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サンフランシスコで働く近澤良氏に学ぶ、海外就活のコツ

約43分
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日本やシンガポールでソフトウェアエンジニアとして働いた近澤氏。ソーシャルゲーム・Webアプリの開発をはじめ、Webサイトのデザイン、アニメーションなど、様々な分野を極めたフルスタックエンジニアとして活躍してきた。現在はサンフランシスコに渡り、ローカルニュースサイト「Ripple」の開発に携わる。

海外で働きたいって思っているのであれば、
今すぐに何かしら行動をした方がいい。

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こんにちは、FrogのManaです。今日はサンフランシスコに在住していらっしゃいます、Pixel Labsのソフトウェアエンジニアをしている近澤良さんにお越しいただいています。近澤さん、今日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

ではまず簡単に自己紹介をお願いします。

近澤良と申します。今はサンフランシスコの小さいスタートアップ、Pixel Labsという会社でWeb系のエンジニアをしています。

これまでは学生からも起業をして、と、いろんなエピソードをお伺いしているんですが、サンフランシスコに行き着くまで、どういった経歴をたどって来られたんでしょうか?

かなり長くなりますけどw

ピンポイントで、かいつまんでみましょうかw

ちょっと、短めにw
そうですね、学生の時、仲間とソーシャル系のサービスで会社を作って。その時はWebのフロントとかデザインをしていたんですけど、卒業をした時に、Flashデベロッパーとして、Web制作会社に就職しました。その後DeNAに転職して、エンジニアとしていくつかゲームを作って。その後また自分でもう一回起業したいなと思って、CTOという形で友達と一緒に共同創業して。1年くらいしたんですが、なかなか思った形にならなくて。抜けることにしたんですね。その時に次はどうしようかな?と思ってて。30歳になるまでに日本を出たいなっていうのは漠然とあって。で、やっぱりエンジニアとしてやってて、海外に出るってなると、サンフランシスコ、シリコンバレーのベイエリアかなと思って。それで1ヶ月、サンフランシスコに行って就活をしたんです。それでVikiという会社に出会って。そこの会社はサンフランシスコにオフィスがあって、シンガポールにもオフィスがあるんですね。そこからオファーをもらったんですけど、アメリカのビザってすごく難しいので…。「シンガポールが開発の拠点だし、とりあえずシンガポールに来ないか?」って言われて。シンガポールはそれまで行ったこともなかったんですけど、面白そうだなって思って。なので行ったこともない国に移住するって決めてw

シンガポールにはどれくらいいらっしゃったんですか?

シンガポールに2年くらいですね。ただその間はずっとベイエリアの方に行きたいというのは思ってて。で、Vikiで行ければよかったんですけど、エンジニアリングは全部シンガポールでやるって形になって。それで、Vikiで行く道が閉ざされてしまって。どうしようかな?と思ってたところ、VikiのCo-founderで、サンフランシスコでスタートアップをやっている人がいて、彼から「こっち来ないか?」と誘いをもらって。それでようやく、サンフランシスコに先月来た、と。

先月!来たてですね!サンフランシスコにはだいぶ慣れてきましたか?

そうですね。何回か来たことがあったんですけど、はい、慣れてきましたね。

今のサンフランシスコの会社で、具体的にどういったことをされてるんですかね?

Webサイト、Webアプリケーションの開発をしています。

海外で働くこと。今回はこちらをメインに聞いてみたいなと思っているのですが、そもそも、海外で働きたいと思ったきっかけはなんでしょうか?

