公務員からセキュリティロボット会社エンジニアへ、Tomohiroさんがチャンスを掴んだのは意外な方法だった
今回は、2021年4月にLangara Collegeを卒業し、現在はTellextというセキュリティロボットの会社でFull Stack Developerとしてご活躍なさっているTomohiroさんにお話を伺いました!
前職はなんと公務員。技術経験は全く未経験の状態からカナダに渡航し、見事就職まで辿り着いたのTomohiroさんですが、彼がチャンスを掴んだ経緯は何とも意外なものでした。これから未経験でカナダに渡航しようと考えている方にとっては必見の内容です。
また今回のインタビューはFrog代表のSennaと、現在Langara Collegeでエンジニアを目指して通学中のHiroshiでお送りしております。
2023/02/01追記
今回インタビューさせて頂いたTomohiroさんはインタビュー後、2度の転職を成功させ、その経緯をNoteにまとめていましたので、こちら共有させて頂きます
海外でのエンジニア就職を志したきっかけと、周囲の反応
Senna: 前職は公務員ですか!なんとも珍しい経歴ですね。具体的にはどのような仕事をなさっていたんですか?
Tomohiroさん(以下敬称略): 平たく言うと、役所の受付で、住民の方々と実際に触れ合いながらサポートする仕事ですね。7年ほど続けていました。
Senna: 公務員という超安定した職業から海外でのエンジニア就職というのは何とも大きなキャリアチェンジですよね。動機はどういう感じのものだったんですか?
Tomohiro: 前職についたのは、「人の役に立つことがしたい」というのが大きな動機でした。仕事自体はすごく楽しかったのですが、そこでの仕事を一通り経験して、社会にもっと大きな価値をもたらせる仕事がしたいな、と思ったのが、転職を考え始めたきっかけでした。
Senna: なるほど。しかしそこからまた海外に、というのは、更にきっかけがあったんでしょうか?
Tomohiro: 一度、産学官連携プロジェクトのようなものに携わらせて頂いたことがあって、そこで海外経験のある方何名かに出会ったんですよね。その方々と話すと、その視野の広さに驚かされまして。それがきっかけで、自分を更に一回り成長させる為には、海外に挑戦するのがよさそうだ、って思ったんです。
Senna: だんだん今の状況に近づいてきましたね。そこからバンクーバーでのエンジニアという職種に絞り込んだのは、どういった経緯だったんですか?
Tomohiro: ちょっと自分で言うと恥ずかしいんですけど、その頃Youtubeで、成功者とされる方々が皆「これからは英語とプログラミングだ!」って言ってたんですよね。それをトレースしたっていう感じです。(笑)
Senna: 大丈夫ですよ、そういう意見で Tech系の職種を選ぶ人はたくさんいるので(笑)
Tomohiro: バンクーバーを選んだのは、やっぱり移民への門戸が広く開かれているからですね。オーストラリアとかも良いなって思ったんですけど、やっぱりビザの観点でバンクーバーよりはかなり難易度が高そうだなと。
Hiroshi: 公務員を辞めて海外を目指す、となった時、ご家族含め、Tomohiroさんの周囲の方々の反応はどうでしたか?
Tomohiro: ありがたいことに、家族からは反対されませんでした。「へぇ、いいんじゃないの?」みたいな感じで。でも友人は皆、「?????」っていう感じでしたね。(笑)
渡航決意、そして学校選び
Hiroshi: Langara Collegeを卒業されたとのことですが、学校選びはどのように進められたんですか?
Tomohiro: 初めはBCITかLangaraが良さそうだなって思ってました。その中で、Langaraは入学学期が1年に4回あるので、単純にチャンスが多いんですよね。となると、自分の目指す未来に最短距離で辿り着けそうなのはLangaraかなと。あとはもちろん、Langaraの方が学費が安い。(笑)
Senna: それは大事なポイントですよね。(笑)
Tomohiro: そうなんです。(笑) あとこれは実際に就活して感じたことなんですけど、Langaraに通ってたかBCITに通ってたかっていうのは、採用する側から見ればほんとにごくごく小さな誤差でしかないと思うんですよね。確かに高名な学校に行けるならばそれに越したことは無いとは思いますが、個人的には通った学校が就活に影響したと感じたことはありませんでした。
Senna: なるほど。これは今学校選びに悩んでいる人に対する良いアドバイスになりそうですね。
Tomohiro: 今の会社で、採用プロセスに携わらせて頂くこともあるのですが、会社としても学校はほとんど採用基準にしてませんね。よほど有名な大学とかになってくるとまた話は別ですが…
Senna: そして晴れてLangara Collegeに入学となったんですね。実際に通われてみた感想はどうでしたか?
