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若干17歳でバンクーバーへ留学し、BCIT卒業後、新卒として大手IT企業ら合計7社から内定を得たMaoさんにインタビュー

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今回は若干17歳でバンクーバーへ留学し語学の勉強からはじめ、ミニマムスコアで IELTS 6.5の高い英語力を必要とする州立大学のBCITにてComputer Systems Technologyへの入学を18歳で成し遂げ、先日、日本での就職活動において大手IT企業7社からの内定を獲得したMaoさんをインタビューさせて頂きました。

Frogでは現地就職を目指す方が多く滞在していますが、日本に帰国する上でのキャリアアップについて問われる事も少なくは無いため、是非今回のMaoさんのお話も参考にして頂ければと思っています。

実は留学業界全体を見渡しても10代で留学される方は多いのですが、殆どが旅行を前提としており、キャリアに関する考えは持っていない中、着実にキャリアの一貫としての留学を経験されている方のお話の中には参考となる事が沢山あると思います。

自己紹介

ーー まずは簡単に自己紹介をお願いします

私はBCITのCST(Computer System Technology)を専攻し、先月日本での内定を得たんですが、働き出すまでの間はマレーシアにあるスタートアップ企業のECサイト制作を請け負わせて頂いてます。

ーー マレーシアのスタートアップですか?

そうです。知り合いづてに紹介して頂いたのですが、そこの会社の社長が日本人なんですが、コードが書けて、日本語しゃべれて、当然英語も出来る人材を求められていて、なかなかいなくて私に行き着いたみたいな感じですね。

ーー 実際英語喋れる日本人のエンジニアなんて殆ど居ないですし、納得ですね。仕事内容としてはバックエンドエンジニア?

いえ、それがフロントエンドもバックエンドも両方担当しています。正直結構大変ですね(笑)セキュリティ面なんかのテクニカルな問題点なんかは友人に聞いたりしてなんとか対応している部分もありますが、もう一年くらい続けていますね。

経歴

ーー バンクーバーに留学するまでの経緯を教えてください

私は初めは留学に行く気って無かったんですね。訳あって高校を中退したんですが、その時周りからも「このままじゃダメだろ」みたいな空気を感じてて、その時私自身は「高卒認定だけ取って、予備校とか行って、日本の大学に入ろうか」くらいに考えていたんですが、そんな時に家族から「海外に留学するのはどう?」という話が出たんですけど、全然気が進まなかったんです。友達もみんな日本にいるし、英語しゃべれないし。

ただ、英語は出来なければいけない、その意味だけはわかったつもりだったので、日本にある語学学校に通う事にしたんです。で、通っている間に日本に残る口実が作れないかなと思って…、たんですが、出なかったです(笑)

もともと高校を辞めた理由も、家族との話し合いもあって『今後のことを思うと、留学しておいた方が日本での就職にも有利になるんじゃないの?』ってことになり、私も「確かにな」とは思っていたんですが、語学学校に入ったあたりから急に話がトントン拍子に進んでいって、気がついたら自分の中でも留学への意思が固まっていました。

日本に行きたい大学がなかったのもあるし、当時から勉強を始めて有名大学に受かるかは心配だったのもあったし、受験勉強として予備校にずっと通うのもどうかと思っていたのもありましたね。

ーー …正直いまの就職がまで達成した現状を知っているから笑っていられますが、若干17歳で留学し、恐らく留学当初はとんでも無くきつかったんでしょうね。

もう、最初の4ヶ月くらいはほぼ毎日泣いてましたね。カナダに留学したのは17歳の時だったんですが、日本で4ヶ月くらい語学学校行ってたから、ちょっとは分かるつもりだったんですが、最初のホームステイ先がフィリピン人のご家庭で、英語がフィリピン訛りが強いのもあったんですが、何言ってるか全然わからなくて…。「あれ?私英語出来なかったんだ。」みたいなのでも落ち込むし、当然留学先に友達はまだ居なかったので、更に落ち込むみたいな。ホームシックというより「なんでここに居るんだろう?」みたいな感覚の方が強かったですね。

BCIT入学まで

ーー どうしてBCIT決めたんですか?