先ほど申し上げたように、30歳までに日本を出たいなと漠然と思っていた理由は、高校の時に初めて、アメリカに2週間行ったことがあって。その2週間は英語の勉強をしていたんですけど、その時に、日本にずっといるって、ちょっともったいないなって思ったんですね。アメリカとか海外って、高校生の当時の僕からすると、すごく遠い所で、すごく高い所にあるようなものだと思っていたんですけど、行ってみると、そこにいる人達って別に普通だし、「そんなに遠い所じゃないな」と。ただ、英語がしゃべれて、こういった環境にいれば、もうちょっと視野が広がるというか、面白いことってできるんじゃないかなって、なんとなく思って。それからまた短期留学を何回かして、英語の勉強をしたりして。だんだん海外に出て働きたいなっていうのが明確になってきた感じです。

最初の短期留学のきっかけを与えてくれた学校っていうのは、すごく大きい存在ですよね。

それ、学校のじゃなくて、個人で行ったんですよね。学校の交換留学なんかもあったんですけど、高校生の僕にとって、交換留学で1年行くって、ハードル高すぎて。できてる人たちってすごいなって思ってたんですけど。親に「2週間ぐらい行ってきたら?」って言われて。

で、なんとなく行ってみたら、結構すごいなとw だいぶ人生変わりましたね、そしたら。

そうですね。それがなかったら、日本出ようとか、あまり思わなかったかもしれないですね。

そうですよね。実際にそういった経験から、海外に出て、働いてみて、魅力やメリットというのは、どういったことを感じられましたか?

まず、自分が関わる事業やサービスが、広く世界中の人に使われるチャンスが多いなっていうのは感じていて。もちろん日本でも海外向けにサービスをしているっていうのも当然ありますし、僕もDeNAにいた時、海外向けにゲームとか作っていたんで。それが別に、日本にいたらできないっていうわけじゃないんですけど。英語圏で、Webでサービスをする場合って、物理的な制約がなければ、世界中どこの人にでも届けられるものなので。そういったチャンスが広がっていくっていうのが、まずひとつ、醍醐味というか、面白いところだなって思っています。
あと、もう一つ、自分のキャリア的な話で、英語圏の国に行って、英語で仕事をする。同僚は世界中から集まってくる人たち。そういった人たちと仕事をしていく中で、単純にすごい、キャリア的な視野が広がるなって感じていて。例えば、転職したいと思った時に、日本にいた場合って、日本の会社をあたっていくわけですけど、英語ができてそういった経験があるという中で、国とかあまり関係なくなってくるんですよね。もちろんビザの問題とかあるんですけど。なので、キャリア的な視野が広がる。

可能性が多いっていうことですよね。

そうですね、可能性がすごい広がります。どこでもやっているようになるというか。

そうですね、市場が世界になるので、それだけでも自分の働ける場所っていうのがどんどん広がっていきますよね。

そうですね。実際シンガポールで働いていた時も、LinkedInで自分のレジュメを作っておくじゃないですか。そうするとリクルーターからメッセージがボンボン来るんですけど、あまり国とか関係なく来るんですよ。

英語で書いているっていう時点で、いろんな国からのアプローチがあるっていうことですかね?

ありますね。シンガポールで働いていたんですけど、もちろんシンガポールの求人もありますし、マレーシア、タイ、ヨーロッパの方からメッセージが来たこともあるし。

そうなんですね!先日DeNAのしもたくさんのお話を聞かせていただいたんですが、その時もLinkedInの凄さというか、可能性っていうのをすごく熱く語ってらっしゃったんですよ。もうまさにその通りですよね。

そうですね、LinkedInはすごい重要ですね。海外でキャリアを築くにあたっては。もう皆使ってるんで。

やっぱりそうなんですね、しもたくさんもすごく熱く語ってらっしゃったので…。その通りなんですね。

そう、なので、世界中の人材市場っていうところで、自分がいち人材として勝負できるっていうのがすごく面白いところですね。世界中の優秀な人達と勝負できるというか。
あともう一つは、単純に自分の人生的な視野が広がるかなって思っていて。例えばシンガポールで働いていた時って、世界中から人が集まってきていたんですね。で、海外で働くっていうことは、そこの現地にいる人達と働くっていうことなので、日本にはない、現地の文化、現地の人種と一緒に働くっていうことは、違う価値観に触れる機会が非常に多くなるっていうことなんですよね。シンガポールで働いていた時に、結構面白かったのが、僕の右隣がパキスタン人で、左隣がイラン人で、正面がベトナム人で、後ろに中国人がいたんですよね。すごい色んな国の人に囲まれてw

じゃあ仕事の仕方も全然違ってきますか?