Tomohiro: カリキュラムはとてもよかったと思います。カリキュラムは。(笑)
Senna: 意味深な枕詞が付きましたね。(笑)
Tomohiro: そうですね。(笑) でもそこは本当に強調したいポイントで。やっぱりどうしても、授業のクオリティって先生によって大きく変わっちゃうんですよね。それは仕方のないことだと思いますし、渡航前からそこは覚悟してました。再三言われていることではありますが、就職に必要なこと全てが学校で学べるわけじゃないじゃないですか。なので、「最終的には自分でやる」というマインドは常に持っていましたね。公立のカレッジに通う一番大きなメリットってやっぱり、ポスグラ(Post Graduate Work Permit: 公立カレッジの卒業後に発行されるワークビザ)が貰えることですしね。
Senna: 確かにそうですね。カリキュラムの良し悪しと、公立カレッジに通うメリットをそうやって分けて考えられたのはとても素晴らしいことだと思います。
Tomohiro: もちろん良い先生もたくさんいらっしゃるのですが、「良い先生に教わる」ことを期待し過ぎちゃうとちょっと危険かなと思います。
Senna: となると、やはり独学で学習を進める場面も多かったかと思うのですが、独学はどういう風に進めてたんですか?
Tomohiro: 鉄板ですが、取っ掛かりはUdemyを使うことが多かったですね。Udemyで扱われている情報自体は無料でもネットで見つかると思うんですが、ほんとに何も知らない状態から自分流で情報収集を始めるのって、ものすごく時間がかかるじゃないですか。満足に仕事ができる知識量を100とすると、0から10ぐらいの知識レベルに持っていく為にUdemyを使ってたイメージですね。その程度まで辿り着くと、自分でも効率的に情報収集ができるようになっていった記憶があります。でも今思うと、もっと早い段階から公式のドキュメントをしっかり読んでた方がよかったなという反省もあります。
Senna: 初めの方は、「料理された、消化しやすい情報」を拠り所にしていた感じなんですね。でも情報収集のスキルというのは、エンジニアにとってほんとに大事ですよね。
Tomohiro: ググり力は、エンジニアにとって最も大切なスキルといっても過言ではないかも知れません。(笑) 新しい技術だと、そもそも先生が知らないなんてことも結構ありますしね。学校のプロジェクトでAWSを使った時も、全部自分で調べてやりました。
Senna: 良い情報見つけた!と思ったら5年前の記事だった!とかもよくありますし、如何に適切なキーワードで適切なリソースに辿り着くかがキモになりますよね。
Tomohiro: 自分で調べまくっていたこともあって、僕はほとんど先生に質問しない生徒だったんですが、今思うともっと質問してもよかったかな、と思いますね。
Hiroshi: なるほど。それはまたなぜそうお思いになるんですか?
Tomohiro: 小手先のテクニック的な話ではあるんですが、積極的に質問することで、「こいつは熱心な生徒だな」って先生に思ってもらえるんですよね。それで顔と名前を覚えてもらってリファレンスにつながる、なんてこともあるかも知れません。なので、調べてわかんなかったらさっさと質問するというのも良いと思います。あとは、クラスの空気を読んで、「ちょうど良いレベルの質問を敢えてする」っていうのも戦略としていいかも知れませんね(笑)
Hiroshi: それはなんともテクニカルな話だ。(笑) 他に何か、学校に関して思い残したこと等はありますか?
Tomohiro: 英語力を伸ばす機会が意外となかったなあ、と思いますね。まあこれはコロナ影響もあるんですが。4タームのうち3タームがオンラインだったので、プロジェクトチーム外の人と話す機会がほんとになくて。
就活、そしてその戦術とは
Senna: 就活はいつぐらいに始められて、どれぐらいの数応募されたんですか?
