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海外就職事例から見る、海外就職者の多いエンジニアやデザイナーのポジションについて解説

よくあるご相談内容として「とにかく海外就職したいのですが、どんなスキルを身に着けたら良いかわからない」「すでにエンジニアとして日本で経験があるが、どういったスキルを伸ばした方がよいか」などのご質問を多くいただきます。

始めにお伝えしておくと、これは明確な正解があるものではなく賛否両論物議を生むものです。会社の業態や規模、地域、言語、あらゆるものに影響する上に日進月歩で変化するTech業界において「これが最も海外就職しやすいです」とは、恐らく誰も言うことができないと思います。

ただ、それでも初心者や、業界にこれから参入するという人達にとっての指標は必要であり、考えの物差しはあった方がよいと考え、ここでは過去の海外就職者の事例を元に、どのポジションで海外就職している人が多いのか、またその理由は何なのかを改めて考察していきたいと考えています。業界経験者の皆様に対しても、過去の就業者の経緯を追うことで、改めてご自身の目指す職種、業種などを戦略的に検討いただければとも考えていますので、今回はTech系に限ったお話として、解説記事を書かせていただくことにしました。

念のため『Frogでこういうアドバイスをしている』という話では無く、過去の事例からそういう人が多かった、その理由は何だろうと考えてみる記事ですので、念の為筆者の主観が大いに入っていることを了承頂きながら読んで頂ければなと思います。

また、今回の記事の内容はPodcastの方で、サンフランシスコのスタートアップでシニアリードエンジニアを務めるYuya(大下)さんと話した内容に大きく影響を受けていますので、こちらも併せてご視聴いただければ嬉しいです。

それでは、行ってみましょう!

目次

前提1:時代の流れ

まず初めに、Frogが創業された2014年前後はまだまだ「Webデザイン」というワードが力を持っていた時期で、この時期は今のようなSaaS企業などが就業先の中心ではなく、デザインエージェンシーと呼ばれる日本でいうところの“Web制作会社”への就職者が非常に多い時期でした。

ビザ的にもBC PNP TECH PILOT ProgramのようなTech系人材に恵まれたビザ制度も整っていなかったため、企業側としても即戦力+利益に繋がりやすいエージェント系の方がビザ交渉がしやすかったという背景もあります。

それが現在ではデザインエージェンシーへの就業者は極端に減り、圧倒的にSaaS系企業でのFront-end Developer、その中でもJavaScriptをベースとしたエンジニアの就業者が非常に多い現状となっています。

このように業界自体の流れもそうですが、私たち外国人にとってはどのようにビザ交渉を有利に進めるかを考える必要があり、それは業界の流れだけではなく、滞在する国のビザ事情などを加味し、自分がどういった企業のどんなポジションを目指すのかを考える必要がありますので、あくまでここでご紹介することも”現時点では…”という枕詞が隠れていることはご理解いただければと思います。

前提2:最も就職率の高いポジションがあるとすれば

これは前提として知っておいて欲しい部分ですが『明確な目標』がはっきりとしている人程、海外就職の可能性は高まります。例を挙げれば『EC系のサービス開発に携わりたい、昨今ShopfiyというECプラットフォームの需要が高いらしいので、まずはShopifyデベロッパーになることを目標にしたいと考えており、そのために必要な準備が何かしりたい』というようなご相談内容だと、その経験値の有無を問わず非常に高い割合で実際に海外就職を達成されている方が多いように感じます。

あなたがどういったポジションで何が作りたいのか、そのために必要な技術や知識は何か、その難易度や過去に事例があるかないか、実際に就職した人のポートフォリオや実績はどのレベルかなど、私たちが提供できる事例や情報はより具体的であればあるほど意味を持つものとなり、また自身のモチベーションを保つ材料にもなります。

なので、この記事や他の情報などでいかに自身の目指すポジションや企業の難易度が高いものだと書かれていたとしても、もしこれを見ている皆さんに明確な目標があるとすれば、それがいかに難易度の高い目標であったとしても是非迷わずそれを目指していただきたいと思いますし、それが結果として目標に最も近い物となっているものだと考えます。

前提3:4年制大学という例外

そもそも海外就職においてFrogでは業界経験の有り無しに関わらず、カレッジに通うことでビザ的に就労可能期間を得ることを海外就労の一つの方法として提案してきました。その上で、もう一つ大きな前提として、仮に数千万円の予算を組んでCS系の大学へ進学できるとすれば、今回ご紹介する事例は当てはまらないものが多くなるということは付け加えておきたいと思います。現地のCS学科を卒業する場合、卒業後に得られる就労期間(ビザ)とリファレンスのレベルが外国人ステータスの中でも一つ抜けているからです。