仕事の仕方っていうところに関していうと、ソフトウェア・エンジニアリングなので、基本的な部分は一緒なんですよね。ただ、ランチに行った時とか、日常生活の中で、いろんな気付きがあるというか。「あ、ここってこういう風にするんだ」とか。例えば食べるものひとつ取ってもそうだし。文化、宗教とか、そういった日常会話から、すごい色んなことが学べるというか。

違いを知って、それを受け入れられたら、その分自分も人に優しくできるというか。心に余裕ができる感じがありますよね。

それ、すごいありますね。特にイスラム教徒に対する見方って全然変わって。

確かに。報道されているものと、実際に出会うイスラム教徒の方の印象って結構違ってきますよね。

全然違いますね。シンガポールってイスラム教徒多いんですよね。さっきの、パキスタン人とイラン人もイスラム教徒ですし。マレー系って全員イスラム教徒なんで、すごく多くて。そこに対する価値観って全然変わって。そういうところが、単純に、優しくなれるみたいな話でいうと…、テロを起こしている人たちは…なんというか、イスラム教徒ですらないな、みたいな。

そうですよね、彼らも自分ではイスラム教徒だと言ってるんでしょうけどね。

うん、そういう、ものの見方とか視野が広がるっていうのはすごい面白いですね。

そうですね、海外に住むっていうことの醍醐味のひとつでもありますよね。そんな魅力もあって、ずっと海外に住んでいこうって思われたと思うのですが、実際に海外で就職活動をする上で、どんなことをしてこられましたか?

就活したのは2年前、サンフランシスコに行った時なんですけど。まず最初にしたのはLinkedInを整えることでした。英文レジュメを作る。それがないと応募もできないので。で、英文レジュメの作り方を調べて。ネイティブの友人に頼んで、きちんとしたものを作ってもらったんですよ。自分の英語に間違いがあるとよくないので。

大まかな土台だけ自分で作って?

そうです、そうです。「こういう経歴でこういう感じなんで、ちょっとお願いします」ってお願いしてw いずれにせよ、ネイティブチェックっていうのは絶対必要ですね。サービスとかもあるので、そういうのを使ってもいいと思いますし。
で、レジュメを整えてそのレジュメを元にLinkedInのプロフィールを整えて。そこから、とりあえず正面から、いろんな会社にレジュメを送ってみたんですね。大きい会社とか、自分がちょっと気になっている会社とか。

そういった会社は、どうやって調べたんですか?ひたすらサイトで検索して検索してっていう感じで?

シリコンバレーって言って思いつくのってGoogleとかFacebookとか。「Google Jobs」って検索するとGoogleのジョブページ(求人ページ)が出てくるんで。そこから自分にあったポジション(職種)を探してアプライ(応募)。

自分の知っている企業からドンドン応募してっていう形ですかね?

そうですね。そういったところでいくつか応募して。で、一社から返信があったんですね。「面接しましょう」ってなって。Skypeで面接して。ちょっといい感じだったんですよ。そしたらSkype面接やネットで送るっていうだけではなくて、実際に現地に行った方がいいんじゃないかって、妻にすごく薦められて。「航空券取って今すぐ行って来い」って言われてw

頼もしい妻ですねw

そうそうw それで「分かりました、行ってきます」ってサンフランシスコ行きのチケットをすぐに手配してw どうしたらいいかわかんないけど、とりあえず現地に行ってみようって。現地に行ってから何をしたかって言うと、そっちで働いている友達がいたので、彼らにいろんな人を紹介をしてもらったり、日本にいる知り合いから「向こうで働いている人知りませんか?」って。「こっちで働きたいんです」っていうのを説明して、また人を紹介してもらって。なんていうか、いいとものテレフォンショッキングみたいな感じで、次々といろんな人に会うっていうことをメインにしつつ、企業にも応募しつつ。で、そのテレフォンショッキングですすんでいくと、「今ここの会社実は人を募集してるから、ちょっと紹介してみるよ」って連絡してくれて、「じゃあ今すぐ面接するから来て」って感じになったりとか。