Tomohiro: 4月に卒業だったんですが、5月半ばぐらいから動き始めましたね。周りに比べるとちょっとゆっくりめだったかなと思います。応募したのは大体50社ぐらいで、その中で面接して頂けたのは2〜3社ぐらいだったように記憶しています。なので、打率としては5%前後ってとこでしょうか。
Senna: なるほど。そのような打率だという方は多いですね。何か心がけていたことはありますか?
Tomohiro: あまり言い方はよくないかも知れませんが、数をこなすようにしましたね。最初はJob descriptionをしっかり読んで、自分のレジュメもきちんとそれに合わせて…と丁寧にやっていたんですが、就活開始から2週間くらい経った頃に「これだとちょっと時間がかかりすぎるな」って思ったんです。そこから数をこなす方向にシフトしていきましたね。
Senna: 就活期間はどの位だったんですか?
Tomohiro: 2ヶ月くらいですね。7月半ばぐらいに今の会社からオファーを頂きました。始めはパートタイムからでしたけどね。8月頭頃からフルタイムにして頂けました。
Senna: なかなかスピーディに決まったんですね!今はFull Stackとのことですが、就活開始当初からその職種を狙われてたんですか?未経験からの1社目でFull Stackというのは中々珍しい感じがします。
Tomohiro: そうですね、Full Stackで狙ってました。カレッジは全部で4タームあるんですけど、3ターム目ぐらいからはその意思を固めてましたね。
Senna: かなり早い段階で決められてたんですね!
Tomohiro: 確かにFront Endは求人数が多いんですが、留学生の就職先って、スタートアップが多いじゃないですか。となると、フロント専門です!っていう人材よりも、色々できます!っていう人材の方が需要が高いみたいなんですよね。これは学校の先生から聞いた話なんですが。でも応募する時は、選択肢を広く持つという意味でFrontの求人に対してもレジュメを送ってました。
Senna: なるほど、それは確かにそうかも知れません。
Tomohiro: あとは、学校のプロジェクトでAWSのセッティングをやった時、「楽しい!」って思ったというのも理由のひとつですね。
Senna: うん!それはほんとに大事だ!!(激しく同意)
Tomohiro: 初めはバックエンドのことってあんまり興味なかったんですけど、実際に触ってみないと適性ってわからないものだなって思いました。
Senna: 就活する中で、会社はどのような基準で選ばれてたんですか?
Tomohiro: 身も蓋もないことを言うようですが…もう来るチャンスは全て掴む、というスタンスでしたね。未経験の留学生というステータスだと、贅沢言ってられないなと。笑 でも、「ステップアップできる環境である」というのは絶対条件でしたね。例えば、テクノロジーにあんまり縁のない会社で、Webサイトの保守運用…みたいなのはちょっと違うかなって思ってました。
Senna: それは確かにそうですね。カナダではリファラル文化がとても強いので、一度そういう会社に入っちゃうと、その界隈から抜けられない…みたいなことも起こりうるんですよね…
Tomohiro: それを避けたかったんですよね。
Senna: 就活する中で、一番苦労したのはどんなことでしたか?
Tomohiro: コロナの影響でミートアップが激減して、コネクション作りに力を使えなかったのは辛かったですね。リファラル文化の強い中、真っ向勝負をするのは難易度が高かったです。ただ、コネクション作りに力を入れるとしても、技術面の向上とうまくバランスを取る必要はあるかなと思いますね。
Senna: 確かに。「技術はあるけどコネはないぜ!」とか「コネはあるけど技術はないぜ!」って人、たまに見かけるんですが、そこはうまくバランス取った方がいいですね。(笑)
運命の1社との出会い、そして採用へ
Hiroshi: 今の会社さんとは、どういう経緯で出会ったんですか?
Tomohiro: 実は、今の会社は自分から応募した会社じゃないんですよね。
Senna: えっ!どういうことですか?
