多くの場合、ワーキングホリデーで入国し、始めの3ヶ月程度を英語の勉強で過ごし、2ヶ月程度の就職活動の時期があった後、3ヶ月間のインターン期間があり、その時点で既に8ヶ月を費やしている事になり、残り4ヶ月しか働ける期間が残されていない人に、わざわざフルタイムのジョブオファー(正社員)を出す事は難しいわけです。
圧倒的なスキルや経験があれば話は別かと思いますが、そもそもそのスキルや経験を得るために海外に来ている人が大半な中、そんな条件の中で職を得る事が出来る人なんて、基本的には極々少数なのです。
ワーキングホリデーの利用は2年〜3年程度の計画が理想
「ワーキングホリデーは1年間働けるんだから、1年間で計画しとけば良いや」と考える方は多いのですが、上記の通り私達クリエイターにとって『1年間』という期間はあまりにも短か過ぎます。そのため、私達Frogでは『ワーキングホリデーを利用するとしても、出来れば3年間程度の計画を立てて準備して欲しい』と伝えるようにしています。
ワーキングホリデー計画の一例(29歳からの計画)
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【29歳】2019年01月01日 – 学生期間
カナダのBC州の場合は学生ビザであったとしても、専門的な学科を学ぶ学校であれば週に20時間まで合法的に働くことが可能です。そのため、渡航の段階でワーキングホリデーをいきなり使うということはせず、英語と専門技術を学ぶ期間 + 働ける期間という1年間を設けることによって、自分のスキルセットでどこまで認められるのか、はたまた何を学べば良いのかを推し量ることが出来ます。
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【30歳】2020年01月01日 – インターンシップ期間
学校によってはコーププログラムと呼ばれるインターンシップ期間を設けている学校があります。これらの学校のプログラムを利用すると、1年間の学科期間後に、1年間のコーププログラム(インターン期間)が付与されこの期間は週40時間まで就労する事が可能になります。このトータル2年間の働ける期間を使い英語力と専門スキルの両方を伸ばす期間とするのです。
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【30歳】2020年5月 – ワーキングホリデー申請
ワーキングホリデーの申請は30歳のうちに終えておかなければなりませんが、開始のタイミングは申請してから1年間の猶予が与えられるため、30歳を超えてからでもワーキングホリデーを開始する事は可能です。
ワーキングホリデーの申請については申請枠や、その年の受付開始時期等によって、申請するタイミングが異なるため、ここでは仮とさせて頂きます。詳しくは弊社の方でも常にアップデートをしているので、お気軽にご相談ください。
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【31歳】2021年01月01日 – ワーキングホリデー期間開始
ワーキングホリデーは申請してからワーキングホリデー許可が降りて1年間の有効期限があるため、30歳の間に申請を完了しておけば、30歳を超えてからでもワーキングホリデーを開始する事が可能です。