やっぱりコネって大事ですね。

コネはめちゃくちゃ大事ですね。なので、そういう人の繋がりとか、ネットワーキングっていうのはすごく大事だなって。紹介とかじゃないと、なかなか難しいですよね。いきなり外国人で、しかもビザがない。そういう応募してきた人を雇うかっていうとなかなか難しいので。

ですよね。だから、就活というか、コネ作りのためだけでも、短期間でもいいから渡ってしまった方が早いかもしれないですね。

それはいいと思いますね。

奥様Good Jobですねw

そうですねw 非常に感謝しています。

そういった感じで就活をされてきたと思うのですが、中でもこういったのが一番大変だったという事はありますか?やっぱりビザですかね?

ビザがない状態で応募するっていうところが一番大変というか。そもそも面接すらしてもらえないんですよね。基本的には。

レジュメでふるい落とされるというのもありますよね。

ビザあるかないかというチェックが途中であって、「ビザありません、サポートの必要があります」ってなると、よっぽどのことがないかぎり返事がこないです。

近澤さんみたいにスキルのある方でも、やっぱり難しいですか。

僕はすごくスキルがあるというか…普通にエンジニアやってるっていう感じですけど、ものすごくスキルがあるとか、著名な人だと話は別だと思います。普通にエンジニアとして経験があるっていう状態で挑むってなると難しいですね。同じくらいのレベルの人っていますし。

ビザのある、アメリカ人で、同じくらいのスキルがあるっていう人を優先しますよね。

そうなっちゃいますよね。なので、大手だとレジュメすら見てもらえてないと思うので。そこにたどり着くまでが難しい。そういった意味で、ネットワーキングというか、テレフォンショッキング。すごくよかったです。それがあっても面接して、すごくいい感じで面接がすすんで、「じゃあビザどうしよう?」っていう話になると「ちょっと待ってて」って感じになって、それから連絡来ない、みたいな…。

でも待ってるだけじゃ何も始まらないですもんね。その間に違う会社に応募したり?

もちろん。めちゃめちゃ応募しましたね。40社くらいかな?

それで面接までいけたのが、何社くらいですか?

10社くらいは面接受けたかな。

なかなかの確率ですよね…。

そうですね。いやー、大変だなーって…。

アメリカのビザの取得が本当に難しいというのは、よく聞いてまして。弊社Frogはカナダのバンクーバーにあるんですけど、アメリカに比べて、結構就労ビザが取りやすいっていう事もあって。シリコンバレーで働きたかったけど、ちょっとアメリカのビザが難しいからっていうことで、バンクーバーに来られる方がすごくたくさんいらっしゃるんです。

そうですよね、大きい会社でも、カナダにオフィスを作って、そこでアメリカのビザ取得が難しい人たちに、一旦そちらで働いてもらって、1年経ったら駐在員ビザでアメリカに呼ぶっていう道があったりするくらいですもんね。

まさにそれなんです!今言おうと思っていた事を言ってくださってありがたいですw
なので、そういう抜け道とまでは言わないですけど、そういった工夫をしないとアメリカのビザは難しいんだなっていうのはすごく聞いてて思いますね。

特にアメリカに行きたいっていう場合は長期的なプランが必要なことが多いですね。

もしくはグリーンカード抽選。

そうですw 毎年出してますw

毎年出してるんですねw 私も3、4回くらい出したことあるんですよ、実はw

結構出してますね。

結構出しました!でもこれもう無理かなって思ってやめたんですけどw あれいいですよね。応募するだけはタダですし。

実際何人か当たってる人も会ったことあるんで。

私の周りにもいるんですよ。だから結構期待ができますよねw

そうそうw 1〜2%くらいの確率なんじゃないかって話を聞いてるんで。

宝くじよりは当たる確率高いらしいです。

意外と当たるなーって思って。

これからもじゃあ続けていくんですか?