元々IT業界への強い希望があったわけでは無いのですが、その時丁度WEBサイトとかを作る事は独学でやってたんですね。HTMLやCSS書いて、ちょっとJavascriptのライブラリ入れてみるみたいな程度ですが、それもあって、こっちの業界でも良いかなと思ったのと、ITであれば食いっぱぐれる事は無いから大丈夫かなという、当時はそんな感覚でしたね。
やり方次第では結婚後、家事と仕事を両立できるし、そういう未来もアリだなと思ったのもあって、BCITへ入る事を決めました。

ーー BCITはIELTSのアカデミックスコアで6.5という、相当高い英語力が求められますが、若干18歳でそのスコアを取得された相当すごいですよね。

昔から勉強には厳しい家だった事もあって、テスト対策には自信があったんですね。中学受験もあったし、高校は中退しましたがそれでもテスト勉強は頑張れた方だったのと、中高一貫の学校だったので、授業のスピードも早かったのは大きかったのかもしれません。
ただ、BCITに入れるようになったのは、やはり留学して一年目くらいですかね。私は17歳で渡航して1年語学学校に行っていましたし。

ーー 語学学校にも通われたんですね、どういう学校を選んだんですか?

当時は、とりあえず厳しい所に入ればなんとかなるかなって思ってたんですね。語学学校は合計3校行きましたが、最初の学校はスピーキングできればよいかな程度で考えて入った、すごい緩い学校だったんですけど、2校目に入った学校のTOEFLコースがめちゃめちゃきつくて。今はだいぶゆるくなったと聞いているんですが、当時はすごいハイレベルな文章読まされたり、とにかく辛かった時期ですね。
最後にIELTSの対策コースを持つ学校に入学し、そこの先生がすごい良くて、思ったより早くIELTSの規定スコアを取得する事が出来たので、すぐ辞めちゃいましたが。
書くのをTOEFL対策の学校で相当やってたので、そっちは自信がありました。そのベースがあったから良かったんですが、多分スピーキング中心の学校に一年通っても絶対無理だったと思います。レベルが圧倒的に違いました。

BCITのCST(Computer Systems Technology)について

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ーー 実際コースに入ってからはどうでしたか?

正直、周りとのレベルの違いが大きくて、ちょっと焦りましたね。高校からそのまま来た子や、大学を出て来た子なんかもいたんですが、基本的に現地の人(カナダ人)しか居ないんですが、皆基礎知識がしっかりある人が多かったんですね。サーバーに関する基礎的な知識があったり、ゲームがすごい好きな人が多くて、Minecraftの専用サーバーを立ち上げて遊んでたり。
当時18歳だった私にとっては、クライントサーバーの意味すらわからない状態からのスタートだったのに対して、周りがそのレベルだったので、先生もそういう説明は簡単に済ましてしまうから、尚更わからないという…。
果たして英語がわからなかったのか、話してる内容がわからなかったのかすらもわからないみたいな。
私が得意だったテスト対策と違って過去問があるわけじゃない場合も多く、その辺の勉強の仕方が変わった所も含めて大変でした。
例えば先ほど話に出た「クライアントサーバー」の理解なんかも、「クライアント」を日本語に訳してもわからないじゃないですか。だから、今までの対策勉強とは違った聞き方や解決方法が求められるなと言う点で、初め苦労しましたね。あとは、先生が言う事も、サーバーの事をマシンと言ったり、PCと言ったり、クライアントと言ったり、言う事がコロコロ変わるので、ちゃんと相関図が頭のなかで出来るまでは知識ゼロの私にとってはどれも初めての経験でした。

1年目で基礎知識がついて、2年目でようやくついていけるようになった感じはしますね。一つのプログラミングを学び出すと、それから派生する形で他の言語についても調べる事が出来るようになってきて、授業にもちゃんと参加出来るようにもなりました。もともと経験者が多くて、先生も基礎知識がある前提で授業を進めるから、やはり初めの何がわからないかが、わからないみたいな時期はちょっとつらかったですね。

あとは、2年目からは6つあるオプションコースから一つを選ぶ事が出来るようになり、私はWEB&Mobileというオプションを選んだんですが、クラスが変わって、人の繋がりも増えてきたんですね。あとは、人によってはCoop(希望者が実施訓練として、半年間学校外で実際に仕事をして訓練すること)が終わってコースに帰ってくる人もいるんですが、そういう人から過去問の傾向を聞けたりして、それで随分成績も上がりました。私の場合は過去にあった問題の傾向から対策するのが得意なので、一度そういう難しいポイントやどういう対策をすれば良いか方針が立てられるとやりやすかったし、この頃から少しづつ楽しくなってきました。

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ーー ちなみにBCITのCST/CITのコースに関しては、卒業率が50%と、そうとう厳しい事でも有名ですが、原因って何があるんでしょう?

