VidCon 2018に行って確信した、海外カンファレンスに参加すべき理由
こんにちは、バンクーバーでYouTube関連のお仕事をしているLeoです!
自分のYouTubeチャンネルではバンクーバーのVlogをアップしていますので、もしバンクーバーの生活に興味がある方は見てみてくださいね!
さて、今回はそんなYouTubeに関する一大イベント、『VidCon 2018』に参加してきましたので、レポートにします。
オンラインの動画コンテンツについて興味がある方にとって、きっとこの記事はお役に立てると思います!そしてそれだけでなく、海外留学や海外就職に興味があるクリエイターの方が「自分も海外のカンファレンスに参加してみたい!」と思っていただけるようなお話にしますので、少し長くなりますが、是非最後までご一読ください!
VidConとは、どんなイベントか?
VidCon というのは、毎年アメリカのロサンゼルス、アナハイムという街(カリフォルニアのディズニーがある所)で開催されている、世界最大級のオンライン動画関連イベントです。
元々は『vlogbrothers』という、世界的に人気のあるYouTuberたちがはじめたイベントで、今年で9年目になる、YouTube界の老舗イベントです。このイベントをYouTubeやTwitch等のオンライン動画プラットフォームがスポンサーしはじめ、賛同するクリエイターも増え、どんどん規模を拡大し、今に至ります。
2018年は6月21日(木)から23日(土)までの3日間に渡って開催されました。なお、その前日の水曜日には前夜祭があり、日曜日には希望者のみ参加のディズニーデー(ディズニーに行って、みんなで記念写真を撮影する)がありました。
「前夜祭」とか「ディズニー」ってワードを聞けば分かると思いますが、このイベント、お祭り感満載なんです。日本で言うところの『ニコニコ超会議』のようなイベントです。
参加者の傾向を3つに分けるとすると、第1グループがオンライン動画クリエイター(簡単に言うと、YouTuberやInstagramer)、第2グループがそのクリエイターを生で見たいファン、そして第3グループがオンライン動画関連のビジネスをしたい企業の人です。
一般購入可能なチケットもこの3グループそれぞれ向けに販売されていて、第1グループ向けのチケット[Creator Pass]が通常価格$250、第2グループ向けのチケット[Community Pass]が通常価格$180、第3グループ向けのチケット[Industry Pass]が通常価格$850です。
※チケットをお得に買う方法は、後半に書きます。
会場の様子
さて、「お祭り感満載のイベント」と言ったように、このイベントの表の顔は、オンライン動画クリエイターたちのお祭りです。
こういった感じで、友だちと行って楽しく遊べるゲームコーナーがたくさんあったり、
ダンスを踊れる「踊ってみた系」YouTuberのためのミニステージがあったり、
あるいはYouTubeなどで活躍するアーティストがパフォーマンスを披露するステージがあったりします。
これは、会場に来ていたクリエイターに偶然出会えたファンが、キャーキャー言いながら一緒に動画を撮ってもらっている様子です。
・・・なんとなくこういう感じで、お祭りっぽいのが目立ちますが、実はお祭りと同時進行でいくつものセミナーが開催されています。
これは、YouTubeクリエイター向けにウェブサービスを展開しているRoberto Blake氏による講演です。効率的に高品質な動画を作るための、YouTubeのコンテンツ戦略について話しました。
定期的に質の高いチュートリアル動画をアップするために、Roberto氏は1日に5本分くらいArollを撮り貯めて、説明に必要なBroll映像は、日常の中で撮影しているそうです。完全な撮影日を作ってしまうことで効率化するという、彼の実体験から得たTipsに、参加者はうなずいていました。
また、チュートリアル動画やレビュー動画など、誰かの役に立つ「ゲートウェイコンテンツ」を意識して作りなさいとも話していました。YouTubeを仕事にしている人の、効率的で効果的なコンテンツ作成方法、とても参考になります。
次に、これはご存知の方もいるかも知れませんが、彼(上図の左の人)はCasey Neistatという世界的に超有名なYouTubeスターです。ちょうど直近では、アメリカの独立記念日を祝うショートムービー『SURF NEW YORK CITY』を作って話題になりました。僕は今回、この人を生で見るためにアナハイムまで行ったと言っても過言ではありません!
彼のセッションはインタビュアーとの一問一答形式で、クリエイターとしてのモチベーションの話とか、彼自身のコンテンツに関する話が多かったので、ここで一般化しづらいのですが、面白かったのは彼が今流行りのデジタルデトックス(スマホやPCも持たずにリラックスするやつ)について「そんなのとんでもない!逆にイライラする!」と言っていたことです(笑)
彼はハードワークで有名なんですが、クリエイターの中には結構この思考の方も多いのではないでしょうか?僕自身、今は動画を作っている時間が一番リラックスできるという人間なので、彼の考えに笑いながら共感しました。
英語を会得したら、ちょっと無理してでも海外カンファレンスに行くべきたったひとつの理由!
