのはいつでしたっけ?

Shigeo: 8月末です。

Senna: ということは、10月くらいからアプライし始めたイメージですね。2024年8月渡航なので、まだ完全にリセッションど真ん中の時期ですね。

Shigeo: 試しに100件くらい応募してみたのですが、8〜9割の会社からは何の返事もなく、残り1割くらいの会社から「ポジションが埋まりました」「他の応募者を先に進めます」といったお断りのメールが来る程度でした。インタビューに進めたところはその段階ではありませんでした。

Senna: 2024年の9〜10月あたりは、たしかにFrogとして見てもCo-opやインターン枠が少しずつ開き始めたとはいえ、中途採用はかなり厳しい時期でしたね。そのタイミングで100件アプライしてインタビューゼロというのは、今のマーケットを象徴している感じがします。その後はどう動いたんですか?

Shigeo: その後は、一旦収入源を確保したいと思うようになりました。ただ、こちらのカフェやレストランで働くか、日本の業務委託の仕事を探すかで迷いました。最初にカナダに来るときに、「飲食店では働かない」と決めていたので、日本の業務委託の仕事を探すことにしました。その結果、Wantedly経由で株式会社BitStarというインフルエンサーマーケティングを行っている会社のWebアプリ開発の仕事に就くことができました。

日本案件の獲得:現地からリモートで働くメリット

Senna: 素晴らしい。こっちで就活しながら、日本の案件で一旦食いつなぐという人は本当に多いですよね。その中でもWantedly経由はかなり王道ルートだと思います。ずっと気になっていたんですが、日本の会社にコントラクトで応募する時、みんなどういう風に説明しているんだろうと。「今カナダにいて、カナダで就活中だけど、一定期間一緒に働かせてください」という感じなんですかね?Shigeoさんはどう伝えました?

Shigeo: 自分の場合は正直に、「現在カナダでカレッジに通ってデータサイエンスを学んでいて、1日4時間程度は授業があるので、日本時間の午前中から午後2〜3時頃にかけて、副業のような形で働ける案件を探しています」とお伝えしました。

Senna: なるほど。かなりストレートに伝えたんですね。

Shigeo: 隠さず正直に伝えました。

Senna: それで採用してくれたのは、ビットスターさん側にも何かメリットがあったということですよね。

Shigeo: 今回ご縁をいただいたビットスターという会社は、たまたま募集要項に「データサイエンスの知識がある方歓迎」と書われていて、海外進出も視野に入れている会社でした。なので、海外に住んでいる人を採用してみることも、会社にとってプラスの経験になる、という側面もあったのかなと感じています。

2025年の求人動向:インタビュー3件の明暗

Senna: なるほど、海外進出を考えている会社にとって、現地にいる人材がいるのは心強いですもんね。ありがとうございます。その一方で、カナダでの就活は、その後少しは状況が良くなっていきましたか?

Shigeo: 2025年に入ってからは何件かインタビューの機会を得られるようになりました。

Senna: 2025年の2〜4月あたりから少し爆発的に求人が動き出したという感覚があります。Shigeoさんの場合、インタビューまで進んだのは何件くらいありましたか?

Shigeo: インタビューまで進んだのは3件くらいでした。

Senna: 素晴らしい。その時点でアプライした件数はどのくらいになっていました?

Shigeo: その頃には合計で200件くらい応募していました。内訳としては、LinkedInの「Easy Apply」を使った応募が150件くらいで、企業のフォームからきちんと応募したのが50件くらいだったと思います。

Senna: Easy Applyが150件、ガチ応募が50件で、そのうち3件がインタビューまで進んだと。電話インタビューも含めるともう少しありますか?

Shigeo: 電話インタビューも含めると、さらに2件くらいありました。ただ、その2件はビザステータスを聞かれて、「Co-opのワークパーミットです」と答えると、「PR(永住権)を持っている人を優先します」と言われて、その時点で終了してしまいました。

Senna: では、実際にインタビューに進んだ3件について、どんな会社だったか教えてもらえますか?