今回ご紹介するのはおよそ全体の予算感200~600万円前後で海外就職までの道を達成した方の事例を元としています。ただ、大学卒業の方でも比較的小規模なスタートアップへの就業を目指す方は多いかと思いますので、そういった方は今回の記事の中で参考にしていただける部分もあると思います。

Junior, Intermediate, Senior Developerの違い

英語圏ではJunior Front-end Developerや、Senior Software Developerなど、ある程度の役割や業務内容を示す指標としてJunior, Intermediate, Seniorといった名称がつけられていることがあります。ここでこれらの違いについて一般的に知られている範囲で解説しておきます。

主には請け負う責任や業務の幅を示す言葉として使われますが、なんとなくのイメージだけでも掴んでいただければと思います。

Junior(ジュニア):経験年数0~3年程度

見習い的なイメージが強いJuniorですが、日本で言うところの新卒(New Grads)とはまた違ったイメージが強いものとなります。

Juniorは業務に必要な知識や情報はある程度知っていることを前提として、具体的な指示が必要な方を差し、後に解説するSeniorポジションの方の指示やレビューを得ながら業務を進行する方のことです。

日本人のエンジニアは特に英語面でのハンデも大きいことから、日本で数年の経験があったとしてもJuniorポジションからカナダでのキャリアを始める方が多い一方で、そもそもの求人数自体が少ないため、より計画的に就業までの道のりを考える必要があります。

Frogのインタビュー記事の大半は、ジュニアスタートの方が多いですね。

Intermediate(インターミディエート):経験年数3~5年程度

基本的に与えられたタスクや業務の進行は問題がなく、ある程度はビジネスドメインでも活躍できる人材を指す場合が多いポジションです。

このポジションになるとプロジェクト全体を任せられることも出てくることから、単なる知識や技術だけでなくコミュニケーション面での能力も求められてきます。

Frogメンバーの最近の事例としては元YahooのTaishiさんの書いたNoteが非常に参考になると思うので、有料ですが是非購読してみてください。

Senior(シニア):経験年数5年以上

このポジションになるとエンジニア、デザイナーとしての幅広い知識はもちろんのことながら、業務全体を統括するコミュニケーションスキルが求められるポジションになってきます。

プロジェクト全体の方針を決め、IntermediateやJuniorへの指示、メンタリングも業務の一環としているところも多く、より多くの責任を負うことになるポジションです。

Seniorのポジションに日本人で就業した方はまだまだ例が少ないのですが、昨年シニアエンジニアとして就業されたKoheiさん素晴らしい記事を書いていましたので是非こちらもご覧ください。

就業者の多いポジションとその傾向や解説

ここからは最近就業者の多いポジション順にその簡単な特徴と、なぜそのポジションが多いのか、少ないのかなどについて、簡単に現状解説と共に傾向のお話をしていければと思います。

ちなみにフロントエンドやバックエンドなどのエンジニアに必要とされる知識やスキルのロードマップは、以下のサイトが参考となりますので、具体的に学ぶべき言語やフレームワークに指標が欲しいという方は参考にしてみてもよいかもしれません。(フロントエンドやバックエンド、クライアントやサーバーサイド等の説明は割愛させていただきます)

kamranahmedse/developer-roadmap

Front-end Developer(JavaScript)

もはやReact Developerと言っても過言ではないレベルで求人数の多いポジションです。フロントエンドのポジションは求人タイトルの種類が多く、Web DeveloperやSoftware Developer、UI Developerなど、非常に多くの求人タイトルがつけられていることから、最も迷いやすい職種の一つでしょう。

この中でもReact.jsとはJavaScript製のフレームワークの一つ、フレームワークはソフトウェアやシステムの開発におけるひな形的な役割となる物のことで、よく使われる機能や仕組みがすでに実装されていたり、複数人で開発する際の業務効率化の目的で使われるのですが、現在このJavaScriptフレームワークの一つ、React.jsを扱えるエンジニアが多く募集されています。

ただし、フレームワークを活用して開発できる人と、フレームワークが無ければ開発できない人とでは大きな差があり、尚且つJavaScriptという言語はフロントエンドでも、バックエンドでも幅広い用途で使われる言語でもあるため、学習効率の良い言語かと問われれば少々疑問視する声も多く、プログラミング初心者に最も適しているかと問われれば判断が難しい言語でもあります。

業界未経験からReact Developerとなった方も多く、簡単になれると勘違いされやすい業種ですが、数年前からJavaScriptで一貫した開発環境を持つスタートアップ企業が多く増えたことから、現在ではReact.jsを駆使し、ソフトウェアやサービスの開発を行うエンジニアが大小企業問わず必要とされています。(日本だとVue.jsを採用している企業が多いですね)