そうですね、当たるまで出しますw

まぁ、そんな道もあるよ、ということでw

完全に運任せなんですけどw 頭の隅に置いておいてもらえば。

就活の話に戻ろうと思うのですが、「これだけはしておいた方がいい」っていうことは何かありますか?

先ほど言ったように、英文レジュメとLinkedInの整備っていうのは絶対に必要ですね。レジュメの方のネイティブチェックも絶対必要ですし。あと、エンジニアだったらGitHubのプロフィールをきちんと整えておくっていうのもすごく大事ですね。

やっぱり見られますか。

めちゃめちゃ見られますね。僕もシンガポールで面接とかしてたんですけど、やっぱりGitHubプロフィールがある人とない人だと、印象がぜんぜん違いますし。ある場合はどういうコードを書くかとか、どういう分野に興味があるかとか、一発でわかるんで。なので、エンジニアでってなると絶対に必要ですね。僕は現状あまり整ってないんですけど、二年前はちゃんといろいろやってて。

就活時はちゃんとピシっとやってたんですね。

DeNAでやってたオープンソースのプロジェクトとかもあって。そういうのを実際に面接官が見てくれて、「ここどういう風にしてるの?」とか「ドキュメント読んだけど、ここどうやってやるの?」とか、面接の中で聞かれたりするんで。話が早いですね。最初に自分のコードを見てもらうと。

自分のしてきた経歴が全部そこに詰まってるわけですもんね。

そうですね。なのでそれは絶対にしておいた方がいいですね。

面接の時にこんなこと聞かれたよっていうのは、他に何かありましたか?

エンジニアに限定しちゃうんですけど、基本的にはコードの面接ですね。日本でみんなどうしてるのかわからないんですけど、日本で僕が就活とか、面接を受けた時って、コードそ書かされた経験ってなかったんですけど、シンガポールやアメリカの会社に関しては、コードを書かせなかった会社っていうのはひとつもなかったです。

どの企業も必ずテストがあったと。

絶対にやりますね。いろいろやり方はあって。ホワイトボードで書くとか、PC持ってきて横でやるとか。実際にSkypeで話しながら、こっちでコーディングするとか。いろいろやり方はあるんですけど、コーディングの面接は必ずありますね。自分の応募するポジションによってこういうのが聞かれやすいとか、こういう問題が出やすいとか、そういうポイントが結構まとまってたりするんで。そういうのは見ておいた方がいいですね。

最初やるってなると、すごく緊張しますよね。

そうですね。最初はすごく緊張しましたね。

回を重ねると「あ、またあるんだな」って感じになるかもしれないですけど。最初はビクビクしませんでした?

一番最初、すごく大変だったのが電話面接だったんですね。レジュメ通るといきなり電話がかかってくるんですよ。それで、電話で自分のキャリアの概要を説明したり。そこで技術的な質問をしてくるんですよ。「こういう場合どうなる?」とか。あっさり聞いてくるんですけど。

それを口頭で説明しなきゃいけないと。

そうそう。二年前に就活してた時って、そこまで英語ができたわけでもなかったんで、やっぱり電話ってすごい大変でしたね。

対面ともまた違いますしね。

そうそう。相手の表情がよめないし、音質もすごいいいわけでもないんで。ただ、電話で技術的な質問されてて、曖昧には返せないじゃないですか。なので、聞き直すしかない。3回も4回も聞き直して、「こういうこと?こういうこと?」「あ、そういうこと」「あ、それだったらこうです!」みたいなw