Shigeo: 1件目はWeb開発の会社でした。データエンジニアとWebデベロッパーの両方で応募していて、一次面接では、ある程度質問には答えられたとは思います。ただ、その会社としては「すぐにプロジェクトにジョインできる即戦力」を求めていて、技術スタックも自分の経験とあまり合っていなかったようで、一次面接の後は連絡がありませんでした。

Senna: では2件目は?

Shigeo: 2件目は、ノースバンクーバーにある建築系の会社で、Surespanという会社です。そこではデータサイエンティストを募集していました。話を聞いてみると、建設プロジェクトの入札でさまざまなオプションがあり、その土地の条件を入力すると、ライバル企業がどの程度の金額で入札してくるのかを予測できるような人材が欲しいということでした。内容としては面白そうでした。

Senna: たしかに面白そうなドメインですね。面接官の方はどんな方だったんですか?

Shigeo: 面接官の方はデータサイエンティストというより、建築業界側のマネージャーという印象でした。質問も技術的なものより、「Surespanという会社についてどのくらい理解しているか」「ノースバンクーバーの土地勘がどれくらいあるか」といった内容が多く、建築業界のドメイン知識を重視しているようでした。自分はテック業界出身なので、その点は足りなかったのかなと思います。

半年越しのリベンジ:Cohereからのスカウトメール

Senna: では3件目が、今のCohereさん、という流れですか?

Shigeo: そうですね。

Senna: Cohereには最初、いつ応募していたんでしたっけ?

Shigeo: 最初にアプライしたのは2024年の11〜12月頃です。渡航して1〜2ヶ月後ですね。最初の100件の応募の中にCohereも含まれていました。その時は書類選考で落ちてしまいました。

Senna: なるほど。そのあと、5月頃にCohereのリクルーターから連絡があったんですよね。

Shigeo: はい。「半年前はダメだったけれど、まだ仕事を探しているようであれば選考を受けてみないか」というメールをいただきました。

Senna: 半年前に蒔いた種が半年後に芽を出した感じですね。LinkedIn経由のDMではなく、メールだったんですね。

Shigeo: 最初に応募したときの情報が残っていたのだと思います。

Amazonの面接:ビッグテックの選考プロセス

Senna: ちなみにAmazonも受けていたんですよね?

Shigeo: Amazonにはビッグデータエンジニアのロールで応募していたのですが、リクルーターの方から「経歴を見るとフロントエンドエンジニアの方が向いているのでは?」と言われて、AWSのとあるサービスのフロントエンドエンジニアの面接を受けることになりました。

Senna: なぜそうなったのかちょっと謎ですね……。どんな面接内容でした?

Shigeo: 主にコーディングインタビューでした。Googleの検索フォームのようなものをその場で実装するライブコーディング形式で、実装しながら説明し、そのコードについて「この要素はアクセシブルか」「APIの呼び出し回数はどうなっているか」といった形で深掘りされました。典型的なフロントエンド寄りの質問が多かった印象です。結果的にはご縁はありませんでしたが、ビッグテックの面接プロセスを経験できたのは大きかったと思います。

Shigeoさん

Cohereでの役割:シニア・データクオリティ・スペシャリスト

Senna: その経験も経て、いよいよCohereに入社ですね。改めて、現在のポジション「シニア・データクオリティ・スペシャリスト」というお仕事の内容を教えてもらってもいいですか?

Shigeo: 「シニア・データクオリティ・スペシャリスト」という職種は、主にLLM(大規模言語モデル)のレスポンスを評価する仕事です。具体的には、レスポンスの安全性をチェックしたり、日本語であれば日本語表記ガイドラインに沿った表現になっているか、日本語の丁寧さのレベルが定められた基準に沿っているかなどを評価します。その上で、問題点や改善点をMLエンジニアにフィードバックする役割を担っています。

Senna: 日常的に一番やり取りが多いのはMLエンジニアの方々ですか?

Shigeo: MLエンジニアはイギリスにいるので、時差を利用してほぼ同期的に働いているイメージです。自分がこちらの時間で作業している間に、向こうも業務時間になっていくので、やり取りがしやすいです。

Senna: Shigeoさんがデータを集めてレビューし、それに対してMLエンジニアがイギリス時間でモデルの改善を進めていく、という流れなんですね。素晴らしい。ちなみに、Cohereという会社自体を知らない読者の方も多いと思うので、改めてCohereがどんな会社か、簡単にご説明いただけますか?