Frog経由でこの就業者が多い理由の一つとしても、やはりスタートアップ企業の採用率が高いフレームワークであることは挙げられるでしょう。英語、ビザなどの理由からカナダでの最初のキャリアを小規模な企業から始める人は多く、開発者人数を少なく済ませたいスタートアップにとって、より効率重視でリファレンスの多いフレームワークの採用は、理にかなったものとなりやすいからです。

ただし、同時にデメリットと言いますか、このポジションを目指す上で懸念となることも少なくありません。求人数は確かに多い分、競争率は高く、企業によって業務内容が変わることも多いため、給与レンジも幅が広すぎてあらゆる相場が定めにくい。

その上、時代の流れが速すぎるという問題もあり、筆者がこの4~5年を振り返っただけでも、jQueryのようなライブラリの利用が当たり前だった時代からES6が標準化し、開発環境もGulpやGruntなどのコンパイラの登場から今だとWebpackで一元管理されるようになり、書き方もTypeScriptが今や当たり前で、ReactやAngular、Vueなどの選択肢も出てより複雑になりました。

その都度、海外就職を目指すエンジニアの皆さんも、ポートフォリオやGithub上で意識することが変わってきました。ポートフォリオも今となってはサイト自体用意しない人も多く、Githubに公開しているアプリやサービスのReadmeの方が、ポートフォリオサイトより重要度が高い印象すらあります。

このように、求められるスキルや環境が目まぐるしく変わるポジションでもあるため、古参エンジニアとの差が(目に見える範囲で言えば)埋まりやすいと捉える方も多い一方で、キャリアの構築という点では迷うことも多いポジションだと言えるかもしれません。

Full-stack Developer(JavaScript)

Seniorレベルの方に非常に多いポジションとなります。前述の通り、Seniorのポジションにはプロジェクト全体に通じる技術的な知識と経験が必要となる場合が多く、フロントエンドからバックエンドにかけて幅広い知識が必要とないります。

またこれも前述の通り、JavaScriptは今やフロントエンドでもバックエンドでも利用される言語です。プロジェクトを一貫してJavaScriptで開発をすることで管理、業務進行、学習コストの効率化も期待されています。

そのため、求人によってはReact Full-stack Developerや、JavaScript Full-stack Developerなど、よりJavaScriptに特化したフルスタックポジションでの求人が目立つようになってきています。

現在ではIntermediateレベルでもフルスタックでの求人も見かけることから、今後はこの分野においてもより幅広い知識を必要とされる傾向にあると言えるかもしれません。

ただし、Full-stack Developerを目指すからフロントもバックも満遍なくいい感じに学習しようとしている方は少なく、フルスタックと言えども自分の得意とするフィールドはあるので、フルスタックポジションを目指すという方も、携わりたいサービスや開発内容に応じて自分のスキルの方針をある程度絞っておくことは、比較的有効的なことだと考えています。

どの企業もSeniorでレベルの高いFull-stack Developerを求めていることから、今Tech系の求人で最も目にする機会の多いポジションかもしれません。


さて、ここまでJavaScriptメインでのポジションを挙げてきましたが、間違いなくこの2つのポジションが現在Frog経由の渡航者の半数以上を占めているため、単純に多くの事例やサンプルを元に進路を決めるとすれば必然的にJavaScriptメインのエンジニアになろうとするのは理解できます。

ただし、前提として記載させて頂いたよう、最も事例が多いポジション=就職しやすいポジションではありません。やはりご自身の目標や目的に応じたスキルを計画的に身に着けていくことが明らかに重要なのに変わりはないため、無条件にJavaScript Developerになろうと推奨しているわけではないことはここで注意しておければと思います。

Mobile Developer

今やあらゆるサービス開発でモバイル対応は必須項目となっていますね。iPhoneやAndroidに代表されるスマートフォン上で動くアプリを開発する上で、NativeかWebかHybridかという議論は常に巻き起こっているかと思われますが、ここではiOSならSwift、AndroidならKotlinやJavaと、いわゆるNative Appをメインで開発される方々のことを指してお話します。

Frogでも、Mobile Developerでの就業者は数年前から一定数目にするようになりました。Frogのインタビュー記事の中だとMinaさんの記事が未経験から初のMobile Developerでの就業者となったため印象深いですし、Android Developerとして就業したKentoさんのGithubなどはいまだに参考にすることが多いです。

