カウンセリング支援ツール
相談時によく話す内容を整理した内部資料
カウンセリング時に必ず伝える重要なメッセージ
「どの程度の経験年数と英語力があれば、海外就職は可能ですか?」
実は、この質問に明確な答えはありません
なぜなら、就職の可否を決める最大の要因は、あなたのスキルや経験ではなく「景気」だからです。
📊 Frogが見てきた現実
英語力ネイティブ、業界経験10年のベテランでも就職できない
業界未経験、英語力皆無だった方が多数就職成功
北米の雇用文化を理解する
日本のように終身雇用を筆頭として雇用者が多大に守られている国に住んでいると感覚が麻痺しますが、 レイオフが一般的な北米圏では状況が全く異なります。
- • 景気が少しでも悪ければ部署ごとレイオフすることも一般的
- • 景気や業績次第で就業率が100にも0にもなる世界
- • 個人のスキルよりもタイミング(運)が大きく影響する
そのため、Frogができることは
運の要素を最大化すること
最適なタイミングで最大限の成果を出せるよう、常にベストな状態を維持できるようサポートします。
ベストなタイミングで最大限の効果を出せる準備
いつチャンスが来ても確実につかめるよう、継続的に準備をお手伝いし続けます。
それが、Frogにできる全てであり、最も重要な役割です。
1 海外就職のパターン
- 卒業後にポスグラ(Post-Graduation Work Permit)を取得できる
- 就労経験を積むことで永住権申請に有利
- カナダの教育を受けることで現地企業への理解が深まる
- ネットワーキングの機会が豊富
- Co-opプログラムで在学中に実務経験を積める
大学(University)
- • 学位取得(Bachelor's, Master's)
- • 理論的・学術的
- • ポスグラ最長3年
- • 厳選されたインターン、Co-op先
公立カレッジ(Public College)
- • 実践的スキル重視
- • Diploma/Certificate取得
- • ポスグラ最長3年
- • 比較的低コスト
私立カレッジ(Private College)
- • 短期集中型
- • Co-opプログラム充実
- • ポスグラ期間は限定的
- • 外国人向けコースの充実
- そもそも日本からの応募である時点で、ATSで蹴られる可能性が高い
- ビザサポートが必要なため、企業側のハードルが高い
- 現地での実績・人脈がないため信頼構築が困難
- タイムゾーンの違いで面接調整が難しい
- 現地の就職市場や企業文化の理解が不足
- 成功率は極めて低く、特別なスキルや経験が必須
- ※ 過去に日本から就業成功の事例はあったので、それらはカウンセラーに確認
- ワーホリは最長1年の期限付きビザ(2025年度より2回まで申請が可能に)
- 企業は長期雇用を前提とするため採用に消極的
- スキルと経験があっても「1年で帰る人」と見なされる
- 就労経験を積んでも永住権申請には不十分なケースが多い
- ワーホリ後にカレッジに進学するケースも多い
- ⚠️ 特に大学理系卒でない場合、企業のサポートする就労ビザに半年以上必要なケースも多くワーホリでは間に合わない方が続出している
2 ビザ関連プランニング
主要ビザタイプ
ビザタイプ | 期間 | 就労 | 特徴 |
---|---|---|---|
観光ビザ(Visitor Visa) | 最長6ヶ月 | 就労不可 |
|
ワーキングホリデー | 最長1年(2回まで申請可能) | 就労可能 |
|
Co-op就学ビザ | プログラム期間 | Co-op期間中のみ就労可 |
|
ポスグラ(PGWP) | 就学期間に応じて最長3年 | オープンワークパーミット |
|
⚠️ T52(CPTPP)ワークパーミットについて
大学の理系学部卒でない場合、T52(CPTPP)ワークパーミットの申請ができません。
- • T52は日本国籍者がカナダで就労できる特別なワークパーミット
- • 理系大学卒の学位が必須条件
- • このビザがないと就労ビザ獲得に苦労するケースが多い
- • → このためにカレッジに通う選択をする人が多い
ワーホリ申請〜ITA取得まで
オンラインで登録完了後、即座に抽選対象となる
抽選は随時実施。登録から当選まで:早い人で数日、標準は数週間〜数ヶ月
当選通知がメールで届く
ITA取得〜POEレター発行まで
10日以内に「申請意思あり(accept)」のアクションが必要
意思表明後、20日以内にオンラインで必要書類提出&申請料支払
指紋+写真の登録
審査完了後、問題なければPOE(Port of Entry)レター(許可通知)が発行される
POEレター発行〜ワーホリのアクティベートまで
発行日から1年間有効
この1年の間にカナダに入国すると、空港でワーホリワークパーミットが発給される
最初の入国時がワーホリビザのアクティベートとなる。ここから最長1年間就労可能
📌 重要ポイント
- • Phase 2: ITA受領後は期限厳守(10日+20日=計30日以内)
- • Phase 3: POEレター発行から1年以内にカナダ入国でアクティベート
- • 2025年度より2回まで申請可能に制度変更
ワーキングホリデー申請タイミング例
ワーホリは申請時に30歳以下である必要がありますが、インビテーション(招待状)の有効期限が1年あるため、 理論的には31歳11ヶ月目からワーホリをスタートすることも可能です。 2025年度より2回まで申請可能
ワーホリ申請
申請期限ギリギリ
インビテーション、POEレター受領
申請から1-2ヶ月後
ワーホリ開始
POEレター受領から1年以内に有効化
ワーホリ終了
最長1年間の就労
ポイント: 申請から1-2ヶ月でインビテーションが届き、そこから1年以内にワーホリを開始すればOK。 30歳11ヶ月で申請して、31歳11ヶ月でスタートすることも可能です。
3 レジュメ・就職活動
履歴書 vs レジュメの根本的な違い
日本の履歴書
= 業務経験や経歴を伝えるための報告書
- • 何をやってきたか(事実の羅列)
- • 時系列で経歴を記載
- • フォーマットが決まっている
海外のレジュメ
= なぜ自分を雇用すべきかを語る提案書
- • 何を達成したか(成果の提示)
- • 雇用主への価値提案
- • 職種ごとにカスタマイズ
📊 レジュメ作成の現実
レジュメ・カバーレター完成までの期間
多くの人がレジュメ作成だけで9ヶ月前後かかっている現実があります。
1つのポジションへの応募者数
英語圏では1ポジションに数千人が応募。その中で選ばれる必要があります。
なぜそんなに時間がかかるのか?
- 1
過去の経歴の徹底的な洗い出し
単に「何をやったか」ではなく、「どんな成果を出したか」を具体化する作業
- 2
KPI・目的の把握と言語化
自分の業務がどんなビジネスインパクトを持っていたかを数値化・言語化
- 3
面接で具体的に話せるレベルまで落とし込み
書いた内容を面接で自信を持って、具体例を交えて話せるようになるまでの準備
⚡ 重要なポイント
これは経験や実力とは別次元の対策です。
どんなに優秀な経歴があっても、それを適切に「提案書」として表現できなければ、 数千人の応募者の中で選ばれることはありません。
📌 「自分は何者で、なぜあなたの会社にとって価値があるのか」を明確に語れるようにする。 これがレジュメ作成の本質です。
このページは内部カウンセリング用資料です
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