Shigeo: Cohereは一言でいうと、エンタープライズ向けのLLMを提供している会社です。代表的なプロダクトとしては「North」というプロダクトがあり、たとえば旅行代理店のエージェント業務を代替するようなソリューションなどを提供しています。また、自分は直接関わっていませんが、LLMのAPIやチャットボットのAPI、画像生成のAPIなども提供していて、それらをOpenAIよりも安い価格で提供しているという特徴もあります。

エンタープライズ向けLLMの強みとRAGの仕組み

Senna: エンタープライズ向けLLMと言われても、一般の方にはあまりイメージが湧かないかもしれませんが、コンシューマー向けのLLMサービスとの違いはどこにあるのでしょうか?

Shigeo: 主な違いとしては、企業ごとにかなり細かいチューニングを施した状態で導入できる点だと思っています。Cohereのモデルは、企業内のさまざまなリソースと接続することができ、たとえば企業内のGoogleドライブやOneDriveといったクラウドストレージ上の情報へのアクセスを許可し、それらを読みに行くことができます。また、チューニングしたAIエージェントを社内で共有できるという点も大きな特徴です。

Senna: なるほど。社内のナレッジベースにアクセスできるRAG的な仕組みを、エンタープライズ向けに提供しているイメージですね。共有の部分は、どういう文脈で便利なんでしょう?

Shigeo: 例えば、就業規則に特化したAIエージェントを社内で作ることができます。就業規則のドキュメントを読み込ませてチューニングしたAIを社内向けに公開しておくと、社員からの「就業規則」に関する質問に正確に答えてくれる、といった使い方ができます。特定の分野に特化したエージェントを部署ごとに作り、それを組織全体で共有できるというのは、エンタープライズ向けならではの利点かなと思います。

Senna: 話を聞いていると、社内専用のRAGシステムを簡単に導入できる、というイメージに近いですね。規模感としてはどうなんでしょう?僕はよく「OpenAIやAnthropicと肩を並べるくらいの存在だよ」とやや大げさに説明してしまうのですが(笑)、実際の評価額などわかる範囲で教えてもらえますか?

Shigeo: 評価額としては2024年9月時点で約70億ドル(約7ビリオン)と言われていて、日本ではなかなか見ない規模感のスタートアップだと思います。

多国籍・多分野の専門家が集まるチーム構成

Senna: 本当に桁違いですね。そんな会社で働いているという事実だけでも、かなりインパクトがあります。チームの規模感や構成はどんな感じですか?

Shigeo: 自分が所属しているチームは大体100人くらいで、世界各地にメンバーがいます。主要な言語ごとにネイティブスピーカーがそれぞれ10人ずつくらいいるイメージです。日本語ネイティブも、自分を含めて10人くらい在籍しています。バックグラウンドもそれぞれで、自分のようにテック系のバックグラウンドの人もいれば、企業の法務部出身で法律に詳しい人、薬学や医療分野に詳しい人など、いろいろな分野の専門家がバランスよく採用されている印象です。

Senna: エンタープライズ向けだからこそ、各業界ごとに専門性を持ったメンバーを揃えているわけですね。Shigeoさんの役割としては、テック側の知識を持っているからこそ、JSONやCSVといったフォーマットを理解して、他のメンバーをサポートする部分もありますよね。

Shigeo: 法務系バックグラウンドのメンバーなどは、JSONやCSVといったデータ形式にあまり馴染みがない方も多いので、自分がそのあたりをサポートしたり、役割分担をしながらチームとして機能するようにしています。

Senna: 素晴らしいですね。Cohereで働き始めてからどのくらいになりますか?

Shigeo: 働き始めたのが6月なので、まだ半年には届いておらず、5ヶ月目くらいですね。1年間のコントラクトで、Self-employedという形での契約なので、Cohereの社員というよりは、業務委託に近い立ち位置です。あと7ヶ月くらいは働ける予定です。

帰国の決断:18ヶ月の挑戦で見えた次のステージ

Senna: 今、日本への帰国もそろそろ検討されていると思いますが、そのきっかけは何かありますか?