もともとはMobile系のエンジニアは過去の開発経験が他と比べても重要視されており、未経験からの就業は難しいと考えられていました。加えて、日本で経験があったとしてもWeb系に比べれば過去の開発経験がリファレンスになり辛く、個人開発したアプリのリリース経験や運用経験などを合わせてポートフォリオとし、スキルセットを証明、説明する必要があるポジションでした。

また、スタートアップからキャリアを始める外国人というステータスも影響し、小規模開発の場合どうしてもNativeよりWebやHybridでのアプリ開発が採用されるケースが多いことから、バンクーバーのようなスタートアップシティでは求人の数も多いとは言いにくい現状があります。

ただし、競争率という点ではフロントエンドに比べると意外とブルーオーシャンでは無いか?という意見も多く、実際Frog経由でモバイルアプリ開発をメインで勉強や実績を積んでいる方の就業率は(あくまで現時点では)ある程度高い結果が出ています。

Back-end Developer

バックエンドの就業者も、フロントに比べれば若干少なくは映るのですが、少数ながら就業した方の事例も安定的に出ているポジションでもあります。ただし、バックエンドに関してはどうしても外国人の最初の就業先がスタートアップになりやすいことから、日本でも議論に上がっている「BaaSがあるからバックエンドは不要論」は意識せざるを得ないところではあり、尚且つスタートアップで採用されるサーバーサイドのフレームワークもNode.jsが広く使われていることから、日本のバックエンドエンジニアに多いPHP、Rubyなどの言語での新規開発は、スタートアップでの採用という点んだけでみると比較的減ってきている印象があります。

ただし、FirebaseなどのBaaSシステムが世に出てからというもの、むしろシニアレベルのバックエンドエンジニアの需要は高まっている印象が強く、実際BaaSを採用していてもDBの導入や設計について、よりプロフェッショナルの重要性を注視する企業も増えており、Stack Overflowの実施したDeveloper Surveyでも給与レンジはフロントエンドよりバックエンドの方が若干高い数値を示しています。

2020 Developer Survey

ただし、バックエンドと同義としてよいかは議論の余地があるかもしれませんが、インフラエンジニアの需要という点だけで言えば減少傾向にあると言わざるを得ないと思います。特に従来オンプレメインでインフラ開発をしていた皆さんの多くはクラウドエンジニアへと姿を変え、仮想化技術の進歩で業務効率も上がり、その結果インフラエンジニアの需要や求人だけは、目に見えて減っている印象があります。

実際筆者はカナダ歴13年になりますが、従来のインフラエンジニアとして海外就職を達成した日本人は指折り数える程度しか知りません。

ちなみに.Netなどの少々古いフレームワークでの求人は意外とよく目にします。ただ、その大半が古くからあるシステムの運用案件であり、規模感がそれなりに大きい会社であることから、外国人である私たちとしてはビザ面の交渉が少々厳しい印象です。そういった企業でも、フルスタックでの就業者は一定数出てきていますが、純粋にバックエンドのみとなると難易度がまた上がるかと思います。

UI Developer

これもスキル面での定義が難しいポジションとなりますが、フロントエンドの中でもよりUI開発に特化した職種の方々というのも一定数の採用事例があります。

もともとはフロントエンドエンジニアが担っていた範囲ではあったのですが、業務の複雑さとUIやUXに関する重要性が注目される中で、よりUI開発に特化したスキルを武器に活動するエンジニアを指します。理論的なUIの設計や開発から、CSSアニメーションやD3.js、場合によってはWebGLなど、表現における技術を持つ方も最近だと目にしますね。

このポジションは名称や役割がまだ定着してない感もあるので少々ふわっとしていますが、デザイナー出身のエンジニアなどがこのポジションで活躍していたりします。

Front-end Developer(デザインエージェンシー系)

さて、正直絶滅危惧種扱いされつつあるデザインエージェンシーに求められやすいFront-end Developerです。主にWordpressなどのCMSを主戦場としている方が多いポジションですが、この2年程の間で、あまり目にしなくなりました。

一方で以前Podcastの方でも話題にしたことがあるのですが、Wordpress自体の需要はこの数年で飛躍的に伸び、ついにCMSのシェア率としては全体の6割を超えるという、世界で最も使われているCMSとなります。

ですが、そもそもコロナ禍の影響からデザインエージェンシー自体の採用が少ないこと、またFrog経由で就労した方々の中でデザインエージェンシーからSaaS企業への転職が(コロナ関係なく)相次いだこと、ビザ回りの交渉材料が昔に比べ増えたことなど、様々な理由から事例数が急激に減少しているポジションとなります。

UI/UX Designer(Web Designer)

