もちろん経歴やスキルセット次第だということは前提にさせていただくとして、Frogメンバーの中にもワーホリのみで現地就職を果たした事例は何人もいらっしゃいます。
ですが、そもそも1年という短期間でカナダ国内でキャリアアップを意識した就業先に勤めるというのは運の要素が非常に強いというのが弊社の見解です。
例として、2020年、2021年、2022年のある程度の就業率を思い返すと、2020年の前半はコロナ禍突入直後ということもあり、Tech企業の大半は採用をストップしており、経験があろうがなかろうが現地就職は絶望的なまでに難しくなりました。
逆に2020年後半から2022年の中盤まで、コロナバブルと称される程にTech企業の業績は良く、弊社利用者もJuniorからSeniorまでほとんどのFrogメンバーがキャリアの向上を目的とした現地就職を達成しました。
逆に2022年の10月頃からリセッション期に突入し、この時期は毎日のようにレイオフの報告を受け、当然就業率も非常に低くなりました。
このように『ワーホリで渡航した年がそもそも就業が現実的な年かどうか』というのは景気やTech企業の業績に左右される部分であり、ワーホリだから可か不可かという論点ではなくなって参ります。その上、こうした社会情勢も含めた景気の動向を読むことが出来る人がいるなら、間違いなくエンジニアより投資家の方が向いている。つまり、それらの動向を呼んで活動することは実質不可能だというのが弊社の見解です。
よって、海外就職という挑戦をするに置いて企業に負担させることなく就労出来るビザの有効期間は長いに越したことはありませんし、挑戦回数も多く設定するに越したことはありません。Frogでは過去400名に及ぶ現地就職者の事例と、160社を超える現地Tech企業とのネットワークを持って、可能な限りその確度を高めるサポートは可能ですが、1年という限られた期間で、満足の行くキャリアアップに繋がる現地就労が可能かという問については、運の要素が限りなく高いというのはご了承いただく必要があると考えています。