Tomohiro: LinkedInって、なんかよくわからないスカウト結構来るじゃないですか。(笑) だから、就活始めて間もない頃は、正直LinkedInのメッセージってほとんど返信してなかったんです。でも、応募数が40社を超えたあたりから、ちょっと焦り始めて、LinkedInのメッセージにも丁寧に返信するようにしたんです。
Senna: あらゆるチャンスに食らいつく感じですね。
Tomohiro: その通りです。それで、丁寧に返信した中の1社から面接に呼んで頂くことができて、それが今の会社だというわけです。
Senna: とても面白いストーリーです。具体的にはどういう返信をなさったんですか?
Tomohiro: 送られてきたメッセージを頼りに、まず会社のホームページをしっかり読んで、「あなたの会社のここが良いと思ったので返信しました!」みたいな感じですかね。とにかく定型文じゃないということを前面に押し出しました。
Senna: それは確かに心に響きそう!採用プロセスはどんな感じでだったんですか?
Tomohiro: CTOとCEOの面接ですね。普通はHR(人事)の面接も入ることが多いと思うんですが、丁寧な返信が効いたのか、HRの面接はありませんでした。(笑)
Senna: あれ、コードインタビューはなかったんですか?
Tomohiro: それがなかったんです。(笑) でもこれは、恐らくCEOがハードウェア寄りの人だったからなのかなあと思っています。コードインタビューがないのはやばいなって自分でも思ったんですが、逆に考えるとソフト面で自分から提案できる機会もありそうだなと思って、敢えて地雷を踏みにいった、みたいな。(笑)
Hiroshi: 男気ですね!(笑) 公務員という経歴が話題に上がることはありましたか?
Tomohiro: それはありませんでしたね。正直日本だと、公務員って大きなキャリアチェンジは難しいような気がするんですけど、こちらでは全く触れられませんでした。
Hiroshi: 学校の同級生の就活の様子はどうでしたか?
Tomohiro: あまりチーム外の人たちと関わりがなかったので多くは語れませんが、きちんと技術を理解しようという意思のある人は、パートタイムであれフルタイムであれ、何かしらのチャンスを掴んでいた印象があります。コピペで切り抜け続ける人もいますからね。(笑)
Senna: 悲しいことですけどね。(笑)
実際に働いてみてどう?ワークライフバランスは?
Senna: 実際のお仕事の話に移りたいなと思うんですが、今の会社さんって社員さんはどのくらいいらっしゃるんですか?
Tomohiro: 僕が入った時は10人いないぐらいだったと思うんですが、今は12〜13人くらいですね。少しずつ増えてきました。
Senna: 会社が成長している証拠ですね!チーム編成はどういった感じなんですか?
Tomohiro: ウェブ開発関連を担当しているのは僕含めて3人のチームです。僕の他にFull Stackが一人いるのと、IoTデベロッパーが1人です。
Senna: IoTデベロッパー!それかっこいいですね(笑)
Tomohiro: ですよね!その人がDockerを使いこなす様子を見て、うおお〜かっこいい〜って思ってます。なので僕の中でもDocker熱が上がってきてます。(笑)
Hiroshi: Tomohiroさん含めたFull Stack担当のお仕事は具体的にどのようなものなんですか?
Tomohiro: 端的に言うと、ハード側とソフト側を繋ぐような位置にいますね。ロボット制御の為のダッシュボードやプラットフォームを、UIも含めて作ったりしています。なので、ハード側にがっつり噛み込んでいくという感じではないです。
Senna: 働き始めて5ヶ月ぐらいだとのことですが、今ワークライフバランスってどういう感じなんですか?
Tomohiro: まあ正直スタートアップなんで、時間外労働や休日出勤は多少ありますね。平日は20時ちょっと前にオフィスを出るくらいでしょうか。家に帰ってから色々思いついて結局仕事しちゃうことも多いです。(笑)
Senna: まあスタートアップだとしょうがないですよね。カナダは確かに全体としてワークライフバランスが優れている国ではありますが、そこに理想を抱き過ぎるのはちょっと危険かもしれませんね。
Tomohiro: ただ、時間をしっかり投資してビギナーでも食らいついていける環境だなとも思うので、それはメリットかも知れません。あとは、公務員時代と比べて、時間外労働をポジティブに捉えられるようになりましたね。
Senna: なるほど!それは素敵な考えですね。
Tomohiro: 公務員時代の残業って、形式的な書類の作成の為、とかが多かったんですけど、今は残業するにしても自分のステップアップにつながる内容なので、そういった意味でポジティブに捉えられていると思います。色々調べて、自分なりのチートシートを作ったりして、問題解決の速度が上がっていくのはとても気持ちいいですね。
Senna: 大変な時期も、ずっと続くわけではありませんしね。
Tomohiro: そうですね。入ってから半年〜1年ぐらいが一番大変なんじゃないかなって思ってます。それを乗り越えるまではちょっと辛いかも知れませんが、一度乗り越えてしまうと割と軌道に乗せられそうかな、と感じてます。
現在直面している壁、そして自分の強み
Hiroshi: 今の仕事で、特に難しいと感じていることはありますか?