単純に辛くて辞めるんだと思います。まず、1タームで8コース取らされるんですが、普通カナダの人たちが8コースも1回のタームで受ける事って、早々無いんですね。大体平均で4コースくらいだと思うんです。また、めちゃめちゃ勉強して詰め込むことをしたことが無い人も中には居て、例えばカナダって基本的に働いてる人って朝9時-夕方5時で家に帰れるじゃないですか。でも、BCITに居る間は休み時間が無かったり、課題量が多かったりで、本当に集中して勉強する必要があるので、そういう自分を追い込む勉強量についてこれない人が多かったんだと思います。あとは、辞める人も居ましたが、詰め込み具合を減らすためにパートタイムに移るって人も居ましたね。その場合は計5年くらいかかりますが、仕事しながら通う事も出来るには出来るので。

BCITを卒業して

ーー 総評的に良かった点、悪かった点を教えてもらえますか?

まず、知識量については良かった点の一番に挙げられますね。やっぱり知識ゼロから入って2年間、少しづつではありますがITに関する知識をつけていって、今ではFrogの人たち(業界経験者)ともある程度は話についていけるだけになったし理解も出来るようになった、結局就職活動として日本で内定をもらえたのも、結果としてはそういう知識面が大きかったのは言うまでも無いと思うので、これはありきたりかもしれませんが、良かった点として一番満足している点ですね。
悪かった所は、そうですねー…。普通に精神的に辛かったですね(笑)私自身、それまで成績が悪いという事はあまり無かったので、それなりにプライドもあって、それが原因でストレスになっていた時期もありましたし、プライベート面にも影響が出ていたとは思います。
それこそ通勤バスの中でもリラックスは出来ず、常に課題のアーキテクチャを考えていたりしたので、頭が休まる時間が無かったですしね。
あとは、BCITに入ってる間に恋人と別れたという人もいっぱいいましたね。時間と取ってあげられないし、文化的に時間が取れないという事を理解してもらえないので、喧嘩になりやすいという。単純な忙しさが悪い所というより、単純に辛かったですね。

ーー ちなみに面白かった事とかありました?

これはBCITっぽい話かもしれませんが、英語であってもやっぱり喋り方みたいなのはあるじゃないですか、私の居たCSTはオタクっぽい人がとにかく多いコースだったので、卒業する事には私もその喋り方が移っちゃって(笑)たまたま学校の授業で文系の人と一緒になる機会があったんですが、あまりの喋り方や使う単語の違いにビックリして、ある意味面白かったですね。

日本の就活について

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ーー 日本の就職活動はどうでしたか?

思ったよりかなりスムーズでしたね。カナダで買ったスーツを着て行っちゃって、カットが全然違う就活生っぽくないスーツだったりとかはありましたが、もはや履歴書にプログラミング言語名が書いてあるだけでもメリットと思われるみたいで、新卒だと知らないのが当たり前だった分、良く思ってもらえたのは大きかったみたいです。
あとは、自分が今勉強している分野に対する熱意みたなのって、意外と見られるんだなと思いました。

就活時は丁度サーバーセキュリティについての勉強をずっとしていたので、面接官の人がどれだけ知っているかがわからないので、軽くしか話さないんですけど、学校でハッキングするツールを作る授業があって、そういう授業がすごく楽しかった話をしたりすると、やっぱり面接官の人も興味を持ってくれたりとか、やっぱりトピックとして楽しく話せたのも大きかったんでしょうね。私は大体20社くらいしか受けていないので、コツという程あまり大きな事は言えませんが、今熱中している事に対して楽しく話すっていうのは、すごく大事なんじゃないですかね?一応、日本で就活のために買った方が良いと言われていた本を6冊くらい読んだんですが、SPI以外は殆ど参考にせずでしたね。
日本で売ってる就活用の本って、多くが文系の人のための、やりたいことなんかが特に決まっていない人のための本が多かったので、そういう意味であまり参考にせず、個性を売っていこうみたいな感じで構えていたので、全体通して結構楽しかったですね。

ーー 個性というと例えば?