なんかもどかしくなりそうですねw 日本語ではすぐ言えるのにってw

そうそう、それは大変でしたね。それに対してどうするっていうTipsとかないですけどw

自分のこれまでの知識を英語でしゃべれるようになるしかないですよね。

それはすごく大事ですね。就活しに行く前にすごい準備したんですよ。その時英会話学校に通ってて。自分でレジュメ作った後に、想定される質問集みたいなのを自分で作って。これに対してどう答えるかっていうのを自分で全部書いておいて。英会話学校に行った時に「インタビューっぽくやってよ」って頼んで。やってもらって、自分でも「こういう時はこう言った方がいいかな?」とか、シミュレーションして。で、「はい、自己紹介して」って言われた時にこういう風に言えばいいっていうのをスラスラ言えるようにしておいたりとか。

自分で最初に文章を作っておいて、それを丸暗記して、要所要所で使っていくっていうのが一番言いやすいというか、覚えやすいかなと、ずっと思ってるんですよね。

そうですよね。それ、絶対にやっておいたほうがいいですね。聞かれることもだいたい決まってくるので。「なんで今の会社をやめたの?」とか。そういう時に「えーとえーと…」ってなっちゃうと、印象よくないんで。最初から用意できてるといいですね。

今英語の学校に通っていたとおっしゃってたんですが、どれくらいの期間行ってたんですか?

実は英会話学校に通っていたの、トータル10年になってたんですね。

えー!そんなに!日本ですよね?

そうです、日本。

じゃあ相当なレベルに!?…と、ちょっとプレッシャーをかけてみるw

その英会話学校の中では一番上のレベルだったんですけど、とは言っても、ですよね…。じゃあすごいベラベラかっていうと、やっぱりシンガポールに行った時とかめちゃめちゃ苦労しましたし。

それでもやっぱり苦労しますか。

シンガポールって特にいろんな英語があるんで。

訛りとかもありますしね。

それが大変だったっていうのもありますけど、自分の事を説明するのも、なかなか苦労しましたよね。特にミーティングとか。ディスカッションが英語で進んでいくなかで、ついていけないですよね、最初は。

そうなんですね。言ってることはわかるけど、みたいな感じですか?

いや、言ってることもわかんなくなってきますね。最初はわかんなかったです。

そういったのはシミュレーションもしにくいですもんね。

そうそう、どうしようもない。慣れるしかない。そういうところは実際に行ってから経験することだと思うんで。それ以前の話ですよね。英語をどう勉強するか。

具体的にどんな勉強をされてたんですか?

最初は英会話学校に週1とかでレッスンに参加してるってだけだったんですけど、語学留学に行って帰ってきて、やっぱ英語をもっと勉強しなきゃなって。ある時、習っていた先生から、「プログラミング言語と英語、どっちが難しいんだ?英語の方が当然難しいんだから、お前ちゃんと毎日勉強しなきゃだめだ」って言われて。

活を入れられたんですかw

そう、活を入れられて。それから目が覚めたというか。海外に出たいって思っているのに、英語が全然できないとかじゃだめだなと思って。で、毎日少しずつでもいいからやろうって思って。どう勉強したかっていうと、基本的に英語を勉強する上での考え方として、英語力を構成する4スキルっていうのが大事だと思って。英語だけじゃないんですけど、語学の4スキルというか。リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングですよね。まずこの4つあるんだよっていうのをちゃんと意識して。自分の中で4スキルの伸びを見ると、どこかひとつが相対的によくないみたいな状況って絶対あるんですよ。例えば、今すごい伸びてきたけど、なんかリスニング弱いな、とか。リーディングがまだ全然スラスラ読めないな、とか。4スキルが伸びてくると、相対的にここ足りないなって感じてくるんですよね。そういった時に、ひとつのスキルに対して自分の今のレベルにあった勉強法をするっていうのが一番理想的。そうやってレベルを整えていって、伸ばしていく。

全体をバランスよく伸ばしていくっていうのが一番の近道かな、と。

そう。それ以前に、文法はめちゃめちゃ大事で。

そうですよね。そこができてないと次に進めないですもんね。

そうなんですよ。文法ができてないと、自分の間違いに気づけないんですよね。文法ができてると、しゃべっている時でもパッと思いつかないで、めちゃめちゃしゃべったりしちゃうんですけど、文法がわかっていると、今自分がめちゃめちゃにしゃべってるなっていうのが分かる。

確かにあります。しゃべりながら「あー、語尾に S 付けてない」みたいな。

そうそう!そういう違いですよね。まず最初に文法をたたき直したんですよね。

それは中学の教科書みたいなのから?