Shigeo: Co-opのビザで働けるのが2月末までなので、そこで一つ区切りが来る、というのが大きいです。ワーホリに切り替えればさらに1年働くことも可能ではあるのですが、日本に帰国するのであれば良い節目になるかなと感じました。海外で働くという当初の目標も達成できたと感じていますし。

Senna: たしかに、学校9ヶ月+Co-op9ヶ月の18ヶ月がちょうど来年2月で終わるわけですもんね。その期間の中でCohereでも働くことができて、当初の目的は達成できた、というイメージですね。

Shigeo: 「海外で働く経験を積む」という目標はひとまず達成できたと思っています。

Senna: そんな18ヶ月を経て、日本に帰国してからはどういった経験を積んでいきたいと考えていますか?

Shigeo: 自分はまだデータエンジニアとしての経験が約2年程度で、まだ浅いと感じています。なので、これからもデータ関連の仕事・ポジションに就いて、データエンジニアかデータサイエンティストとしてキャリアを伸ばしていきたいと考えています。

未来のキャリア:グローバルプロダクトへの関わり

Senna: 北米での学校生活や実際の就業経験も踏めて、「こういう環境で働いてみたい」というチャレンジはありますか?

Shigeo: グローバルな環境で働けることが理想だと思っています。昨日インタビューの機会をいただいたナウキャストさんも海外の方が何名かいらっしゃるので、そういった多国籍な環境で働きつつ、状況の変化にも柔軟に対応していける会社が良いなと感じています。海外展開を視野に入れている会社や、グローバルに使われているプロダクトを作っている会社で働きたいという気持ちが強いですね。

Senna: それはCohereでの経験が大きいですか?もともとそういう考えだったのか、それとも実際にグローバルプロダクトに関わってみて考えが変わったのか、どちらでしょう。

Shigeo: Cohereで働いてみて、世界中で使われているプロダクトの開発に関わることに大きな価値を感じました。その経験があったからこそ、日本に帰ってからもグローバルに使われるプロダクトの開発に携わり続けたいと思うようになりました。データエンジニアとしては、やはりある程度大きなデータを扱っている会社でなければ、キャリア上の成長も限定的になってしまうと思うので、データの量だけでなく質や分野も含めて、「どのような価値を生み出せるデータを扱えるか」を重視したいと考えています。

これから海外を目指す方へのメッセージ

Senna: まさにそうですよね。データエンジニアのキャリアパスとして、データの量と質、そしてプロダクトのスケールはかなり重要なポイントだと思います。ありがとうございます。では最後に、これから昔のShigeoさんのように海外留学や海外就職を目指そうとしている方に向けて、一言メッセージをいただけますか?

Shigeo: 海外に留学するというのは、かなり思い切った決断になると思います。ただ、一度失敗してもいいので、少しでも興味があるのであれば「踏み出せるうちに踏み出しておく」ことが大切だと感じています。留学や海外就職に挑戦することで、たとえ途中でうまくいかないことがあったとしても、自分の人生にとって必ずプラスになる経験が得られると思います。なので、興味がある方は、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみることを強くおすすめします。


今回Shigeoさんの話を通して強く感じたのは、キャリアの節目ごとに「今、自分は何を伸ばすべきか」を冷静に考え、環境を選び取ってきた点でした。Webエンジニアからデータエンジニアへの社内転向、子会社でのマネジメント経験、カレッジでの学び直し、そしてCohereでのエンタープライズ向けLLMへの関与。どれもその場しのぎではなく、一本の線でつながっています。

また、リセッションやビザ制約といった厳しい現実の中でも、飲食に流れず、日本のリモート案件を確保しながら就活を続けた姿勢は、これから海外を目指すエンジニアにとって非常に現実的なロールモデルと言えるでしょう。 最後に語られた「少しでも興味があるなら、踏み出せるうちに踏み出してほしい」という言葉は、海外就職や留学を迷っている多くの人にとって、背中を押してくれる一言だと感じました。

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