Tomohiro: 英語を使ってきちんと主張する、ということはほんとに難しいなと今思ってます。学校でのコミュニケーションって、基本的に受け身が多いじゃないですか。プロジェクトでも、みんな利害が一致してますし、シビアなディスカッションになることってあんまりないと思うんですよね。
Hiroshi: おっしゃる通りです。
Tomohiro: 仕事だと、プロフェッショナルなコンテキストで、きちんと自分の意見を主張しないといけない場面が多くなるので、これが今の自分の前にある壁ですかね。当事者の利害関係が一致してないことも多いですし。自分が正しい!と思う場面でも、それが上手く伝えられなかったりするのは辛いですね。
Hiroshi: なるほど。そこはなかなか実際働いてみないとわからない部分ですね。
Tomohiro: あとは、自分の仕事にハードウェアが絡んでくるのはやはり手強いですね。ハード側にがっつり噛み込まないにしても、学校で学んでいたのはWeb developmentなので、そこは一筋縄ではいかないなと。エラーが起こっても、それがソフト面のエラーなのか、ハード側のエラーなのかがわからなかったりするんですよね。
Hiroshi: なるほど。逆に、ご自分の強みだと感じている部分は何かありますか?
Tomohiro: 「楽しい」と感じながら学んでることかなぁと思います。「デキる人」って、漏れなく「楽しんでる」人なんですよね。もう四六時中コード書いてるみたいな。(笑) 僕も、ひとまず食わず嫌いせずに色々やってみて、楽しいと感じた分野で今働かせてもらってるので、そこは今の自分の強みのひとつと言えるんじゃないかと思います。「食わず嫌いしない精神」とでも言いますか。
Hiroshi: なるほど。色々経験してみてから自分の専門分野を見つけるというのは、適性を見分けるという意味でとても理にかなっていますね。
Tomohiro: そうですね。個人的には、「自分はフロントエンドだ!」とかって決めてかかっちゃうのって、可能性を狭めている感じがしてもったいないなあって思うんですよね。何のために何を学ぶんだ?って考えすぎちゃう人もいると思うんですけど、そういうのって答えが出ないことも多いので、ひとまずやってみてそこから適性を判断する、っていうのは大事にしてますね。チュートリアルをちょっとやるだけでも何となくの感覚は掴めるわけですし。
おわりに
Senna: 最後に、後続の人たちに伝えたいメッセージやアドバイスはありますか?
Tomohiro: アドバイス…というのはちょっと難しいですが、海外渡航を迷っている過去の自分にもし会えるなら、「まぁ大変だけど不可能じゃないよ」って伝えたいですかね。正直、大変なのが嫌だったら海外就職はやめといた方がいいと思うし、逆にそこをうまく折り合いがつけられるんだったら、挑戦する価値は大いにあると思います。
Senna: 大共感です!100人に向けて言ってあげてください!(笑) 本日はどうもありがとうございました!
いかがでしたか?Tomohiroさんはコネクションが作りにくい環境下でも見事未経験からの就職を果たされました。同じように未経験からの渡航・就職を目指されている方にとっては、とても参考になる内容だったのではないかと思います。(私Hiroshiもその一員です) 大事なのは、あらゆるチャンスに食らいつくことと、丁寧なコミュニケーションですね。
インタビューを通しても、Tomohiroさんはとても丁寧なコミュニケーションを取る方だということがひしひしと伝わってきました。
「大変だけど、不可能ではない。」
この言葉をしっかり胸に刻み、夢に向かって突っ走りましょう!
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