もともとデザイナー職は、エンジニア職に比べコミュニケーションにおける責任や役割の比重が重く、海外就職者数という側面だけ見ると難易度が高いと言わざるを得ない状況が続いていました。

また、エンジニアなどの長期での雇用、保守運用が期待されるポジションと比べ、サービスの規模や業種によってはデザインは外部に委託したり、フリーランス契約をメインに考える企業も多かったことから、どうしてもビザを理由に交渉が難航するケースが多い側面を持っていました。

昨今はUIやUXに対する重要性が増し、デザイナーとしての就業者も増えてはいますが、ハッキリ伝えてしまうと未経験からのデザイナーとしての就業は年間で指折り数える程度で、経験者であったとしても提案力、コミュニケーション力、業種によってはクライアントワークの必要性などから、やはり日本人のデザイナーをにとって難易度は低くは無いという印象です。

一方で、デザイナーとしての就業を達成する方と、残念ながら厳しい結果となってしまった方の差も顕著に表れてしまっており、Dribbbleやポートフォリオ経由で多くのデザインエージェンシーや企業からオファーを得て引く手あまたな方と、応募しても音沙汰がない方とで差が大きく開いてしまっています。また、成功者の事例を参考にしようにも、その実力差が開きすぎており参考にならないといったケースも多く見受けられ、過去の事例を参考に具体的な行動に落とし込みにくいのも問題となっています。

日本で培った実績やポートフォリオがそもそもデザイナー自身のポートフォリオとして公表できなかったり、日本でデザイナーとして就労していた企業からのリファレンス不足など、日本企業ならではの問題点も垣間見えます。

コロナ禍の中でどうしても、規模の小さいデザインエージェンシーの採用が止まっていることから見ても、デザイナーとしての就業を達成するためにはより具体的な提案材料やポートフォリオ、そして何より企業側から見た自身のレベル感を正確に把握する努力が必要があると考えられています。

デザイナー経験者も、英語圏での就労を目指すにあたり、デザインの言語化、プレゼンテーション量が日本と圧倒的に違うという点から面くらい、そういった点も含めた”コミュニケーション力”の補完が、海外就職のおいて重要な要素となるでしょう。

SE、SIer、その他

日本で言うシステムエンジニアやSIerなどの職業はカナダにもありますが、日本のようなシステム開発のみを行う企業は日本ほど多くはありません。あるとしても特定分野や業種に特化したシステム提供をしているような企業ですね。また、システム開発を行う必要がある場合その業務をアウトソースするより、自社でエンジニアを抱える企業も多いのですが、その多くは数百、数千人規模の企業である場合も多く、不必要なビザ交渉には応じてくれないケースが目立ちます。

カナダの大学やカレッジでCS学科を卒業後、大手銀行などへSEとして就業した方などは多くいますが、その多くは2年以上の公立カレッジ、または大学を卒業しており、ビザにおける問題点がほぼ無い(自力での永住権獲得が可能な)方だったり、リファレンスがしっかりしている方が多いのが現状となります。

一方で日本企業から出向でSEとして現地で働かれているような、いわゆる駐在としてカナダで就労されている方は、SE職の方が多い印象ですね。

また、事例としてはまだまだ数名の段階ですので詳しく書くことはできませんが、AIや機械学習をメインに就業される方もここ数年でちらほら出てくるようになりました。ただし、1年の私立カレッジから就業を達成した方もいれば、2年以上の公立を卒業された方もいてと、なかなか現状ではその方法を論じる段階にはないと考えています。


以上、いかがでしたでしょうか?

今回はFrog経由で就労する方々の傾向などから、いくつかのポジションを選んで簡単にご紹介させていただきましたが、もちろんこれらの職業以外にも様々なポジションで就業されている方がいます。

また冒頭でも記載した通り、これらは参考にはしてもこれを理由に自分の選択肢を狭めるようなことになってはならないと思いますし、ご自身の『これがやりたい』に勝る物はないため、様々な意味で悔いを残さないためにも前提としてはご自身のやりたいことを中心に、今後進むポジションを選んでもらえればと思います。

ただ、一方で情報収集は欠かしていけません。自分が目指すポジションはどの程度の難易度で、どの程度の努力が必要で、どんな方法があるのか。場合によってはそのポジションで就業するために遠回りする必要がある人もいるかもしれません。

私たちFrogができることは過去の事例を元に、皆さんがビザ、スキル、コミュ力の面からそれらの参考となる指標を一緒に考えることです。明らかに足りていない部分は指摘もしますし、時には厳しい言葉となって届いてしまうこともありますが、最新の就業事例などを踏まえ、より多くの方に海外就職という方法を一般的な物にできるよう、これからも尽力していきたいと思います!

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