少し話は逸れますが、僕はこれを読んでくださる方に、是非海外カンファレンスに参加してもらいたいと思っています。特にこちらに留学に来たいような、あなたのことです。
何故か?
それは、日本ではなかなかお近づきになれない人に会えるからです。こう言ってしまうと計算高くていやらしいですが、要するにコネクションです!
僕は、これが人生3度目の世界規模のカンファレンス参加でした。最初が2014年にロンドンで開催された『eMetrics』で、次が2015年のラスベガス『Pubcon』、そして今回の『VidCon』です。バンクーバーで開催されるイベントには毎年2本ずつくらい参加しています。
そしていつも、普通に働いているだけでは出会えないような人とお話させていただき、刺激を受けています。2015年のPubcon(ラスベガス開催のマーケティング系のイベント)では、日本から来ていたSEO関係のトッププレイヤーの方々と情報交換できました。昨年参加した『Vancouver UX Awards』では、日本人で唯一アワードを受賞した学生と出会いました。
今の所日本人ばかりですが、逆に日本人で海外カンファレンスに参加している方が少ないからこそ、わざわざ現地に来ている人は各分野の尖ったプレイヤーで、お話しすると学ぶことが本当に多いです。
VidCon2018でお会いしたのは・・・
そして今回のVidConでは、いつもよく見ているYouTuberの方にたくさんお会いし、日頃の撮影の悩みや機材について、話すことが出来ました。
例えばおそらく多くの方がご存知でしょう、YouTuberのカズさん!
初日、カズさんが一般参加者として訪れていらっしゃって、なんとインタビューにまで応じてくださいました。YouTuberの大先輩も、自分と同じように、視聴者さんからもらうコメントが嬉しいんだなと感じ、刺激を受けてやる気が増しました。
それから、バンクーバーから来た話をしている中で、実はカズさんが以前『バンクーバーのうぇぶ屋』や『Webクリエイターボックス』の読者だったという話を伺って共感したり!
とにかく、この経験は日本だとなかなか実現しないだろうなと思うのです。
勿論、有名人に会って話せることだけが全てではありません!海外のカンファレンスだと、日本人でもわざわざそこに来るような”濃い方”とお会いできる、それが面白いのです!
ちょっと高い渡航費と、会社に無理言って休む面倒と、時間を費やしてでも、人生経験として参加してみる価値があるものだと思います。
海外カンファレンスにお得に参加する方法
最後に、ここまでお読みいただいて「海外カンファレンスに参加してみたい!」と思っていただいた方のために、海外のカンファレンスにお得に参加するTipsをシェアします。
その1. Early Bird(アーリーバード)パスを買う!
海外のカンファレンスには、決まってEarly Birdパスというものがあります。早く買えば買うほど安くなるというチケットです。
今回のVidConにしても、半年前までに買えば最大で$300安くなるというチケットがありました。もし行きたいイベントがあれば、開催のずっと前から定期的に公式サイトをチェックしておくことをオススメします!
その2. チケットを買った友達にディスカウントコードをもらう
実は今回のVidConは、イベント直前にチケット購入者に対して「お友達ディスカウントコード」なるものが配布されました。このコードを使うと15%オフでチケットが買えるようになるというものです。
全てのイベントにこういう制度があるわけではありませんが、もし直前で行くことを決めた場合は、誰か他に参加する予定のある人を探して聞いてみるのもいいでしょう。
その3. イベントレポートを書く
もしあなたがFrogファミリーの場合、とてもありがたい制度が使えます(2018年7月現在)その名も『スキルアップ支援金制度』です!
詳しくは公式サイトをご覧いただければと思いますが、カンファレンスなどのイベント参加時に、それをFrogブログで記事化したり、Frogのイベントでシェアすることで、最大$300が支援される制度です。
アウトプットすると現地での学びが整理されますし、僕はとっても素敵な制度だと思います!是非、この制度をご利用されてみては?
まとめ
何はともあれ、海外カンファレンス参加を再度オススメします!
海外のカンファレンスに参加して内容が理解できるようになってくると、自分の英語力が上がった実感があって、それも楽しいです。
(実は、2014年に参加した初めての海外カンファレンス『eMetrics』では、留学前だったので全く英語がわからず、寂しい思いをしました。でも、今回の『VidCon』ではちゃんと学びを得て帰ってくることが出来た。これがとんでもない自信になっています。これを、みなさんにも味わってもらいたい・・・)
ということで以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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