私の場合だと、セキュリティ分野が好きで、女の子で、留学4年して、しかも服ちょっと変だし(笑)という人って、まず居ないんですよね。そういうのってつまり個性だと思うんですが、まず印象に残らない事は絶対無かったと思うので良かったと思います。
もちろん、個性を求めてない企業や業種もあると思うので、私の考えが絶対正しいわけではありませんが。

ーー ありがとうございました!最後に、これから留学する人(留学した当初の自分等)に一言

やはり海外に出るという事で壁と思われるのが英語だと思うんですが、過去の私にもアドバイスしたいこととして、やっぱり英語を喋るという事に気負いすぎない事って大事だと思います。
語学学校に行ってると英語が出来る人こそ神みたいな感じにどうしてもなるじゃないですか、でも全然そんな事なくて、別に英語が喋れなくてもめちゃめちゃプログラムできたら世界との繋がりも生活も出来る人は居るわけだし、その人はプログラム界では神なわけですよ。
やっぱり語学学校に行き過ぎると英語が出来る=偉い、カナダ人の友達が居る事が偉いみたいなマインドセットが出来てしまうんですが、そういうのって自分が本当にやりたいこととズレてしまうことが多々あると思うので、もし今やりたい事への通過点として、英語の習得が確実に必要で語学学校に行くとすれば、英語を完璧にすることに関して執着しすぎないほうがいいと思うんですね。「英語ができるようになったら〜〜しよう」、じゃなくって同時並行で好きなことやったらいいと思ってます。


以上、いかがでしたでしょうか?

インタビューしている僕自身、もう人生の1/3をバンクーバーで過ごしたおっさんなんですが、是非僕が23歳くらいの時に聞きたかったアドバイスの数々で、話を聞いていて何度感動したかわかりません。

実際、日本で大学を卒業してからITの勉強をという人は非常に多くFrogにも相談にこられますが、大学の学費を海外留学に当てていたらどれだけ輝かしい未来が待っていたのかと後悔する人も相当数いるのが現状です。

海外の大学の多くは『その業界に就職するための学びの期間』となることが多く、文系が理系に就職という事も殆どありません。インタビュワーの僕自身の考えでもありますが、文系が理系に就職したという事例が日本では多く見受けられますが、その4年間って一体何だったのか、なぜ最初から理系に行かなかったのか、その疑念しか湧いては来ません。国外でそういう特殊ケースは殆ど聞くことが無く、しかも新卒採用という文化が無い環境での勉強となるため、専門的な業種とそれに該当する企業に就職する事を考えたうえでの授業なため、身につく知識も雲泥の差が出ます。

企業に育ててもらうことが前提の勉強と、自分でその業界に立つための勉強は全くの別物です。海外では後者が多く、日本では前者が多いのは間違い無い事でしょう。
もちろん、日本の大学でも一部はそういう傾向にある所もあるようですが、Frogに対するそうした大学生からの相談が相次いでいる以上、今回インタビューさせてもらったMaoさんのような経緯は、間違いなく指標の一つにしても良い内容だったのでは無いかと思います。

10代の留学というのは過去にも事例は殆ど無いのですが、Frogにもまだチラホラそういった方も出てきているので、また是非色々な方にインタビューさせて頂きますね!

Frogではこうした海外留学を通した日本でのキャリアアップに対しても積極的にサポートさせていただければと考えているので、Maoさんのような良い事例が居てくれる事は本当に嬉しい事ですし、専門留学生の多くはその期間で辛いことも大変な事もあった人が多いので、それをシェアしてくれて本当にありがとうございました!

そして、やはりインタビューさせてもらった自分自身が10代だった頃と比較すると、どうやっても想像出来ないレベルの苦労があったんじゃないかと思えてなりません。その苦労がまずは報われたかと思える結果が、今回の内定にも繋がったのかと思います。本当におめでとうございました!

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