その時英会話学校で使っていた、全部英語なんですけど、文法本みたいなのがあって。200〜300ページくらいあるすごい分厚いやつ。それを最初から、一日1ページずつ。地道だったんですけど、本当によくて。仮定法とか、過去完了って、中高でやってるんですけど、実際に使えるかっていうとなかなか難しくて。それも叩きなおして。叩きなおした後に、自分でどう使うかっていうのをシミュレーションするんですよね。実際に英会話学校で話す時に使ってみると、だんだん自分のものになってくる。そうやって、文法をたたき直した後は4スキルを意識して、レベルにあった学習をしていくっていう感じですね。

技術職に限る話かなと思うんですが、「技術があれば英語なんていらないよ」なんて意見もあったりするんですが、それについてはどう思いますか?

それが言えるくらい技術力があるんであれば、究極いらないかもしれない。アメリカだと、アーティスト用のO1ビザというのがあって。例えばメジャーリーガーとか、有名人とかに出るビザなんですけど、エンジニアにも出るんですよね。業界に多大な貢献をしている人とかだと出るんで。すごい著名で、「英語とか全部こっちでやるから、ぜひ来てください」っていう人に限っては、英語はいらないかな。最終的には学ぶと思うんですけど、最初の段階ではいらないかと思うんです。ただ大抵の人はそうじゃないと思うんで。すごい実績があって行きたいっていう人はO1ビザを検討してみたらいいかもしれないんですけど、そうじゃない人の場合は、まず面接を突破しなきゃいけないので。面接を突破できるだけの英語力があれば仕事もできるので。そういったレベルにどうやって持っていくかっていうところじゃないですかね。とは言っても、コミュニケーションって大事になってくるんで。同僚との会話とか。仕事進める上で英語を使うので、やっぱりある程度英語ができるようにならないといけないですよね。

日本人は人前でプレゼンするっていう機会もなかなかないと思うので、面接ってやっぱりプレゼンと同じ感覚ですよね。

確かにそうですよね。自分をいかにアピールできるか。

なので、その程度の、自分の言いたいことが伝わるくらいの英語力は必要かなというところですかね。

そうですね。自分のことがちゃんと説明できて、相手の言ってることが聞き取れて返せれば、多分それで充分だと思いますね。エンジニアに限ってかもしれないですけど。エンジニアって、もっとも英語力が要求されないポジションだと思っていて。というのも英語がすごくできなくても、技術で返せるというか。

そこは本当に強みですよね。

はい。なので、エンジニアに限って言えば、面接を最低限突破できるレベルがあれば、英語力としてはいいのかな、と。

近澤さんはずっと勉強をしているとおっしゃってたんですが、今でも続けてるんですか?

今もしてますね。最近は中国語の勉強を始めちゃってるんですけど。

それは何か理由があったんですか?

シンガポールって中国語、マンダリンが公用語なんですよね。中華系が多いので。

じゃあマンダリンはマカセロ?

いや、全然任せられるレベルではないw シンガポールの時に始めて、今でも続けてるんですけど、そっちの方が机で勉強する中心になりつつあります。英語の方もまだまだだなってすごい思ってて。特に単語が足りないんですよね。なので最近は日本に帰った時に買ってきた英検1級のテキストで単語力を増やして。

英検1級とかになると、日常に使う単語が減ってきますよね?医療系だったり化学系だったり…。

いやー、でも意外とそうでもなくて。結構、英語でもうちょっと深い表現をしたい時とかって、副詞や形容詞、熟語のバリエーションとかってすごい重要だし、ネイティブも普通に使ってくるんで、わからないんですよね。マニアックな、例えば名詞ってあまり意味がないんですけど、形容詞、副詞、熟語っていうのは増えますね。見てても、いいものはいっぱい出てきますね。

ライティングの時も、公式な文書だったら、英検1級、準1級ででてくるような言い回しもでてきますもんね。

そうですね。契約書って特に…不思議なんですよね。契約書でしか使われないような表現とか。すごい読みにくいんですよ。

日本語でもそうなんでしょうけどね。甲とか乙w

甲乙w

じゃあ勉強になりますね。

そうですね。最終的にはネイティブと同レベルにもっていきたいと思うので、ネイティブの同僚が話してるのを密かに反復してみたりとか。そうすると、どこが聞き取れなかったとかわかるし。そういうのを意識してやってますね。

それは密かにメモをとってたりするんですか?

いや、ボソボソっとこう…。しゃべるわけじゃないですけど、密かに心の中で反復。

「この場面がきたら使ってやろう」っていう感じですかw

そうそうw

そういった感じで、スキル面でも英語面でも紆余曲折しながら歩んできた道のりかと思うのですが、最後に、これから海外で就職してみたいっていう方に向けて、何かメッセージをお願いできますか?

海外で働きたいって思っているのであれば、今すぐに何かしら行動をした方がいいと思います。仕事とか、状況もあると思うので、今すぐ海外に出ろとまでは言えないですけど。今すぐ英語の勉強を必ず毎日するようにするとか、15分英語の勉強時間を足してみるとか。何かしら始めた方がいいですね。どういう国に行くのかとか、具体的にイメージしたり。リサーチ始めるとか。何かしら絶対にした方がいいですね。今すぐ。もし今すぐ出れるのであれば、すぐに出た方がいいですね。早ければ早い方がいいと思うんですよ。年齢を重ねていって、結婚して子供ができてってなると、自分一人で、じゃあ出たいから出ようってなりにくくなると思うので。僕の場合は妻がすごいサポーティブ(協力的)なので比較的にやらせてもらえてるんですけど。年齢を重ねてくるとなかなか難しくなってくると思うんで。あとは、早いほうが吸収も早いって言われますし。それはどうかわからないですけどね。遅すぎるってことはないと思うんで。そこは気にする必要はないと思うんですけど、早ければ早いほどいいんじゃないかなと思います。
あともう一個伝えたいのは、海外に出る前に、自分の強みがどこで、どこなら海外に出て勝負できるのかっていうのは自分の中で明確にしておいた方がいいなって思いますね。海外に出ると、言語面のハンディキャップって絶対出てくるので。同僚と自分を比較して、彼と同じくらいのレベルのアウトプットを出してるけど、自分の方が言語面ですごい劣っていて。じゃあどうやって突出していくんだって、すごく悩んじゃうと思うんですよ。なので、言語とは別の部分で、「ここなら絶対負けない」とか「逆にここがすごい弱いから伸ばさなきゃいけない」とか。そういった自己分析は絶対にやっておいた方がいいと思います。

英語学習の時でもされたような、全体のバランスを見ながら、自分の長所を活かすとか、弱点を補うとかっていうのは、全体を通していえるかな、と。

そうですね。そう思いますね。何に対しても言えると思います。海外に出なくても、日本で働いていく上でも言えると思うんですけど、海外だとよりハンディキャップが出てくるんで。より明るみに出るというか。

自分の強み、弱みがなんなのか。それを理解することがまず第一歩に繋がるかな、ということですね。
では、今日はそんな熱いメッセージをくださった近澤良さんにお話をお伺いしました。近澤さん、今日は本当にありがとうございました。

どうもありがとうございました。

パーソナリティー

Mana

Mana

カナダのバンクーバーでWEBデザインを学んだ後、バンクーバーの現地企業やオーストラリア、 イギリスでWEBデザイナーとして活動。バンクーバーにて就労ビザ取得。ブログ「Webクリエイターボックス」の中の人。

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